国道458号
part4

山形r57交差点〜R13五日町交差点
大蔵村→新庄市→鮭川村→新庄市

117.r57交差点からは2車線 118.肱折トンネル 119.湯の台牧場の北側は直線の快走路
 山形r57交差点を右折する道路状況が劇的に良くなる。と言っても地方にはよくあるただの2車線のローカル国道である。緩やかな上り勾配を走っていると肱折トンネルをくぐる。トンネルを出るとセンターラインが消えかけており急カーブが連続しているが、湯の台牧場の入口を過ぎるとほぼフラットな直線道路となる。直線は600m程と数字にすると長いとは感じないが、山間部でこの距離の直線は珍しい。

120.地震の影響か台風の影響か… 121.山間部だが勾配は緩やか 122.雪国なのでスノーシェッドあり
 豊牧集落に向かう村道との交差点を通過して少し進んだ所で道路工事に伴う片側交互通行規制が敷かれていた。北向き車線の一部が崩落している模様で法面を修復するより線形を変える事で崩落箇所を通らないルートを造っているようだった。その崩落の原因は地震なのか台風なのか。
 工事現場を過ぎると2車線快走路が続く。山間部には違いないのだが勾配はほとんどなくカーブも緩やかなものが大半である。信号や交通量がほとんどないためハイペースで走る事ができる。集落内を走らないため人里離れた地だと思ってしまいそうになるが、西を流れる銅山川の対岸に集落がある。

123.山形r331交差点 124.狭いと言ってもたかが知れている 125.雪国なので防雪柵あり
 銅山川を渡ると塩集落に入り山形r331との交差点を通過する。スノーシェッドをひとつ通過した先のお隣の熊高集落内ではセンターラインが消えてしまうものの2.0車線幅と特別狭くなる訳ではない。距離も短いので乗用車であれば気にせず通過できるだろう。熊高集落を抜けるとそれまでの谷筋から開けた場所に出てますます走りやすい道路状況になる。

126.右直角カーブの先で山形r30交差点 127.山形r30交差点を道なりに左に急カーブ 128.融雪水パイプがセンターライン代わり
 快走路を走っていると白須賀集落で左にカーブした先で右にほぼ直角にカーブして、その先で山形r30との交差点に突き当たる。突き当たると言っても道なりに走れば自然と左方向の国道に誘導される。白須賀集落の中心部は消雪水用のパイプがセンターラインの代わりをしている。

129.旧道との交差点を左折 130.r30交差点を右折
 白須賀集落の北端でT字路を左折する。直進する道路が旧道であるが、1931年に開通した旧大蔵橋が既に解体されており通行できない。旧道との交差点を左折してすぐに右折してr30が分岐するのだが、その交差点が少しわかりにくい。JAの給油所の手前ではなく奥のT字路を右折するのがR458である。案内標識は給油所の手前にあるのでそれに惑わされるかもしれない。

131.バイパスの大蔵橋は歩道付きの2車線 132.大蔵村中心部はバイパスで通過 133.旧道と合流
 r30交差点を右折すると新たに架けられた大蔵橋を渡って最上川の右岸に移って大蔵村の中心部を走る。大蔵橋の架橋に前後してバイパスも開通しておりこれまでのように村の中心部の狭路(しかもクランクあり)から一変して車線幅に余裕のある2車線快走路となっている。中心部の集落を抜けると左側から旧道が合流してくる。

134.新庄市との境に近付くまでは2車線 135.新庄市に入る 136.山形r56交差点
 本合海バイパス終了後も走りやすい2車線道路が続いている。緩やかな上り勾配を走っているとセンターラインがなくなって2.0車線とやや狭くなり、その状態で大蔵村から新庄市に入る。右急カーブを過ぎると本合海集落に入り、その中で山形r56と交差する。

137.R47本合海交差点を右折 138.R47と重複 139.R47長坂交差点を左折して単独分岐
 本合海集落を抜けだす所でR47本合海交差点に突き当たり、右折してR47との重複区間に入る。二桁国道と重複しているが新庄市の外れとあってローカル快走国道となっておりハイペースで走る事ができ、信号、交通量ともに少ない緩やかなアップダウンとカーブの2車線道路を淡々と走る。本合海交差点から1.8km進むと長坂交差点となり左折する事でR47から分岐する。

140.センターラインがほぼ消えかけている 141.陸羽西線の踏切だけ少々狭い 142.交通量は大蔵村に比べて若干多い
 長坂交差点でR47から分岐しても走りやすい状態が続く。センターラインはほとんど消えかけているが道幅は狭くなく乗用車であればセンターラインがある道路と大差ない走りができる。しかしJR陸羽西線の踏切だけは1.8車線と少し狭い。踏切を越えてすぐに山形r34との交差点を通過し、消えかけたセンターラインの直線的な2車線道路を北上する。

143.鮭川村に入る 144.鮭川に最接近 145.山形r328交差点
 長坂交差点から約3.4kmで新庄市から一旦出て鮭川村に入る。左道集落と川口集落の間にヘアピンカーブがあるもののそれを除いて走りやすい状態である。その状態は山形r328交差点付近まで続く。

146.鮭川村の中心部はやや狭い 147.山形r35・r315交差点を右折 148.鮭川村日下
 鮭川村の中心部と言える地区に入るとセンターラインがなくなり住宅密集地の中の1.5車線狭路になる。村の中心部とあって道幅の割には交通量が多い。鮭川村に入ってから約3.6km、鮭川村役場の南西で山形r35・r315との交差点となり右折して新庄市の市街地方面に向かう。r35・r315交差点から先はセンターラインはあるものの車線幅は狭く窮屈な印象を受ける。

149.鮭川村中心部を出ると2車線 150.水田の中を抜ける快走路 151.再び新庄市に入る
 鮫川村の中心部を抜けると水田の間を走り抜ける2車線快走路となる。最上広域農道との交差点の西で直線基調のまま緩やかに下り、泉田川の流域の東進する。第三鞍橋を渡って程なくして再び新庄市に入る。R47長坂交差点から北に向かって鮫川村中心部を経て東に進み再び新庄市に入るそのルートは鮫川村中心部に無理やり国道を引っ張ってきたようなルーティングである。

152.R13新庄バイパスの高架下を通過 153.JR陸羽西線の2回目の踏切 154.市道との交差点をまず左折
 2度目の新庄市も鮫川村から引き続き2車線快走路となっている。急なカーブもなければ急な勾配もなく非常に走りやすい。快走路を走っていると市街地に入る手前でR13新庄北バイパスの高架下をくぐり、そのすぐ先でJR陸羽西線の踏切を通過する。概ね快走できるのはこの踏切まででこの先は新庄市街地に入り、まず踏切直後の市道との交差点を左折する。

155.指首野川を渡る 156.山形r36・r313交差点を左折 157.山形r308交差点
 市道との交差点から先はセンターラインが消えかけたやや狭めの2車線となる。沿線には建物が多くなりこれまでのような水田の中を抜けていた区間に比べて解放感が劣る。緩やかな右カーブを描きながら走っていると新庄中学校の北で山形r36・r313との交差点となりここも左折する。
 r36・r313交差点から約350m進むと山形r308との交差点となる。6年前はここにr308は存在しておらずすぐ北のr313交差点から西に延びていた。6年の間にバイパスが開通したようで新庄市街地北部の東西を通り抜けるルートの一部とあって交通量はR458よりも多いと言っても過言ではない。

158.r313交差点を右折 159.新庄市万場町にシケインあり 160.r308交差点を一旦停止して左折
 r308交差点から約200mでr313交差点となり右折する。前述のr308バイパス開通前はこの交差点から西に延びる道路がr308であった。そのため案内標識にはヘキサや行き先に修正が加えられている。
 r313交差点から約200m進んだ所、指首野川を渡った直後で右直角カーブを曲がり、r308との交差点に突き当たる。r308との交差点を直進して右折してから右直角カーブして再びr308に交差する。つまり1ヶ所目の交差点を右折すれば2ヶ所目の交差点に至る、すなわち新たに開通してr308バイパスの方がよほど国道らしいルーティングと言える。

161.交通量は多い 162.JR東北本線と陸羽西線を跨線橋で越える 163.R13五日町交差点
 r308とのT字路からはr308と共に東西を結ぶルート上にあるため交通量が一気に増える。JR東北本線と陸羽西線を越える跨線橋の手前でr308が南に分岐して行き、R458はそのまま線路をオーバーパスする。跨線橋の下り坂を下り切ってすぐにR13との五日町交差点となる。
 起点も終点もどちらもR13となっているが、R13の混雑時もしくは災害時のサブルートとして利用できないのは明らかである。参考までに道路時刻表のデータを記載しておくと、R13の約78km・2時間強に対してR458は約112km・3時間弱である。時間的には1時間も変わらないのだが、通行止が多く落石・転落等々の危険のある後者よりも前者が安全なのは言うまでもない。移動だけを考えたルートとしてあえてR458を走るのはよほどの物好きと言える。