国道342号
part3

秋田r282須川温泉交差点〜R13安田交差点
東成瀬村→横手市

86.「ようこそ 仙人の郷 東成瀬へ」 87.急カーブもあるが2車線なので走りにくくない 88.こう見えても10%勾配
 秋田r282須川温泉交差点を右折してからも2車線道路が続いている。岩手県側では1.5〜2.0車線幅が主体だったのに対して秋田県側は2車線状態が主体である。県境の西側を緩やかにカーブする下り勾配道路を北上していると10%の急勾配ストレートを走った先で左の急カーブを曲がる。その左カーブからは進行方角は概ね西になる。

89.8%勾配区間には登坂車線あり 90.仙人水 91.2車線状態が続く
 源流に近い赤川の北を西進していると反対車線に登坂車線が現れる。勾配は8%と先ほどの10%に比べると緩やかである。登坂車線区間の西端に近い場所には仙人水と呼ばれる湧水がある。通過時は1台1組の夫婦しかいなかったが、混雑している時は順番待ちの列ができるらしいが、駐車スペースは設けられていない。仙人水から程なくして登坂車線がなくなり対面2車線となり、急カーブが連続するようになる。見通しはあまり良くないが狭路ではないので特に走りにくい訳ではない。

92.赤川の谷筋を望む 93.比較的新しいスノーシェッド 94.下り10%勾配の先に左ヘアピンカーブあり
 2連続ヘアピンカーブを曲がると左側の景色が開ける。以降は赤川の東のカーブの多い2車線道路を北上する。10%、9%の急勾配区間もあるが、2車線と整備されているためか実際に走るとそこまで急な勾配には思えない。10%、9%勾配の境に谷筋をトラバースするようなルーティングの左ヘアピンカーブがある。

95.左折が旧道 96.左に直角カーブして夢仙人大橋へ 97.夢仙人大橋を渡って夢仙人トンネルをくぐる
 赤滝の少し南で舗装が新しくなり右にカーブする道路に対して左に道路が交差している。案内標識はないが交差している道路が旧道である。旧道との交差点からは上り勾配となる。左の直角カーブを曲がった直後に夢仙人大橋を渡り、その先で夢仙人トンネルをくぐる。夢仙人大橋は地上高が非常に高い橋だが、これはダム建設に伴って架けられた橋だからである。付替え道路5.3kmのうち2013年8月時点で開通しているのは4.2kmと8割程度で、旧道交差点から直角カーブまでの区間もダムに沈む区間である。

98.旧道との北側の交差点 99.白銀スノーシェッド 100.走りやすい2車線道路
 夢仙人トンネルを抜けてからは勾配はさらに緩やかになり、急カーブもなくなる。スノーシェッドを2つ通過してから成瀬川を渡り、カーブの少ない緩やかな勾配を下っていく。東成瀬村側の国道沿いの実質的な集落に入るのは2度目の赤川を渡った先である。

101.秋田r323交差点 102.東成瀬村大柳 103.R13まであと26km
 最初の集落から北は勾配はさらに緩やかになる。分断県道である秋田r323との交差点を通過してからも集落を繋ぎながら2車線快走路と淡々と走る。やや急なカーブもあるが傍を流れている成瀬川の蛇行に忠実に沿っていた場合に比べると随分マシな線形と言える。

104.北上するにつれて快走具合が高まる 105.東成瀬村手倉 106.R397合居橋交差点を左折
 明るい雰囲気の成瀬川の谷筋を淡々と北上する。成瀬川に合居川が合流する地点でR342はR397に突き当たる。信号のない交差点を一旦停止してから左折してR13・横手方面に進む。R397の終点がR13との交差点であり合居橋交差点以西の区間はR342とR397の重複区間となっている。

107.成瀬川右岸を快走 108.「横手R13 27km 湯沢23km」 109.村役場付近からはさらに走りやすくなる
 合居橋交差点からはR397との重複区間だが、この先終点交差点まで全て重複しているとあってR397が重複している事を示すものは存在しない。これまで北に向かっていた成瀬川が西の方角に転じており、それに沿っていたR342も進路を西に取っている。道路状況としては非常に緩やかなアップダウンとカーブのある2車線快走路であって、酷道ネタ的にはこれと言って特筆すべき点はない。

110.横手市に入る 111.横手市に入っても快走路が続く 112.旧増田町の中心部を走る
 合居橋交差点から約8.5kmで横手市に入り、これまでと変わらない2車線快走路が続いている。広域農道の雄平フルーツラインとの交差点を通過すると旧増田町の中心部に差し掛かるため沿線の建物の数が増える。しかし歩道があり路側帯が広く取られているため走りにくい道路状況にはならない。秋田r108四ッ谷角交差点を通り過ぎてから右に大きくカーブして旧増田町の中心部から離れていく。

113.横手市十文字町仁井田 114.JR奥羽本線を仁井田跨線橋で越える 115.旧十文字町の中心部を西進
 旧十文字町の中心部を抜けてから2車線快走路を大きく左に曲がっていると緩やかな上り勾配となり仁井田跨線橋でJR奥羽本線を越える。線路より西側には大型商業施設が建っており交通量もかなり増えている。

116.R13・R397佐賀会沖田交差点を右折 117.道の駅「十文字」 118.湯沢横手道路の十文字IC
 R13の旧道との交差点を通過してすぐのR13・R397佐賀会沖田交差点に至る。二桁国道との交差点であり、重複しているR397の終点でもあるため、ここがR342の起点かと思うかもしれないが、起点までにはまだ走り続けなければならない。佐賀会沖田交差点を右折してR397が分岐すると同時にR13との重複区間に入る。
 佐賀会沖田交差点からはコンクリート舗装となり、交通量の多い片側1車線道路を北の方角に進む。道の駅「十文字」を通過すると舗装は通常のアスファルトに戻り、すぐ西を走っている湯沢横手道路の十文字ICを通過する。

119.沿線の建物が多い 120.R342のおにぎりはない 121.秋田r270大橋交差点以北は沿線のごちゃごちゃ感が薄れる
 旧十文字町の市街地の西側を走っていると市街地を貫く旧道と交差する。この梨ノ木三差路交差点から北は十文字バイパス区間ではなくなるため、歩道も路側帯も狭いうえに家屋が密集しており交通量を考えると走りにくいと感じるかもしれない。旧十文字町の市街地から離れるにつれて沿線の家屋は少なくなり、秋田r270大橋交差点を過ぎれば道路状況にも余裕が出てくる。跨線橋である事を感じさせないくらいの緩やかな勾配を上って奥羽本線をオーバーパスする。湯沢横手道路が西側を南北に走っているが、横手IC・JCT〜湯沢ICに限って有料である。

122.秋田道 123.横手市婦気大堤 124.R13・R107安田交差点
 柳田駅の東を通過してすぐに秋田道の橋下を通過する。比較的見通しが良く交通量の割に走りやすい2車線道路を北上していると横手市街地からやや離れた場所でR13・R107安田交差点に至る。この交差点がR342の真の起点である。