国道473号
part3

R257大田口交差点〜R152大井橋交差点
設楽町→東栄町→
→浜松市

97.久しぶりの単独区間 98.左上の電光掲示板は愛知r427のもの 99.家屋の密集地はすぐに抜ける
 R257大田口交差点を右折してすぐに市街地の南部を抜けてきた愛知r427と交差し、少し進むとそのr427が左側に分岐していく。右手に老人ホームが見える辺りまでは沿線の家屋も多いが、それより先は一旦家屋が途切れる。やや鬱蒼とした杉林を走っていると和市集落で愛知r433との交差点を通過する。

100.「ここから凍結の恐れ通行注意」 101.堤石トンネル 102.堤石トンネル以東は狭路
 r433交差点の直後は右カーブとなっておりそこには電光掲示板が設置されている。電光掲示板から先は緩やかな上り勾配となり右に左に急カーブを曲がっていると堤石トンネルに入る。スーパーマップルには「素掘りのトンネル」と書かれているが、抗口はロックシェッドのような形状で素掘り感はない。トンネル手前には幅員減少の標識とともに「この先20m大型車停止位置有り」という警告がある。トンネルに入って20mの地点で手掘りとなりその部分が狭いため内部での大型車同士の離合ができないための措置である。トンネルの東側抗口も同様にロックシェッドが繋がっており同様の大型車停止位置がある。
 トンネルを出てからは道幅が元の幅にならず1.5車線幅の狭いままである。カーブの多い下り勾配を走る。交通量はほとんどないので狭路であってもこれまでのような走りにくさは感じない。

103.黒倉集落 104.バイパス(?)接続地点から僅かに2車線区間あり 105.改良工事が進行中
 堤石トンネルから約600mで黒倉集落を通過する。集落と言っても平地ではなく山肌にへばりつくように家屋が建っている。集落を抜けると断崖の1.0〜1.5車線幅の狭路を走る。バイパスと思われる建設中の道路との交差点からは2車線となるがその距離は短くすぐに狭くなる。拡幅工事が行われている箇所もあるが全て2車線になるのはまだ相当な時間がかかるだろう。

106.愛知r32交差点 107.左が花丸峠旧道(?)、右は河内川沿いの林道(?) 108.杉林の中を走る
 拡幅工事現場を過ぎて2車線になり、比較的大きな神田集落の中で愛知r32との交差点を通過する。r32交差点を過ぎて程なくしてセンターラインがなくなり1.0〜1.5車線幅の狭路になってしまう。乗用車同士の離合ができない箇所は非常に少ないが、そもそも対向車自体ほとんど来ないとも言える。

109.東栄町に入る 110.設楽町よりも狭路の割合が高い 111.右側には御殿川が流れている
 御殿川に沿った狭路を走っていると東栄町に入る。特に峠でも川でも何でもない場所が町境であり、堤石トンネルの方が町境の方がよほどしっくりくる。東栄町に入ってからも狭路が継続しており、1.0車線の離合できない道幅の割合は設楽町に比べて多いように思える。

112.東栄町最初の集落からは2車線 113.東栄町月 114.御殿川を渡る
 東栄町の最初の集落である引田集落からはセンターラインのある2車線快走路となる。傍を流れる御殿川の蛇行も収まり、国道の線形も良くなる。勾配を下って御殿川と大千瀬川を相次いで渡り勾配を上る。

115.R151中設楽交差点を右折 116.御殿川に向かって下って上る 117.R151先林交差点を左折
 勾配を上り切った所でR151との中設楽交差点に至る。この場所は東栄町であって設楽町ではないのだが、交差点の名称は中設楽となっている。東栄町中設楽という地名から来ているのは自明の理である。R473は案内されていないがここは右折してR151に重複して豊橋・新城方面に進む。R151重複区間はアップダウンの激しい2車線道路である。大千瀬川とその支流の柿野川を渡る部分が低いので分かりやすい地形と言えば分かりやすい。1.4km走り緩やかな右カーブにある先林交差点を左折するとR151から分岐する。

118.町道との突き当たりを右折 119.町の中心部に行くと思っていたが… 120.東栄町役場の前を通る
 R151から分岐すると道路グレードは若干落ちる。戦橋で大千瀬川を渡ると突き当たりにぶつかる。センターラインは左側の道路に向かって引かれているので思わず左折してしまいそうだが、国道は右折である。左折して町道に進めば中設楽交差点に戻ってしまう。
 林交差点の案内標識の支柱に左折するR473が東栄町役場と案内されているが、町道との交差点を右折した直後の風景を見る限りこの先に町役場があるとは思えない。しかし300mも走れば町の中心部を含む集落に入る。やや狭苦しい2車線道路を走っていると町役場の前を通過する。

121.愛知r74交差点以東は狭くなる 122.橋上だけ幅員減少という意味か 123.意外に長い距離集落が続く
 愛知r74交差点から先はセンターラインがなくなり1.5車線と狭くなる。町の中心部とあって歩行者や対向車も少なからずいる。とは言え一般的に言えばどちらも少ないので都市部のようなごちゃごちゃ感は薄い。ほぼ平坦な集落内の狭路は約2.1kmに渡って続く。

124.東栄町下田 125.東栄町川角は2車線 126.ただでさえ狭いのに崩落してさらに狭くなっている
 集落ではほとんどカーブがなかったが、右に大きくカーブすると集落が途切れ川沿いの酷道感が出てくる。三ッ石集落を通り過ぎるまでは狭路だが、下川橋からは2車線となって川角集落を快走しながら通り抜ける。川角集落から東は1.0〜1.5車線の狭路となって大千瀬川沿いを走る。

127.勾配はほとんど感じられない程度 128.愛知r504交差点 129.常盤橋だけ2車線
 谷筋を走っているものの比較的空が開けていて薄暗い場所はほとんどない。分断区間を抱える愛知r504を通過した直後に渡る常盤橋だけは2車線である。おそらく架け替えが行われた際に2車線化されたものと推測される。

130.法面から水が流れている 131.法面が補強されている 132.警戒標識の高さが異なる
 大千瀬川の右岸の狭路を走る。法面からは水が滴り落ちている所がある。前日が雨だったとはいえこの状態のままでよいのかと心配になってくる。過去に崩落したのか補修された場所もあるが通行に支障のあるものはない。

133.静岡県浜松市天竜区に入る 134.R474三遠南信道路が建設中 135.静岡r1錦橋交差点を左折
 短いロックシェッドをくぐってから程なくして静岡県浜松市に入るが、県境としては非常に地味で標識がなければ県境とは思えない。県境を過ぎた直後に静岡r294との交差点を通過する。しかし大千瀬川が県境であり橋の北詰は愛知r429になっている。また車両通行止規制が敷かれており実質的には分断されている。r294交差点から少し走ると道路工事現場を通過するが、R473の拡幅やバイパス工事ではなくR474、三遠南信道路の建設工事である。
 県境から約1.1km先の緩やかな勾配の先で静岡r1錦橋交差点を左折する。このr1は路線名を飯田富山佐久間線と言うが長野県から静岡県を経て終点は愛知県東栄町にある。3つの県を通っている県道は珍しい存在である。

136.錦橋の東詰で右急カーブ 137.急勾配を上る 138.浜松市天竜区佐久間町浦川
 錦橋で大千瀬川を渡り終えると右急カーブを曲がり、急勾配を上る。勾配を上っている途中でセンターラインが現れて2車線となる。JR飯田線のトンネルの上を急カーブで曲がって2度通過して浦川集落を通り抜ける。

139.大千瀬川の左岸を走る 140.「注意!対向車多し」 141.静岡r292下川合交差点
 浦川集落を通り過ぎると急カーブのある急勾配を下り、カーブが収まった所でセンターラインがなくなり1.5車線幅と狭くなってしまう。その後は大千瀬川の左岸を走るが、1.5〜2.0〜2車線を繰り返す広狭混在状態になる。交通量が多い事を警告する標識が立てられているが、そんなに多い場所ではない。静岡r292下川合交差点の手前から2車線になる。

142.右側に三遠南信道路の建設現場あり 143.狭くても見通しは良い 144.原田橋の手前で幅員が減少
 下川合交差点から川合集落を通り抜けるまでは2車線快走路となっている。道路右手の低地に三遠南信道路の建設現場を見ながら緩やかな勾配を上るとセンターラインがなくなり1.8車線幅になる。朝叶橋付近で2車線になるも原田橋の手前でセンターラインがなくなる。

145.右急カーブの先で佐久間橋を渡る 146.原田橋 147.原田橋以降は狭い
 この原田橋は2012年4月にワイヤーに深刻な劣化が見つかったという事で通行止になり、その後仮設道路で車種を限定して通行可能とする一方でワイヤーが補強され、同年6月から8t未満の車両に限り対面通行にする事で通行可能となっている。橋の下流側の3分の1はバリケードによって仕切られており狭い方は歩道として供されている。
 橋を渡り終えた先も右急カーブとなっており、カーブを曲がった直後に道路が3方向に別れる。右は天竜川に降りる道路で左折は静岡r1に至る市道、真ん中の道路が国道である。市道からr1に至るルートも旧佐久間町の中心部に至るとあって左方向に進む車も多いのでつられてそちらに進む事がないように注意する必要がある。

148.浜松市天竜区佐久間町中部 149.静岡r291中部天竜駅入口交差点とr1中部交差点 150.佐久間発電所前を通過
 佐久間高校の東を通過すると旧佐久間町の中心部の南の家屋が密集した中を通る。左にカーブした先でセンターライン付きの2車線となり、旧佐久間町の中心部を走り抜ける。かつての町の中心部なので交通量は皆無ではないが非常に少ない。静岡r291中部天竜駅入口交差点とr1中部交差点を相次いで通過する。錦橋交差点から中部交差点まではr1が重複している。中部交差点から集落が途切れ、天竜川の左岸を走る。佐久間発電所の前で佐久間トンネルをくぐると佐久間集落に差し掛かる。

151.JR飯田線の高架下をくぐる 152.豆こぼしトンネル 153.豆こぼしトンネル以降は広狭が混在
 佐久間駅の北を通過して程なくして静岡r290との交差点を道なりに右へ進むとJR飯田線の高架下をくぐる。浦川集落から大千瀬川や天竜川とともに並走していた飯田線もここからは離れる。豆こぼしトンネルを抜けると道幅が狭くなるが、これまでのような狭さではなく概ね1.8車線幅は確保されている。1.8〜2車線を繰り返しながら緩やかなカーブと勾配の道路を走る。

154.浜松市天竜区佐久間町戸口 155.分岐は道なり右に進む 156.R152大井橋交差点を右折
 佐久間町戸口では道路両側に民家があるせいもあって狭く感じる。集落が途切れると天竜川沿にそって左にカーブした先で右にカーブして大井橋を渡る。大井橋を渡った南詰でR152大井橋交差点に突き当たる。起点の蒲郡市から117kmに達しているが、まだ半分も走っていない事実に驚愕を覚える。この大井橋交差点は右折してR152との重複区間となるが、2ヶ所目の長距離重複区間の始まりである。

国道473号 part4