国道392号
part1

R38大楽毛・大楽毛西1交差点〜R274交差点
釧路市→白糠町

1.R38・R240・R336大楽毛・大楽毛西1交差点 2.4車線道路 3.R38釧路新道とのランプを左折
 北海道釧路市の中心部から西に10km程の位置のR38・R240R336大楽毛・大楽毛西1交差点がR392の起点だが、R38に重複しているため案内標識に表記されていない。同様に表記されていないR336はR38の両方向に重複している。
 R392を走り始めるとR38・R336と重複しているせいもあって4車線道路と整備された道路状況となっている。沿線の家屋がなくなり緩やかな右カーブの先でR38釧路新道とのランプを左折する。右折すると釧路新道を経てE38/E44釧路外環状道路で釧路市街地を通らずに根室方面に行く事ができる。

4.大楽毛跨線橋 5.海沿いの片側2車線道路 6.左側車線が減少
 ランプの勾配を上って本線に合流すると片側2車線道路になる。大楽毛跨線橋でJR根室本線の上を過ぎると右にカーブしながら下り勾配を走る。平坦になった後は海沿いを走る。標高は低いが遮るものがないため海が良く見える。平坦な直線道路を走っていると左側車線が減少して対面2車線道路になる。

7.白糠町に入る 8.ボートピア釧路の廃墟の前を通る 9.「津波注意!この道路は標高6.6mです」
 太平洋とJR根室本線の間の平坦かつ直線的な2車線道路で走り抜ける。二桁国道との重複区間とあって交通量は少なくないが、信号機付きの交差点は少なく速いペースで流れている。恋問除雪ステーションの東で市町境を通過して白糠町に入る。
 1999年に廃止となったボートピア釧路の前を通る。廃止になって20年が経過しているが、建物はそれほど傷んでいないように見えた。以降も海沿いの直線道路が続いており、海との間に遮るものがないためか津浪に注意を促す標識が設置されている。標高は5m程度である。

10.道の駅「しらぬか恋問」 11.ゆずり車線 12.コイトイ交差点
 直線道路を走っていると道の駅「しらぬか恋問」を通過する。出入口には左折車線と右折車線のどちらも設置されているが信号機はなく、交通量が多い時間帯は右折を伴う出入りは容易ではない。道の駅を過ぎて少し進むとゆずり車線が設置されており、その延長は1.5km程度である。ゆずり車線が終わると海岸線から少し離れるため左側にも建物が見られる。その状態で町道とのコイトイ交差点を通過する。

13.恋問橋 14.庶路橋 15.北海道r242西庶路東2南1・西庶路東3南1交差点
 コイトイ川に架かる恋問橋を渡って庶路駅の真ん前を通過する。駅前のロータリーが国道に直接面しているが、道道には指定されていない。庶路川に架かる庶路橋を渡って左カーブを曲がっていると北海道r242西庶路東2南1・西庶路東3南1交差点を通過する。右折してr242を北上するとE38道東道の庶路ICに行く事ができるが、13kmと結構離れている。

16.東向き車線にゆずり車線 17.交通量は多いが流れは良い 18.白糠町岬
 西庶路駅の南を通り過ぎて少し走ると周辺の家屋が少なくなると反対側車線にゆずり車線が設置された区間を走る。ゆずり車線区間が終わると海岸線に近い場所となるが、海側にも家屋が建っているため海面は見えない。石炭岬付近から白糠町の市街地に入る。

19.北海道r314東1南2・東2南2交差点 20.R38・R336東1南2・西1南3交差点を右折
 白糠町の市街地を走っていると北海道r314東1南2・東2南2交差点を通過する。右折してr314を100m程走ると白糠駅に至る。市街地をさらに少し走るとR38・R336東1南2・西1・南3交差点となり、右折してR38及びR336から分岐して単独区間となって足寄・本別方面に進む。大楽毛・大楽毛西1交差点からの距離は約18kmである。

21.白糠跨線橋 22.「足寄83km 本別67km E38道東道20km」 23.西1北6・東1北6交差点
 東1南2・西1・南3交差点の直後からやや急な勾配を上って白糠跨線橋を通過する。跨線橋部分から北には歩道が設置されているが、南には歩道がなく側道とは階段でしか繋がっていない。跨線橋からの勾配を下って右カーブを曲がってからは平坦な状態の2車線道路で白糠町の市街地を北上する。国鉄白糠線の踏切があったが、廃線になったのが1983年とあってその痕跡は確認できない。

24.市街地を離れても平坦な状態が続く 25.駐車帯付近でカーブを通過 26.見通しの良い直線道路
 市街地を抜けてからもほぼ平坦な2車線道路が続いている。駐車帯のある場所で左カーブを曲がり、茶路川の北側の山裾を走る。見通しが良く走りやすい道路状況にもかかわらず交通量は非常に少ない。

27.茶路川に合わせて右カーブ 28.周辺の家屋は少ないが学校がある 29.交通量は少ない
 幅員減少の標識を過ぎると左側の歩道がなくなり、やや急な右カーブを曲がる。その後は茶路川の左岸を北に向かって走る。周辺には家屋よりも耕作地の方が多いような場所だが、学校があるため警戒標識が設置されている。緩やかな勾配を上った後に下りに転じるがすぐに上り勾配に戻る。その辺りに茶路小中学校がある。

30.茶路川に沿って左にカーブ 31.白糠町中茶路 32.歩道がなくなる
 茶路川の左岸を国鉄白糠線跡とともに走っていると茶路駅跡の近くを通る。茶路簡易郵便局を過ぎてすぐに左カーブを曲がるが、その区間は白糠線跡が転用されていると思われる。町道の共和橋の北詰付近を右にカーブすると白糠線跡と東西が入れ替わる。

33.「白糠町鍛高」 34.山間部に入っても快走路が続く 35.鍛高橋
 ごく緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると鍛高地区を通る。焼酎の鍛高譚の紫蘇の産地であるため、見覚え・聞き覚えのある方もいるだろう。茶路川に沿って大きく左にカーブした後に鍛高橋を渡る。並走している国鉄白糠線跡は茶路川を2ヶ所渡っており、第1茶路川橋梁と第2茶路川橋梁が残っている。

36.左カーブ付近で白糠線が交差していた 37.右側に白糠線跡あり 38.共栄橋
 緩やかな左カーブ付近で国鉄白糠線の踏切跡を通過し、程なくして茶路川の手前で大きく右にカーブした後に左にカーブして白糠線跡と隣接並走状態で西に向かって走る。白糠線跡とともに右カーブを曲がって北上していると清水橋を渡り、左にカーブした先で共栄橋を渡る。

39.「この先 急カーブ 減速」 40.E38道東道の白糠IC
 左カーブ付近で国鉄白糠線跡を横切って縫別橋を渡る。南の下流側には白糠線の縫別川橋梁が至近の距離で確認できる。縫別川の手前からの緩やかな勾配を上っているとE38道東道の白糠ICを通過する。道東道の本別IC以東は無料で通行できるため料金所は設置されていない。町名を冠したインターチェンジだが、市街地からは20km程離れている。また、インターチェンジ内に除雪ステーションがあるが、その建物のトイレが開放されており駐車場もあるため休憩も可能である。

41.「上り6%勾配」 42.動物注意の標識はキツネ 43.「曲線半径70m」
 白糠ICを過ぎると6%のやや急な勾配を上り、右カーブを曲がりながら道東道の上を通過する。その直後に動物注意の警戒標識が設置されているが、よく見られる鹿ではなくキツネが描かれている。白糠IC以降はカーブが多いがセンターライン付きの2車線道路のため走りにくさはさほど感じない。

44.南大曲りに向かう町道との交差点 45.道東道と茶路川の間を快走 46.E38道東道の国道392号橋
 南大曲り集落を経て白糠ICに至る町道との交差点からは急カーブがなくなって直線基調となる。E38道東道と茶路川の間を走っているが、川寄りの南側には国鉄白糠線が並走していた。道東道の国道392号橋の下をくぐるが、これ以西はR392と道東道は異なるルートを通っている。

47.千代橋 48.国鉄白糠線の第10茶路川橋梁 49.「R274釧勝峠 夜間・早朝 路面凍結のおそれ 走行注意」
 茶路川に架かる千代橋を渡るが、下流側を見ると国鉄白糠線の第9茶路川橋梁があり、その向こう側に道東道が見える。茶路川の右岸を走っていると白糠線の第10茶路川橋の下をくぐり、その先で松五郎橋を渡って左岸に移る。
 上り勾配の直線道路を走っていると北海道r665交差点を通過する。r665は廃道と化しており車両での通行は困難であるにもかかわらずヘキサが設置されている。また、r665は停車場線でありその先に上茶路駅があった。

50.北海道r665交差点 51.明橋 52.山間部ながら走りやすい
 上り勾配が終わって緩やかな勾配を下っていると保静橋の手前で北海道r665との交差点を通過する。このr665の行き先に上茶路炭鉱があったが、1970年に廃鉱となっている。沿線に定住者はいないようで炭鉱跡までの大半が未舗装路である。
 保静橋からは蛇行する茶路川の右岸を走る。R392にも多少のカーブは存在しているが、走りやすい道路状況と言える。明橋で左岸に移ってからも道路状況に変化はない。保静橋の南と明橋の北で国鉄白糠線が横切っていたが、既にその痕跡は確認できない。

53.「牛横断注意」 54.渓川橋 55.国鉄白糠線跡
 美恵橋からの緩やかな勾配を上っていると牛横断注意の警戒標識が確認できる。国道を挟んで牧場があり朝夕などに牛が横断する事があるのだろう。国鉄白糠線と茶路川の間を走っていると渓川橋を渡って左カーブを曲がった先で白糠線の下をくぐる。

56.カーブの多い快走路 57.白糠町二股 58.R274交差点
 茶路川の右岸の山裾に沿ってカーブの多い状態を走っていると二股集落に入る。町の中心部からの距離を考えると想像以上に多くの家屋が建っているが、廃屋と思われるものも目立つ。その二股集落内でR274交差点を通過する。突然R274が現れたように見えるのは分断区間があるためである。ウォッちずでは右股方面に約350m先までR274として表記しているが、その他の大半の地図は北海道r143として扱っている。なお、これまで並走していた国鉄白糠線は交差点から北東の方向に終着駅の北進駅があった。足寄駅までの延伸が計画されていたが、結局は工事は行われず未成線となっている。

国道392号 part2