国道279号
part2

R338横迎町交差点〜R5函館駅前交差点
むつ市→風間浦村→大間町…
…函館市

54.青森r6交差点 55.R338大湊バイパスとの交差点 56.車線幅の広い2車線道路
 R338R394横迎町交差点を過ぎてすぐに青森r6交差点を通過する。緩やかな左カーブを曲がった先でR338大湊バイパスとの交差点を通過する。2019年10月の時点では東方向には道路が存在しないが、ここに下北半島縦貫道のむつICが接続予定であり、建設工事が行われていた。また、この交差点の少し南に下北交通大畑線の線路が横切っていたが、2000年に廃線となったためその痕跡は残っていない。

57.R279現道との交差点 58.現道と合流後も快走路 59.椛山集落
 緩やかな勾配を上っているとR279の現道との交差点を通過する。むつ市街方面の現道はR338の現道までの区間しか指定されておらず、それより南の区間は青森r4に降格している。
 現道と合流してからは車線幅が若干狭くなる。と言っても広めの幅から普通の幅になっただけなので走りにくくなるという事はない。海沿いの区間と同じようにアップダウンを繰り返す2車線道路を走る。

60.青森r266交差点 61.むつ市大字関根 62.現道との交差点を直進して大畑バイパスへ進む
 青森r266交差点を通過した後に下り勾配となり、上りになった所で青森r274交差点を通過する。r274は停車場線だが、下北交通大畑線が廃線となったため停車場のない停車場線である。
 旧大畑町の市街地の手前で大畑バイパスと現道とが別れる交差点を通過するが、案内標識の現道にはおにぎりが表記されていない。直前に走行したR338の白糠バイパス区間はバイパスが全通していないため現道を走行したが、こちらはバイパスが全通しており、かつフェリーまでの時間が少なかったため、直進してバイパスへと車を進めている。

63.緩やかな上り勾配の2車線道路 64.正津川に向かって下る 65.市道へ右折すると大畑市街や現道に行ける
 バイパスに入ると緩やかな上り勾配の直線道路を走る。現道の沿線には多くの家屋が建っているが、バイパス沿いにはほとんどない。上り勾配が終わると正津川に向かって緩やかな勾配を下る。正津川に架かる上正津川橋を渡るが、下流側にある現道に架かっている橋は正津川橋という。正津川橋のすぐ北に青森r277が交差しているが、これも青森r274と同様に停車場のない停車場線である(接続していた駅は正津川駅)。

66.市道との交差点からは上り勾配 67.沿線には少ないながらも建物あり 68.朝比奈橋
 大畑バイパスには道路両側の歩道に桜が植えられており並木を形成している。バイパスの区間すべての8kmに渡っており、“来さまい大畑桜ロード”いう名称まで付いている。多少の商業施設のある場所を通り過ぎると右にカーブしながら朝比奈橋を渡る。

69.青森r4交差点 70.現道との交差点を通過
 朝比奈橋を渡って少し走ると青森r4との交差点を通過する。むつ市の市街地でも交差したr4だが、むつ恐山公園大畑線という路線名が示す通り、恐山を通って旧大畑町に至るルートである。r4交差点からは勾配を上っていると現道との交差点を通過する。現道とは高低差があるため鋭角な形状で交差しており、現道から来るとバイパス側、特にむつ市街地側の車両の確認が難しい状態である。信号機は設置されているが、歩行者の横断を主目的とする押しボタン式である。

71.海が見える 72.「!(注意)」 73.左右衛門沢をトラバースするルートを取る
 現道と合流すると大きく左にカーブして大畑中央公園の出入口を過ぎると下り勾配になる。勾配が変化する場所の左側にバイパス工事現場があり、二枚橋集落や釣屋浜集落を迂回するバイパスが建設中である。海を見ながら緩やかな勾配を下っていると二枚橋集落や釣屋集落を通過する。一応はセンターライン付きの2車線道路だがやや狭苦しく感じられる。左にカーブして佐右衛門沢に沿って内陸に向かうと建設中の(仮称)二枚橋2号橋の下を通る。右ヘアピンカーブを曲がって勾配を上っているとバイパスの接続予定地点を左にカーブしながら通過する。

74.ハーモニー橋 75.木野部峠付近は急カーブが多い 76.むつ市街方面の車線には登坂車線あり
 バイパス接続予定地点からは走りやすい2車線道路になる。この区間も二枚橋パイパスの一部で先行で供用されたものである。海岸線から離れた内陸に向かった後に右ヘアピンカーブを曲がるこのヘアピンカーブから反対側の車線に登坂車線が設置されている。木野部峠を越えてからもヘアピンカーブを含む急カーブが連続している。二枚橋バイパスはこの区間にも計画されているが未着工のようである。

77.佐助川集落まで下る 78.佐助川集落の山寄りをパス 79.小赤川橋
 再び海岸線沿いになると海を見ながら緩やかな勾配を下る。木野部集落と佐助川集落は山寄りにバイパスが造られており沿線の家屋はほとんどない。眺望の良い赤川台駐車場の前を通り過ぎると左カーブを曲がり、赤川集落に差し掛かる。集落内はやや狭苦しく、小赤川橋では大型車同士の離合は不可能と思われる。

80.風間浦村に入る 81.風間浦村大字下風呂 82.下風呂温泉郷
 集落の中にある大赤川橋を渡ると風間浦村に入る。境標識は設置されているが、風間浦村のものは樹木に隠れており直前でないと見えない。甲集落を過ぎると少しだけ上り勾配を走った後に下ってから下風呂集落に入る。下風呂漁港に隣接した場所に下風呂温泉郷がある。前述の下北交通大畑線は元々は国鉄の大畑線であり、第2次世界大戦頃までは大間町まで延伸する計画もあった。一部は工事が開始されたものの未成線となっており、この下風呂地区には駅が設置される予定の場所にホームを模した足湯が設置されている。

83.海岸線沿いを走る 84.ゆずりあい車線 85.「仏ヶ浦51km 佐井29km 大間15km」
 下風呂温泉郷を過ぎると周辺の建物は少なくなるが、道路状況に変化はなく走りやすい2車線道路が続いている。集落が途切れた場所には約700mのゆずりあい車線が設置されている。ゆずりあい車線が終わってからもカーブの少ない2車線道路が続いている。

86.桑畑PA 87.桑畑PAの西に閉鎖用ゲートあり 88.右の塔のような建物は易国間漁業管理施設
 桑畑集落の西で桑畑PAを通過し、その直後に閉鎖用ゲートを通過する。ゲートと言ってもバータイプで両側の車線を塞ぐには長さが足りない。冬季閉鎖のようにガチガチに閉鎖するような場所でもないのだろう。ゲートからは集落が途切れた場所を走っているが、この先にも集落が存在している。

89.法面の工事のため片側交互通行規制中 90.風間浦村大字易国間 91.海沿いをひたすら走る
 法面工事の片側交互通行規制区間を過ぎて少し走ると風間浦村の役場のある易国間集落に入る。目滝川を渡ると易国間集落から離れる。以降は小さな集落を結びながら海沿いルートを走る。

92.新釜谷集落 93.海越しに北海道も見える 94.折戸坂
 いくつかの集落を通り過ぎて古釜谷集落を過ぎるとしばらく家屋のない状態を走る。海沿いのまま緩やかな勾配を上るが、折戸坂という名称が付けられている。名称はあるものの標高は50m程度と低い。

95.大間崎へはこの交差点を右折 96.大間町に入る 97.大間町大字大間
 本州最北端の地、大間崎への道路が分岐した先で大間町に入る。本州の最北端は大間崎だが、国道の最北端はR279の大間港側の端点である(R338重複)。大間警察署や文化センター等の前を走って緩やかな勾配を下ると開けた場所となる。ファミリーマートというスーパーマーケットのある交差点から北に向かっても大間崎に行く事ができる。

98.路側帯が広く走りやすい 99.R338交差点
 広い路側帯のある2車線道路を走り緩やかな左カーブを曲がった先でR338との交差点を通過する。左右どちらにもR338のおにぎりが表記されているが、R338はここからR279に重複しており、右折の大間崎方面は国道に指定されていないはずである。当該区間を走ってもおにぎりは確認されない。もっとも、それはR279にも同じ事が言える。

100.R338交差点以降も2車線道路 101.フェリー埠頭への町道との交差点を右折
 R338交差点からはR338重複区間が始まるが、R338のおにぎりどころかR279のおにぎりも設置されていない区間である。緩やかな右カーブを曲がった後に町道とのT字路に突き当たる。一時停止しなければならないのは交差点の形状から仕方のない事だろう。案内標識が設置されているが、おにぎりが表記されておらずどちらが国道なのか分かりにくい。左側にフェリー埠頭とあるので左折してしまいそうになるが、国道は右折して大間崎方面に向かう。

102.T字路を左折 103.直角カーブのようなT字路を右折 104.T字路のような左直角カーブ
 最初のT字路を右折してからも2車線道路が続いているが歩道は設置されていない。200m強で町道との交差点に突き当たり、一時停止の後に左折する。この交差点には案内標識すら設置されていない。
 2ヶ所目のT字路を左折してすぐに直角カーブを右へと進む。左方向には町道が接続しているが、道なり方向が右である。さらにすぐ先で突き当たるが、今度は左方向に進む。ここでは右側に町道が接続している。この直角カーブにも案内標識は設置されていない。

105.右左折以降はセンターラインなし 106.町道との十字路を左折 107.大間港側端点
 センターラインのない2.0車線幅道路を走っていると町道との十字形状の交差点に至る。この交差点にも案内標識が設置されていないが、国道は左折である。左折後少し進むと舗装がコンクリートになる。その先端がR279(とR338)の大間港側の端点である。端点付近は漁港であり、フェリーターミナルとは約1.2km離れている。


108.R279函館港側端点 109.北海道r457交差点を左折
 R279の函館港側端点は市街地の南部、函館山の北東の麓に位置している。函館港側と表現したもののフェリーターミナルから6km以上離れている。端点から僅か100m弱で北海道r457との交差点を左折する。正面の急勾配の先には観光地として有名なハリストス正教会がある。

110.函館市電を挟んだ片側1車線道路 111.北海道r675交差点 112.十字街電停
 北海道r457交差点からは函館市電を間に挟んだ、車線幅の広い片側1車線道路になる。左カーブを曲がっていると北海道r675との交差点を通過する。このr657は路線名を立待岬函館停車場と言い、函館山(御殿山)の山頂を結ぶ道道である。この交差点で函館市電の宝来谷地頭線が分岐しており、r457上に敷設されている。

113.「長万部107km 森43km」 114.市役所前電停 115.R5・R278・R338函館駅前交差点
 北海道r457交差点からも函館市電を挟んだ状態が続く。車線幅が広く片側2車線化できそうだが、電停付近は当然ながら狭くなってしまうため片側1車線が限界である。右折車線が設けられている交差点もあるが、概して右折車線は狭い。
 端点から約1.8kmでR5・R278・R338函館駅前交差点に至る。交差点の名称が示す通り、函館駅の至近の距離にあり、交差点の南には函館市電の函館駅前電停が設置されている。なお、R338は北海道内の全ての区間がR279に重複しており、おにぎり等は見られない。さらに付け加えると海上区間も重複している。