国道45号
part8

R455小本交差点〜R281長内トンネル北交差点
岩泉町→田野畑村→普代村→野田村→久慈市

359.上り10%勾配 360.制限速度は30km/h 361.「青森219km 久慈60km 田野畑12km」
 R455・岩手r291小本交差点を通過して市道との十字路の交差点を通過すると上り勾配になる。標識では10%とあるが、実際に走ってみるとそこまで急な勾配には思えなかった。しかし、急なカーブが多いためか制限速度は30km/hと低く設定されている。下りになってからも勾配は緩やかに感じられ、交通量が少ない事もあって走りやすい。

362.R45三陸北道の岩泉トンネルが下を通っている 363.緩やかな勾配を下る 364.岩泉町大牛内
 緩やかな勾配を下っているとR45三陸北道の岩泉トンネルの上を通過するが、そこには建設以前に立てられた、三陸北道路が交差する地点である事を示す杭が残っている。いくつかのカーブを曲がりながら4%程度の勾配を下っていく。

365.田野畑村に入る 366.弥生沢橋と三陸北道 367.鵜の巣断崖ICの手前の交差点を右折
 弥生沢に架かる大牛内橋を渡って田野畑村に入る。R45が岩泉町域を走っているのは約9.8kmだが、岩泉町の役場を含む中心部は海に近いR45沿線ではなく、意外にも内陸のR455の沿線にある。田野畑村に入って少し走ると弥生沢橋を渡り、そのすぐ先でR45三陸北道の跨道橋の下をくぐって左にカーブする。その後直線道路を走っているとR45三陸北道の鵜の巣断崖ICの案内標識が出てくるが、R45現道はその100m程手前を右折しなければならない。案内標識は設置されているが、信号機がなく目立たないので通り過ぎてしまわないように注意が必要である。

368.R45三陸北道の思案坂大橋と槇木沢橋 369.R45三陸北道 370.R45三陸北道・田野畑南ICを左折
 村道とのT字路を右折してからはR45三陸北道と並走するようにして北上する。槇木沢には現道の槇木沢橋と上流側に三陸北道の思案坂大橋が並んでいる。槇木沢橋を渡り終えてすぐに緩やかな勾配を上りながらS字状にカーブして三陸北道の下をくぐる。右にカーブしているとR45三陸北道との田野畑南ICに突き当たる。インターを名乗っているが久慈方面が未開通のためただの平面の交差点である。R45のトレースは左折して八戸・久慈方面へ進む。

371.岩手r44大芦交差点 372.アップダウンのある快走路 373.前方に見えるのは思惟大橋
 田野畑南ICからすぐに岩手r44大芦交差点を通過する。海沿いを走っているイメージのあるR45だが、この区間は内陸部を走っており海沿いはr44が走っている。アップダウンとカーブが多いもののどちらも緩やかなので非常に走りやすい道路が続いている。下り勾配を走っていると松前川に架かる思惟大橋を渡る。

374.道の駅「たのはた」 376.R45三陸北道の仮出入口を左折して現道に進む
 思惟大橋の北詰には道の駅「たのはた」があり、その前を通り過ぎてからは緩やかな勾配を上る。沿線の家屋が僅かに増えた状態を走っていると左にカーブして田野畑村の役場の北を通過する。家屋が点在しているため村の中心というイメージは持ちにくい。
 村役場付近からは平井賀川の左岸を走っているとR45三陸北道との交差点に至る。左折がR45の現道で、一応は久慈と案内されているが矢印は細い線で描かれている。また、この交差点は正規のインターチェンジではなく仮出入口のため、南側に延伸された際に廃止される可能性がある。

377.尾肝要トンネルの脇を通過 378.おにぎりも立てられている 379.閉伊坂峠
 田野畑仮出入口を左折してすぐに右にカーブする。左には閉鎖された道路が接続しているが、これはR45の旧道である。現道に進んでから勾配を上っていると三陸北道の尾肝要トンネルの坑口の脇を左にカーブする。その後は平井賀川に沿ってカーブの多い上り勾配の2車線道路を走る。二桁国道なので現道であっても2車線が確保されており酷道の雰囲気は微塵も感じられない。カーブが落ち着いた所で閉伊坂峠を越える。市町村境の峠ではないが、R45の最高地点のためその事を示す標識が設置されている。峠自体は眺望が利かず大した特徴はない。

380.板橋集落 381.板橋集落以北は急勾配・急カーブ 382.南向き車線には登坂車線あり
 閉伊坂峠を越えてすぐに板橋集落を通過する。峠に近い集落だけあって家屋の数はさほど多くない。そんな板橋集落を通り過ぎると10%の急勾配を下りながら急カーブをいくつも曲がる。反対側車線には約200mと約350mの登坂車線が設置されているが、一番肝心と言えるヘアピンカーブが連続している区間には登坂車線が設置されていない。

383.左側には三陸北道が並走 384.「八戸92km 久慈38km」 385.R45三陸北道・田野畑北IC
 左手に三陸北道が見えてきてしばらく並走した後に左にカーブしてR45三陸北道との田野畑北ICに突き当たり、右折して八戸・久慈方面へ進む。ここもインターを名乗っているが久慈方面が未開通のため、ただの平面のT字形状の交差点である。

386.「青森198km 八戸93km 久慈39km」 387.岩手r173一ノ渡交差点 388.二ノ渡橋
 田野畑北ICの近くの案内標識では青森までの距離が198kmとようやく200kmを切る。ここであと200km“も”残っていると感じるか、200km“しか”残っていないと感じるかは人それぞれだろう。2車線快走路を走っていると一ノ渡橋で普代川を渡り、そのすぐ先で岩手r173一ノ渡交差点を通過する。さらに進むと二ノ渡橋で普代川を渡る。

389.幅員減少が警告される 390.普代川沿いを快走 391.田野畑トンネル
 二ノ渡橋以降もカーブの多い2車線道路を走っていると幅員減少を警告する標識が立っているのが確認できる。原因は才ノ神橋だが、狭くなるといっても路側帯が狭くなる程度で歩道は別の橋が架けられているせいもあって乗用車であれば全く気にする必要はない。その後は寺田橋、巣合下橋、落合1号橋を次々に渡りながら2車線道路を走る。落合2号橋を渡った直後に田野畑トンネルに入る。いくつもの橋を渡るが、これらは全て普代川に架かっている。

392.落合3号橋 393.普代村に入る 394.普代2号橋
 田野畑トンネルを出て緩やかに下っていると落合3号橋を左にカーブしながら通過し、普代川の右岸を走っていると普代村に入る。村境が普代川に沿っているせいか、両村とも盲腸線のような場所があり、厳密に言えば田野畑村から普代村に入ってすぐに田野畑村に再度入りそして最後に普代村に入るという状態である。普代1号橋の南詰に普代村の境標識が立てられているが、普代1号橋の前後はむしろ田野畑村の盲腸線部分である。田野畑村の境標識は3ヶ所の村境のうち最も南に設置されている。

395.建設中のR45三陸北道 396.普代4号橋 397.R45三陸北道のトンネルが見える
 柏木平集落内の右カーブには建設中のR45三陸北道の橋台の間を通過する。柏木平を過ぎると普代3号橋、普代4号橋、普代5号橋を次々に通過する。5号橋の南でも三陸北道が交差しているが、橋梁はまだ造られておらずトンネルの坑口だけが見えた。

398.柳渕橋 399.前方の中腹部にR45三陸北道が建設中 400.R45三陸北道の仮出入口を左折
 普代川の左岸を走っていると柳渕橋を渡って右岸に移る。普代川に沿ってカーブの多い2車線道路を走っていると前方の山の中腹部に建設中の三陸北道が見えてくる。その手前を左にカーブし、R45三陸北道との交差点を普代市街方面に左折する。直進は三陸北道の八戸・久慈方面だが、仮出入口のため宮古方面に延伸された際に廃止される可能性がある。

401.前方に見えるのは三陸北道の上普代橋 402.深渡橋 403.普代村の中心部は津波浸水区間
 仮出入口を左折してすぐに右にカーブして普代川の右岸を村の中心部に向かって走る。普代川に架かる深渡橋を渡ると左にカーブしさらに先の右カーブの手前で津波浸水区間に入る。田野畑村では内陸の標高が少し高い場所を走っていたため津波浸水区間がなかったが、普代村からは沿岸部を走る区間も多く複数の津波浸水区間がある。

404.岩手r202上普代交差点 405.岩手r44普代村役場口交差点 406.Y字路を左へ進む
 津波浸水区間は普代村の中心部でもあり沿線の建物が多くなる。岩手r202上普代交差点は沿線の建物が密集している間を通り抜ける。津波浸水区間内で標高は10mを下回っているが、海岸線から約1.6km程離れており、被害はさほど大きくなかったのか、東日本大震災以前から建っていると思われる家屋も確認できる。岩手r44普代村役場口交差点を通過してから程なくして村道とのY字路を左方向へ進む。案内標識が設置されておらず迷うかもしれないが、交差点内に破線が引かれており左の道路がR45と分かる。

407.津波浸水区間が終わる 408.普代トンネル 409.R45三陸北道の仮出入口を左折
 Y字路からは上り勾配となり津波浸水区間が終わる。大きくカーブしながら勾配を上っていると普代トンネルをくぐる。すぐ東には三陸北道の新普代第2トンネルがあり、普代トンネルを出てすぐに三陸北道との仮出入口の交差点に突き当たり、左折して八戸・久慈方面へ進む。

410.仮出口以降に長い登坂車線あり 411.白井集落 412.野田湾と三崎を遠望
 R45三陸北道との仮出入口の交差点からすぐに登坂車線が現れるが、その距離は1.0km程である。登坂車線が終わってからも緩やかな上り勾配が続いているが、白井集落で峠部分を越えて下りに転じる。勾配は急ではないがこちらには南向き車線に約1.3kmの登坂車線が設置されている。時折海が視界に入ってくるが、標高は50m以上あるため津波浸水区間ではない。

413.堀内駅の内陸側を走る 414.堀内跨線橋 415.野田村に入る
 堀内大橋を渡ってから程なくして三陸鉄道の堀内駅のすぐ西を通過するが、駅の標高が低く津波で流出したようで駅舎を視認できない。非常に緩やかにアップダウンしている2車線道路を走っていると堀内跨線橋で三陸鉄道をオーバーパスし、そのすぐ先で村境を通過して野田村に入る。

416.左側の高架橋は三陸鉄道北リアス線 417.安家大橋 418.「青森178km 八戸74km 久慈19km」
 野田村に入ると勾配を下り三陸鉄道の高架橋の近くで津波浸水区間に入るが、指定されているのは安家大橋の前後だけで橋を渡って北詰の岩手r273安家大橋北交差点を過ぎると上り勾配となり津波浸水区間も終わる。その後は海岸線との距離は100m程度ながら標高40m強の場所を走る。津波の被害を受けていないが、平地がない場所なので家屋もない。

419.野田村玉川 420.津波警報板が至る所に設置されている 421.「十府ヶ浦 三陸復興国立公園」
 野田村玉川からは家屋と田畑が混在する集落を通り抜ける。三陸鉄道北リアス線のトンネルを上を通過すると下り勾配となり津波浸水区間に入る。そのまま下っていると標高が10m程度まで下がり、三陸復興国立公園の十府ヶ浦を通過する。

422.白いコンクリートは三陸鉄道 423.野田跨線橋 424.右側には三陸鉄道北リアス線が並走している
 米田川の河口は水門を備えた防波堤の上を走る。内陸側にはまだ新しいため白さがまぶしいコンクリートの構造物がみられるが、これは防波堤ではなく三陸鉄道の盛土部分である。JR気仙沼線やJR山田線と異なり、三陸鉄道北リアス線は全線が復旧している。下り勾配の野田跨線橋で三陸鉄道をオーバーパスすると鉄道と近接して並走しながら十府ヶ浦に沿って北上する。

425.道の駅「のだ」 426.久慈市に入る 427.岩手r29交差点
 明内川と宇部川を相次いで渡り、左にカーブしながら岩手r217野田港入口交差点を通過し、直後に道の駅「のだ」を通過する。道の駅の裏手には三陸鉄道の陸中野田駅があり、道路の駅と鉄道の駅が併設されている形である。
 道の駅を通過した直後の交差点で久慈市に入るが、約200m進んだ所で再び野田村に入ってそこで岩手r29交差点を通過する。さらに200m程進むと今度こそ久慈市に入る。市村境を3ヶ所通過するが、久慈市の境標識は道の駅近傍の交差点に設置されている。なお、ほとんど勾配のない場所だが海から離れる方向のため、道の駅とr19交差点の間で津波浸水区間が終わっている。

428.久慈市宇部町 429.三陸北道建設予定地点 430.三陸鉄道北リアス線
 田畑の間の直線道路を走り、陸中宇部駅に近付くと沿線の家屋が増えてくる。家屋が密集している場所も2車線道路だが、大型トラック等では若干の走りにくさを感じるかもしれない。陸中宇部駅から離れると沿線の家屋は少なくなり、同時に上り勾配となる。R45三陸北道の建設予定地点を通過してすぐに右にカーブして三陸鉄道の跨道橋の下をくぐる。

431.短い登坂車線あり 432.緩やかな上り勾配が続く 433.長内跨線橋
 三陸鉄道のトンネルの上には登坂車線が設置されているが、距離は200m程度と短い。登坂車線がなくなってからも緩やかな上り勾配が続いている。小屋畑川の流域を走っていると上長内橋で小屋畑川を渡り、その直後に長内跨線橋で三陸鉄道をオーバーパスする。

434.緩やかな下り勾配が続く 435.長内トンネル 436.R281・岩手r268長内トンネル北交差点
 長内跨線橋からは下りになる。勾配は緩やかで直線で見通しが良いため非常に走りやすい。大きく右にカーブした先で長内トンネルに入り、出た所でR281・岩手r268長内トンネル北交差点にとなる。この交差点はR281の終点である。

国道45号 part9