国道429号
part7

R484交差点〜R2竹川橋交差点
吉備中央町→岡山市→総社市→倉敷市

252.山間部ながら快走路 253.岡山r72交差点の手前で岡山市北区に入る 254.r72交差点の南には北向き車線の登坂車線あり
 R484が分岐してからも2車線快走路が続いている。他の単独区間に比べると交通量は多いがそれでも一般的に言えばまだ少ない方であろう。広面川に沿って緩やかな勾配を上るっていると岡山r72との交差点を通過する。交差点の手前に市町境があり岡山市北区に入る。r72交差点を過ぎると反対側の北向き車線に登坂車線が現れるが、勾配は急どころか北向き車線から見て下りになっている場所もある。バイパス化された際に登坂車線も設置されたものと思われるが、贅沢な造りである。

255.黒谷ダム脇を通過 256.岡山市北区東山内 257.広域農道との交差点
 宗友集落を通り過ぎて谷筋を走っていると黒谷池の東側湖畔を走り、黒谷ダムの脇を通過する。ダム脇からは勾配がややきつくなり、左にカーブした後に右に大きくカーブしてダム下を通過する。以降は勾配は緩やかになり開けた状態となり集落の中を走る。

258.岡山r76交差点 259.岡山r71交差点は道なりに右へ進む 260.岡山市北区大井
 岡山r76交差点を過ぎた辺りから谷筋を走るが、急なカーブがある訳でも勾配がきつい訳でもなく快走路と言える。平地に出て程なくして左にカーブして足守川を渡り、大井トンネルをくぐり、岡山r71との交差点を通過する。案内標識ではY字形状の交差点を右折するかのようだが、実際は道なりにやや急な右カーブを曲がるという感じである。その後はバイパス化された2車線道路となっており、何度も足守川を渡りながら南下を続ける。

261.洪庵トンネル 262.ほぼ平坦な2車線道路を南下 263.名もなき峠を越える
 非常に緩やかな上り勾配を走っていると洪庵トンネルをくぐる。その後は直線的な2車線道路となっており、道路構造としては非常に走りやすいが徐々に交通量が増えてくる。岡山r271交差点を通過して程なくして名もなき峠を越える。

264.JR吉備線 265.交通量が増えてくる 266.R180小山交差点を右折
 峠を越えた直後にJR吉備線をアンダーパスして交通量のある2車線道路を走っているとR180小山交差点に突き当たる。ここの案内標識にもR429は表記されていないが、右折してR180に重複した状態で倉敷・総社方面に進む。100番代の幹線国道との交差点とあって交通量は多く信号待ち渋滞が発生していた。

267.R180重複区間も2車線 268.岡山道・岡山総社IC 269.左折の倉敷方面の道路はR429の旧道
 小山交差点からはR180との重複区間となるが、対面2車線と道路状況としては直前のR429単独区間と変わらないが、交通量が多いため走りにくくなったと感じる。緩やかに右にカーブしながら岡山道の岡山総社ICを通過すると車線が増えて片側2車線になる。岡山道の本線を越えた直後の交差点から左折して倉敷方面に向かう道路はR429の旧道である。軒先酷道としてかなり高い酷道度だったのだが、総社一宮バイパスが開通したため経路変更が行われてしまった。

270.R180・R429串刺しおにぎり 271.総社市に入る 272.街路樹のあるバイパス然とした道路状況
 旧道との交差点から先は緩やかな左カーブを曲がり、砂川に架かる桜橋の手前で市境を越えて総社市に入る。桜橋を渡ると緩やかに下ってから平坦な直線道路を走る。道路両側には等間隔に街路樹が植えられておりバイパスとして整備されましたという雰囲気が漂っている。

273.R180総社バイパスとの県立大学入口交差点を左折 274.現道区間は交通量の多い2車線道路 275.R180・R429総社一宮BP国分寺口交差点を左折
 小山交差点から約2.4kmでR180総社バイパスとの県立大学入口交差点を左折して現道に進む。案内標識では細い線で表記されているが、対面2車線と狭路ではない。片側2車線のバイパスが開通している割に交通量は多く車の流れは良くない。約1.5km進むとR180・R429総社一宮バイパスとの国分寺口交差点を左折する。県立大学入口交差点と国分寺口交差点の案内標識をよく見ると、R429は正式にはR180総社バイパスを走り北別府交差点を左折してR429総社一宮バイパスを走るルートの可能性もある。

276.国分寺口交差点からは片側2車線 277.山陽新幹線 278.山陽道・倉敷IC
 国分寺口交差点からは片側2車線道路となり交通量も多い。他の国道の重複区間を含めてもR429の中でかなり交通量の多い区間である。岡山r270国分寺西交差点を通過して緩やかな左カーブを曲がると大池北交差点を通過するが、交差しているのは旧道である。大池北交差点からは上り勾配となり、由加山と狸岩山の間の谷筋を上る。岡山r272岡谷位置愚痴交差点を通過して名もなき峠からは倉敷市に入る。
 倉敷市に入って下り勾配となりやや急な左カーブの途中で山陽新幹線の高架をくぐる。倉敷トンネルと浅原トンネルの間の僅かな地上部分でもある。その後も緩やかな勾配を下っていると山陽道の倉敷ICを通過し、本線の高架下をくぐる。

279.片側2車線道路が続く 280.平田交差点を右折 281.平田交差点以降も片側2車線
 平坦になってからは街路樹のある片側2車線道路を南下する。倉敷ICの南の平田交差点は右折しなければならないが、右折車線は2本あり左側車線からも右折車線に進む事ができるので、わざわざ右側車線の渋滞に付き合わなければならない事はない。交差点を右折した直後に左側車線がなくなる、という事もなく片側2車線道路が続いている。

282.岡山r469交差点を左折 283.浜の茶屋交差点を左折
 交通量の多い片側2車線道路を走っていると岡山r469との交差点を左折しなければならない。r469交差点は井原方面と水島方面の道路が交差している浜の茶屋北交差点ではなくその西の直角ではない十字交差点の事である。r469交差点からは2車線あるものの南向きの一方通行道路である。一方通行の出口は浜の茶屋交差点で、鈍角に左折して倉敷市街方面に進む。r469交差点〜浜の茶屋北交差点〜浜の茶屋交差点の間は片側2車線か対面2車線の普通の道路と交差点だが、なぜかこの区間は酷道に指定されていない。この僅か5,60mの一方通行区間が存在しているため、倉敷市から福知山市への車両でのトレースは不可能となっている(浜の茶屋北交差点を右折する事でほとんど時間のロスなく迂回する事は可能)。

284.浜の茶屋交差点からは工事渋滞中 285.JR山陽本線をアンダーパス 286.岡山r22・r162大島交差点を右折
 浜の茶屋交差点からは対面2車線道路となる。道路工事の片側交互通行規制が敷かれていたため、交差点からの左折に時間がかかった。工事現場を過ぎると反対側車線には永い渋滞が形成されていた。JR山陽本線のアンダーパスに差し掛かると南向き車線は2本になるが、アンダーパスを出た所の岡山r22・r162大島交差点を右折する必要があるため、右側の車線を走っている必要がある。

287.倉敷市街地に近いため交通量が多い 288.JR倉敷駅・水島臨海鉄道倉敷市駅の前を通過 289.倉敷駅から離れると交通量も少なくなる
 大島交差点を右折すると反対側の北東向き車線は渋滞しており、南西向き車線は渋滞こそしていないものの交通量は非常に多く流れは悪い。交通量は進むにつれて多くなり、岡山r24昭和町交差点から倉敷駅前交差点にかけてが最も多い。特に倉敷駅前交差点は駅前でもあり観光地である美観地区の入口に当たるため長めに造られた左折車線が渋滞気味であった。倉敷駅前交差点を過ぎると交通量はかなり少なくなる。

290.水島臨海鉄道 291.岡山r60老松交差点からは片側の歩道がなくなる 292.R2大西交差点
 交通量が減って渋滞は解消された2車線道路を山陽本線沿いに走っていると水島臨海鉄道のガードをくぐり、その直後に岡山r188・r277・r396中島交差点を通過する。中島交差点からは南西向き車線側の歩道がなくなる。北東向き車線側の歩道は設置されているものの方向車道市のすれ違いすら難しい区間も多く、歩道としては心許ない。大島交差点から約5.7kmでR2大西交差点に至る。R429の起点はR2との交差点だがこの大西交差点ではなく、立体交差化された交差点を直進する。

293.沿線の建物が少なくなっていく 294.高梁川の堤防を走る 295.R430霞橋東詰交差点
 大西交差点からも2車線道路が続いているが、交通量は減り沿線の建物も少なくなる。岡山r428片島交差点からは高梁川左岸の堤防上を走っており、沿線の建物もなく見通しの良い状態を走る。川の反対側に集落があるものの国道の路面よりも低い位置である。堤防の上でR430霞橋東詰交差点を通過する。R430は側道のように分岐して勾配を下るが、R429は堤防をそのまま走る。

296.左側車線は長い左折車線 297.高梁川の右岸を走る 298.勾配を下って堤防から離れる
 霞橋東詰交差点からの右カーブを曲がると高梁川に架かる霞橋を渡る。片側2車線だが左側車線は実質的には岡山r54霞橋西詰交差点の左折車線と考えておいた方が良いだろう。下り勾配の左急カーブを曲がって霞橋西詰交差点を通過してからは対面2車線道路になる。少しだけ高梁川右岸の堤防上を走り、右にカーブして勾配を下ると堤防が離れると同時に住宅地に差し掛かる。

299.倉敷市玉島 300.R2の高架が里見川を渡ってくる 301.R2福山方面と合流
 意外に住宅の多い中を走り、岡山r41・r191中央町1交差点と岡山r35・r47変電所前交差点を通過する。変電所前交差点を過ぎてすぐに道口川や里見川を渡り、沿線の建物がほとんど見られなくなる。緩やかに左カーブした先で右側からR2玉島バイパスの高架が横切ってきて、高架を挟んで上下線が分離する。高架泥から平面道路になった所でR2福山・浅口方面と合流する。R2岡山市方面に進む場合は、手前の信号付きの交差点をUターンするように走る事になる。竹川橋交差点の周辺では道路工事が行われていたが、これはR2の高架道路を延伸する工事の模様。現在の国道がある場所で高架道路を建設しているので、工事が完了してもR429の起点が移動するようなことはないと思われる。

 以上が、中国地方と近畿地方とに跨る一流の酷道、R429のレポートを終了する。総延長250km超のうち岡山県津山市を境に整備状況に違いが見られるのは、元々倉敷市〜津山市で制定された国道が、福知山市まで延伸されたためである。