国道283号
part3

R107鱒沢交差点〜R4花巻東BP矢沢交差点
遠野市→花巻市

90.R107重複区間を走る 91.迷岡方面へは側道のような道路へ進む 92.歩道が遠野東和自転車道
 鱒沢交差点からはR107との重複区間を走る。交通量は多少増えるものの100番代国道との重複区間と考えると少ない方だろう。引き続き猿ヶ石川とJR釜石線の間を走っており、大きくカーブしながらほぼ平坦な2車線道路を走る。左にカーブして川に近付いた所で遠野東和自転車道が分岐する。分岐してしばらくは国道の路面よりも下を走っているが、勾配を上ってきて以降は歩道のような形で並走している。

93.右側の高台にはJR釜石線 94.右のトンネルはJR釜石線の鱒沢トンネル 95.R107凌沢交差点を道なりに進む
 柏木平駅周辺ではJR釜石線と少し離れた状態となり、柏木平集落を通り抜ける。釜石線が近接した状態になり、歩道代わりの遠野東和自転車道に挟まれた状態を走る。釜石線の鱒沢トンネル付近からは線路から離れる。なお、現在のトンネルの右には岩手軽便鉄道時代、1915(大正4)年竣工の煉瓦造りの鱒沢隧道がある。
 釜石線の鱒沢トンネルの南でR107凌沢交差点を右にカーブしながら通過する。案内標識ではR283が右に分岐するかのように描かれているが、実際にはR283の方が道なりに進む感じでR107が左折である。ちなみにR107に案内されている江刺田瀬ICもR283に案内されている東和ICもどちらとも釜石道のインターチェンジである。

96.JR釜石線の鎖沢橋付近は片側1車線 97.JR釜石線沿いを走る 98.釜石向き車線に登坂車線あり
 凌沢交差点を過ぎてさらに右にカーブすると中央分離帯が現れて片側1車線道路になる。このような場所で中央分離帯で区切られるのは予想通り、JR釜石線の鎖沢橋の橋脚が上下線の間に建っているためである。と言うより元々1.0車線幅だった道路を2車線にする際に橋脚があったため現在の形になったのだろう。鎖沢橋の下をくぐった直後は左の急カーブを曲がり、以降は釜石線に沿って北上する。
 緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を走っているとやや急な右カーブ付近から釜石線から離れる。少しだけ勾配を上った後に下りに転ずるが、反対側車線には登坂車線が設置されている。

99.旧宮守村の中心部を走る 100.道の駅「みやもり」 101.JR釜石線の宮守川橋梁(通称、めがね橋)
 反対側の登坂車線が終わるとほぼ平坦な状態になり、旧宮守村の中心部に差し掛かる。その中心部の中で道の駅「みやもり」を通過した後に右カーブを曲がってJR釜石線の宮守川橋梁の下をくぐる。宮守川橋梁は1943(昭和18)年に竣工した橋梁で土木遺産に指定されており、めがね橋と通称されており観光スポットにもなっている。その橋の隣には岩手軽便鉄道時代の橋脚も残っている。

102.岩手r161・r178吉金交差点 103.沢田集落 104.猿ヶ石川の対岸は花巻市域
 宮守駅の西を通り過ぎて左にカーブすると岩手r161・r178吉金交差点を通過する。JR釜石線との並走はその後も続き、アップダウンとカーブの多い2車線道路を走る。宮守川から離れてやや急な右カーブを曲がった後で釜石線の菖蒲沢トンネルの上を通り、以降は左側に線路がある状態になる。線路の向こうには猿ヶ石川が流れており、その対岸は花巻市域である。

105.岩根橋駅を通過 106.交通量は非常に少ない 107.左に猿ヶ石川、右にJR釜石線
 JR釜石線とともに猿ヶ石川の右岸を走っていると岩根橋駅を通過する。ローカル路線らしく小さな待合室があるだけの無人駅である。トイレは工事現場にあるような簡易トイレである。その後しばらくして緩やかな勾配を上って岩根橋跨線橋を通過して右にカーブして勾配を下る。以降は猿ヶ石川と釜石線に挟まれた場所を走る。沿線の家屋は少なく、交通量も少ない。

108.花巻市に入る 109.稗和東部地区用水路のパイプが道路上を横切る 110.花巻市東和町東晴山
 短い滝の沢橋を渡ると花巻市に入る。市境の橋だがその下を流れるのは橋の名称の由来となった滝の沢で、猿ヶ石川に注ぐ小さな沢である。花巻市に入ったからと言ってすぐに道路状況や周辺の風景に変化がある訳ではなく、猿ヶ石川の谷筋を走る。対岸の山の斜面から降りてきた導水管は水力発電用ではなく、稗和東部地区用水路として利用されており川とR283の上を横切った後にトンネルに入る。導水管からしばらくは川と釜石線に挟まれた狭い場所を走る。

111.晴山駅付近を通過 112.ふるさと農道との交差点 113.右の盛土の上にJR釜石線が走っている
 谷筋を脱すると視界が開けて同時に集落が途切れることなく続くようになる。アップダウンもカーブも少ない2車線道路を快走していると晴山駅の西を通過する。さらに北西の方角に向かって走っていると東和大橋の北でふるさと農道との交差点を通過する。左折する道路だけがふるさと農道であり、東和大橋はそれに属する橋である。その後も釜石線と並走しながら旧東和町の中心部に向かって走る。

114.R456土沢交差点 115.岩手r39・r43交差点 116.岩手r39・r43交差点からは上り勾配
 JR釜石線の土沢駅の南西でR456土沢交差点を通過するとR456が重複してくる。旧東和町の中心部に当たり交通量は多い。土沢交差点から約500m走ると岩手r39・r43との交差点を通過するが、左折すれば道の駅「とうわ」があり、さらに先に釜石道の東和ICがある。r39・r43交差点を過ぎると沿線の建物が少なくなり、緩やかな上り勾配となる。

117.水田地帯を走る 118.R283・R456串刺しおにぎり 119.バイパス化されたようで走りやすい
 上り勾配が終わると緩やかなアップダウンのある2車線道路を走る。土沢交差点付近で一時的に交通量が増えた交通量は既に少なくなっており、ハイペースで流れている。400〜600m南には釜石市道が並走している。これまで並走していたJR釜石線は1km以上北にあり、岩手r286が隣接並走している。

120.釜石道 121.R456高松交差点
 交通量の少ない2車線快走路を走っていると釜石道の下をくぐる。東北道の高松トンネルを上を通った後に視界が開けると同時に沿線の建物が増える。左カーブの先でR456高松交差点を通過するとR456が盛岡方面に分岐する。

122.花巻市高松第3地割 123.安野橋 124.R4・岩手r12花巻東BP矢沢交差点
 高松交差点からも走りやすい2車線道路が続いているが、交通量や若干増える。安野橋の手前で岩手r284交差点を通過した後に安野橋で猿ヶ石川を渡る。これまで猿ヶ石川の流域を走ってきたが、この安野橋から少し先で北上川に合流する。
 安野橋から緩やかな勾配を上り、平坦になった所でR4・岩手r12花巻東BP矢沢交差点に至る。この交差点がR283の終点である。交差点の名称の由来となった花巻東バイパスはR4の事を指し、旧道は岩手r298に降格してバイパスに一本化されている。R283の終点は元々朝日大橋西交差点だったが、その際に現在の位置に移動している。R283の旧道部分はr12が延伸されるという形である。