国道324号
part1

R202大波止交差点〜茂木港
長崎市

 シャレードデトマソからスイフトスポーツに乗り換えて初の国道走行に選んだのは遠く長崎のR324である。その理由はデトマソで走った事のない県だったからというもの。言うなれば乗り換えの儀式みたいなものだ。ちなみにデトマソで未走行の県がもう1つあり、それは沖縄県であるが、さすがに乗り換え直後の懐具合が沖縄入りを許してくれなかった
 そんな事情の中、名神、中国道、九州道、長崎道をひたすら走って長崎市内に入る。早朝と言える時間帯だが県庁所在地たる長崎市の中心部だけあって交通量はやや多い。

1.4車線で始まる 2.R34県庁前交差点 3.R324ここから
 R202大波止交差点から東に延びているのがR324だが約200mの間はR202との重複区間となっており、単独区間が始まるのはR34県庁前交差点からである。県庁前交差点の手前にはR202の「ここまで」があり、交差点を越えるとR324の「ここから」がある。R324は大波止交差点からじゃないのと思うが、R202との重複区間がわずか200mなのであえてこちらを「ここから」と表示したとも考えられるが真偽は不明。なお、県庁前交差点にはR57とR251も交差しているが、R34に重複しているため案内標識等に表記されていない。

4.この先の中央橋交差点を左折 5.右折して中島川を渡ると…
 県庁前交差点を越えると緩やかに下って中島川手前の中央橋交差点を左折する。この中央橋交差点にはR324が左折だという案内がされていないので事前に調べておかないと直進してしまう可能性が高い。中央橋交差点を左折して50m程先のひとつめの信号を右折して中島川を渡る。ここもR324が右折である旨の案内はされていない。

6.案内がされない理由はこれ 7.左側には規制標識群 8.右側にはおにぎり
 中島川を渡ると長崎電気軌道の軌道式がありその先は浜んまちアーケードとなっている。R324の最大の特徴は海上区間を持つという点ではなくこのアーケード区間である。これは他にはR170旧道(非外環状)でしか見られない、国道名所だと言っても過言ではない。
 浜んまちアーケードは10-翌5は歩行者専用道路、つまり車両が通行できるのは5時から10時までのわずか5時間だけである。さらには4t以上の車両は終日通行禁止で、アーケードなので制限速度は20kmと極めて低く設定されている。駐車禁止ではあるが5-10の間における集配中の貨物車は除くとなっている。

9.こんな状態だったのでスイスポでの通行を断念 10.国道です 11.アーケードの出口が見えてくる
 この浜んまちアーケードをスイスポで走り抜けようと画策して車両が通行できる時間帯に走れるように時間を調整したのだが、アーケード内に納入業者のトラックが道路をふさぐ形で停まっていたため断念せざるを得なかった。その件がなかったとしてもアーケード内は車両での進入が憚られる状況で、むしろ車両がいる事の方が不自然にすら思えてくる。この日は早朝なので人通りは多くないが全くいないというわけではない。この手のアーケード街はシャッター通りになっている事も多い中、この浜んまちアーケードは昼間であれば結構な人通りがある。この点はR170のアーケード区間も同様である。

12.アーケードが終わっても商店街は続く 13.車両の通行時間の規制はない 14.十字路の先は一方通行
 アーケード区間は約350m程で終わるが、その先もアスファルト舗装ではなく商店街の雰囲気が漂っている。しかし通行規制は敷かれておらずこの区間は終日車両での通行が可能であるのだが、人の多い時間帯であれば走りにくい事この上ない状況である事は容易に想像できる。200m程進んだ所の十字路の向こうは一方通行区間の出口になっており車両での進入はできない。

15.一方通行の入り口の十字路を右折 16.長崎電気軌道を越えた先を左折 17.信号の先を左折するのがR324アーケード区間
 今回は徒歩なので一方通行規制を受けずに進む事ができる。アーケード直後の区間と比べて道幅や沿線状況は大して変わらないのに一方通行規制が敷かれているのはなぜだろうか。そんな不可解な一方通行区間を100m程進むと十字路となるが、R324はここを右折する。国道は十字路の奥のアスファルト舗装ではなく右のタイル敷き舗装の方である。
 その右折の直後に4車線で交通量多く路面電車も走っている道路と交差するが、そこを左折する。なお、ここで右折すれば中央橋交差点に至る。…つまりは商店街を通らず中央交差点を直進すればアーケードだの商店街だの一方通行だのに惑わされることなく普通に走れるという事である。

18.勾配が出てくる 19.斜面に家屋が建ち並ぶのも長崎らしい風景 20.国道そのものの勾配も緩やかではない
 長崎電気軌道の正覚寺下駅のすぐ西で4車線の市道との交差点を左折してR324も4車線にな…らずに対面2車線で南東の方角へ向かう。それまで商店街であっただけに勾配もほとんどなかったが、ここからは本格的な上り勾配となる。とは言うものの山岳道路ではなく沿線には家屋が建ち並んでいる。その家屋も斜面に建っており坂の多い長崎市らしい風景のひとつと言えよう。ちなみに、No.20付近の真下にはながさき出島道路のオランダ坂トンネルが通っている。

21.民家が途絶える 22.長崎出島道路(=R324BP)と交差 23.R324BP交差点から先は下り
 長崎r237田上交差点辺りからは視界に入る家屋の数も減り長崎市街地を抜けた感がする。勾配は市街地と大きな変化もなく上りが続く。上りから下りへと転ずるのは長崎道の長崎ICへの接続路でもある転石交差点の少し手前である。下りになってから程なくして集落が見えてくる。

24.茂木集落が見えてくる 25.勾配が緩やかになってくる 26.長崎r34茂木交差点
 集落の中に入ると勾配が徐々に緩やかになってくる。若菜川に沿って走っていると茂木集落の中心部に至り、そこで長崎r34茂木交差点となる。案内標識には左折してすぐ右折するのが茂木港(天草フェリー)となっているが、R324はそのルートと一致していない。R324は茂木交差点を直進する行き先の描かれていない方向である。海上区間の端点=フェリー乗り場となっていない例は少なくないので特に驚くような事ではない。

27.r34の先のR324 28.市道との十字路がR324茂木港側端点 29.茂木港のフェリー乗り場
 茂木交差点を直進するとセンターラインが白色になりものの数十メートルも進めば一旦停止の十字路となる。ここがR324茂木港側の端点である。フェリー乗り場へは十字路を左折して若菜川に架かる橋の北詰を右折して道なりに進んだ先にある。フェリーそのものがさほど大きくない路線だからか受付の建物も小さい。

 早朝に長崎市街地を出発したおかげで渋滞もなく8時頃には到着したのだが、緊急企画のため予約したのが前日とあって13:20の便しか取れなかった。空白の5時間を埋めるためにr34を南に進路を取って長崎市最南端の樺島灯台を訪れ、R490を北上し、そしてオランダ坂トンネルを走っている。陸路を迂回しようものなら300km程走らなくてはならず、5時間では到底富岡港に辿り着けないだろう。

国道324号 part2