国道362号
part5

静岡r77交差点〜R1常磐町2交差点
川根本町→静岡市

184.「静岡市境まで11.3km」 185.酷道区間の入口 186.「静岡方面は幅員狭小の為 大型車両の通行はご遠慮ください」
 静岡r77交差点を右折するとやや急な上り勾配となる。町道との十字形状の交差点付近におにぎり付きの電光掲示板が設置されており、この先の道路情報を知らせてくれる。走行した日は何も表示されていなかった。

187.川根本町・静岡市境は異常気象時通行規制区間 188.小長井トンネル 189.馬路トンネルは未供用
 要害橋を渡った先に異常気象時通行規制区間である旨を示す標識が設置されている。それによると川根本町富士城〜静岡市葵区久能尾の間が連続雨量120mm超で通行止になる。平溝橋を渡って小長井トンネルをくぐる。トンネルを出ると馬路大橋で深い谷を渡って馬路トンネルに入い…らずに直前を右方向へ進む。開通していない割に坑口がやや汚れているのは、完成したのが2003年と20年近く経過しているためである。にもかかわらず馬路トンネルを含む区間は供用されていない。橋梁をあと1本架ければ開通するというところまでは進んでいるようだが…。なお、トンネル手前を左方向に延びる道路は小長井トンネルの旧道だが、おそらく車両での通行はできないと思われる。

190.馬路トンネル西側坑口からは狭路酷道が始まる 191.「上り13%勾配」 192.「上り12%勾配」
 馬路トンネルの西側坑口からは1.0〜1.5車線幅の狭路区間となる。小刻みなカーブが連続しているうえに左のヘアピンカーブの直後の勾配は13%でその後も12%の急勾配が続く。

193.右ヘアピンカーブを曲がる 194.バイパス接続予定地点 195.バイパス接続地点からは2左遷道路
 右のヘアピンカーブを曲がった先でバイパスの接続予定地点を通過する。馬路トンネルの西側坑口とここまでの直線距離は350m程度だが、現在の国道で約1.3kmである。またバイパスでは800m程度となる見込みである。この距離の差は100mを超える高低差を解消するためである。バイパス接続予定地点からはセンターライン付きの2車線道路をとなり、勾配はやや急なものの走りやすい道路状況と言える。

196.「電線↑注意」 197.富士城集落は左折 198.長い下り勾配が続く
 左カーブ部分の上に高圧電線が架かっており電線に注意する旨の看板が設置されているが、5m以上の高さがあるため普通の車では引っかからないだろう。勾配のほとんどないがカーブの多い2車線道路を走っていると富士城集落を通過する。旧道と思われる町道沿いにも家屋があるが、数軒程度と規模の小さな集落である。富士城集落からは下り勾配が始まる。

199.未改良区間も残っている 200.部分部分で改良されている 201.異常気象時通行規制区間に入っている
 センターラインのない区間も残っているが、道幅は1.8車線程度とこれまでの酷道区間に比べると広い。また、川根本町小長井から異常気象時通行規制区間に入っており、連続雨量が120mmを超えると通行止になる。尾根の西側、川根本町側を走っていると公衆トイレと食事処のある杉尾はなのき展望休憩所の前を通る。

202.静岡市葵区に入る 203.「下り12%勾配」 204.茶畑の中を走る
 静岡r77交差点から約11.6km、馬路トンネル西側坑口から約8.3kmで市町境を越えて静岡市葵区に入る。政令指定都市に入った訳だが、道幅は1.0車線幅で横断歩道の線は僅か4本である。勾配も12〜13%と非常に急だが、景色が開けており眺望は良好である。市町境の直後から家屋があり、沿線や少し外れた所にも複数の家屋が建っている。小学校は廃校になっているが、廃校になったのは2021年3月と最近である。R362は茶畑の間を縫うようにヘアピンカーブが連続した急勾配の狭路を下る。

205.集落内だがヘアピンカーブが連続 206.狭い場所は1.0車線幅 207.茶畑の中のヘアピンカーブ
 ヘアピンカーブ区間が終わってからも下り勾配の狭路が続く。集落を通り抜けているものの早朝であれば交通量は非常に少ない。中塚集落でも1ヶ所だけヘアピンカーブがある。

208.「下り11%勾配」 209.「下り13%勾配」 210.後沢橋
 中塚集落を過ぎると11〜13%の急勾配かつ連続ヘアピンカーブ区間となる。氷川の左岸を走るが、水面とは高低差があるため川に沿っている印象は薄い。右、左のヘアピンカーブを曲がった後に後沢橋の前後のヘアピンカーブを曲がる。

211.氷川沿いを走る 212.法面の下に石が溜まっている 213.久能尾集落
 後沢橋からは氷川の右岸を通っており、森野橋をS字状にカーブしながら渡ると左岸に移る。この橋の手前に静岡r32久能尾交差点の案内標識が設置されているが、交差点までの距離は2000m、つまり2kmも手前である。氷川に沿った狭路を走っていると久能集落に差し掛かる。

214.静岡r32久能尾交差点を左折 215.久能尾交差点の直後は拡幅工事中だった 216.「静岡市街19km」
 静岡r32久能尾交差点に突き当たって左折して静岡市街方面に進む。交差点の直後は1.5車線幅だったが、拡幅工事が行われておりセンターライン付きの2車線道路になるものと思われる。工事現場を過ぎるとしばらくは2車線道路を走る。

217.久能尾交差点以降も狭路区間が残っている 218.オクシズの駅「きよさわ里の駅」 219.1.0車線幅の場所もある
 黒俣川に沿っており勾配はほとんどないがカーブが多い。基本はセンターライン付きの2車線道路だが、一部にまだ狭い箇所が残っている。オクシズの駅「きよさわ里の駅」という道の駅の小規模な道の駅のような物産店の前を通るが、その手前に静岡r210が交差している。ただし、点線区間があり通り抜けられないため案内標識は設置されていない。

220.静岡r60八幡交差点を道なりに右へ進む 221.「静岡市街16km」 222.藁科川の左岸を快走
 清沢橋を渡った先の静岡r60八幡交差点を道なりに右へ進む。案内標識のr60にはどこも案内されていないが、大井川鐡道の終着駅の井川駅や井川湖、さらに奥の畑薙湖、そして渓谷沿いに複数のキャンプ場がある。八幡交差点からはセンターライン付きの2車線道路で藁科川の左岸を走る。富沢橋を渡って右岸に移ってからも走りやすい道路状況である。

223.静岡r207交差点 224.オクシズの駅「わらびこ」 225.大原トンネル
 福養橋の手前で静岡r207交差点を通過する。案内標識は設置されているが、小さなものでおにぎりもヘキサも表記されていない。2つ目のオクシズの駅である「わらびこ」の前を通り過ぎてから大原トンネルをくぐる。

226.大原丸秀トンネル 227.秀島集落 228.E1A新東名の藁科川橋をくぐる
 藁科川の支流の水見色川に架かる株田橋を渡ってから大原丸秀トンネルをくぐる。大原トンネルの旧道は現在でも通行可能だが、大原丸秀トンネルの旧道は車止めが設置されており車両での通り抜けはできなくなっている。
 藁科川の左岸を走っているとE1A新東名の藁科川橋をくぐる。直後の交差点を右折して藁科橋を渡り、静岡r207とr209でE1A新東名の沿って少し走ると静岡SA/SICに行く事ができる。

229.新間トンネル 230.藁科川の堤防の内側を走る 231.静岡市葵区羽鳥
 藁科川の左岸を走っていると新間トンネルをくぐる。対岸には静岡r207が並走している。周辺の建物が一気に増えるが、一般の家屋に交じって商業施設も多くなる。そんな状態で静岡r209羽鳥交差点を通過する。

232.R1静清バイパスとの羽鳥IC 233.旧道(?)との交差点 234.安西橋
 羽鳥交差点のすぐ先でR1静清バイパスとの羽鳥ICを通過するが、その手前から車線が増えて片側2車線道路になる。交差点から東北東に延びている道路は旧道だが、2022年4月の時点でもウオッちずでは現役扱いとなっている。緩やかな勾配を上ると静岡r29安西橋西交差点があるが、その手前で件の旧道が合流している。

235.静岡r354安西4西交差点 236.静岡r354安西4交差点を右折
 安西橋を渡り終えて短い勾配を下って平坦になると同時に中央分離帯のない4車線道路になる。静岡r354安西4西交差点を緩やかに左にカーブしながら通過し、そのすぐ先のr354安西4交差点を右折する。

237.4車線道路 238.静岡r208本通3交差点 239.R1常磐町2交差点
 安西4交差点からも中央分離帯のない4車線道路が続く。静岡市の中心部に近く、交通量が非常に多い。静岡r208本通3交差点を通過して少し走るとR1常磐町2交差点に至る。この交差点がR362の終点である。東にはJR東海道本線の静岡駅、北には静岡県庁と静岡市役所、葵区役所がある。