国道283号
part2

仙人トンネル〜R107鱒沢交差点
遠野市

46.遠野市に入る 47.釜石側よりもカーブは緩やか 48.落葉した木々が多く荒涼とした雰囲気
 仙人トンネルからは遠野市に入り、境標識はトンネルを出た所に設置されている。遠野市側の坑口付近にも駐車スペースがあり、公衆電話と公衆トイレらしき建物がある。トンネルの直後こそ急なカーブがあるが、それ以降は比較的緩やかなカーブが主である。しかし数が多く速度はあまり出す事はできない。

49.小刻みなカーブが連続 50.交通量は極めて少ない 51.足ヶ瀬橋は上下線が別々
 早瀬川の谷筋をひたすら下って行く。前述の通り、釜石道が無料で通行できるためわざわざ峠道を越えようとする人は少ないようで交通量は非常に少ない。足ヶ瀬トンネルから出てきたJR釜石線に接近した直後に左カーブを曲がり足ヶ瀬橋を渡る。拡幅の際に別の橋が架けられたようで上下線が分離している。

52.制限高のバーの下を通る 53.長閑な風景が広がる 54.「盛岡84km 遠野市街17km」
 足ヶ瀬橋から程なくして集落に差し掛かり、仙人トンネルの制限高を示すゲートを通過する。以降は水田が広がる長閑な風景を走る。南側にはJR釜石線だけでなくR283釜石道も並走する状態になる。緩やかなS字カーブを描いて小岩橋を渡る。

55.2車線快走路を走る 56.「花巻62km 遠野市街13km」 57.猫川の南側を走る
 山裾を走っていると右にカーブして早瀬川からもJR釜石線からもR283釜石道からも離れる方向に進む。緩やかな勾配を上って新平田峠を越えて下りに転ずる。峠を越えずに早瀬川沿いを走り平倉駅付近を通る道路が旧道かもしれない。

58.遠野市森ノ下 59.R340旧道との交差点 60.岩手上郷駅付近を通過
 沿線の家屋が増えてきた所で一時的に離れていたJR釜石線が近づいている。R340の旧道との交差点を通過して岩手上郷駅の北を通過する。周辺には多くの家屋がある一方で歩道は片側にしか設置されていない。とは言うものの車線幅が確保されており交通量も多くないのでさほど走りにくさは感じない。

61.遠野市上郷町板坂 62.左にカーブしてから勾配を上る 63.R283上郷BP・R340赤川橋交差点を右折
 岩手上郷駅から離れるにつれて沿線の家屋の数が少なくなっていく。左右とS字カーブを描きながら勾配を上った先でR283上郷バイパス・R340赤川橋交差点となる。案内標識ではR283とR340のおにぎりが4つも串刺しになっており、右左折どちらもR283・R340重複区間である。左折の大船渡・釜石方面は釜石道の遠野住田ICの供用に前後して造られた上郷バイパスであり、本来はR340に該当するのだが、遠野住田ICより西の区間が開通していないせいもあって、赤川橋交差点までの区間もR283に指定されている。R283を花巻方面にトレースするのであれば右折して盛岡・花巻方面に進む。

64.赤川橋交差点からも快走路 65.花巻まで56kmと意外に遠い 66.旧道との交差点
 赤川橋交差点の直後に交差点の名称の由来となった赤川橋を渡った後に下り勾配を走る。JR釜石線の東側を並走しながら平坦になった道路を緩やかに左にカーブする。釜石線と並走しながら2車線快走路を北北西の方角に向かって走る。市道との青笹交差点を通過するが、左折の(遠野)市内方面はR283(とR340)の旧道に当たる。

67.R283・R340串刺しおにぎり 68.岩手r35糠前交差点 69.緊急車両用に中央分離帯に開口部あり
 旧道との交差点以降は車線が増えて片側2車線道路になる。道路状況が良くなったが交通量はさほど増えないため非常に走りやすいと言える。岩手r35糠前交差点を通過すると遠野消防署を過ぎた所で左にカーブする。消防署の前には緊急車両が通行するための開口部が設けられているが、一般車両はそこを通る事はできない。

70.踊鹿遠野路休憩所 71.R340新張交差点 72.左側車線が減少
 遠野市の市街地の北東を走っていると沿線の商業施設が増えてくるが、バイパスのため遠野駅や遠野市役所からは少し離れた場所である。市街地の北でR340新張交差点を通過するとR340が宮古・川井方面に分岐する。
 新張交差点を過ぎても交通量の多い片側2車線道路が続いており、沿線にも商業施設が点在している。市街地の端で左側車線が減少して対面2車線道路に戻る。車線が減少してもすぐに旧道と交差するのではない。

73.光興寺橋 74.山裾を走る 75.岩手r238交差点
 対面2車線道路になってから程なくして猿ヶ石川に架かる光興寺橋を渡り、左の急カーブを曲がる。橋の前後には遠野東和自転車道が交差しているが、これは岩手r503に指定されている県道である。西詰の自転車道は猿ヶ石川の右岸を北に進み、東詰のそれは左岸を一旦北に向かった後に転回して南に向かう。
 光興寺橋からは猿ヶ石川の右岸の山裾を走る。小刻みにカーブしているが曲線半径は大きいので走りにくいと感じる程ではない。川から離れてJR釜石線が並走する状態になった所で岩手r238交差点を通過する。このr238は釜石道の遠野ICの供用に伴って整備されたバイパス道路である。釜石道は遠野ICを境に花巻JCT寄りの西は新直轄方式で、東はR283のバイパスとして整備されている。なお、走行日時点は遠野IC〜遠野住田IC間はまだ供用されていない。

76.左側にJR釜石線が並走 77.道の駅「遠野風の丘」 78.寒風跨線橋
 岩手r283交差点からは緩やかな勾配を下る。これは交差しているr238が跨線橋で線路を越えられるように高い位置に交差点を設けたためだろう。その後上り勾配に転じ、少し走った所で道の駅「遠野風の丘」を通過し、緩やかに左にカーブして寒風跨線橋を越える。

79.跨線橋からの勾配を下る 80.堤防上は桜並木 81.R396日影橋交差点
 寒風跨線橋を通ると右にカーブして緩やかな勾配を下る。左側には猿ヶ石川が流れており、堤防は桜並木となっている。その堤防上の道路は前述の岩手r503遠野東和自転車道である。猿ヶ石川の右岸を自転車道とともに走っているとR396日影橋交差点に至る。この交差点はR396の起点であり、終点の盛岡市まで北上する国道である。左折の日影橋を渡って遠野市街に向かう道路は岩手r283に指定されていたが、前述のバイパスが開通して事で市道に降格したようである。ウォッちずではまだ県道色に塗られているが、案内標識にはヘキサがシールで消されていた。

82.猿ヶ石川の右岸を快走 83.岩手r503が分岐する 84.「北上41km 花巻40km」
 日影橋交差点からも引き続き猿ヶ石川に沿っているが、それまでと異なり堤防の上を走っている。そのため遠野東和自転車道としての専用道路はなくR283に重複している形になっている。北にはJR釜石線が、猿ヶ石川の対岸の南には釜石道が並走している。
 川沿いの快走路を走っていると下山谷川橋の手前で遠野東和自転車道が分岐する。日影橋交差点からの距離は約3.4kmである。下山谷川橋を渡ると左にカーブしてJR釜石線と猿ヶ石川に挟まれた平坦地を走る。

85.船渡橋の北詰を通過 86.猿ヶ石川から離れる 87.左側にJR釜石線が並走
 市道の船渡橋の北詰で右にカーブして猿ヶ石川から離れて、山の手前を左にカーブして山裾を走る。山寄りにはJR釜石線が走っており、R283に隣接した状態を並走している。

88.岩手r503遠野東和自転車道 89.R107鱒沢交差点
 遠野東和自転車道がまたしても交差、合流してきた直後に緩やかな右カーブを曲がり、R107鱒沢交差点に至る。R283は直進してR107との重複区間を北上・花巻方面に進むが、案内標識にR283のおにぎりも表記されているためルートミスの心配はない。左折してR107を800m程南下すると釜石道の宮守ICがある。

国道283号 part3