国道29号
part2

R482交差点〜R429斉木口交差点
若桜町→
→宍粟市

43.八東川の左岸を快走 44.カーブが多くなる 45.チェーン着脱場が点在している
 R482が分岐してからも道路状況と周辺の風景に大した変化はなく、緩やかなカーブをいくつも通りながら2車線道路を快走する。県境に向かっているため上りではあるが、その勾配は緩やかである。日本海側の積雪地域のため規模の大小はあるもののチェーン着脱場が点在しており、冬期以外でもちょっとした休憩場所として利用できる。ただし、公衆トイレはおろか自販機も設置されていない、駐停車スペースだけのものがほとんどである。

46.八東川沿いを走る 47.雨量通行規制区間の警告 48.岩屋堂トンネル
 八東川に沿って走っていると岩屋堂集落を通過し、集落内に鳥取r72との交差点がある。r72は兵庫県との県境の江浪峠の前後が分断されている。岩屋堂集落を通り過ぎると雨量通行規制を示す標識を通過する。それによると連続雨量が、姫路側は160mmで、鳥取側は200mmで通行止になるとの事。県境を境に規制値が異なる理由は知らない。標識の先の右カーブを曲がると岩屋堂トンネルをくぐる。川に沿った旧道はフェンスが張られており通過できない。

49.若桜町中原 50.規制区間に入る 51.登坂車線あり
 岩屋堂トンネルを出てからも集落が続いており、その前を走っているR29も快走路が続いている。八東川の両岸に広がっている小船集落には雨量通行規制区間を示す2つ目の標識と電光掲示板が設置されている。電光掲示板を通過して右カーブを曲がると登坂車線が現れる。登坂車線があるのは500m程度の距離である。

52.登坂車線が終わると消雪区間が始まる 53.勾配は緩やかだがカーブが多い 54.落折第二洞門
 八東川を渡った直後に右の急カーブを曲がり8%の急勾配を上る。勾配が急なため消雪設備が設置されている。その後は急カーブが連続している急勾配の2車線道路を走る。落折川とハサリ川の合流地点付近で左のヘアピンカーブを曲がり、その先で落折第二洞門と第一洞門を相次いで通過し、蛇行する落折川に沿ってカーブの多い上り勾配の道路を走る。

55.落折集落を通過 56.2ヶ所目の登坂車線 57.ヘアピンカーブで標高を上げる
 鳥取県側で最後の集落の落折集落を通過して左のヘアピンカーブを曲がると再び登坂車線が現れる。その距離は600m程度である。2車線になった上り勾配を走っていると左と右のヘアピンカーブを1ヶ所ずつ通って標高を上げる。連続ヘアピンカーブ以降は急なカーブもなくなる。

58.新戸倉トンネル 59.兵庫県宍粟市に入る 60.急なカーブは少ない
 旧道との交差点の直後で新戸倉トンネルに入る。1995年(平成7年)に開通した新戸倉トンネルの延長は1730mと長大と言える長さである。旧道にある戸倉隧道は1955年(昭和30年)に開通しているが、新トンネルの開通に伴い閉鎖されており通り抜ける事ができない。旧道と言っても二桁国道なので急カーブは多いもののセンターラインのある2車線道路である。
 新戸倉トンネルを出ると兵庫県宍粟市に入る。トンネル内部は下り勾配だったが、兵庫県側の旧道との交差点付近も少しだけ上り勾配となっており、そこが峠のような感じである。それ以降は下り勾配が続いており、鳥取県側と異なり急カーブは少ない。

61.宍粟市波賀町戸倉 62.落石注意区間 63.兵庫r48交差点からは異常気象時通行規制区間
 前方にスキー場が見えてくると峠の名称の由来となった戸倉集落を通過する。集落内も走りやすい2車線道路が続いている。兵庫r48交差点を通過した直後に電光掲示板が設置されているが、その脇には閉鎖用のゲートも設置されており、異常気象時通行規制区間に入る。

64.兵坂トンネル 65.引原川に沿って南下 66.新三久安大橋
 異常気象時通行規制区間に入ってすぐに兵坂トンネルをくぐる。トンネル手前の左側に延びている道路が旧道で、沿線に集落はないものの水田があるため閉鎖されておらず通行は可能である。その後は引原川沿いの集落を通り抜けながら川沿いを南下する。カーブは多いものの2車線道路なので特に走りにくいという事もない。右側を流れている引原川の幅が広くなって音水湖というダム湖に変化する。それほど大きなダム湖ではないがカヌー競技場なるものがある。

67.引原トンネル 68.引原ダムの横を通過 69.緩やかな勾配を下り続ける
 引原トンネルから南は急カーブが多くなり、右カーブの先で引原ダムを通過して直後に左の急カーブを曲がる。その後は引き続き引原川沿いの2車線道路を走る。異常気象時通行規制区間の中だが道路状況としては良好で走りやすい。

70.宍粟市波賀町日ノ原 71.異常気象時通行規制区間の終点 72.道の駅「はが」
 波賀町日ノ原集落を通過するとマンガ谷川を渡り、引原川の左岸を淡々と走る。異常気象時通行規制区間の終点のゲートと電光掲示板を通過してしばらく走っていると波賀町原集落に入り、集落内で道の駅「はが」を通過する。規模としては小さい部類に入る道の駅だが、「近畿道の駅1号」を名乗っている。なお、栃木県芳賀町にも同名の「はが」という道の駅があるが、距離が離れているため混同してしまう事はないだろう。

73.異常気象時通行規制区間が終わっても落石に注意 74.二桁国道の割に交通量は少ない 75.旧波賀町の中心部に入る
 道の駅からも引原川沿いの谷筋という状況は変わっておらず、緩やかな下り勾配の2車線快走路という道路状況にも変化はない。ただし、山間部のため落石に注意しなければならない区間となっている。二桁国道の割に交通量は少なく、また場所柄信号付きの交差点も少ない。

76.R429上野中交差点 77.おにぎりはR29のみ 78.R429斉木口交差点
 旧波賀町の中心部の北部でR429上野中交差点を通過するが、以南はR429が重複している。沿線の建物は多くかつては町の中心部だった事を思わせるが、二桁国道である点を考えれば交通量は少ないと言える。水谷川を渡り波賀市民局前交差点を通過する。市街地の南端部でR429斉木口交差点を通過するとR429の重複が終わる。R429との重複距離は約700mと非常に短い。

国道29号 part3