国道8号
part1

R7本町交差点〜R17須頃三南交差点
新潟市→三条市

1.R7・R17・R49・R113・R116・R289・R350・R402・R403・R459本町交差点 2.バスレーンを含めて5車線 3.萬代橋
 新潟市役所と新潟駅の中間に位置する本町交差点がR8の起点である。交差点の北に接続している新潟r565から見ると新潟駅方面のR7と新潟市役所方面のR116の2本の国道しか交差していないように見えるが、実はR7・R8・R17・R113R116R289R350R402と合計8本もの国道が交差しており、それぞれ起終点となっている。1ヶ所に交差する国道の数としては最多であろう。
 R8はひとつ格上のR7の他、R17・R113・R350と5国道重複状態で東に進む。1本の支柱に5つのおにぎりが並ぶ壮観な光景を見てみたいが、残念ながらさすがにそんなものは設置されていない。バス専用レーンを含めて5車線の道路を走っていると萬代橋の手前で車線が減少して4車線となって信濃川を渡る。

4.R7・R17・R49・R113・R345・R350・R402・R403・R459東港線十字路交差点 5.新潟r1流作場五差路交差点からは片側4車線 6.新潟r33東大通交差点を左折
 萬代橋を渡ってすぐの東港線十字路交差点を通過するが、ここにはR7・R8・R17・R113・R350に加えてR345も交差している。しかしR116とR350(R345重複)が分岐するため、以降はR7・R8・R17の3国道重複状態になる。
 6車線道路を走っていると新潟r1流作場五差路交差点で左端車線が沼垂方面の市道への左折車線になってしまう。交差点を過ぎると片側2車線道路になるという予想を裏切り、中央分離帯のある片側4車線道路になる。約200m進むと新潟r33東大通交差点を左折しなければならないが、一桁国道にもかかわらず左折車線は1本しか設置されておらず、r33への直進車線は3本もある。なお、r33の200m程南に新潟駅がある。

7.東大通交差点からは4車線 8.やや無理やり感のある6車線道路 9.新潟r3・r464栗ノ木橋交差点を右折
 東大通交差点からは4車線道路を東の方角に進む。前述の通り、新潟駅に近い場所であり沿線にはビルが多い。明石一交差点からは車線が増えて上下6車線となるが、それぞれの車線幅は狭く無理やり6車線にした感じである。約900m走ると新潟r3・r464栗ノ木橋交差点を右折する。左折はr464で直進がr3、右折がR7・R8・R17・R49・R403・R459である。

10.栗ノ木橋交差点からは片側3車線 11.JR信越本線と白新線、上越新幹線の高架を通過 12.新栗ノ木川に沿って走る
 栗ノ木橋交差点からは片側3車線の道路を南の方角に進む。約500mでJR信越本線と白新線、上越新幹線の高架橋の下を通過する。低い方が在来線で高い方が新幹線の高架と思われる。なお、上越新幹線は新潟駅が終点であり、この部分は車両基地と新潟駅の間なので乗客を乗せた車両がR7・R8・R17・R49・R403・R459の上を通過する事はない。鉄道の高架橋から南も片側3車線道路が続いており、新潟r51笹越橋交差点を通過して新栗ノ木川に沿って南下する。

13.R7村上・新発田方面が分岐 14.跨道橋の手前を側道に進む
 紫雲橋交差点を過ぎると右にカーブして紫竹山交差点を通過して紫竹山ICとなる。紫竹山ICは完全な立体交差点で、まずR7村上・新発田方面が左に分岐し、その次にR8・R17長岡・三条方面も左に分岐する。R49とR403、R459は会津若松・加茂方面に直進する。

15.新潟バイパスは片側3車線 16.桜木IC 17.女池ICでは左側車線が側道になってしまう
 新潟バイパスの本線に合流すると片側3車線道路を走る。盛土の上に造られたバイパスのため、沿線の建物は多いが直接出入りする事はできない。鳥屋野潟の北で桜木ICを、北西で女池ICを通過する。前者は左端車線から側道が分岐する形だが、後者は左端車線がそのまま側道になってしまい、女池インター交差点を越える跨道橋部分は片側2車線である。

18.女池ICを過ぎると再び片側3車線 19.R116黒埼ICは側道に進む
 女池インター交差点からの側道が合流すると再び片側3車線道路になる。緩やかに左にカーブしながら上越新幹線の高架橋をくぐり、新潟r1と信濃川をまとめて新潟大橋で通過する。新潟大橋を渡り終えた直後にR116黒埼ICがあるが、R8(とR17)は直進ではなく左に分岐する側道に進まなければならない。

20.上越新幹線 21.北陸道 22.道の駅「新潟ふるさと村」
 黒埼ICから平面道路に合流してすぐに上越新幹線の下をくぐり、次いで北陸道の下をくぐる。北陸道の新潟西ICに近く周辺には運送会社が多く、トラックの交通量も非常に多い。黒埼ICから約1.7kmで上山田交差点を通過するが、この交差点は道の駅「新潟ふるさと村」の出入口である。“ふるさと村”という名称が付けられているが、前面道路がトラックの交通量が多い幹線道路というせいもあり、“ふるさと”感は薄い。

23.新潟r2善久交差点 24.新潟r2信濃川大橋西詰交差点 25.大野大橋
 道の駅を過ぎても交通量の多い片側2車線道路が続いている。新潟r2善久交差点とr2信濃川大橋西詰交差点を相次いで通過し、さらに進むとr2・r141大野町交差点を通過する。そのすぐ先で大野大橋で中ノ口川を渡って新潟市西区から南区に入る。大野大橋の左側車線に合流を示す矢印が描かれているが、橋上では車線がなくなる訳ではなく車線現象の予告を示していると思われる。

26.左側車線がなくなる 27.路側帯の広い対面2車線道路 28.周囲には水田が広がっている
 車線が減少するのは大野大橋からひとつ目の交差点の下塩俵交差点を通過した直後である。以降は対面2車線道路となるが、路側帯が比較的広く取られておりセンターラインにもゼブラゾーンが付加されており、狭苦しさを感じずに走る事ができる。新潟r46・r220上塩俵交差点を過ぎるとセンターラインのゼブラゾーンがなくなるが、路側帯は広いままなので走りにくさは感じない。それどころか、直線的で周囲の建物がなくなり見通しが良いため走りやすい。

29.北田中交差点 30.東側でバイパスが工事中 31.白根四ツ興野交差点
 沿線に家屋が点在する状態になっても概ね走りやすい状況が続いている。バイパス工事をしている現場を見ながら南下を続ける。白根バイパスは2016年5月時点では南側の一部区間のみ先行で供用されている。既開通済みの区間に行くには白根四ツ興野交差点を左折して市道を700m程走る必要がある。

32.現道区間には商業施設が建ち並ぶ 33.南区役所付近には街路樹がある 34.新潟r66白根交差点
 白根四ツ興野交差点から南は部分開通しているバイパスが並走している区間となる。沿線には商業施設が多く、バイパスが並走していても休日の交通量は多そうである。白根小学校から南は一般の住宅の割合が多くなるが、新潟r66白根交差点を過ぎると再び商業施設が多くなる。

35.R17・R460白根日の出町交差点 36.意外に交通量は少ない 37.大型車はここを左折してバイパスへ
 白根交差点から程なくしてR17・R460白根日の出町交差点を通過する。案内標識にはR8とR460しか表記されていないが、R17は起点からずっとR8に重複しており、ここまで来ても表には出てこない。
 白根日の出町交差点からも対面2車線道路が続いているが、この時後方を走っていた数台の車は全て白根日の出町交差点を左折したため、交通量が皆無と言える状態になった。山間部の三ケタ国道では特に珍しい事ではないが、ここは平野部の一桁国道である。白根日の出町交差点から約600m進むと信号機のないT字形状の交差点を通過するが、大型車は左折するように促されている。案内標識には340m先で大型車通行止となる事が書かれている。

38.センターラインが消された2.0車線道路 39.市(区?)道との交差点を左折 40.白根バイパスとの交差点を右折
 大型車左折推奨の交差点を過ぎると道幅は2車線だが、センターラインが消されており広い一方通行道路に見える状態になる。大型車両が通行できない幅ではないが、センターラインがない事に戸惑ってしまうかもしれない。案内標識にあった通り、約340m南で大型車通行止区間が始まるが、R8はその手前の信号機のないT字路を左折しなければならない。そしてその直後に突き当たる白根バイパスとの交差点を右折する。どちらにも案内標識がないため事前にルート確認は必須、と言いたいところだが、白根バイパスの開通が2015年3月22日と最近のためこの変更が反映されていない地図の方が多いので当てにならないかもしれない。バイパスが全通すれば現道よりもバイパス優先の交差点形状になるケースは多いが、全通する前にここまでしてしまうのはよほど現道を走って欲しくないのだと思われる。

41.バイパス合流後は快走路 42.新潟r55・r127丸潟交差点 43.新潟市南区茨曽根
 白根バイパスに合流すると平坦かつ直線的な2車線快走路を走る。非常に見通しの良い状態だが、追越し(のための右側部分はみ出し)は禁止されている。沿線には多少の建物が建っているのだが、普通の家屋よりも倉庫や工場の方が多いように感じる。

44.交通量が少ない時間帯は速度超過しやすい道路状況 45.沿線には倉庫や工場が多い 46.三条市に入る
 新潟r9清水交差点から南は2〜300m東に新潟市と加茂市の市境がある。新潟r141・r375新飯田交差点を通過してごく緩やかな上り勾配を走っていると市境を通過して三条市に入る。加茂市との市境が近いと書いたが、R8は加茂市域を通っていない。

47.新潟r537代官島交差点 48.堤防(?)の上を快走 49.「上越98km 長岡27km」
 市境前後の右カーブが終わると新潟r537代官島交差点を通過する。その後は三条市と燕市の市境となっている中ノ口川の右岸を走るが、川寄りの右側には建物がほとんどなく、左側も一段低い位置に集落がある。

50.左側には信濃川が流れている 51.三条市下須頃 52.R17・R289・R403須頃三南交差点
 中ノ口川に近接してから離れた後に今度は左側に堤防が現れる。堤防の向こう側を流れているのは信濃川である。右にカーブして勾配を下ると堤防から離れ、沿線の建物が増える。大島病院前交差点の北で燕市の飛び地を通っているが、さすがに僅か60m程度で、しかも飛び地なので境標識は設置されていない。
 市道との須頃3北交差点からは車線が増えて片側2車線となり、R17・R289・R403須頃三南交差点を通過する。R17は起点からずっと重複、R289は起点で交差、R403は起点から紫竹山ICまで重複していた国道である。上越・長岡方面はR8・R17・R403、新潟方面はR8・R17、加茂・三条市街方面はR289・R403、燕方面はR289となっており、重複している国道をトレースする場合はそれぞれのルートを確認しておく必要があるだろう。

国道8号 part2