国道425号
part7

R424福井交差点〜R42塩屋交差点
田辺市→印南町→御坊市

294.おにぎりはR424のみ 295.道の駅「水の郷日高川龍游」 296.「和歌山83km 御坊50km 日高川47km」
 福井交差点からはR424との重複区間となるが、改良された走りやすい2車線道路が続いており、程なくして道の駅「水の郷日高川龍游」の前を通過する。延長が200km近いR425の沿線で唯一の道の駅である(2021年11月現在)。道の駅付近から御坊まで50kmとなっているが、R425で40km弱程度しかないはずである。R425が酷道であったことからひとつ北の和歌山r26を経由した距離を表記していると思われる。

297.甲斐ノ川トンネル 298.旧道と合流 299.カーブは多いが快走路
 旧道との交差点を通過した後に甲斐ノ川トンネルに入る。坑口の上を通っている道路が旧道であり、そこから分岐している市道の鍋坂橋もよく見える。トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると旧道との交差点を通過する。その後は日高川に沿ったほぼ平坦な2車線道路を走る。川に沿っている事から旧道を改良したものと思われる。

300.大瀬橋 301.古宮橋 302.R424小家交差点を左折
 大瀬橋と古宮橋を連続で渡ってほんの少しだけ日高川の右岸を通る。川に沿って大きく左にカーブした先でR424小家交差点を左折して印南方面に進む。案内標識に御坊は表記されていないが、交差点直後に御坊が案内されている事から、やはり御坊までの距離は和歌山r26経由なのだろう。また、かつては案内標識の支柱に「印南町上洞地内 大型車通行不能」という標識が付けられていたが、バイパスが供用されたため撤去されていた。

303.交差点直後から狭くなる 304.拡幅工事のため一時的に狭くなっていた 305.簡易駐車スペースが仮の車道になっていた
 小家交差点からセンターラインがなくなるが、道幅は2.0車線程度あるので乗用車同士なら容易に離合可能である。左側には拡幅用地と思われるものがあるのでいずれセンターラインと右折車線も設けられるものと思われる。交差点直後に右カーブを曲がると集落が途切れて道幅はさらに狭くなるが、拡幅工事が行われており遠からず2車線道路になるだろう。工事区間の距離は約1.4kmと結構長く、その中には元の状態よりも狭くなっている箇所もあった。

306.未改良区間も残っている 307.これまでの酷道区間に比べると走りやすい 308.唐尾隧道
 工事区間が終わると1.0車線幅といきなり狭くなるが、その後は1.5〜1.8車線幅になる。道幅が狭くなったもののこれまでの3つの酷道区間に比べるとだいぶ走りやすく感じる。小家交差点から約3.9km走ると唐尾トンネルをくぐって印南町に入る。トンネル内は1.8車線とやや狭く、小家交差点以西の区間が全て2車線になるにはこのトンネルがネックとなりそうである。

309.唐尾隧道以降は2.0車線幅 310.川又隧道 311.川又隧道の前後は2車線道路
 唐尾隧道を出ると2.0車線幅と広くなるがセンターラインは引かれていない。2車線道路になった後に川又隧道をくぐる。隧道とはなっているものの内部にもセンターラインが引かれている。

312.川又観音と菱の滝へは右折 313.小森集落 314.切目川沿いを快走
 センターラインがなくなって1.8車線幅になった所で川又観音と菱の滝に向かう道路との交差点を通過する。センターラインがないのはこの交差点の前後だけである。その後センターラインが復活した2車線道路を走り、小森集落からは勾配がほとんどない状態で切目川沿いを走る。

315.川又第二トンネル 316.川又第一トンネル 317.和歌山r196交差点
 川又第二トンネルと川又第一トンネルをくぐるが、第二トンネルは2021年3月7日に供用されたばかりである。切目川に沿った道路が旧道で1.0車線幅の区間もある。小家交差点付近の大型車が通行不能だとしていた上洞地区も含んでおり、このバイパスが開通した後に警告標識が撤去されたのかもしれない。
 川又第一トンネルを出て少し走ると和歌山r196交差点を通過するが、筵畑峠を含む点線区間があるため案内標識は設置されておらず、カーブミラーにソトバが付けられているだけである。蛇行する切目川を無視するように線形の良い2車線道路を走っていると2ヶ所目のr196交差点を通過して重複区間が終わる。

318.上洞新橋 319.真妻トンネル 320.上高串橋と高串トンネル
 和歌山r196が分岐してすぐに上洞新橋で切目川を渡る。右カーブを曲がって緩やかな勾配を上っていると内部で左にカーブしている真妻トンネルをくぐり、上高串橋を渡って次の高串トンネルをくぐる。高串トンネルの西側の坑口の北に切目川ダムが建設されており、それに伴って整備された区間である。旧道の一部はダム湖に沈んでいる。

321.上田ノ垣内橋 322.宝ノ木トンネル 323.上皆瀬川集落
 下高串橋からは蛇行している切目川を何ヶ所も橋で渡る。下高串橋、上田ノ垣内橋、中田ノ垣内橋、下田ノ垣内橋、弥栄橋、大岳橋を渡って宝ノ木トンネルをくぐり、宝ノ木橋、上小原橋、間野橋、桃原橋を渡る。川に沿っている道路が旧道だが、沿線に集落のない区間は廃道に近い状態になっている。

324.崎ノ原橋 325.松原集落 326.脇ノ谷集落
 その後も複数の端を渡りながら切目川の流域を走る。やや急な右カーブを曲がって丹生橋を渡った先でセンターラインがなくなるが、2.0車線幅は確保されているため走りにくく感じる程ではない。センターラインが復活して2車線道路に戻った後に松原橋を渡って切目川の左岸を快走する。脇の谷橋の前後はS字状にカーブしているが、2車線道路のため概ね走りやすい。

327.和歌山r27交差点を左折 328.和歌山r30交差点 329.深山峠
 短い勾配を上り切った所で和歌山r27との交差点に突き当たり、左折して印南方面に進む。御坊が右折と案内されているが、r27は一部やや狭い区間が存在している。r27交差点からはセンターライン付きの2車線道路を快走する。下津川橋を渡った先で和歌山r30交差点を右にカーブしながら通過する。バイパスが供用される以前は印南古井郵便局の前の交差点でR425と和歌山r27、r202が交差していた。
 r30交差点のすぐ先で深山橋を渡るが、その橋が切目川に架けられたR425の橋では最も下流に位置しており、以降は切目川から離れる。緩やかな勾配とカーブの2車線道路を走っていると深山峠を越える。

330.和歌山r203印南原交差点 331.右折が大峠隧道を含む旧道 332.新大峠トンネル
 深山峠を下って上りに転ずる場所で和歌山r203印南原交差点を通過する。交差点を過ぎてすぐに右側に接続している市道があるが、大峠隧道を含む旧道である。旧道との交差点からの勾配を上っていると新大峠トンネルをくぐる。大峠隧道が現役の頃は酷道の雰囲気の濃いトンネルだったが、供用から100年近く経過しており幅も狭く制限高もあったため現在は通行できない可能性が高い。

333.新大峠トンネル以西も快走路 334.和歌山r28交差点 335.JR紀勢本線の奥に和歌山r28交差点
 新大峠トンネルを出てすぐに旧道との交差点を通過して緩やかな勾配を下って行く。やや急な右カーブの先で和歌山r28交差点を通過し、左にカーブしてJR紀勢本線を越える跨線橋を通過する。跨線橋からの急勾配を下るとr28交差点を通過して短い重複区間が終わる。右折の行き先が案内されていない市道はR425の旧道である。

336.稲原トンネル 337.王子川沿いを快走 338.御坊市に入る
 和歌山r28交差点からの勾配を上っていると稲原トンネルをくぐり、王子川に沿った2車線道路を快走する。北側の山裾の道路が旧道である。やや急な右カーブを曲がって大正橋を渡ると御坊市に入る。

339.E42阪和道の北塩屋高架橋 340.御坊市塩屋町 341.第二工業団地南交差点
 御坊市に入ってすぐにE42阪和道の北塩屋高架橋の下をくぐる。この辺りは阪和道と同じ時期に整備されたと思われる。高架橋をくぐってすぐに御坊市街や御坊ICに向かう市道との信号機のない交差点を通過し、次いで同じく御坊市街と御坊IC、御坊南ICに向かう市道との第二工業団地南交差点を通過する。

342.前方の煙突は関西電力の御坊火力発電所のもの 343.南塩屋橋 344.R42塩屋交差点
 緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を走っていると南塩屋橋を渡るが、前後の勾配は短いながら急である。王子川の左岸を走っているとR42塩屋交差点に至る。この交差点がR425の終点である。起点のR42坂場交差点からの距離は約197kmで走破に7時間近くかかっている。