国道243号
part3

R391札友内交差点〜R44厚床1交差点
弟子屈町→標茶町→別海町→根室市

92.札友内跨線橋 93.「釧路77km 別海63km」 94.「R243Kushiro Shitugen Akan Mashu Scenic Byway」
 札友内交差点からはR391が重複するが、道路状況には特に変化は見られない。緩やかな勾配を上ってJR釧網本線の上を札友内跨線橋で通過してから勾配を下って右カーブを曲がる。カーブ部分には町道が接続しているが、R391網走方面とのショートカット路として機能しているため意外に交通量が多い。直線道路を走っていると文化センターの前を通過する。

95.R243・R391串刺しおにぎり 96.北海道r52摩周湖入口交差点 97.R241・R391鈴蘭4-2・鈴蘭2-4交差点を左折
 緩やかな右カーブを曲がっていると北海道r52摩周湖入口交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、摩周湖の出入口に当たる交差点である。摩周湖入口交差点からは緩やかな下り勾配となり、左にカーブしてから右カーブを曲がるとR241・R391鈴蘭4-2・鈴蘭2-4交差点に至る。R243はR391とともに左折して釧路・別海方面に進む。最も番号の小さいのがR241だが、この交差点が起点である。

98.弟子屈町鈴蘭 99.北海道r53交差点 100.R391仁多交差点
 鈴蘭4-2・鈴蘭2-4交差点からもR391との重複区間が続いている。緩やかな勾配を下っていると北海道r53交差点を通過する。さらに下った所で仁多交差点を通過してR391の重複が終わる。これまで案内標識に表記されていた釧路市へはR391へ右折する。

101.「別海58km 虹別17km」 102.「動物注意」 103.閉鎖用ゲートを通過
 R391が重複していてもしていなくても道路状況と周辺の風景に変化は見られない。緩やかな上り勾配の2車線道路を淡々と走る。沿線の家屋、交通量ともに少ない。閉鎖用ゲートを通過して左カーブを曲がる。ゲートの手前には転回用のスペースは設置されていない。

104.閉鎖用ゲート以降も快走路 105.仁多スノーシェルター 106.規制区間が終わる
 閉鎖用ゲートからは規制区間となるはずなのだが、道路状況としては非常に走りやすい2車線道路が続いている。仁多スノーシェッドをくぐるが、意外にも積雪の多い北海道のスノーシェッドの設置数は多くない。緩やかな勾配を下っていると閉鎖用ゲートを通過して規制区間が終わる。このゲート付近には転回できそうなスペースがある。

107.標茶町に入る 108.北海道r1040交差点 109.防雪柵が設置された区間が続く
 幾分内川に架かる境橋を渡ると標茶町に入る。町の中心部から離れた場所であり、沿線には牧草地が広がっている。道路の左側(北側)には防雪柵が設置されており、その距離は結構な長さである。

110.北海道r885交差点 111.牧草地を駆け抜ける 112.北海道r13交差点
 北海道r885交差点を過ぎてしばらく走ると防雪柵区間が終了する。道路の両側には牧草地が広がっており、北海道らしい風景の中を快走する。R243のこの辺りの区間はパイロット国道という名称が付けられているが、ここで言うパイロットは航空機の操縦士ではなく、国によって進められた近代的酪農(パイロットファーム)に由来している。
 閉鎖用のゲートの直後に北海道r13との交差点を道なりに左へカーブしながら通過する。かなり急なカーブだがあくまで道なりに進むだけで国道をトレースできる。標茶町の中心部へはこの交差点を右折してr13を南下する。

113.虹別集落 114.北海道r13交差点を右折 115.「根室96km 別海40km」
 虹別橋で西別川を渡って虹別集落に差し掛かる。虹別小学校と虹別中学校の間で北海道r13との交差点を右折して根室・別海方面に向かう。虹別公民館の前を通ってからは沿線の建物がなくなって牧草地の中を走り抜けるようになる。

116.下り5%勾配 117.観山橋 118.別海町に入る
 虹別オートキャンプ場を通り過ぎてすぐに右カーブを曲がって5%の勾配を下って観山橋を渡る。欄干に黄色い幟のようなものが付けられているが、多くの場所でよく見られる交通安全標語が書かれた幟、ではなくフクロウが走行中の車両に衝突するのを避けるためのものである。観山橋からは上り勾配となり、左カーブを曲がった後に町境を通過して別海町に入る。この町境は釧路総合振興局と根室振興局の境でもある。

119.引き続き牧草地を走る 120.北海道r951交差点 121.やたら低いおにぎりがある
 別海町に入ってからは緩やかなアップダウンのある直線道路を快走する。標茶町内と同様に実に北海道らしい風景が広がっている。北海道r951交差点を通過してしばらく走った後に緩やかな左カーブを曲がる。

122.別海町西春別駅前西町 123.北海道r830・r957交差点 124.北海道r423交差点は道なりに右方向へ進む
 比較的規模の大きな西春別集落を走っているとJR標津線跡を通過するが、廃線となったのが1989年と30年前のためその痕跡は確認できない。北海道r830・r957交差点を通過し、少し進んだ所の北海道r423交差点を道なりに右方向へと進む。r423は西春別停車場線という路線名ではあるが、前述の通り標津線が廃線となっており西春別駅も廃止されている。駅が置かれていたという名残は、西春別駅前○町といった地名にも見られる。

125.直線道路を快走 126.北海道r362交差点 127.「牛横断注意」
 北海道r423交差点からは平坦な直線道路が続いている。沿線の家屋が多くなった所で北海道r362交差点を通過して左カーブを曲がる。牧草地が広がっている中を走っていると牛の横断に注意を促す警戒標識が立っている。牧場の出入口と思われる場所の手前に標識が設置されている事から、むやみやたらに牛が横断しているという訳ではなく、牧場の関係者に監視された状態での横断と思われる。

128.交通量は少ない 129.R272交差点(中標津方面) 130.R272交差点(釧路方面)
 緩やかな左カーブを曲がった先でR272との交差点を通過する。R272は掘割を通っており、その上を大平原跨道橋が架けられている。なお、R272は片側2車線道路で高規格道路のように見える。

131.「牛横断注意」 132.牛以外の動物にも注意しなければならない 133.牛が草を食んでいるのが見える
 R272交差点からも牧草地の中を走り抜ける2車線道路が続いている。牛の横断に注意が必要な区間である点も続いているが、牛以外の動物(おそらく鹿)の飛び出しにも注意しなければならない。

134.牛横断注意区間は結構な距離である 135.北海道r311交差点 136.北海道r928交差点
 牛や鹿の横断に注意しながら牧草地を走っていると中西別集落に入る。集落の中で北海道r311交差点を北海道r928交差点を通過するが、交差点間の距離は100m程しか離れていない。

137.交通量は非常に少ない 138.木々の後ろには牧草地が広がっている 139.北海道r123・r831交差点
 中西別集落を通り過ぎるとまたしても牧草地の間を走り抜けるようになる。カーブはほとんどなくアップダウンも非常に緩やかで、交通量も少ないため非常に走りやすい状況である。蛇行している西別川の南側を走っていると北海道r123・r831交差点を通過する。

140.千歳橋 141.別海町の役場の前を通過 142.北海道r8交差点を右折
 沿線の家屋が増えてきた所で西別川に架かる千歳橋を渡る。別海町役場の南を通過して少し走ると北海道r8交差点となり、右折して根室・厚床方面に進む。r8は根室中標津線という路線名だが、この交差点より根室市側は全て国道との重複区間となっている。

143.北海道r364交差点 144.「根室56km 厚床23km」 145.別海町別海鶴舞町
 北海道r8交差点を右折してすぐに北海道r364交差点を2ヶ所通過する。r364のr8交差点寄りの方は本別海方面に、厚床方面は廃線になったJR標津線(厳密には標津線の支線)の西別駅に延びていた。この標津線厚床視線はR243に並走していた路線であった。
 西別川橋を渡って緩やかな左カーブを曲がり、しばらく走ると沿線の家屋が少なくなる。町の中心部を通り過ぎたとはいえ交通量は多くなく、ハイペースで走る事が可能である。

146.閉鎖用ゲートを通過 147.中西別方面と上風連方面は別の町道 148.新酪農村入植地はここを右折
 沿線の家屋が途切れるのと同時に閉鎖用のゲートを通過するが、規制区間に入ってからも直線的な快走路が続いている。中西別方面に向かう町道と上風連方面に向かい町道との交差点を通過する。案内標識はひとつにまとめられているが、交差点は100m程離れている。ヤウシュベツ川に架けられた矢臼別橋を渡って左カーブを曲がっていると新酪農村入植地に至る町道との交差点を通過する。

149.奥行臼橋 150.北海道r930交差点 151.R244交差点を右折
 アップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を走っていると北海道r930交差点を通過するが、交差点付近をJR標津線が横切っていた。交差点の南には1930年に廃止された奥行臼駅逓跡があり、かつては別海村営軌道も敷設されていた。
 奥行駐車場の直後にR244交差点に突き当たり、右折して根室・厚床方面に進む。起点でも交差していたR244だが、この交差点からは重複区間となる。両交差点間の距離はR243が約162km、R244が約143kmと20kmほど異なる。

152.アップダウンのある直線道路 153.根室市に入る 154.風連川の湿原を走る
 R244が重複している状態となっても走りやすい2車線道路が続いている。アップダウンしている直線基調の道路を走っていると風連川に架かる風連橋を渡って別海町に入る。風連川が根室市と別海町の境を成しているが、風連湖部分は境界未定区域となっている。風連川の湿原の中を通り抜ける。この湿原はJR標津線跡も通っており、航空写真でもその跡が確認できる。

155.交通量は少ない 156.厚床変電所の前を通過 157.R44・R244厚床1・厚床2交差点
 アップダウンしている2車線道路を快走しているとやや急なS字カーブを通過する。カーブの間でJR標津線が横切っていた。緩やかな勾配を上っていると閉鎖用ゲートを通過して厚床変電所の前を通る。変電所より南は集落を通り抜けているため沿線に家屋が建っている。
 JR根室本線の厚床駅の手前でR44・R244厚床1・厚床2交差点に至る。この交差点がR243の終点であり、かつR244の終点でもある。前述の通り、R243とR244は起点と終点がともに同じ交差点だが、前者は内陸部を、後者はオホーツク海寄りを通っている。