国道29号
part1

R9南隈交差点〜R482交差点
鳥取市→八頭町→若桜町

1.R9南隈交差点 2.片側2車線の幹線国道 3.鳥取市安長
 鳥取県の市街地と鳥取コナン空港のほぼ中間に位置するR9南隈交差点がR29の終点であり、今回はここから兵庫県南西部の姫路市に向かって走る。国道番号からも分かる通り、幹線道路であり酷道的な要素は一切出てこない。
 南隈交差点は市街地からは離れているとは言え、近くにはイオンモール鳥取北店があり他にも大型の商業施設が集中しており休日を中心に賑わっていそうな場所である。R9は山陰地方の大幹線国道とあって早朝であっても交通量が多い。R29に入ると交通量は減るが早朝でなければ常に車が走っている状態と思われる。R29のこの区間は鳥取南バイパスと呼ばれており片側2車線と良く整備されている。

4.徳吉跨線橋 5.鳥取r21国体道路交差点 6.市街地を離れてからも片側2車線
 片側2車線道路を南下しているとJR山陰本線を徳吉跨線橋でオーバーパスする。跨線橋からの勾配を下り切った所で鳥取r21の旧道である市道との徳尾交差点を通過し、野坂川橋を渡った直後に鳥取r21国体道路交差点を通過する。国体道路交差点の南東にもショッピングモールがあり、その南は工業団地となっている。その後も片側2車線道路が続いており、沿線の建物の数自体は少なくなる。

7.鳥取IC入口交差点 8.因幡大橋 9.R53・R373吉成交差点は跨道橋を通過
 南隈交差点から約4.0kmで鳥取道の鳥取ICに接続している鳥取IC入口交差点を通過するが、インターチェンジまでの区間をR29として表示している地図もある。案内標識では高速道路のインターチェンジを示す緑色のもののみでR29のおにぎりは表記されてない。
 鳥取IC入口交差点からは大きく左にカーブしており、カーブの途中で鳥取r42服部交差点を通過する。服部交差点から東は津ノ井バイパスとなるが、鳥取南バイパスが鳥取市街地の西を走っているせいもあって津ノ井バイパスも含めて鳥取南バイパスと認識されていそうである。千代川に架かる因幡大橋を渡るが、橋上で左側車線には「←岡山53号」、右側車線に「←姫路29号」と描かれている。その表示の通り、左側車線はR53R373との吉成交差点に、右側車線だけが跨道橋として交差点をパスできる。

10.吉成高架橋の下りは5.0%勾配 11.高架橋を降りると片側2車線になる 12.西大路交差点で左側車線が左折車線になる
 吉成高架橋から降りると吉成交差点からの車線が合流して片側2車線道路になってから鳥取r292宮長交差点を通過する。宮長交差点付近には周囲に商業施設が多いものの少し東の鳥取市立病院付近の南には水田が広がっている。吉成交差点から約2.5kmで市道との西大路交差点に至るが、ここで左側車線が左折車線になって車線が減少する。

13.西大路交差点からは2車線 14.鳥取r247との交差点は立体交差 15.鳥取r226南栄町北交差点
 西大路交差点からは対面2車線道路となり勾配を上る。下りに転じてからは大路山の北から東にかけて右にカーブして砂田川を渡った直後に鳥取r292の上を通過し、鳥取r247との立体交差を通過する。r292に関してはボックスカルバートの上を通過するだけで直接の接続はなく走っている分には下に道路が通っているかも分からない。r247の立体交差からの平面に下ると片側1車線道路になる。

16.片側1車線 17.高蔵寺高架橋 18.鳥取r323若葉台交差点
 工業団地を通り過ぎると緩やかな左カーブを通過し、とっとり広域農道との広岡交差点の手前で中央分離帯がなくなる。普通の2車線道路になってからも走りやすい道路状況が続いており、高蔵寺高架橋でJR因美線と鳥取r323をオーバーパスする。因美線とr323の東を並走しているとr323との若葉台交差点を通過する。このr323は鳥取南バイパスと津ノ井バイパスが開通する前の旧道である。

19.JR因美線と並走 20.八頭町に入る 21.鳥取r39・r287堀越交差点
 若葉台交差点からはr323との並走はなくなるが、JR因美線との並走は続いている。但し、非電化路線のため目立たず、鉄道が隣接しているとは思えない。八頭町に入って東郡家駅を通過したすぐ先で鳥取r39・r287堀越交差点を通過する。その後、私都川を渡りながら右にカーブしてから線路から離れる。

22.「道路情報ラジオ 休止中」 23.鳥取287郡家駅入口交差点 24.チェーン着脱場を兼ねる駐車スペース
 郡家駅や八頭町役場のある町の中心部の東を通り、鳥取r287郡家駅入口交差点や鳥取r32八頭町役場入口交差点を通過する。八頭町役場入口交差点を過ぎてからは沿線の建物の数が少なくなり、緩やかな勾配を上る。

25.鳥取r302・r304交差点 26.長閑な風景の快走路 27.竹市発電所
 名もなき峠を越えて下り勾配を走っていると鳥取r302・r304との交差点を通過し、以降は平坦かつカーブの少ない2車線快走路を走る。周囲に家屋はあるが水田の方が多く長閑な風景が広がっている。カーブの多少なりとも存在しているが減速すら必要のない程度のカーブである。

28.R482安井宿交差点 29.安井宿交差点以降も快走路 30.緩やかなアップダウンあり
 R53・R373吉成交差点から約15.6km走るとR482安井宿交差点を通過する。安井宿交差点からはR482が重複している。案内標識には重複している事は分からないが、串刺しおにぎりは設置されている。400番代後半の国道が重複しているが、道路状況には特に変化なく長閑な風景の中を走り抜ける。八東川の対岸には若桜鉄道があるが、非電化路線のため鉄道が並走しているとは思えない。

31.姫路まで97km 32.R29・R482串刺しおにぎり 33.道の駅「はっとう」
 八東川流域の2車線快走路を淡々と走る。R29だけでなくR482のおにぎりも表記された案内標識もあり、串刺しおにぎりも1ヶ所だけではなく複数存在している。八東駅の北を通過し、東隣の徳丸駅の北東で道の駅「はっとう」を通過する。八東駅は平成の大合併以前の八東町と同じ名称だが、かつての町役場は丹比駅付近にある。道の駅も町の中心部にあった訳ではない。なお、現在の町名の八頭は“やず”と読む。

34.旧八東町の中心部を走る 35.山崎橋の東詰で鳥取r6と交差 36.若桜町に入る
 道の駅から程なくして旧八東町の役場(現在の八頭町役場八東庁舎)のあるかつての町の中心部を走る。南には丹比駅があり、R29とR482はそのすぐ北を通っている。八東中学校の南を通過してすぐに鳥取r37との富枝西交差点を通過し、その先で旧道と思われる鳥取r270富枝交差点、次いで山崎橋の東詰で鳥取r6との交差点を通過する。主要地方道のr37とr6はどちらも分断区間を抱えている県道である。
 Uの字を描くように蛇行している八東川を若桜鉄道と一緒に川に沿って大きく右にカーブする。カーブが終わった所で町境を通過して若桜町に入る。町が変わっても道路状況は変わらず2車線快走路が続いている。

37.国土交通省若桜無線中継所 38.右の道路は旧道か? 39.鳥取r103諸鹿入口交差点
 若桜鉄道とともに八東川の左岸を走っていると若桜町の中心部の手前で旧道と思われる町道との交差点を左にカーブして通過する。緩やかな右カーブを走っていると鳥取r103諸鹿入口交差点を通過する。案内標識には左の諸鹿方面しか描かれていないが、右側の若桜市街方面もr103に指定されている。家屋の間を走り抜ける1.0車線道路なので案内されていないのも無理はない。

40.道の駅「若桜」 41.鶴尾橋 42.R482交差点
 諸鹿入口交差点以降も緩やかな右カーブを走っていると道の駅「若桜」を通過する。道の駅には若桜鉄道の終着駅である若桜駅も隣接している。道の駅を通過してから緩やかな左カーブを曲がってから鶴尾橋を右にカーブしながら通過し、鳥取r176交差点を通過する。直線的な2車線道路を走っているとすぐにR482との交差点を通過する。安井宿交差点から約12.9kmの距離である。なお、R482はこの先兵庫県を経て京都府京丹後市まで続いているが、鳥取・兵庫県境に分断区間を抱えている。桑ヶ仙林道で繋がっているが、災害による通行止規制が続いている。

国道29号 part2