国道232号
part1

R40中央2交差点〜R40交差点
稚内市→豊富町→幌延町→天塩町

1.R40・北海道r106中央2交差点 2.「旭川250km 名寄173km 豊富39km」 3.串刺しおにぎりあり
 日本最北端の北海道稚内市の稚内駅の西隣のR40・北海道r106中央2交差点がR232の起点である。R40との重複区間のため案内標識にR232のおにぎりは表記されていない。なお、この交差点は日本最北端の国道の起点であるが、同時にR40の終点でもあるので日本最北端の国道の終点とも言える。交差点の東に駅前ロータリーがあり、南東には道の駅「わっかない」がある(ただし、駐車場は国道に直接面していない)。
 中央2交差点から走り始めてすぐに車線が増えて4車線道路になる。駅だけでなく市役所の近くにあるなど市の中心部とあって交通量も多い。案内標識にR232のおにぎりは表記されていなかったが、串刺しおにぎりは設置されており重複区間である事が分かる。

4.JR宗谷本線 5.市道を挟んで上下線が分離 6.樹木に隠れているがR40のおにぎりも付いている
 交通量の多い4車線道路を走っているとJR宗谷本線の高架をくぐる。その後、市道の跨道橋を挟んで上下線が分離する。この市道は稚内市の南部からノシャップ岬に向かうルートに当たるため交通量は多い。左カーブを走っていると反対側車線と合流して4車線道路に戻る。

7.稚内市大黒 8.R40・R238潮見4・潮見5交差点
 南稚内駅の近くを通り、宗谷総合振興局の南を走ると右カーブを曲がり、その先でR40・R238潮見4・潮見5交差点を通過する。この交差点はR238の終点であり、日本最北端の宗谷岬へはR238を走ることになる。国道の起終点の最北端は中央2交差点だが、国道の最北端地点はR238の宗谷岬付近にある。

9.「宗谷シーニックバイウェイ」 10.左側車線が減少 11.片側1車線道路
 潮見4・潮見5交差点の直後にはかつてJR天北線が横切っていたが、1989年に廃止されており痕跡は確認できない。しばらくは沿線には住宅が建ち並んでいるが、南下するにつれて建物も交通量も少なくなっていく。朝日橋を渡ってからは中央分離帯付きの片側2車線道路になる。左側車線が登坂車線となってからは緩やかな勾配を上り、約1.0kmで登坂車線がなくなる。その後も中央分離帯はなくならず片側1車線道路が続く。

12.複数の串刺しおにぎりが立てられている 13.ゆずり車線 14.かなりの距離に渡って片側1車線道路が続く
 緩やかなアップダウンと緩やかなカーブを繰り返す片側1車線道路をひたすら走る。反対側車線に約1.5kmのゆずり車線が設置されており、大きく右にカーブすると南向き車線にも約1.4kmのゆずり車線が設置されている。各方向で1ヶ所ずつのゆずり車線が終わってからは片側1車線の快走路が続く。

15.側道のような道路あり 16.2ヶ所目のゆずり車線 17.中央分離帯がガードレールになる
 側道のような道路が並走しているが、国道と同じ向きの一方通行ではないようなので側道というよりは農業車両が通行する道路のようなものだろう。先に反対側車線に約1.1kmのゆずり車線が現れた後に南向き車線に約1.4kmのゆずり車線が現れる。2ヶ所目のゆずり車線区間が終わって少し走ると中央分離帯がガードレールになるが、その他の道路状況に変化はなく快走路が続いている。

18.北海道r616交差点 19.「旭川231km 名寄154km 豊富20km」 20.自動車専用区間に入る
 北海道r616との交差点を過ぎてすぐに自動車専用区間となるため、歩行者や自転車、原付は副道へ進まなければならない。r616交差点から南が自動車専用区間ではなく、約400m南の信号機のない副道との交差点から南が自動車専用区間となっている。これまでの片側1車線区間においても歩道がなく副道があったので、既にそちらを歩いているもしくは走っていても不思議ではない。

21.豊富町に入る 22.自動車専用区間にもゆずり車線あり 23.開源パーキングシェルター
 自動車専用区間になってすぐに豊富町に入る。片側1車線の直線道路を走っているとゆずり車線が現れ、約1.4km先で片側1車線道路に戻る。その後開源パーキングシェルターを通過する。国道のパーキングシェルターはここの他にR238の猿払パーキングシェルターしかない(2019年10月現在)。猿払パーキングシェルターは本線ごと覆われていたが、開源パーキングシェルターは本線とパーキング部分が分離しており本線は覆われていない。

24.「旭川227km 名寄150km 豊富市街16km」 25.自動車専用区間が終わる 26.ようやく対面2車線道路になる
 開源パーキングシェルターを過ぎてすぐに緩やかな右カーブを曲がっていると自動車専用区間が終わる。こちら側の境目も信号機のない交差点だが、中央分離帯の切れ目でもあり、以降は対面2車線道路になる。

27.仮設(?)の中央分離帯 28.R40/E5豊富バイパスとの豊富北IC
 対面2車線道路になってすぐに仮設の中央分離帯が設置されており、その直後にR40豊富バイパスとの豊富北ICを通過する。インターチェンジと言っても豊富北IC以北の区間が供用されていないため通常の平面交差点である。また、豊富バイパスは北海道縦貫道の一部を成しており、高速道路ナンバリングにおいてはE5が与えられている。

29.「旭川225km 名寄148km 豊富市街14km」 30.北海道r1118交差点 31.豊富バイパスとの並走区間
 豊富北ICからも引き続きR40との重複区間が続いている。豊富バイパスは無料で通行できる高規格道路のため、そちらを走る車両が多く現道の交通量は少ない。もっとも豊富バイパスと並走状態になる前から交通量は少なかった。左カーブの先で北海道r1118交差点を通過する。

32.閉鎖用ゲートを通過 33.交通量は少ない 34.所々に串刺しおにぎりが設置されている
 北西からJR宗谷本線が接近してきて並走状態となる。駐車帯に挟まれた場所で閉鎖用ゲートを通過するが、以降も平坦でカーブの少ない2車線快走路が続いている。信号機もなく交通量も少ないため非常に走りやすい道路状況である。

35.遮音壁が設置されている区間も多い 36.北海道r923交差点 37.視程確認標が設置されている
 2車線道路をひたすら南下していると徳満駅の手前で北海道r923交差点を通過する。交差点の前後にのみ中央分離帯が設置されている。r923交差点を過ぎてすぐに視程確認標が設置されている。黒い丸型の標識の下に距離が記されたもので吹雪の際に視程距離を確認するためのものである。

38.遮音壁の向こう側にはJR宗谷本線がある 39.閉鎖用ゲートを通過 40.豊富町字中豊富
 JR宗谷本線と比較的近い距離で並走しているが、非電化のため線路がある事が分かりづらい。町道との交差点の手前で閉鎖用ゲートを通過するが、その前後に転回用のスペースは設置されていない。ゲートを過ぎると豊富町の中心部に差し掛かるため周辺の家屋が増える。

41.北海道r84・r397大通9・大通10交差点 42.北海道r444大通3・大通4交差点 43.市街地を離れる
 やや急な右カーブを曲がっていると北海道r84・r397大通9・大通10交差点を通過する。右折のr397は停車場線であり、約300m先に豊富駅がある。また、左折してr84を1.9km程走るとR40/E5豊富バイパスの豊富サロベツICに行く事ができる。豊富町の市街地を南下していると町役場の前を通り、北海道r444大通3・大通4交差点を通過する。r444を東に進めばサロベツ原野を通って北海道r106に行く事ができる。r106は原野の中を通り抜けている電柱のない直線道路であり、好景観道路のひとつである。今回の北海道遠征においては国道(=R232)を走る事を優先したため立ち寄っていない。

44.牧草地を走り抜ける 45.カーブの前後は追越し禁止 46.幌延町に入る
 豊富町の市街地を通り過ぎると牧草地の中を走り抜ける快走路となる。北西側にはJR宗谷本線が引き続き並走している。緩やかな上り勾配となり左にカーブした後に名もなき峠を越えて幌延町に入る。

47.幌延町内も快走路 48.名山台駐車場 49.下沼跨線橋
 幌延町に入ってからは緩やかな下り勾配の2車線道路を走る。カーブは緩やかで交通量も少ないため走りやすい。名山台展望公園の近くで名山台駐車場を通過するが、敷地内には公衆トイレが設置されている。その後程なくして緩やかな右カーブを曲がって下沼跨線橋でJR宗谷本線をオーバーパスする。

50.北海道r972交差点 51.「吹雪時待避所」 52.北海道r121交差点
 下沼跨線橋からは南の方角に進み、JR宗谷本線から離れて行く。北海道r972交差点を過ぎるとカーブが多くなるが、急カーブではないため走りやすいという点において変化はない。吹雪発生時の待避所が設置されているが、見た目はただの狭い駐車帯である。積雪時には雪が溜まっていて利用できない状態になっていそうである。
 大きく右にカーブして進行方角を東から南に変える。カーブ部分に町道が交差しているが、その町道を走れば豊富バイパスの南端の幌延ICに行く事ができる。2019年10月時点では幌延ICより南の区間は供用されていない。
 国道のすぐ傍に2基の風車が建っており、そのすぐ先で北海道r121交差点を通過する。r121は稚内幌延線という路線名であり、北上すると稚内空港の近くでR238に交差している。

53.天塩大橋 54.天塩町に入る 55.R40交差点を右折
 北海道r121交差点を過ぎてすぐに天塩大橋で天塩川を渡って天塩町に入る。橋を渡り終えた先でR40との交差点を右折してようやく単独区間となる。起点の中央2交差点からの距離は約56kmである。

国道232号 part2