国道435号
part2

R316国行交差点〜R2吉敷西交差点
美祢市→山口市

46.JR美祢線(宇部興産引込線)と並走 47.山口市まで37km 48.宇部興産の煙突が視界に入る
 R316国行交差点を通過するとJR美祢線と並走するが、この線路は旅客用ではなく宇部興産専用の引込線である。右にカーブして引込線から離れて坪見橋を渡り、2車線道路を東の方角に進む。引込線や伊佐川の北には宇部興産の伊佐セメント工場がある。

49.市道との交差点を左折 50.国道上を横切る高架道路は宇部興産専用道路 51.中国道・美祢IC
 国行交差点から約1.9kmで市道とのT字路に突き当たり、左折して萩・宇部方面に進む。逆方向の走行であれば片側2車線道路を右折しなければならないので要注意である。T字路から片側2車線道路となり、山口r37北川交差点を通過して緩やかな勾配を上る。その上を跨道橋が通っているが、これは高速道路ではなく伊佐セメント工場から宇部港を結ぶ宇部興産の専用道路である。いち企業の専用の私道のため公道では見られないような大型の車両が走っている。その後も緩やかな上り勾配の片側2車線道路を走っていると中国道の美祢ICを通過する。

52.美祢ICを過ぎた所で左側車線がなくなる 53.美祢市の市街地を離れればローカル快走国道の雰囲気が漂う 54.所々にパーキングスペースがある
 美祢ICを通過してすぐに左側車線がなくなり以降は対面2車線になる。車線は減ってしまうが交通量も減っているためむしろ流れは良くなる。山口r231上曽原交差点からは宇佐川から離れて北東の方角に進む。

55.山口r240山露交差点 56.美祢市秋芳町岩永本郷 57.旦交差点を右折
 山口r240と少しだけ重複しているが、その事実はR435の快走具合と全く関係がない。交通量が少なく緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す快走路を淡々と走る。旧秋芳町の中心部の手前の旦交差点を右折して萩・山口方面に進む。直進の市道に進めば秋吉台と秋芳洞に行く事ができる。

58.宿バイパス 59.旦交差点をR435に進んでも秋吉台・秋芳洞に行ける 60.山口r32・r242上八重交差点を右折
 旦交差点からは上り勾配の2車線道路で厚東川と稲川、山口r31の上を通過する。宿バイパスと呼ばれるバイパスだが、バイパスでない区間と同じような道路状況でこれと言って特筆すべきものはない。旦交差点から約2.3kmで山口r32・r242上八重交差点を右折して、山口・小郡に進む。小郡萩道路が開通するまでは直進のr32がR435に指定されており、左折のr242と現在のR435は市道(町道)であった。

61.元市道と言っても走りにくい道路ではない 62.御山トンネル 63.小郡萩道路・秋吉台IC
 上八重交差点からも緩やかな上り勾配が続いている。上八重交差点からもかつては市道の区間だが走りやすい2車線道路である。御山トンネルをくぐると下り勾配になり、緩やかな右カーブを走っていると小郡萩道路の秋吉台ICを通過する。2011年5月28日に美祢東JCT〜絵堂IC間が開通した小郡萩道路だが、R490に指定されると同時に元々のR490は山口r30・r28・r32に降格している。なお、R435の経路変更も小郡萩道路の開通に合わせて実施されている。

64.2車線快走路が続く 65.山口r28植竹交差点 66.谷筋の上り勾配を走る
 秋吉台ICからは緩やかな左カーブの上り勾配の後に右カーブの下り勾配となる。大田川を渡った先で山口r28植竹交差点を通過するが、小郡萩道路の開通以前はr28の萩方面はR435・R490重複区間で宇部・小郡方面はR490単独区間であった。道の駅「みとう」はR435・R490重複区間にあったため国道沿線の道の駅であったが、経路変更により山口r30、県道沿線の道の駅になっている。もっともそんな事に拘りを持つ者は一部のマニアだけだろう。
 植竹交差点からは小郡萩道路が開通する前からR435だった区間であり、集落はすぐになくなり谷筋の上り勾配の2車線道路を走る。大田川は蛇行しているが、R435は改良されており線形は良好である。

67.薬王寺トンネル 68.長田川沿いを快走 69.山口r309交差点
 薬王寺トンネルをくぐると右に大きくカーブして進行方角を北東から南東に変える。緩やかにアップダウンしながら大田川沿いを淡々と走り、景平トンネルをくぐり、山口r309交差点を通過する。r309は美祢・山口市境の大峠の旧道区間を一部含んでいる県道である。

70.市境に向かって勾配を上る 71.鳳翩山トンネル 72.山口市に入ると勾配が下りになる
 r309交差点からは勾配をひたすら上っていく。と言っても整備された2車線道路で勾配もさほど急ではないので走りにくいという事はない。勾配が下りになり鳳翩山トンネルをくぐると山口市に入る。トンネルの名称は山から付けられたものだが、旧道の峠の名称は大峠である。

73.吉敷畑集落 74.吉敷畑集落以降は反対側車線に登坂車線がある 75.旧道と交差
 旧道との交差点付近で山口市側最初の集落の吉敷畑を通過する。集落内の家屋のほとんどは旧道沿いに建っているが、現在の国道沿いに建っているものもいくつかある。集落を通り過ぎると反対側の上り勾配の車線に登坂車線が現れる。古吉山を回り込むようにして左にカーブし、さらに走ると今度は右に大きくカーブする。その先の旧道との交差点付近まで登坂車線が続いている。

76.2車線道路を下る 77.左にカーブした良城橋を渡る 78.山口市に中心部に近付いても水田がある
 旧道との交差点からは対面2車線道路となって緩やかになった勾配を下る。進むにつれて沿線の家屋が増えていくが、戸建て住宅が中心で集合住宅それも中高層のものはほとんどない。10階建ての集合住宅の手前で左にカーブして良城橋を渡り、東詰で右にカーブする。この辺りまで来ると勾配はなくなり平坦になっている。

79.左にカーブしながら市道との交差点を通過 80.市道との交差点を右折 81.R9吉敷西交差点
 緩やかな左カーブに接続している市道との交差点を通過してすぐに別の市道との信号機のない交差点を右折しなければならない。案内標識に直進の市道が国道9号と表記されている事からも分かる通り、普通はR9に出るのに右折はしないのだろう。市道はセンターラインがないとは言え、案内標識がなければ直進してしまう可能性が高い。市道との交差点を右折した直後にR9吉敷西交差点となる。山口県庁や市役所、山口駅から離れた位置のこの交差点がR435の起点である。