国道458号 |
part3 |
十部一峠〜山形r57交差点 |
大蔵村 |
84.右のダートは葉山神社に至る林道 | 85.寒河江市側より湿っぽい雰囲気 | 86.離合不能の狭路もいくつかある |
十部一峠を越えて大蔵村に入ると下りになるが勾配はさほどきついものではない。峠から約300mで右側にダートの道路が接続しているがこれはR458ではなく葉山神社に至る林道である。ただし地図を見る限りは葉山神社まで4輪では行けそうもない。小刻みなカーブが連続している下り勾配を走り続ける。道幅は1.0〜1.5〜1.8車線が入れ替わる広狭混在といった感じだが、基本的には狭路の一言で片づけられる。とは言え交通量がほとんどないのでさほど苦もなく走れるだろう。 |
87.いよいよ本格的なダートが始まる | 88.新しいガードレールも路肩が心許ない | 89.ガードレールのないカーブもある |
十部一峠から約1.5km進んだ所でアスファルトが途切れてダートになる。寒河江市側のダートはほとんど舗装されていたが、こちら大蔵村側はどうだろうか。 結論から言うと大蔵村側のダートは6年前と比べても舗装化はほとんど進んでいない。断崖の1.0車線幅と狭いダートをゆっくりと走る。ガードレールのない箇所が多くあってもその支柱のある路肩が少し崩れかけているなどスリリングな状態となっている。ただ、ダートにしては交通量が多いためか路面は比較的硬くしまっており普通の乗用車や軽自動車であればスタックの心配はほとんどないだろう。 |
90.凹凸はあるものの避けて通れない程ではない | 91.落ちている石ではなく落ちてくる石に注意か | 92.アスファルトとダートが混在 |
硬くしまったダートとは言っても舗装されていないので路面に凹凸ができるのは避けがたく、大小いくつもの穴があり雨天時及びその直後は雨水が溜まっている。汚れた水のため底が見えず普通に通過すると思いのほか深くてびっくりする事がある。対向車がいない事が確認できれば避けて通る方が車両へのダメージが少ないだろう。後方から車が迫っていれば少し広いスペースに退避して抜かさせるのも手である。ただし、退避スペースは基本的にはあまりない。 ダートになってから約1.5kmでアスファルトが復活するものの大きく剥がれた箇所が多く舗装路とは言えない状態である。むしろ凹凸が激しくなるためただのダートよりも走りにくい。距離が短いのがせめてもの救いである。 |
93.路面はダートとしては比較的安定 | 94.カーブの前後に水たまりというパターンが多い | 95.ダート区間が一旦終了する |
山の北側斜面のため全体的に日が当たりにくく朝方の雨が乾いていない状態が続く。砂埃が上がらないメリットはあるものの水たまりを通過しなければならないというデメリットもあるのでどちらが良いかは判断に迷う。ダートになってから約2.9kmでアスファルトが復活して1ヶ所目のダート区間が終わる。 |
96.舗装区間も下りの狭路 | 97.カーブの多い道路をひたすら下り続ける | 98.落ち葉が路面を覆っているのは寒河江市側と同じ |
ダートが終わってからも1.0〜1.5車線という道幅や下り勾配、カーブが多いという路面以外の道路状況には大した変化がない。十部一峠までは1台の車とも遭遇しなかったが、峠から下っている過程ですでに2台摺れ違っている。しかも1台は4tトラックであった。迷い込んで来たのかあえて突っ込んできたのか、R13を通行した方が安全で早いと思うのだが…。 |
99.時折、遠景が見られる | 100.肱折まで10km | 101.この橋の先で2ヶ所目のダートが始まる |
ブライドカーブが多く対向車の存在に気を遣いながらの走行を強いられる。対向車を気にせず先の見えないカーブを道路中央をはみ出して走れるドライバーが羨まし、もとい気がしれない。これが休日だと紅葉目当ての車が多く入り込んでいてさらにストレスの溜まる走行となった可能性を否定できない。 峠から約8.6km進むと肱折まで10kmの地点を通過する。この標識はきちんと正しい方向を向いている。その後右に大きくカーブして祓川(もしくはその支流)の右岸を走り小さな橋で左岸に移る。 |
102.轍草が現れた | 103.ロングダート2ヶ所目 | 104.峠直後のダートより若干走りやすい |
橋を渡ってすぐに轍草が現れその先で舗装がなくなって再びダートになる。ガードレールは設置されておらずその代わりにデリニエータと路肩注意の手作りに近い看板が立てられている。道幅は1.0車線が基本でたまに1.5車線になるくらいで退避スペースはほとんどない。相変わらずブラインドカーブが多く先が見通せないため、仮に舗装された路面であっても大した速度を出せないだろう。しかし穴ぼこが少ないため峠に近いダート区間に比べてやや走りやすくなっていると言える。 |
105.舗装区間 | 106.舗装路からダートへ | 107.ダートから舗装路へ |
2ヶ所目のダート区間の特徴として砂利と舗装路が交互に入れ替わる点がある。道幅が狭くカーブが多く非常に緩やかな下り勾配という点には変化が見られない。視界はほとんど開けず景色を楽しめる箇所はほとんどなく、ダート国道を走るという楽しみがなければ単なる苦行でしかないかもしれない。 |
108.何かの観測設備? | 109.落ち葉がなければもう少し広く感じるかもしれない | 110.肱折まで5km |
断続的に入れ替わるダートと舗装路の狭路をひたすら走る。ダートの途中で肱折まで5kmの標識を通過する。肱折まで10kmの標識からここまで13分半程かかっており平均時速は20km/hと渋滞していない国道を走っているとは思えない速度である。 |
111.ブラインドカーブが本当に多い | 112.カーブの周辺だけ舗装路というパターンが多い | 113.冬季閉鎖区間唯一のおにぎり |
肱折まで5kmを切ってからもダートと舗装路との入れ替わる状態が続く。その傾向としてカーブ部分が舗装されているというパターンが多い。カーブの前後は減加速のため砂利部分が削られて穴があく事が多いためその対策としてだろうか。だったら全て舗装しろというのはここでは野暮な言葉かもしれない。 地蔵盛山の南の左急カーブ箇所に冬季閉鎖区間内では唯一のおにぎりが立っている。残念な事にダート区間におにぎりは立てられていない。登山国道のおにぎりが失われた今となってはダート区間に立つおにぎりが特異なおにぎりとして不動の地位を獲得する、かもしれない。 |
国道458号 part4 |