国道368号
part2

R369敷津交差点〜R25八幡交差点
御杖村→
→津市→名張市→伊賀市

61.敷津交差点からも快走路 62.旧道との交差点を通過 63.三重県津市に入る
 R369R422敷津交差点からはR422との重複は続いているが、その事を示す標識等は存在しない。名張川沿いの2車線道路を走っていると旧道が分岐し、そのすぐ先の美杉御杖大橋を渡ると再び三重県津市に入る。こちら側の県境も旧道には門型の標識が設置されていたものがバイパスでは味気ない県境標識だけとなっている。

64.地図に載っていない三重r667との中太郎生交差点 65.右直角カーブあり 66.太郎生殿橋の前後も急カーブ
 その後は適度なアップダウンとカーブのある2車線道路を名張川に沿って北上する。地図に載っていない三重r667中太郎生交差点を通過するが、案内標識によると県道に指定されているのは700m先までのようだ。その先は林道で繋がっているがかなりの悪路のようで伊勢八知駅まで行けるかどうかは不明である。名張川右岸を走っていると左にカーブして下太郎生橋を渡って左岸に移った後に右の直角カーブを曲がる。直後に左カーブを通過し、再び右直角カーブを曲がって太郎生殿橋を渡って右岸に戻り、次は左にカーブする。

67.太郎生殿橋以降は狭い 68.広くても1.5車線幅 69.狭いうえに見通しが悪いカーブが多い
 太郎生殿橋の北詰でセンターラインがなくなり道幅も1.5車線にまで狭くなる。以降は1.0〜1.8車線の狭路を名張川に沿って走る事になるが、集落が続いているため道路状況の割に交通量があるので厄介である。ヘアピンカーブのような急カーブはないが、見通しの悪いカーブが多く対向車が確認しにくい点も非常に厄介である。比較的日差しが当たり明るい雰囲気のため酷道度は低いように思えるが、対向車の存在を考慮すると決して低いとは言えない。

70.名張市に入る 71.2車線区間は非常に少ない 72.集落は途切れる事なく続いている
 敷津交差点から約7.2km走ると名張市に入る。2回目の津市の太郎生地区は平成の大合併の際に美杉村から分離して名張市との合併を目指したが実現しなかったようである。確かに、津市よりも名張市との繋がりの方が強そうな地区である。
 名張市に入ると消えかけているとはいえセンターラインのある2車線区間もあるがその距離は短く、基本的には1.5車線幅の狭路である。離合できない箇所もいくつかあるので常に対向車の存在を気にかけながらの走行を強いられる。

73.部分開通しているバイパスに接続 74.比較的舗装が新しい 75.2車線区間の距離は短い
 名張市に入ってから約1.8kmで右にカーブして開通済みのバイパスに入る。バイパスは歩道も設置された走りやすい2車線道路だが、左にカーブしながら緩やかな勾配を下るとセンターラインがなくなり道幅も狭くなる。

76.古瀬橋から1.5車線幅 77.直線的な1.5車線狭路 78.三重r693交差点
 1.5車線幅になった後に左にカーブして古瀬橋を渡り、対岸で右直角カーブを曲がる。その後は1.5車線幅の直線道路を300m程走るとセンターラインが復活する。古瀬橋の前後の狭路区間はバイパス建設工事が進められており新たな橋も架けられる計画である。
 古瀬橋狭路区間が終わると名張川の右岸を2車線道路で快走する。集落があってもなくても2車線道路が続いており、勾配がほとんどなく見通しが良いため非常に走りやすい。太郎生地区が名張市に編入されたいと願ったのは無理からぬことだろう。

79.名張川の左岸を快走 80.天王大橋 81.駐車スペースを持つ展望所が複数ある
 名張川に沿って大きく右にカーブすると集落が途切れる。天王大橋を渡ると名張川はひなち湖と呼ばれるダム湖となり、R368はその東から北にかけての湖岸を走っている。ダム湖畔には展望所を兼ねた駐車スペースが設けられている事が多いが、このひなち湖には複数箇所の展望所が設置されている。

82.林道との交差点にも案内標識が設置されている 83.ひなち湖岸を走っている 84.上比奈知トンネル
 進行方角を北から西に転じる前後で林道との交差点を通過する。右折して狭くて急勾配の林道を進めば伊賀コリドールロードに行く事ができる。林道との交差点からも湖岸を走っていると比奈知ダムの北で上比奈知トンネルを通過する。

85.桔梗が丘ゴルフコースに隣接 86.三重r691下比奈知トンネル南交差点と下比奈知トンネル 87.市街地に向かって下る
 上比奈知トンネルからはダム湖沿いではなくなるものの山間部を走っているという点においては変わらない。桔梗が丘ゴルフコースのボール除けネットをくぐって緩やかな勾配を下ると三重r691下比奈知トンネル南交差点を通過し、交差点からも見えている下比奈知トンネルをくぐる。その後も上り勾配が続くが、峠を越えると市街地に向けて下り勾配に転ずる。

88.ショッピングセンターの前を通過 89.R166・R422蔵持町原出交差点
 長い勾配の途中でショッピングセンターを通過し、前方に見える市街地と同じ標高まで下り続ける。市役所からはやや離れた位置でR165・R422蔵持町原出交差点に至る。R368は交差点を直進するが、R422はR165津方面に重複しているためここで一旦分岐となる。案内標識に表記されている上野という自治体は平成の大合併で消滅しており、現在は伊賀市となっている。

90.左側は拡幅用地だろうか 91.近鉄大阪線を跨線橋で越える 92.三重r57里交差点
 蔵持町原出交差点からは完全な単独区間となって名張市の市街地の北部を西北西の方角に向かって進む。対面2車線道路ではあるが、西側には4車線への拡幅用地が確保されている。が、長い間放置されているようで工事をしている気配はない。近鉄大阪線の跨線橋を越えてその勾配を下った所で三重r57との里交差点を通過する。この三重r57の桔梗が丘駅方面はR368の旧道であり、里交差点以北の区間は上野名張バイパスである。

93.八幡工業団地の中を通る 94.工業団地以北は沿線の建物は少ない 95.伊賀コリドールロードとの安場交差点から北は伊賀市
 上野名張バイパスはアップダウンとカーブが多いものの走りやすい2車線道路である。4車線への拡幅用地が確保されている箇所も多いが、工事が進行している箇所はほとんどない。八幡工業団地以北は沿線の建物は少なく、その点が旧道とは異なる。下り勾配を走っていると伊賀コリドールロードとの安場交差点を通過するが、交差点上に市境があるため交差点以北は伊賀市となっている。安場交差点を右折してすぐに旧道がある。

96.安場西橋 97.三重r686菖蒲池2交差点 98.菖蒲池交差点で旧道と交差
 アップダウンを繰り返しながら2車線道路を淡々と走る。名張市街地と伊賀市街地とを最短で結ぶルートのため交通量はそれなりにあるが信号が少ないため流れは良好である。朝夕の通勤時間帯等は交通量も多いのだろうが、渋滞の損失と4車線化の費用対効果を考慮して現状のままなのだろうか。三重r686菖蒲池2交差点を通過し右に大きくカーブして旧道との菖蒲池交差点を通過する。

99.バイパス合流後も拡幅用地のある2車線道路を進む 100.大内橋 101.R25名阪国道の上野IC
 菖蒲池交差点からも2車線道路が続いており、また拡幅用地が確保されている点においてもバイパス区間と変わりない。アップダウンとカーブがあるものの上野名張バイパス区間に比べるとどちらも緩やかである。木津川に架かる大内橋を渡ってすぐにR25名阪国道の上野ICを通過する。インターと名乗ってはいるものの普通の立体交差点である。

102.上野ICからもR368は続く 103.緩やかな勾配を上る 104.R25・R422八幡交差点
 上野ICから北もR368は続いている。久米川を渡り緩やかな勾配を上り、伊賀市街地の南西でR25・R422八幡交差点に至る。このR25は名阪国道に対する現道であり、二桁国道屈指の酷道としてマニアには名高い。また、蔵持町原出交差点で分岐したはずのR422は重複していたのではなく、R368の東を北上しており名阪国道との上野東ICを経てこの八幡交差点で交差している。