国道45号
part7

R106築地交差点〜R455小本交差点
宮古市→岩泉町→宮古市→岩泉町

318.岩手r259愛宕交差点を左折 319.上り勾配の対面2車線道路 320.岩手r248浄土ヶ浜西口交差点
 R106築地交差点からはラバーポールで仕切られた片側2車線道路を約300m進み、岩手r259愛宕交差点を左折して久慈方面に向かう。左折車線が1本である事からも想像できる通り、愛宕交差点からは対面2車線になる。また愛宕交差点からは上り勾配となり200m弱で津波浸水区間が終わる。その後も上り勾配が続いており、大きく左にカーブしてから程なくして岩手r248浄土ヶ浜西口交差点を通過する。

321.建設中の跨道橋 322.緩やかな勾配を下る 323.岩手r259崎山交差点付近にはアップダウンあり
 浄土ヶ浜西口交差点からしばらくは緩やかな上り勾配だが、程なくして下り勾配になる。建設中の跨道橋の下を通過するが、これはR45三陸道の本線でもインターの流出路でもなく、宮古北IC(仮称)とR45を結ぶために造られている市道である。
 緩やかなカーブを描く緩やかな勾配の2車線道路を下っていく。宮古市の市街地から浄土ヶ浜西口交差点にかけてはそれなりの交通量があったが、既にその数も減って快走できる。下りだけでなくアップダウンしている道路を走っていると岩手r259崎山交差点を通過する。

324.宮古第一トンネル 325.宮古第二トンネル 326.宮古第三トンネル
 崎山交差点からは沿線の家屋が少なくなる。2車線道路を走っていると宮古第一トンネル、宮古第二トンネル、宮古第三トンネル、宮古第四トンネルを連続して通過する。トンネル間の距離は短くそれぞれ川が流れている。最も長い第四トンネルの延長が500m強であり、短いトンネルが連続している感じである。

327.山間部ながら快走路 328.旧田老町に入る 329.田老トンネル
 宮古第四トンネルを出てからはカーブの多い2車線道路を下る。勾配が緩やかになった所で旧田老町に入り、樫内集落の西端を通過する。集落の東部は海岸に近いが標高は80m近くあるため津波の被害は受けていないようだ。R45の標高も100m弱ある。樫内集落を通り過ぎてから程なくして田老トンネルをくぐる。

330.「三陸大津波 ここから 昭和8年(1933年)」 331.R45より内陸側は再建された建物が見られる 332.道路は復興済み
 田老トンネルを出てからは下り勾配が続いている。左にカーブした後に右にカーブして田老橋を渡るが、その手前に1933年(昭和8年)の三陸大津波の津波浸水区間を示す標識が立てられている。2011年(平成23年)の東日本大震災の津波浸水区間の起点はそれよりも約200m南にある。田老橋からは緩やかな勾配を下り、三陸鉄道北リアス線の田老駅の東で岩手r177交差点を通過する。
 さらに進むと防波堤の端を通って平地まで下る。この防波堤は震災以前に造られたもので高さは10mもあり“日本の万里の長城”としてその威容を誇ったが、東日本大震災の津波はこれをも乗り越えて町を壊滅させている。R45も例外ではなく防波堤の嵩上げ(?)と同時に南側の路面も多少嵩上げされているようだ。徐々に建物が建ちつつある旧田老町の中心部を走っていると長内川を渡り、三陸大津波の津波浸水区間が終わる。左にカーブしながら勾配を上っていると東日本大震災の津波浸水区間が終わる。

333.約700mの登坂車線あり 334.建設中のR45三陸道 335.アップダウンのある快走路
 上り勾配を走っていると登坂車線が現れるが、その区間内には右に左に急なカーブが多い。急カーブが落ち着いた所でR45三陸道が建設されている現場を横切る。R45の上を通過するのだろうが、ここには田老第1IC(仮称)(気仙沼方面とのみ接続)が設置される計画である。インター建設予定地点からは適度なアップダウンとカーブを繰り返す2車線快走路を走る。

336.道の駅「たろう」 337.「青森234km 久慈75km 岩泉32km」 338.勾配はやや急だが快走路
 旧田老町の中心部から約3.7kmで道の駅「たろう」を通過する。道の駅を過ぎてからも緩やかな上り勾配が続いているが、つかの峠を越えると下り勾配となる。青野滝川に架かる真崎大橋を渡って以降の勾配はややきつくなるが、カーブが緩やかなため走りにくさを感じる道路状況ではない。

339.小堀内集落からは海が遠望できる 340.R45のおにぎりは意外に少ない 341.R45三陸北道の建設予定地点
 宮古市田老小堀内からは右手前方に海が見えるが、海岸線からは3km程度離れた場所である。No.339の写真に海との間に建物が見えるが、これはグリーンピア宮古である。非常に緩やかな下り勾配の2車線道路を走っていると三陸北道の建設予定地点を通過する。これまで並走していた三陸道は田老北IC(仮称)を境に三陸北道と名称が変わっている。とは言うものの道路としては一本なので通常走る分にはその違いを意識する必要はないと思われる。また、三陸道は並走しているとは言えR45からは離れた場所を通っている区間が多いが、三陸北道はR45に近い場所を通る計画のため交差箇所が多いのも特徴である。

342.南向き車線に長い登坂車線あり 343.摂待集落 344.接待橋と三陸鉄道の跨道橋
 三陸鉄道北リアス線の真崎トンネルの上を通過すると南向き車線に登坂車線が現れる。勾配は緩やかながら距離が長いせいか、この登坂車線は1.8kmにも及ぶ。やや急な左カーブを曲がった先で登坂車線がなくなり、さらに下り続けていると摂待集落が見えてきて摂待川に架かる摂待橋を渡り、その北詰で三陸鉄道の跨道橋の下をくぐる。跨道橋の北には摂待駅がある。

345.接待集落を過ぎると上り勾配 346.摂待北桟道橋 347.摂待トンネル
 三陸線の跨道橋からは左にカーブした後に右のヘアピンカーブを曲がって上り勾配となる。勾配自体はさほど急ではない。摂待南桟道橋と次いで摂待北桟道橋を通過する。ちなみに桟道橋とは山肌(中腹)に造られた橋で、山寄りが地盤上にあり谷寄りが橋梁となっている橋梁の一種である。摂待北桟道橋の先で摂待トンネルに入ると同時に下り勾配となる。

348.建設中の三陸北道 349.宮古市・岩泉町境に三陸北道が建設中 350.岩泉町小本小成
 摂待トンネルを出て少し走ると建設中の三陸北道の跨道橋の下を通過して右にカーブする。カーブの先で小成川を渡るが、その川が宮古市と岩泉町の境であり橋を渡ると岩泉町に入る。そして岩泉町側には三陸北道の跨道橋が建設中である。おそらくここに岩泉南IC(仮称)が接続するものと思われるが、通行時点では本線の跨道橋は確認できたもののインターチェンジらしき道路は確認できなかった。岩泉南IC(仮称)からは小成川の左岸の平坦な快走路を走る。

351.小成トンネル 352.小成トンネルを出た直後に津波浸水区間が終わる 353.茂師橋
 小成集落の東部で津波浸水区間に入るが、特に下り勾配という訳ではない事から海との距離が近いため津波の被害を受けたものと考えられる。津波浸水区間に入ってすぐに小成トンネルをくぐる。トンネルを出てすぐに小成川を渡りその先で津波浸水区間が終わる。さらに勾配を上っていると茂師橋を渡って小成川の左岸に戻る。小成川の右岸の山裾が市町境のため、茂師橋の南詰の200m弱だけ宮古市を通っている。距離が短いため市町境標識は設置されていない。

354.周囲に家屋はないが通学路 355.小本トンネル 356.岩泉小本駅周辺は津波浸水区間
 茂師橋からの上り勾配を走っていると左にカーブして小本トンネルをくぐり、緩やかに下っていく。小本集落を前方に眺めながら勾配を下っていると集落に入る手前で津波浸水区間に入る。

357.小本大橋 358.R455・岩手r291小本交差点
 津波浸水区間に入ってすぐに小本川に架かる小本大橋を渡り、すぐにR455・岩手r291小本交差点に至る。交差点を左折できないように見えるが、手前を左に分岐する側道に進めばR455に進む事ができる。案内標識では釜石北ICなどと似た感じでR45現道の矢印が細く曲線状に描かれている。その目的がR45三陸北道を走らせようというものである事は言うまでもないだろう。

国道45号 part8