国道256号
part2

R156相生交差点〜R41坂東橋西詰交差点
郡上市→下呂市→白川町

57.郡上市八幡町吉野 58.少ないながらも急カーブあり 59.稲成洞門
 相生交差点を左折してR156に重複しながら郡上市の中心部に向かって走る。板取川の谷筋を走ってきたR256であり、R156重複区間も同様の川沿いの谷筋だが、長良川が大河である点とR156が幹線国道としての役割を担っている点が異なる。そのせいか急なカーブは少ないが逆に交通量は多い。川に山が迫っている場所を走っているので稲成洞門と稲成北洞門の2つのロックシェッドが設けられている。

60.長良川鉄道のガードは4.3mの制限高あり 61.郡上市八幡町稲成 62.長良川の対岸には東海北陸道が走っている
 稲成北洞門を抜けてすぐに長良川鉄道のガードをくぐる。ガードの先は少し広めの平地となっており、沿線には商業施設が多く建っている。しかしここは郡上市の中心部ではない。
 長良川の対岸を走る東海北陸道の高架道路を左手に見ながら川沿いを走っていると郡上八幡駅の西を通過する。駅と国道とは高低差があるため直接接続しておらず、岐阜r327か市道を利用しなければならない。この郡上八幡駅も市の中心部から離れており、位置としては中心部の南西端と言える場所である。

63.R156・岐阜r327城南交差点 64.串刺しおにぎりあり 65.乙姫トンネル
 右の急カーブを曲がった直後にR156・R472・岐阜r327城南交差点があり、R256は直進してR156から分岐する。直進ではあるが2本ある車線のうちの右側を通行しなければならない。あくまでメインはR156でありそちらの交通の方が優先となっている。
 城南交差点でR156からは分岐するものの同時にR472が重複してくる。R156との重複区間にはなかった串刺しおにぎりがこのR472との重複区間には設置されている。郡上市の市街地の南部を走っていると乙姫トンネルをくぐり、郡上市役所の前を通過する。古くからの市街地を通る国道にありがちな狭い道幅や右左折が多いという事もない。

66.R472八幡大橋南交差点 67.市街地から離れていく 68.閉鎖ゲートを通過
 市街地南端を走ること約1.8km、右カーブ途中の八幡大橋南交差点でR472が分岐していく。その直後に岐阜r320との交差点を通過して市街地から離れ、家屋が途切れてすぐに閉鎖ゲートが現れる。峠を越えるため上り勾配になるが、センターライン付きの2車線は維持されている。

69.岐阜県ではお馴染みの「落石注意」 70.一応は2車線道路だが 71.ヘアピンカーブではおにぎりの妙技も見られる
 堀越峠の西側はセンターラインはあるもののヘアピンカーブが多いのが特徴である。2車線とは言え山岳道路のため車線幅が狭い箇所も少なからず存在している。ヘアピンカーブが連続している事が敬遠されてか、交通量は少ない。

72.奥にこれから通る道路が見える 73.時折景色が広がる 74.閉鎖ゲートの先で岐阜r328が交差
 ヘアピンカーブが多いものの全体的に勾配はさほどきつくない。市街地に比べて標高が上がっており時折視界が開ける事もある。ただ、標高が上がったと言っても500m程度なので驚くほど高い場所ではない。砂防(?)工事が行われている脇を通過し、右のヘアピンカーブを曲がって程なくして閉鎖ゲートが現れる。その先の左急カーブに岐阜r328が交差している。案内標識にr328の行き先がR156となっているが、郡上市の市街地を通らず堀越峠を往来する事ができる。

75.堀越峠の近くも勾配は緩やか 76.堀越峠の東側は急カーブなし 77.東側の閉鎖ゲート
 ヘアピンカーブがなくなり小刻みなカーブが連続する状態を走っていると左急カーブを曲がって堀越峠を越える。カーブに位置しているせいか峠という印象は薄い。堀越峠以東はヘアピンカーブどころか急カーブすらなく、勾配も非常に緩やかでちゃんとした2車線道路なので走りやすい。峠から僅か400m程で閉鎖ゲートが現れ、その先には口洞集落が見える。

78.歩道まで設けられている 79.「シカ横断 衝突注意」 80.ローカル快走路と淡々と走る
 堀越峠の東側はカーブが緩やかで勾配のない2車線快走路となっている。集落があってもなくても道路状況は変わらず走りやすい。大同集落の東に右の急カーブがあるが、急なものはそれくらいである。

81.岐阜r63交差点 82.道の駅「和良」は市道と少し経由する必要あり 83.岐阜r323交差点
 岐阜r63交差点を過ぎると急カーブが多くなるが、整備された2車線道路のため走りにくいという程ではない。鹿倉川と入間川が合流する地点の北に道の駅「和良」があるが、国道とは接しておらず300m程市道を走る必要がある。道の駅の直後、鹿倉川を渡った先に岐阜r323が交差しており、案内標識とは別に「←名宝 大型車通行不可」という標識が付けられている。手持ちのスーパーマップル(2011年発行)を見ると名宝方面は分断されている。ネットの地図で確認するとトンネルが開通しており名宝まで通り抜けられるようになっていた。ただし、トンネルはr323ではなく市道のようで県道色には塗られていない。

84.郡上市和良町沢は狭く感じられる 85.交通量の少ない道路では珍しい「お静かに」 86.岐阜r322交差点は右の直角カーブ
 郡上市和良町沢では道路の両側に民家が建ち並んでいるため2車線ながらやや狭苦しく感じられる。郡上市役所和良振興事務所付近も家屋が密集しているが幾分か走りやすい。夜間の騒音防止を促す「お静かに」標識が立てられているが、住宅地近辺を走る高速道路や幹線道路でよく見られるもののローカル国道では珍しいように思える。岐阜r322との交差点は、案内標識ではT字路を右折するような表記だが、実際は右に直角にカーブして和良川を渡るという感じである。

87.「下呂29km 金山17km」 88.梨の木公園 89.下呂市に入る
 r322交差点からは和良川に沿って右岸を快走する。梨の木公園という川と道路に挟まれた細長い公園があるが、そこと対岸の集落との間に鯉のぼりが渡されていた。No.88の写真の左側に小さく見えているのが鯉のぼりである。梨の木公園を過ぎて大きく右にカーブした後に市境を越えて下呂市に入る。

90.下呂市に入ってからも快走路 91.岐阜r85交差点 92.馬瀬川沿いを快走
 下呂市に入ってからも川沿いの2車線快走路が続いている。岐阜r86交差点付近からは和良川が馬瀬川に合流するため、以南は馬瀬川沿いになるが河川の名称が変わっただけで道路状況には変化はない。急なカーブもあるが快走路の中にあっては走りに緩急をつけるアクセント程度にしかならない。集落内においても概ね走りやすい2車線道路となっている。

93.道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」 94.R41の手前に上り勾配 95.R41下妙見町交差点を右折
 旧金山町の中心部の西で道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」を通過する。R256の交通量は少なかったが、ゴールデンウイークとあって道の駅の利用車両は多かった。緩やかな右カーブを描く勾配を上った先でR41下妙見町交差点に突き当たる。R156相生交差点と同様にR256がどちらに重複しているのかの表記がないが、ここは右折して名古屋・美濃加茂方面に進む。

96.R41重複区間 97.岐阜r58井尻交差点 98.連続雨量150mm、時間雨量100m以上で通行止になる
 下妙見町交差点からはR41との重複区間になる。二桁幹線国道との重複のため単独区間と同じ2車線ながら整備状況は良いように思える。沿線の建物が多いのは旧金山町の中心部に近いせいだろう。岐阜r58井尻交差点の少し東にある七宗ダム付近までは集落が続いているが、雨量規制の標識が立っている事からも分かる通り集落が途切れる。

99.川と山の間に狭い場所を走っている事が分かる 100.白川町に入る 101.R41・R256串刺しおにぎり
 雨量規制区間はほとんど勾配のなく全体的に緩やかなカーブの川沿いの道路だが、山が川に迫っている場所を走っているため落石防止柵が施されている。そんな状態で市町境を越えて白川町に入る。佐見川が飛騨川の合流する付近で右の急カーブを曲がる。

102.ロックシェッドが連続している 103.R41坂東橋西詰交差点を左折
 長短の3つのロックシェッドを通過し、3つ目のロックシェッドを抜けた直後の信号のない交差点がR41坂東橋西詰交差点であり、R256は左折しなければならない。3つ目のロックシェッドの入口に案内標識が設置されているが、交差点に信号がないせいもあって案内標識を確認していても通り過ぎてしまう可能性がある、危険な交差点である。

国道256号 part3