国道329号
part1

R58明治橋交差点〜R329現道・赤崎1交差点
那覇市→豊見城市→那覇市→南風原町→与那原町→西原町→中城村→北中城村→沖縄市→うるま市

1.R58明治橋交差点 2.ゆいレールと並走 3.壺川駅の下を通過
 沖縄県庁や那覇市役所に近く、沖縄県の中心部とも言える明治橋交差点がR329の終点である。交差している国道はR58の1本のみだが、北に隣接する旭橋交差点はR58以外にR330とR390とR507(?)が交差しており、明治橋の南詰にはR331とR332が交差している。明治交差点から東に延びる道路がR329であり、元々は那覇東バイパスとして開通した区間で、現道はR330(とR507?)に変更されており、唯一のR329となっている。
 明治橋交差点から走行を開始すると片側2車線と良く整備された道路状況で北側にゆいレールと呼ばれるモノレールが並走している。ゆいレールが道路を横断して南側に移ってから壺川駅の下を通過する。

4.新那覇大橋の手前でゆいレールが逸れる 5.豊見城市に入る 6.とよみ大橋
 壺川駅を通過してすぐに沖縄r221の跨道橋も新那覇大橋への勾配を上り、ゆいレールは南に逸れてr221那覇大橋に沿って国場川を渡る。R329も緩やかなS字状のカーブを描きながら新那覇大橋で国場川を渡る。新那覇大橋からの左カーブを曲がると豊見城市に入り、その直後でとよに大橋を渡る。この橋の下にあるのが漫湖である。

7.沖縄r11真玉橋南交差点 8.アップダウンあり 9.R507現道との仲井真交差点
 とよみ大橋を渡り切った所で沖縄r11とよみ大橋東交差点を通過し、さらに進むと同じくr11真玉橋南交差点を通過する。その後は緩やかな上りの後に下りとなり、平坦な状態に戻ってからR507現道との仲井真交差点を通過する。バイパスが開通しているとは言えR507現道の交通量も多い。

10.R507津嘉山バイパスとの交差点を道なりに進む 11.R507BP・沖縄r82上間交差点を右折
 仲井真交差点から600mも走らないうちにR507津嘉山バイパスとの交差点を通過する。バイパスとの交差点とあってR507への右折車線は短いながらも2車線設けられている。R507BP交差点からは緩やかに左にカーブしながら国場川に架かる橋を渡り、その先のR507BP・沖縄r82上間交差点を右折する。右折車線は長めに設けられているうえに2本もあるが、r82が首里城や那覇道の那覇ICに行けるとあって直進する車両も多い。

12.南風原町に入る 13.沿線には商業施設が多い 14.交通量が多い
 上間交差点からは道路グレードが少し落ちて中央分離帯のない4車線道路になる。緩やかな右カーブを曲がって左にカーブする手前で市町境を通過して南風原町に入る。県庁所在地から町に入ったからと言って道路状況や周辺の様子、交通量に変化はなく、幹線道路として機能している4車線道路を走る。細かなカーブは多いが勾配はほとんどなく平坦である。

15.R506那覇空港道の南風原北IC 16.二輪と軽車両は左側車線を走らなければならない 17.沖縄r77上与那原交差点
 上間交差点から約2.8kmで那覇空港道の南風原北ICを通過する。那覇空港道はR506でもあるのだが混乱を避けるためか案内標識におにぎりの表記はない。その後も4車線道路が続いているが、R329(に限らず沖縄県内)の4車線区間は左側車線が自動車・二輪・軽車両、右側車線が二輪を除く自動車と車種により通行する車線が規制されている。ただし、バス専用(優先)車線にも言えるが、この手の規制は必ずしも守られているとは言い難い。それよりも厄介なのが、信号機の有無を問わず交差点に右折車線がほとんど設置されていない点がある。右折する車両が多い交差点であっても右折車線がないため、基本的には左側車線を走っていた方がスムースに進めると思われる。

18.R331与那原交差点を左折 19.与那原交差点からも4車線 20.与那原バイパスとの交差点を直進
 与那原町に入って少し走るとR331との与那原交差点を左折しなければならない。R331に直進できる車線は2本あるが、通勤時間帯というせいもあってまた、沖縄r240与那原西交差点が近接しているせいもあってかなり渋滞していた。しかし、R329に左折する車両はさほど多くなく、渋滞さえなければスムースに進む事ができたのだろう。
 与那原交差点からはR331が重複しているがその事を示す標識等は存在しない。4車線道路が続いており、交差点に右折車線がないという点においても変化はない。与那原町の中心部から離れて沿線の建物の密度が若干低くなった所でR329・R331与那原バイパスとの交差点を直進する。右折するのがバイパスだが、約1.7km先までしか開通していないせいもあって案内標識におにぎりは表記されていない。また、交差点の西側にも道路が造られているが、これも与那原バイパスだろう。

21.西原町に入る 22.沿線の建物が少なくなっていく 23.小波津川橋は架け替え工事中
 与那原バイパスとの交差点の直後に町境を越えて西原町に入る。南風原を“はえばる”、与那原を“よなばる”と読む事から西原を“にしばる”と呼んでしまいそうだが、“にしはら”とごく普通の読み方である。そんな西原町に入ってからも道路状況は変わらず、右折車線のない4車線道路が続いている。小波津川に架かる小波津川橋は架け替え工事が行われていたため、上下線で別々の仮設橋を渡らなければならず、橋の前後に急カーブがある。

24.カーブが少なく平坦な状態が続く 25.中城村に入る 26.中城村和宇慶
 その後も4車線道路が続いているが、沖縄r38小那覇交差点と沖縄r34内間交差点は県道の交通量も多いためか、きっちり右折車線が設置されている。これらの交差点に右折車線がないと常に渋滞している可能性が高い。
 内間交差点から400m程走ると大きく右にカーブした後に緩やかな勾配を下りながら町村境を通過して中城村に入る。左にカーブした所で勾配がなくなって平坦になり、4車線道路を北上する。

27.二輪・軽車両の通行帯規制はまだ続いている 28.交通量は相変わらず多い 29.コンビニも点在している
 山裾を走っているとは言え道路面自体は平坦で、かつカーブもほとんどなく走りやすい状況である。右折車線が設置されていないという問題があるものの交差する道路の数が減っている事から北上するにしたがって走りやすくなっていく。そのため交通量が多いものの比較的流れは良好である。

30.北中城村に入る 31.北中城村和仁屋 32.沖縄市に入る
 吉の浦火力発電所付近からは概ね海沿いと言える場所を走っているが、海岸線からはやや距離があるため道路を走っている限りは海は見えない。カーブが増えるものの緩やかなものばかりでほとんど減速する事もなく通り抜ける事ができる。北中城村に入ってからも同じような状況が続いており、沖縄r81・r227渡口交差点を通過した先で沖縄市に入る。県と同じ名称の市だが県庁所在地ではない。

33.緩やかなアップダウンが続く 34.沖縄r85比屋根交差点 35.沖縄r22高原南交差点
 沖縄市に入ってからは車線数や交通量に変化はないがアップダウンを繰り返すようになる。勾配は緩やかなので走りにくくなるという程ではないが、沖縄r85比屋根交差点交差点の手前の勾配はややきつい。このr85は中央分離帯を持つ片側2車線道路で右折もしくは左折してr85に進む車両も少なくない。特に右折する車両が多く交差点は渋滞していた。その比屋根交差点のすぐ北には沖縄r22高原南交差点が近接している。

36.センターライン上にラバーポールが設置されている 37.R330・R331・沖縄r75コザ十字路交差点
 高原南交差点からは緩やかながら長い上り勾配が続く。これまで全くと言っていいほど設置されていなかったセンターラインにラバーポールが立てられており、右折できなくしている箇所がある。勾配がごく緩やかになった所でR330・R331・沖縄r75コザ十字路交差点に至る。R331との重複は続くが、R330はここが終点のため重複はしない。

38.コザ十字路交差点以降も4車線 39.沖縄r85美里交差点 40.「名護46km 石川7km うるま7km」
 コザ十字路交差点を過ぎても交通量の多い4車線道路が続いている。ごく緩やかなカーブと勾配を繰り返しながら走っていると沖縄r85美里交差点を通過する。さすがに右折車両が多い交差点とあって右折車線が設置されている。さらに少し北にある沖縄r16・r74知花交差点にも右折車線が設置されている。その他の交差点には右折車線が設置されていないものが大半である。

41.沖縄道の沖縄北IC 42.R329・R331現道との後原交差点を直進してバイパスへ進む
 沖縄道の沖縄北ICが接続している沖縄r36沖縄北IC交差点を通過し、4車線道路を走っていると現道とバイパスとが別れる後原交差点に至る。旧石川市の市街地を通っている現道に対して石川バイパスは市街地の西側を走っている。現道とバイパスが別れている場合は原則として現道を通る事にしているのだが、交通量の多い幹線国道である事を考慮して今回はバイパスへと進んでいる。なお、現道とは言え市街地を通っているため対面2車線のごく普通の道路状況であって酷道的要素は微塵もない。

43.石川バイパス 44.うるま市に入る 45.沖縄r6伊波交差点
 後原交差点を通過して石原バイパス区間に入ると中央分離帯付きの片側2車線となる。バイパスとして新たに造られた道路らしく沿線の家屋は少ない。緩やかに下った後にほぼ平坦になるが、平坦な所で市境と通過してうるま市に入る。その後はアップダウンしながら旧石川市の市街地の西部を北進する。交通量は少なくないが信号機付きの交差点が少ないため流れは比較的良い。

46.石川トンネル 47.石川高架橋 48.R329・R331現道・沖縄r73との赤崎1交差点
 伊波交差点を通過して右にカーブした先で石川トンネルをくぐる。トンネルを出てからは石川高架橋で石川川やいくつかの市道の上を通過する。トンネルとの高低差があるため橋上は全て下り勾配となっている。
 勾配を下り切って平坦な状態を走っていると右にカーブして沖縄道・石川ICに接続している市道との交差点を通過する。そのすぐ先でR329・R331現道・沖縄r73との赤崎1交差点を通過する。バイパスは約6.6kmで現道は5.5kmなので現道の方が短いが、交通状況次第ではバイパスの方がより早く通過できる可能性もある。

国道329号 part2