国道342号
part2

R4十二神交差点〜秋田r282須川温泉交差点
一関市→
→東成瀬村

52.R4重複区間 53.R4・岩手r14大槻交差点を左折
 十二神交差点からはR4との重複区間となるため、4車線かつ交通量が多い状態になる。しかし僅か600m程走った所の大槻交差点を左折する事で単独区間に戻る。交差点で左側車線がそのまま左折専用車線となるため、R4を北進する場合は要注意である。

54.一関ICまでは交通量が多い 55.一関IC以西も片側2車線 56.一関市赤萩の市道との交差点で車線が減少
 大槻交差点を左折してR4から分岐しても片側2車線という道路状況は変わらない。沿線に郊外型の商業施設も建ち並んでおり交通量も多い。大槻交差点から約1.3kmで東北道の一関ICを通過するが、ここで結構な数の車がインターに入るため交通量が減少する。市の中心部とインターとを結ぶ路線に多い、インターで車線が減少するという事もなく引き続き片側2車線道路となっている。左側車線が左折専用車線になる事によって車線が減少するのは、大槻交差点から約3.2km西の市道との交差点である。

57.厳美バイパスは快走路 58.道の駅「厳美渓」 59.磐井川左岸を走る
 対面2車線になってからも改良された厳美バイパスとなっているため、非常に走りやすい道路状況と言える。上り勾配ではあるがその勾配は緩やかで、カーブも緩やかなものばかりである。夏休みの行楽客で賑わう道の駅「厳美渓」を通り過ぎた直後に岩手31道の駅厳美渓前交差点を通過する。その後しばらく水田の間の平地を走っていると左側に磐井川が迫ってきて短距離ながらその左岸を走る。

60.勾配もカーブも緩やか 61.一関市厳美町 62.岩手r49交差点
 磐井川から離れると再び上り勾配となる。カーブが多い区間だが緩やかなものばかりなので走りにくさは感じない。大槻交差点から約16.3kmで岩手r49との交差点を通過し、そこから約600m走るとr49は宮城県栗原市方面に分岐する。

63.矢櫃ダム湖畔を走る 64.積雪地必須装備の防雪柵もある 65.祭畤大橋
 矢櫃ダムの下流側に架かる昇仙橋付近からは勾配がきつくなる。と言っても車線幅に余裕のある2車線道路なので走りにくい道路状況とまでは言えない。矢櫃ダム湖の北側を通り過ぎると、下り勾配の箇所もいくつかあるが基本的には県境に向かって上り勾配がメインである。磐井川の支流の鬼越沢に架かる祭畤大橋は、2008年6月の岩手・宮城内陸地震により落橋したため架けかえられておよそ2年後の2010年5月に供用が開始された橋である。南を走るR398にも土砂崩れが発生し、2年3ヶ月と長期に渡って災害通行止めが続いていた。

66.祭畤大橋の西にはスノーシェッド 67.祭畤スノーランドや温泉付近を通る 68.真湯大橋
 祭畤大橋のすぐ西にはスノーシェッドがあり、内部で緩やかに左にカーブしている。シェッドを出ると直線道路となり、祭畤スノーランド(スキー場)の出入口の道路との交差点の手前で左に大きくカーブする。スキー場の南側を走っていると右にカーブして磐井川に架かる真湯大橋を渡る。真湯温泉の南を通り過ぎながら岩手県側最後とも言える直線区間を走る。

69.木々が生い茂る区間に入る 70.茂庭沢橋まで2車線 71.離合不可能箇所は多くない
 真湯温泉の直線を過ぎると4つのヘアピンカーブで標高を50m強上げる。連続ヘアピンカーブから先はカーブが緩やかになり走りやすくなるも、茂庭橋を渡り終えるとセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。狭いと言っても1.5〜2.0車線と、離合できない完全1.0車線幅の箇所はほとんどない。

72.平沢橋 73.2車線区間にトリッキーなカーブ 74.オーレン6号橋
 平沢橋を渡るとセンターラインが復活して2車線となるが小刻みなカーブが多く、また上り勾配のため速度を出せる状況ではない。その後は1.5〜2.0〜2車線を断続的に繰り返しながら徐々に標高を上げていく。等高線に沿っているため勾配はさほど急ではない。

75.県境前後は駐車禁止区間 76.積雪地のためガードロープが張られている 77.磐井川源流の谷筋が開けている
 小刻みなカーブが続く緩やかな勾配の山道を淡々と走る。道路左側は山で右側が谷となっているが、木々が生い茂っているせいもあって「落ちたら死ぬ」感は薄い。谷側にはガードレールはないもののガードロープが設置されている。標高700m前後で右側の視界が開ける。景色が見える方角は一関市街地がある東ではなく、西であり眼下には源流に近い磐井川が流れている。

78.桧沢橋 79.北の方角が開けている 80.見通しの悪いカーブが多い
 夏休み期間真っただ中とあっておそらくは通常以上に多いと思われる対向車との離合に難儀しながら1.5〜2.0車線幅の山道を走る。時折視界が開ける場所もあるがそのような状態は稀で景色は楽しめないと考えた方が良い。

81.須川温泉 82.秋田県東成瀬村に入る 83.東成瀬村側には栗駒山荘がある
 標高1000mを超えると背の低い木々が目立つようになる。標高1100mを超えてセンターライン付きの2車線になって程なくすると狭路酷道には似つかわしくない建物が現れる。R4の十二神交差点の案内標識に表記されていた須川温泉である。夏休みとあって駐車場には多くの車が停まっており、県境を挟んだ先の秋田県東成瀬村の栗駒山荘も同様の状態であった。R4大槻交差点から県境までは約42kmである。温泉が立地している県境区間は冬期閉鎖されるため、当然ながらその期間は営業していない。

84.栗駒山荘からは下り勾配 85.秋田r282須川温泉交差点を右折
 栗駒山荘を通り過ぎると左の急カーブをやや急勾配で下ってから右カーブを曲がり秋田r282須川温泉交差点となる。秋田・宮城県境の花山峠を越えるR398とを連絡する国道だが、元は有料道路だったため場所の割に意外に整備された県道である。ただし、1年の半分以上は冬期閉鎖期間となっている。R342はこの須川温泉交差点を右折して横手方面に進む。

国道342号 part3