国道329号
part2

R329現道・赤崎1交差点〜R58世冨慶交差点
うるま市→金武町→宜野座村→名護市

49.現道合流後も片側2車線 50.左側車線がなくなる 51.金武町に入る
 赤崎1交差点で現道と合流してからも片側2車線道路が続いている。緩やかなカーブをいくつか通過し、左カーブの途中で左側車線がなくなってしまい、対面2車線道路になった地点で金武町に入る。終点の明治橋交差点から続いてきた4車線(片側2車線)区間が終わる瞬間である。明治橋交差点からの距離はおよそ43kmであり、これだけの長距離に渡って続く多車線区間も珍しいのではないだろうか。

52.路側帯が広く取られている 53.緩やかにアップダウンしている 54.「屋嘉ビーチ→」
 多車線道路から対面2車線に車線が減少してしまうと走りにくくなってしまうのが常だが、ここR329(に限らず沖縄全体?)においては走りやすくなったと感じるかもしれない。なぜなら右折車線がない交差点で右折車が発生するたびに車線変更を余儀なくされたり、急に車線変更をする他車に警戒したりする必要がなくなるためである。路側帯が広かったり車線幅が広かったりと、右折車がいても左側を通り抜けやすいというのもあるかもしれない。

55.初めて見える海 56.おにぎりはR329のみ 57.海上の奥に見えるのは宮城島だろうか
 森芸小学校付近でようやく前方に海を見る事ができる。中城村から北中城村にかけての区間もかなり海に近い場所を走っていたが、海面を視認できる程ではなかった。その後は海岸線に沿って時折海を視界に入れながらほぼ平坦な2車線道路を走る。金武湾の北端に当たる部分を走っており、海上の奥に伊計島や宮城島らしき陸地が見える。

58.沖縄道・金武IC 59.右奥に見えるのは橋ではなく金武火力発電所の設備の一部 60.R329・R331金武バイパスとの交差点を直進して現道を走る
 沖縄道の金武ICを通過してなおも海沿いを走る。多車線区間に比べると交通量は減っているのだが、それでも寂しげな雰囲気を感じられるほど交通量が少ない訳ではない。金武町の中心部の西でR329・R331金武バイパスと現道に別れる交差点に至るが、バイパスは金武中学校の南東角までしか開通していない。よってここは直進して現道に進む。全線開通していないためほとんどの車両が直進していった。

61.リゾートマンションらしき建物もある 62.町役場付近も決して狭苦しい道路状況ではない 63.沖縄r104金武交差点
 部分開通している金武バイパスから現道に進むと緩やかなカーブを描きながら緩やかな勾配を上る。平坦になってからキャンプハンセンの出入口を通過する。キャンプに近接しているせいか沿線には小さいながらも多くの飲食店がある。バイパスが建設中である事から町の中心部は狭苦しい道路を想像していたが、路側帯が広く取られているため決して走りにくくない。市街地及びキャンプハンセンの東の端で沖縄r104金武交差点を通過する。交差点の上に跨道橋が架けられているがr104ではなくおそらく米軍施設の一部を思われる。

64.金武大橋 65.金武町中心部以降の交通量は少ない 66.道の駅「ぎのざ」
 金武交差点からすぐに金武大橋を渡る。左手には金武ダムが、右手には海が見える。ダムの天端から海が見えるかどうかは不明である。金武橋を渡り終えてからは緩やかな上り勾配を走る。金武町の中心部を通り過ぎてからの交通量はかなり少なくなっている。
 緩やかにアップダウンする2車線道路を走っていると宜野座村に入って勾配を下っていく。漢那福地川を渡った直後に道の駅「ぎのざ」を通過する。2015年9月現在、R329において唯一の道の駅である。

67.舗装張替え(?)工事中 68.改良工事のため片側交互通行規制中 69.漢那交差点以東は仮設道路で対面通行が可能
 道の駅を通過して漢那集落を通過する間は平坦だが、集落が途切れるほぼ同時に上り勾配となる。走行した日は拡幅らしき工事が行われており、その一部で片側交互通行規制が敷かれていた。沖縄r234漢那交差点からは工事区間内ながら仮設道路を造って対面通行できるようにされていた。

70.沖縄道・宜野座IC 71.宜野座村の中心部を走る 72.宜野座バイパスとの交差点を道なりに通過
 工事箇所を通り過ぎると沖縄道の宜野湾ICに接続する道路との交差点を通過する。この道路はR329のバイパスとして暫定的に(?)指定されており、計画としては前述の工事現場の東に接続する宜野座バイパスの西半分の区間が建設中である。金武町と同様に中心部をパスするバイパスが建設中ではあるが、村役場の南にやや急なカーブがあるものの現道も路側帯が広く走りやすいと言える道路状況である。村の中心部を過ぎると道路工事現場を通過するが、そこで交差しているのが宜野座バイパスである。走行した時は道なりに走れば現道に進む構造だが、東半分の区間が開通した際は交差点の形状が変更されるのかもしれない。

73.宜野座大橋 74.宜野座大橋の東には登坂車線あり 75.沖縄r234交差点
 バイパスとの交差点からすぐに宜野座大橋を渡る。橋を渡り切った所で上り勾配となるが、珍しい事に登坂車線が設置されている。登坂車線が終わると松田集落の西部を緩やかに下りながら走り、沖縄r234交差点を通過する。

76.沖縄r234交差点以降はやや急な勾配を下る 77.道路の右側に海 78.沖縄r71松田北交差点
 沖縄r234交差点を過ぎるとやや急な下り勾配となるが、直線的で路側帯が広く見通しが良いので走りにくさはほとんど感じない。宜野座カントリークラブの東を走っている区間は海岸線を走っており太平洋を眺める事ができる。右にカーブしながら慶武原川を渡ると少し内陸に入り、沖縄r71松田北交差点を通過する。

79.名護市に入る 80.沖縄r13交差点 81.緩やかなアップダウンを繰り返す
 松田北交差点からの緩やかな勾配を下っていると名護市に入り、勾配が少し急になる。急と言ってもR329基準なので一般的に言えば緩やかと言える範疇である。勾配を下り切る直前に沖縄r13との交差点を通過し、以降は緩やかにアップダウンしている2車線快走路を走る。

82.久志交差点以東はバイパス区間 83.前方の建物は沖縄高専 84.両側のフェンスはキャンプシュワブ
 国道から降格した市道との久志交差点からはバイパス区間となるが、元々走りやすい区間とあって特に道路状況に変化は見られない。緩やかな勾配を上った後に下りに転じて辺野古川を渡った先で沖縄高専を通過する。建物が非常に大きく、大規模な総合病院のように見える。辺野古交差点を過ぎると道路の両側がフェンスで挟まれた状態になるが、これは米軍施設のひとつであるキャンプシュワブがあるからである。

85.ま、祭りかな?? 86.辺野古ダムを通過すると左にカーブする 87.相変わらず緩やかにアップダウンしている
 キャンプシュワブに出入口に近付くと色鮮やかな幟が立っているのが見え、祭でもやっているのかと思ったら左派による抗議活動だった。基地関係で大きな動きがある場合はこれにマスコミが加わるため、国道の通行に多少なりとも支障がでる可能性もある。
 その後、辺野古ダムの天端を通過するが、ドライバー視点からダム湖が見えなかったせいもあってダムの天端を走っているようには見えなかった。ダムを通り過ぎると左に180度カーブし、アップダウンしながら2車線道路を走る。

88.R331二見バイパスとの交差点 89.上り勾配の右カーブを通過 90.R331現道との二見北交差点
 緩やかな上り勾配を走っているとR331二見バイパスとの交差点を通過する。与那原町の与那原交差点から北はR331が重複していたのだ。R329がここで西海岸に向かうために内陸に進むのに対してR331はさらに東海岸を北上し、大宜味村で西海岸に出てくる。
 R331二見バイパスとの交差点からも緩やかな上り勾配が続いており、右にカーブした先で今度はR331現道との二見北交差点を通過する。与那原交差点〜二見北交差点の距離は62kmにも及ぶ(今回走行したルート)。

91.緩やかな勾配の快走路 92.下り7%勾配 93.閉鎖された旧道がいくつか確認可能
 二見北交差点からも緩やかな上り勾配が続いているが、送電線の辺りから下り勾配に転ずる。しばらくは緩やかな勾配だが、反対側の東向き車線に登坂車線がある区間の勾配は7%とやや急である。とは言え実際に走ってみると沿線に建物等がなく、カーブも緩やかなので数字ほど急勾配には思えなかった。

94.珍しい徐行標識 95.長堂橋 96.長堂橋の西詰からは名護湾が見える
 いくつかの閉鎖された旧道を見ながら勾配を下っていると長堂橋を渡る。橋と言っても川を渡るためと言うよりは等高線に沿った急カーブが多い旧道の線形を改良するために橋梁という手段を用いたという感じである。橋の左側には旧道を確認できる。

97.長堂橋を通り過ぎると集落に差し掛かる 98.R58名護東道路が建設中 99.R58名護東道路との世冨慶IC(交差点)
 長堂橋を渡り終えてすぐに沿線に建物が現れて勾配も緩やかになる。ほぼ平坦と言える状態になった所で建設中の道路の間を通過するが、これはR58のバイパスの名護東道路である。走行当時は北側の区間のみ開通しており、世冨慶ICとして平面で交差している。R58が名護市の市街地を通り抜けているため、辺戸岬・大宜味方面に行く場合は名護東道路を利用した方が早い。

100.山裾を走る 101.R58世冨慶交差点
 世冨慶ICからすぐに下り勾配となり、約500m進んだ所で上り勾配となる。上りになってすぐにR58世冨慶交差点となる。名護市の市街地からは少し離れた位置にあるこの世冨慶交差点がR329の起点の交差点である。