国道179号
part1

R2青山西5交差点〜R373上町交差点
姫路市→太子町→たつの市→佐用町

1.R2青山西5交差点 2.太子町に入る
 実はR179の起点の位置ははっきりとは分からない。兵庫県姫路市域に属している点と道路時刻表の距離で読み取った距離からR2上にあある青山西5交差点を起点として扱う。周囲には多くの住宅が建っているものの姫路市の端の方であり、「なぜこんな場所に国道の起点が…」と思えるような場所である。また、市道が交差しているが、左右どちらも住宅地に出入する道路とあって案内標識は設置されていない。
 青山西5交差点から約300m、住宅地の西端付近で市境を通過して太子町に入り、直後に大きく左にカーブして進行方角を西から南に転ずる。R2との重複区間だが、現道かつ早朝とあって交通量はさほど多くない。

3.R2姫路/太子竜野バイパスとの交差点 4.R2太子竜野バイパスとの交差点 5.R2姫路バイパスとの山田交差点
 青山西5交差点から約900m走るとR2バイパスとの交差点を通過する。この交差点を右折するとR2姫路バイパスの神戸・高砂方面に行く事ができ、同時にR2太子竜野バイパスの岡山方面からの出口でもある。さらに約250m走りR2姫路バイパスの本線高架橋の下をくぐった直後にR2太子竜野バイパスの岡山・相生方面に行ける交差点を通過するが、この場所にはR2姫路バイパスの神戸方面からの出口は接続しておらず、約100m南の山田交差点で接続している。ただし、ここで接続しているのは現道の姫路市街方面に進む方向のみである。

6.R2姫路バイパスとの山田交差点 7.町道との原交差点
 山田交差点から約100m走ると同じ名称の交差点を通過するが、ここで接続している道路がバイパスから現道のたつの方面に進む道路である。このように、R2の現道とバイパスとを繋ぐ太子東ランプは合計4ヶ所で交差している事になる。そしてこの太子東ランプからはR2との重複が解消されてR179の単独区間となる。2ヶ所目の山田交差点からは西向き車線のみ2車線となるが、約100m先の原交差点で左側車線がそのまま左折専用車線になってしまう。

8.左側に並走しているのは山陽新幹線 9.兵庫r420・r421太田交差点 10.沿線には多くの商業施設がある
 原交差点を過ぎて緩やかな右カーブを曲がると左側に山陽新幹線が隣接した状態で並走する。その後、右にカーブして新幹線から離れて程なくして兵庫r420・r421太田交差点を通過する。太子町の中心部に近く沿線には多くの商業施設が建っている。

11.兵庫r725鵤交差点を右折 12.本来(?)のR179区間 13.歩道設置工事中
 太子町役場の少し東の兵庫r725鵤交差点を右折して龍野方面に向かう。r725の行き先にR2が表記されている事からも想像できるが、太子東ランプから鵤交差点を経て門前ランプまでの区間はR2の旧道に当たる。
 鵤交差点からは本来のR179だった区間であり、そのせいか沿線の建物は通常の家屋がメインである。歩道がなくやや狭苦しい2車線道路を走っていると歩道設置工事が行われている現場を通過する。現時点では東側にしか歩道が造られてないが、車道になりそうな部分もあるので西側にも歩道が設置されるのかもしれない。

14.R2太子竜野バイパスとの福田ランプ 15.赤とんぼ歩道橋には植栽がある 16.兵庫r435永久橋西詰交差点
 たつの市に入ってすぐにR2太子竜野バイパスとの福田ランプを通過する。その直後に兵庫r423交差点を通過し、緩やかな勾配を上った後に左急カーブを曲がり、永久橋を渡った先で兵庫r435永久橋西詰交差点を通過する。橋からの勾配を下った後に右カーブを通過して北西の方角に進む。

17.たつの市誉田町広山 18.山陽道 19.兵庫r437堂本中交差点
 左側にだけ歩道が設置された2車線道路を走っていると山陽道の下をくぐる。跨道橋に龍野ICの案内標識が取り付けられているが、跨道橋の北の宮脇交差点は龍野ICではない。龍野ICは兵庫r29に接続しており、R179から行くには宮脇交差点を西に向かわなければならない。宮脇交差点を過ぎてからも道路状況に変化はないが、たつの市の中心部に近付くため沿線の建物が増えていく。

20.家屋密集地帯を走る 21.龍野橋 22.兵庫r5龍野橋西詰交差点を右折
 兵庫r29・r437富永交差点を過ぎると左側にだけあった歩道もなくなり若干の狭苦しさを感じる2車線道路になる。兵庫r14富永西交差点からすぐに龍野橋で揖保川を渡り、その西詰の兵庫r5龍野橋西詰交差点を右折する。案内標識ではT字路に突き当たるかのように描かれているが、直進方向に市道が接続しているため形状としては十字路である。R179は橋上とあって右折車線は設置されていないが、時差式信号機により右折車両をさばいているものと考えられる。

23.揖保川の右岸を走る 24.兵庫r5祇園橋西詰交差点 25.佐野橋
 龍野橋西詰交差点からは揖保川の右岸を上流の方に向かって走る。兵庫r5祇園橋西詰交差点を過ぎると川から離れる。揖保川の支流の栗栖川に架かる佐野橋を渡るが、手前では右、渡った先で左の急カーブを曲がらなければならない。

26.兵庫r724船渡交差点 27.左側の歩道がなくなる 28.兵庫r505井野原交差点
 佐野橋以降は揖保川と栗栖川のほぼ中間を走っており、直線的で平坦なので概ね走りやすい道路状況と言える。兵庫r724船渡交差点を通過するが、佐用町はR179ではなく左折のr724に案内されている。
 船渡交差点から程なくして両側にあった歩道のうち左側の歩道がなくなる。直線基調で見通しは良いが沿線には建物が多く大型トラック等であれば少し走りにくさを感じるかもしれない。

29.兵庫r26新宮三差路交差点を左折 30.兵庫r223新宮駅前交差点 31.兵庫r724芝田橋北詰交差点
 旧新宮町の中心部に差し掛かり建物が密集している中を走っていると兵庫r26新宮三差路交差点を左折しなければならない。信号機も案内標識も設置されているが、交差点の直前に案内標識がないため若干分かりにくい。
 新宮三差路交差点からも家屋が密集した場所を走っており走りにくさを感じる。兵庫r223新宮駅前交差点を過ぎてすぐに兵庫r724芝田橋北詰交差点を通過する。船渡交差点でも交差したr724だが、同じ2車線道路ながら水田の間を通っているためr724の方が走りやすい。そのためr724がR179のバイパスの役割を担っていると言える。

32.道の駅「しんぐう」 33.栗栖川の左岸を走る 34.平野橋
 芝田橋北詰交差点からは栗栖川沿いを走るようになり、同時に沿線の建物も少なくなるため走りやすくなる。川沿いを走っていると道の駅「しんぐう」を通過する。道の駅の東には24時間営業のコンビニもある。道の駅からも川沿いが続いており、歩道は設置されていないものの交通量が少ないためさほど走りにくさは感じない。カーブも緩やかなものがほとんどだが、平野橋の前後にやや急なカーブがあり、平野橋の車線幅も少し狭い。

35.栗栖川の右岸を快走 36.兵庫r434福栖橋東交差点 37.兵庫r434交差点
 平野橋からは栗栖川の右岸を走っているが、引き続き走りやすい道路状況である。緩やかな左カーブを走っていると兵庫r434福栖橋東交差点を通過する。案内標識にr434の0.6km先以降は大型車両が通行できない旨が書かれている。乗用車であれば兵庫r26まで通り抜けられるが、1.0車線幅の狭路区間が存在している。やや急なS字カーブを描きながら千本橋を渡った直後で兵庫r434交差点を通過する。r434に進んだ約200m先にはJR姫新線の千本駅がある。

38.たつの市新宮町千本 39.JR姫新線の大宇登踏切 40.兵庫r44栗町交差点
 千本橋からは栗栖川の左岸を走っているが、平坦で緩やかなカーブばかりの2車線快走路が続いている。栗栖川とJR姫新線に挟まれながら大きく右にカーブした後に兵庫r44栗町交差点を通過する。

41.交通量は少ない 42.崩落復旧ではなく法面補強工事? 43.相坂峠には登坂車線あり
 JR姫新線とともに栗栖川の左岸を北上し、西栗栖駅付近を過ぎるとR179だけ橋を渡って右岸に移る。川から少し離れた山裾を走っていると工事のため片側交互通行規制箇所を通過する。
 谷筋を通っていると姫新線の上を通過した直後に兵庫r44交差点を左にカーブしながら通過する。牧方面のr44は約5.0km先で通行不能となっている。r44交差点からすぐに登坂車線が現れて相坂峠までの勾配を上る。

44.法面工事が行われていた 45.兵庫r154交差点 46.佐用町に入る
 登坂車線が終わった直後に相坂峠を越え、少し走ると上下車線が分離する。法面の工事が行われており、佐用方面に向かう車線があるのは本来は道路でない場所と思われる。普通の2車線道路に戻ってからも緩やかな勾配を下り、集落が見えてきた所で兵庫r154交差点を通過する。ソトバの下の看板にはr154の100m先に3.0mの制限高がある旨が記載されている。さらに付け加えると3.6mの幅制限もある。高さと幅の規制要因はJR姫新線のガードである。
 r154交差点から緩やかに右にカーブして進行方角を北へと変え、山裾を走っていると角亀川沿いとなり、市町境を通過して佐用町に入る。川の対岸には姫新線が通っており、並走状態が続く。

47.佐用町三日月 48.兵庫r433交差点 49.三方里山公園の三日月が見える
 角亀川に沿って走っていると三日月集落に差し掛かり川沿いのまま集落を通り抜ける。本郷川が合流する地点で兵庫r433交差点を通過する。右折車線が設置されており普通の県道との交差点に見えるが、r433には車両通行不能区間がある。三日月駅付近からは前方に三方里山公園の三日月の形を模した植栽が見える。三日月駅からもこの三日月が見えるようである。

50.JR姫新線は非電化 51.兵庫r28市ノ上交差点 52.集落が途切れると上り勾配になる
 兵庫r154新橋西詰交差点からはJR姫新線に沿って緩やかな左カーブを曲がった後に右にカーブして線路から離れ、兵庫r28市ノ上交差点を通過する。その後しばらく集落を走っているが沿線の家屋が途切れた辺りからは緩やかな上り勾配となる。

53.卯ノ山峠 54.林崎集落
 緩やかな勾配を上っていると卯ノ山峠を越えて下りに転ずるが、西側の勾配も緩やかである。谷筋を下っていると林崎集落に入り、比較的新しいアスファルトになった所で千種川に架かる太田井橋を渡る。

55.R179現道・兵庫r53太田井橋交差点 56.徳久トンネル 57.現道と合流
 太田井橋の西詰で兵庫r53との太田井橋交差点を通過するが、左の播磨徳久駅方面はR179の現道である。徳久バイパスの供用開始は2016年12月と比較的最近の事で、ウォッちずでは現道扱いとなっているものの案内標識におにぎりが表記されていない。よって今回は直進してバイパスへと進んでいる。
 太田井橋交差点からは非常に緩やかな勾配を上った後に徳久トンネルに入る。トンネルの全長は571mとさほど長い訳ではない。トンネルを出ると右にカーブして現道との交差点を通過する。

58.佐用坂には登坂車線あり 59.佐用坂 60.直線的な勾配を下る
 合流してきた現道がそのまま登坂車線となる。その登坂車線が終わった直後に佐用坂を越えて下りに転ずる。峠の西側はやや勾配がきついものの直線的なので走りやすいと言える。道路のすぐ左側にはJR姫新線が並走しているが、少し低い位置のため道路上からは視認できない。

61.左側にはJR姫新線が並走している 62.智頭急行 63.R373上町交差点
 集落に差し掛かると勾配が緩やかになり、JR姫新線と同じ高さになる。旧道と思われる道路とのY字路を道なりに進んだ先で鉄道のガードをくぐるが、これは姫新線ではなく智頭急行である。そのすぐ先でR373上町交差点に至る。案内標識にあるとおり上町交差点以降はR373が重複している。

国道179号 part2