国道487号
part1

R31本通2交差点〜広島r44大君交差点
呉市→江田島市

1.R31・R185本通2交差点 2.R31本通1交差点
 呉市の市街地の南部に位置するR31R185本通2交差点がR487の起点である。2つ南の本通1交差点が3方向に国道が伸びているため、こちらが起点と言われた方が分かりやすい一方で本通2交差点が起終点になっている事は分かりにくいが、交差点にはきちんとR185の終点とR31がここからである事を示す串刺しおにぎりが設置されている。裏側には逆にR31の終点とR185がここからである事が示されている。R487はおにぎりそのものが付けられていないが、本通2交差点が起点と見て間違いないだろう。
 本通2交差点から片側3車線道路を走り、2つ目の交差点のR31本通1交差点を直進する。R487のおにぎりはここで案内標識の中に表記されたものが確認できる。本通1交差点をR31海田町側から、またはR487江田島側から来る場合の案内標識にはR31とR185の交差点であるかのように描かれている。

3.JR呉線 4.入船山公園の北西を通過 5.海自の呉地方総監部の門の前を左折
 本通1交差点からも片側3車線だが、JR呉線のガードの手前のめがね橋交差点で右端車線が右折車線になるため、以降は片側2車線になる。右側の海上自衛隊の呉教育隊施設、左側の入船山公園に挟まれた状態を走る。入船山公園はかつて呉鎮守府の司令長官の官舎や練兵場として使われていた場所である。
 本通1交差点から約450m進むと海上自衛隊の呉地方総監部の門の前で左に直角にカーブする。片側2車線のどちらも曲がる事ができるが、自衛隊施設に入るには右ウインカーを点けて直進する形になる。その構造から通勤時間帯は渋滞しそうである。

6.地方総監部前交差点の手前は右カーブ 7.上り勾配の片側3車線道路 8.子規句碑前交差点を左折
 左直角カーブからは緩やかな上り勾配となり、少し進むと右にカーブすると同時に車線が増える。地方総監部前交差点からは上り勾配の3車線道路となっており、緩やかにS字状にカーブした先で左側車線が市道との交差点の左折車線となり、その直後の子規句碑前交差点を左折する。案内標識では左折後に右カーブと描かれているが、左折後に三角形のロータリーの間を道なりに右へ進むという感じである。直進の市道は片側2車線が続いており、約3.1km先でR487の警固屋音戸バイパスの既開通済み区間の北端に至る。そのため左折する車両より直進する車両の方が多い。

9.アップダウンのある2車線道路 10.坪内保育所前交差点はS字カーブ状に進む 11.急カーブが多くなる
 子規句碑前交差点からは対面2車線道路となり、アップダウンしている高台を走る。小刻みなカーブも多く沿線の家屋が建ち並んでいる事もあって走りやすいとは言えない道路状況である。坪内保育所前交差点は分類としては十字形状になるのだろうが、R487はS字カーブ状に進まなければならない。宮原中学校からは急カーブが多くなり、路面には黄色と青色のペイントが施されている。

12.市営坪ノ内アパート付近は平坦 13.鍋峠交差点 14.鍋峠以降は下り勾配
 市営坪ノ内アパート付近は平坦で狭いながらも両側に歩道が設置されている。宮原13交差点を過ぎると上り勾配となり、峠部分で鍋峠交差点を通過する。峠部分で道路が交差しており変則的な形状の三差路のため、信号機の切替りタイミングは通常とは異なる。鍋峠以降は下り勾配となり、家屋が建ち並ぶ中を小刻みにカーブしながら下っていく。

15.鍋小学校入口交差点 16.R487警固屋音戸バイパスとの警固屋高架橋下交差点 17.歩道がなく狭苦しさを感じる
 勾配がなくなって平坦になった所で鍋小学校前交差点を通過し、左にカーブした先で鍋桟橋交差点を通過する。鍋桟橋交差点を右折して約100m進むとR487警固屋音戸バイパスの警固屋4交差点に至る。ここから南はバイパス並走区間だが、以北においても市道がバイパス的な役割を果たしているせいもあって道路状況も交通状況も特に変化は見られない。造船会社の手前で警固屋音戸バイパスとの警固屋高架橋下交差点を通過するが、バイパスとは呉市街方面としか接続していない。

18.R487警固屋音戸バイパスの第二音戸大橋の下を通過 19.前方に見えているのは音戸大橋 20.高低差を解消するループを通行
 集落の中の2車線道路を走っていると前方に赤いアーチ橋が見えてくる。第二音戸大橋と呼ばれる橋でR487の警固屋音戸バイパスの橋である。第二音戸大橋の下を通過すると前方に別の赤いアーチ橋が見えてくるが、こちらが現道の音戸大橋である。音戸大橋は満潮時の桁下高が23.5mもあるので、広島r66音戸大橋北交差点から上り勾配となり高低差を解消するためのループを通る。このループは左のヘアピンカーブの後に右回りのループになるという変則的な形状である。ループの上段には休憩施設を備えてパーキングが設置されている。

21.音戸大橋 22.倉橋島側もループしている 23.R487警固屋音戸バイパスとの交差点を右折
 標高30m程度になった所でカーブが終わって音戸大橋を渡る。歩道は設置されておらず別の人道橋が架けられている訳でもないが、歩行者・自転車の通行は特に禁止されていないようである。バイパスの第二音戸大橋には北側に歩道が設置されている。音戸大橋を渡り終えて倉橋島に上陸するとこちらにも高低差を解消するループが造られている。こちらは右に3回転するループらしいループである。
 地上に着くとT字路に突き当たるが、右左折どちらにもR487のおにぎりが表記されている。左側に江田島と描かれているため左折してしまいそうだが、そちらは警固屋音戸バイパスであり江田島へは広島r35を経由して行く事になる。よって国道トレースは右折して倉橋方面に進む。なお、ここで交差しているバイパスは元々r35だった区間を現道に接続させるため国道にした区間のため、呉市本土側の区間とは道路状況が大きく異なる。

24.海沿いを走る 25.旧音戸町役場の前を通過 26.呉市音戸町高須
 バイパスとのT字路からは音戸漁港に沿って2車線道路を走る。海岸線が曲がっているためそれに沿っている国道も左にカーブしている。旧音戸町役場付近からは湾の南部を走っており、海側に建物が建っている場所もある。

27.双見ノ鼻の手前からセンターラインがなくなる 28.急カーブが多い 29.呉市音戸町波多見
 双見ノ鼻の手前でセンターラインがなくなり1.8車線と少し狭くなってしまう。沿線には建物が途切れる事なく続いており、見通しの悪いカーブが多いため気を遣った走行を強いられる。工場の門の前からセンターラインが復活して2車線になり、右の直角カーブを曲がった後に住宅地を通り抜ける。

30.水産海洋技術センター入口交差点を右折 31.水産海洋技術センター入口交差点からも2車線 32.右カーブの手前で減速を促す
 大浦崎の根元で市道との水産海洋技術センター入口交差点を右折する。その後400m程は海の見えない内陸を走っているが、波多見小学校の手前から海沿いを走るようになる。海側の建物はほとんどないが波多見小学校が建っている。長方形の敷地のうち、国道に面しているものを除いて三面を海に囲まれている。ジュンテンドーというホームセンターの前を通過して右にカーブする。

33.狭い2車線道路 34.センターラインのない区間もある 35.改良された区間もある
 右カーブからは2車線ながら車線幅が狭くなる。防波堤と擁壁に挟まれており、トラック同士の離合はおそらく不可能である。住宅地の南端には短距離ながらセンターラインのない1.8車線幅区間もある。その後センターラインが復活すると普通の2車線道路を走る。

36.狭い砂浜が点在 37.海の向こうに見えるのは呉市音戸町先奥 38.奥の内港沿いを走る
 右の急カーブを曲がると再びセンターラインのない1.8車線幅狭路になってしまう。海岸線に忠実に沿っており見通しの悪いカーブが多く、交通量も道路状況からすれば多い方である。さらに付け加えるとバス路線なのでバスが走っている事もある。老人ホームの前の右直角カーブからはセンターライン付きの2車線道路になるが、海に沿っているという状況に変化はない。

39.広島r286長谷交差点 40.長谷交差点の直後は狭路 41.内陸部を走る
 コンビニやホームセンターのある集落を走っていると広島r286長谷交差点を通過する。r286が海沿いを走る一方でR487は内陸に向かう。交差点の直後にセンターラインがなくなり1.5車線幅狭路を通過する。おそらく買収できなかった土地が少しあるため拡幅できないものと思われる。狭路区間が終わると上り勾配となる。道路の左側にゼブラゾーンが設置されているが、車線幅は広くないどころかむしろ狭い。

42.名もなき峠を越える 43.緩やかな勾配を下る 44.広島r35藤脇交差点を右折
 車線幅が広くなって走りやすくなった所で名もなき峠を越えて下りに転ずる。緩やかにカーブしながら下っていると平坦になった所で広島r35藤脇交差点に至り、右折して呉・江田島方面に進む。直進の行き先が表記されてない道路は旧道だが、ウォッちずではまだ国道色に塗られている。

45.黄幡トンネル 46.若宮トンネル 47.旧道(現道?)と合流
 藤脇交差点からは走りやすい2車線道路で緩やかな勾配を上り、左カーブの先で黄幡トンネルをくぐる。次いで若宮トンネルをくぐるが、トンネル間のほぼ中央には横断歩道がある。アップダウンのせいで見にくいうえに信号機が設置されていないため、手前には青色のペイントが施されている。若宮トンネルを出てすぐにT字路を通過するが、接続している道路が旧道(現道?)である。この藤脇バイパスは2011年3月に供用が開始されており、同時にr35の釣士田バイパスも開通している。

48.海に向けられた標識? 49.左前方に見えるのが早瀬大橋 50.早瀬大橋はトラス橋
 現道との合流後は海沿いを走っており、右にカーブすると前方にこれから通る早瀬大橋が見えてくる。音戸大橋や第二音戸大橋と同様に船舶の航行が考慮されているが、呉地方総監部の所属艦も通れるように36m超の航路高が確保されている。

51.広島r35早瀬大橋東口交差点を右折 52.早瀬大橋東口交差点以降も沿線に家屋がある 53.早瀬大橋
 早瀬大橋の下をくぐった直後の広島r35早瀬大橋東口交差点を右折する。直進してr35を走れば第二音戸大橋や音戸大橋に戻る。早瀬大橋東口交差点からは上り勾配となるが沿線には家屋もある。右カーブが始まると家屋が途切れ、進行方向を180度変えた所で早瀬大橋を渡る。早瀬瀬戸が市境のため橋上で江田島市に入る。

54.能美島側は左カーブ 55.早瀬大橋の下を通過 56.広島r121交差点
 能美島に上陸すると左にカーブして早瀬大橋の下を通過し、勾配がなくなる所で広島r121交差点を通過する。r121は島の南東の沿岸部を走る県道だが、分断区間があるため早瀬大橋東口交差点とは異なり道なりに走ればR487をトレースできる。

57.海沿いを快走 58.江田島市大柿町大君 59.広島r44大君交差点を左折
 広島r121交差点からは海岸線に沿っており、平坦ではあるがカーブが多い2車線道路を走る。左の直角カーブを曲がり、道路両側に家屋が建っている状態になり、右にカーブした先で広島r44大君交差点に至る。R487は左折して沖美・能美方面に進む。

国道487号 part2