国道458号
part2

R278中郷交差点〜十部一峠
寒河江市→西川町→寒河江市

44.最上橋を渡って大江町に入る 45.大江町中心部を通過 46.山形r27交差点を右折
 R287中郷交差点を直進した先も2車線状態が続いている。左に緩やかにカーブして最上橋を渡って最上川左岸に移って寒河江町から大江町に入る。橋を渡った直後から大江町の中心部に当たる場所を通るため周囲には建物が密集している。その市街地内でまず山形r9交差点を通過し間をおかずに山形r23・r112交差点を通過する。そのすぐ先で大江町役場前を通って信号のない山形r27交差点を右折する。案内標識に行き先がr27の西川・柳川温泉に対してR458は朝日少年自然の家・楯山公園と施設のみとなっているあたりにR458の扱いの悪さが見て取れる。

47.対面2車線とむしろ走りやすい部類 48.楯山公園の先で再び寒河江市に入る 49.山形道の下をパス
 案内標識では行き先が施設のみとなっているものの右折してからも2車線の割と走りやすい状態である。600m程走ると上り勾配の右カーブとなって進行方角を北から南に転じ、案内標識にあって朝日少年自然の家の前で左にカーブして再び北に向かう。その後最上川と朝日連峰が日本一良く見えるとアピールしている楯山公園を通り過ぎると再び寒河江市に入る。
 寒河江市に入って下り坂を下り切ると右側から山形道が接近してきてほんの少し並走してからその下をくぐる。その先の村山西部広域農道との交差点の近くで寒河江市を出て西川町に入る。

50.山形r26交差点付近だけ西川町 51.最上川を渡ると三度寒河江市に入る 52.R112湯尻交差点を左折
 西川町に入ってすぐに右にカーブして山裾を離れて最上川に向かう。そして最上川を渡ると西川町から三度目の寒河江市に入る。最上川を渡って水田の間を500m程走るとR112湯尻交差点に突き当たる。R458は左折してR112との短い重複区間に入る。

53.R112重複区間 54.R112宮内交差点を右折
 湯尻交差点からはR112との重複区間となる。対面2車線のごく普通のローカル国道で100番台国道ながら交通量はさほど多くなく良いペースで走る事ができる。重複区間は短く約700m西の宮内交差点までである。その宮内交差点を右折すると単独区間になると同時にR458を全国に名を轟かせている十部一峠区間に入る。

55.「この先 幅員狭小 砂利道あり」 56.肱折温泉まで通行可能を示す看板 57.通行止区間を示す黄色い看板がいくつも立っている
 R121から分岐してもすぐに狭くなる訳ではなくセンターライン付きの2車線と割と走りやすい道路状況がしばらく続く。しかしダートを擁する十部一峠に向かっているだけあって幅員狭小・砂利道あり・急カーブを警告する複数の看板や電光掲示板が見られる。中には肱折温泉が設置した看板が立っており温泉まで通行可能と書かれているが、冬季はともかく悪天候時の通行止の際に表示を変更なり隠すなりしているのか気になるところである。

58.民家が途絶えると同時にセンターラインがなくなる 59.狭路区間が始まる 60.落ち葉も積り方が交通量の少なさを示している
 小刻みに蛇行する熊野川に沿う事なく緩やかなカーブと緩やかな勾配の2車線道路を走りながらいくつかの集落を通過する。最後の集落の木戸口を過ぎると同時にセンターラインがなくなって道幅が狭くなる。もっとも狭くなると言っても1.5〜1.8車線と乗用車であれば恐れるような道幅ではない。放送状況も比較的良好で凹凸が酷い訳でもない。ただ季節柄落ち葉が路面を覆っており交通量の少なさを示している。

61.本格的な狭路はここから 62.車両重量6t以上は通行不可 63.カーブと路面凹凸に注意
 熊野川を渡ると2車線となるもののすぐにセンターラインがなくなって狭くなった先でさらに狭くなる。冬季閉鎖用のゲートは見られないが、ここが本格的な十部一峠区間の入口と言えるかもしれない。なお、6tの重量制限があるため車重6t以上の車両はここから先に進む事ができない。

64.冬季閉鎖情報板の近くに簡易バリケードあり 65.ガードレールなしの区間多発 66.今度は簡易ゲート
 1.0〜1.5車線の狭路を走っていると冬季閉鎖区間を示す道路情報板が立てられている。その近くに簡易バリケードが置かれており冬季に限らず道路の異常等の危険がある場合はそれで交通をシャットアウトするのだろう。
 簡易バリケードから先も1.0車線〜1.5車線の狭路が続いているが、1.0車線の割合が多くなってくる。峠に向かって標高を上げるがガードレールが設置されていない区間も少なくない。「落ちたら死ぬ」という高低差ではないが落ちてしまった場合に発見されずにそのまま死亡という可能性はありえる。簡易バリケードから約1.2kmで道路両側の支柱の間を通過する。支柱の用途は間に鎖を張って車両の進入を阻むものである点に疑いはない。

67.第2ゲートの奥は落ち葉で路面が覆われている 68.肱折まで25km 69.本格的なゲート
 第2のゲートの奥には道路一面に落ち葉が積もっていた。長年の落ち葉が堆積したものではなくここ数日に落ちたものでさながら黄金の絨毯のようになっていた。断崖絶壁の山岳道路だと落ち葉に紛れた落石に細心の注意を要するのだがここではその心配はいらないかもしれない。
 車にぶつけられたのか積雪のせいかあらぬ方向を向いた肱折まで25kmという標識を通過し、右に左にカーブした先で第3のゲートが現れる。今までの簡易的なゲートと異なり本格的なもので冬季閉鎖を始めとする通行止の際にはこれ以上北に進む事はできなくなる。

70.徐々に落葉した木の割合が増えてくる 71.おにぎりが傾いている 72.ヘアピンの連続で標高を上げる
 第3のゲートを通過したからと言って急に狭くなる訳ではない。というより既に1.0〜1.5車線と狭いためこれ以上狭くならないと言った方が正確だろうか。道幅は狭いものの路面は比較的凹凸も少なく安定している。急カーブはほとんどないのは小刻みなブラインドカーブが続いている。すぐ横を流れている熊野川から離れてからは急カーブどころかいくつものヘアピンカーブを通過する事になそれで一気に標高を上げる。標高が上がってもガードレールが設置されていない区間が存在している。

73.この辺りは5年前はダートだった気がする 74.ようやくダートが現れるが… 75.すぐに終わる
 ヘアピンカーブ連続地帯を抜けてもまだダートは現れない。6年前は寒河江市側にもダートが残っていたのだがもう舗装されてしまったのかと思い始めた時にアスファルトが途切れダートとなった。が、100mもしないうちに舗装路面に戻ってしまった。なぜそんな中途半端に残すのだ…。

76.舗装もガードレールも比較的新しい 77.路肩に補修痕が見られる 78.十部一峠に接近
 ほんの僅かに残るダートを通過してからは舗装された路面を走る。道幅は狭くカーブの多い山岳部の道路だがダートがない事でそのインパクトはかなり軽減されている。舗装やガードレールがさほど古くない区間があるが、おそらくそれこそが6年前はダートだった区間だと思われる。路肩が補修された箇所ではガードロープが設置されており、ダートでもなく崩れてもいない所が転落防止策が取られていないという皮肉な事になっている。

79.十部一峠 80.大蔵村の標識の向きがおかしい 81.寒河江市市街地方面を向いて撮影
 宮内交差点から約17km、集落が途切れてから約11kmで十部一峠に到着する。峠には普通車が数台停められるスペースがあり降車してじっくりと峠を見物する事ができる。この十部一峠の特徴に標識があらぬ方向を向いているという点が挙げられる。大蔵村・寒河江市の境標識はそれぞれの方向から走ってきても横を向いているため標識として機能しているのか甚だ疑問である。冬季閉鎖が明けてからぶつけられて回転したというのならともかく、6年前もこの状態であった。

82.十部一峠標識の前は記念撮影(?)ポイント 83.峠の西には永松鉱山跡に向かう林道が接続
 十部一峠と国道112号まで20kmという標識も横を向いている。峠の標識はともかく国道112号までの標識は南下する車両に見せる向きでないとあまり意味がないだろう。また、峠から西には永松鉱山跡に向かう林道が延びている。6km程行った所に鉱山跡があるがチェーンが張られており車両での進入はできなかった。

国道458号 part3