国道143号
part1

R18渚1交差点〜会吉トンネル
松本市→安曇野市→松本市

1.R19・R158・R403渚1交差点 2.「佐久75km 上田56km」 3.市道との交差点を道なりに進む
 長野県松本市の中心部の南西に位置するR19R158R403渚1交差点がR143の起点である。R158とR403の終点であり、R403はR19の長野・明科方面に重複している。渚1交差点からR143に進むと市道が交差している右カーブを通過する。対面2車線道路だが、車線幅が比較的広い。

4.田川大橋 5.JR篠ノ井線と大糸線をアンダーパス 6.長野r295中央1交差点を右折
 田川大橋を渡ると女鳥羽川に沿って緩やかなS字カーブを曲がった先でJR篠ノ井線と大糸線をアンダーパスする。アンダーパスの勾配を上り切った直後の長野r295中央1交差点を右折して松本駅方面に進む。R143の終点のある上田は左折のr295に案内されているが、国道をトレースしているのでなければ、左折した方が松本市の市街地をパスできるため便利と思われる。

7.右の建物が松本駅 8.右側の車線は路線バスとタクシーの専用車線 9.松本駅前交差点を左折
 中央1交差点からすぐに左カーブを曲がり、松本駅の北でやや急な左カーブを曲がる。車線が増えるが右側の車線は路線バスとタクシーの専用車線で、松本駅前交差点でバス・タクシー専用のロータリーへの右折車線になってしまう。一般車両の出入口は松本駅前交差点の少し南にある。R143は松本駅前交差点を左折しなければならないが、案内標識が設置されていないので事前にルートを確認しておかないと直進してしまう可能性がある。

10.松本駅前交差点からは4車線道路 11.長野r295深志2交差点 12.長野r63市民芸術館西交差点を左折
 松本駅前交差点からは4車線道路となって駅から離れて行く。約300m走ると長野r295深志2交差点を通過するが、右側車線が右折専用車線になってしまう。さらに東の深志3交差点でも右側車線が右折専用車線であり、その他の交差点も右直兼用車線である事が多いので、直進する車両は左側車線を走っている方が良いだろう。
 松本駅前交差点から約700mで長野r63市民芸術館西交差点となり、左折して上田・四賀方面に進む。案内標識は設置されているものの左折の道路が歩道のない狭い2車線道路とあって目立ちにくいので直進してしまわないように注意を要する。

13.市民芸術館西交差点からは歩道のない2車線道路 14.大橋の前後はセンターラインなし 15.長野r67城東2交差点
 市民芸術館西交差点からは歩道のない対面2車線道路となり、沿線には建物が密集しているため走りにくさを感じる。女鳥羽川に架かる大橋の前後はセンターラインがないが、2.0車線程度でセンターラインのある区間と道幅は変わらない。センターラインが復活してから程なくして長野r67城東2交差点を通過する。交差点の西に松本市役所と松本城がある。

16.センターラインのない2.0車線幅道路 17.センターラインがあっても狭い 18.「佐久72km 上田53km」
 城東2交差点から少し走ると再びセンターラインが消えて2.0車線幅道路になってしまう。その後センターライン付きの2車線道路になるも車線幅が狭く2.0車線幅道路と大差ない道路状況である。信州大学付近では多少ではあるが車線幅が広くなる。

19.長野r282美須々交差点 20.松本市美須々 21.歩道のない2車線道路が続く
 左カーブを曲がった先で長野r282美須々交差点を通過するが、交差点の直後からまたしてもセンターラインがなくなる。センターラインが復活すると緩やかな右カーブを曲がり、家屋が建ち並ぶ間を走る。

22.長野r284バイパスとの交差点 23.松本市岡田下岡田 24.R254(への連絡道路)との六助池交差点
 長野r284との交差点付近からは沿線の家屋が少なくなり、歩道が設置された車線幅に余裕のある2車線道路となる。やや急な左カーブを曲がって少し走ると右カーブを曲がり、再びr284交差点を通過する。最初に交差したのはバイパスでその後に交差したのは現道と思われる。
 緩やかな上り勾配の2車線道路を快走していると六助池交差点を通過する。案内標識にはR254のおにぎりが表記されているが、ウォッちずでは国道扱いされていない。R143とR254を結ぶ道路であり、国道には指定されていないが実質的には国道として機能している道路である。R143の明通トンネルは3.5mの制限高のある酷道のため、上田市はR254に案内されている。

25.松本市岡田伊深 26.長い下り勾配 27.三ッ石集落
 六助池交差点を過ぎてすぐにR254の松本トンネルの上でS字状のカーブを通過する。しばらくは上り勾配だが、集落の中で峠に当たる部分を越えてからは長い下り勾配が始まる。本沢川の谷筋を走っており、いくつかのカーブを曲がりながら勾配を下り続ける。

28.安曇野市に入る 29.長野r57大口沢交差点 30.「国道143号明通トンネル 高さ制限3.5m以上の車 通行できません」
 下り勾配の途中で市境を通過して安曇野市に入り、しばらく走って後に長野r57大口沢交差点を通過する。r57は安曇野インター堀金線という路線名で、R19を経て長野道の安曇野ICに行く事ができる。R19までの距離は約2.6kmと意外に近い。
 大口沢交差点からは上り勾配となり、右カーブを曲がって以降は本沢川の支流の濁沢川の流域を走る。R143の明通トンネルの制限高に関する看板がわざわざ立てられており、過去に何らかの事故等があったものと推測される。

31.高萩橋 32.中谷橋 33.大谷橋
 濁沢川の北側を走っているとそれに注ぐ沢に架かる橋を渡る。最初の高萩橋の高欄は赤色で次の小谷橋の高欄は橙色、さらに次の中谷橋の高欄は黄色、大谷橋の高欄は緑色、須沢橋の高欄は青色となっている。3つ目あたりで気付くかもしれないが、高欄の色は虹の七色を示している。

34.再び松本市に入る 35.沿線に集落は存在しない 36.刈谷原隧道
 市境を通過して再び松本市(旧四賀村)に入った直後に高欄が水色の刈谷原橋を渡り、次いで高欄が紫色の城山橋を渡る。高萩橋からのレインボーブリッジ群は城山橋で終了である。その後も緩やかな勾配を上っていると刈谷原隧道をくぐる。

37.松本市刈谷原町 38.長野r302交差点 39.長野r181交差点
 刈谷原隧道からは下り勾配となり、すぐに集落に差し掛かる。やや急な勾配を下っていると長野r302交差点を通過し、保福寺橋を渡った後に長野r181交差点を左にカーブしながら通過して進行方角を東から北に変える。

40.保福寺橋以降は上り勾配 41.反町橋 42.二股集落
 保福寺橋からは保福寺川の東側を走っており、緩やかな勾配を上る。バイパス化された道路のため道路沿いに家屋はほとんどなく、長野r302沿いには多くの家屋が建っている。二股集落で右にカーブした後に市道との十字路を通過し、左カーブを曲がる。

43.路肩崩落のため片側交互通行規制中 44.松本市中川 45.会田川の南を快走
 穴沢川に架かる取出橋では片側交互通行用の信号機が設置されているが、橋を渡った先の路肩が崩落したための規制である。土嚢やブルーシートによる応急処置は施されているようだが、復旧工事をしている様子は感じ取れなかった。
 その後は穴沢川の東を少し走った後に大きく右にカーブして進行方角を北から東に転ずる。会田川の左岸となる南側を走っているが、バイパス化された走りやすい2車線道路である。会田川の対岸には長野r303が並走している。

46.交通量は非常に少ない 47.旧道との交差点 48.「上田33km 麻績25km 青木23km」
 両瀬橋で矢久川を渡って以降はアップダウン状態から上り基調となる。対岸の長野r303とを結んでいる市道との交差点を通過するが、この市道の交差点付近のごく一部はR143の旧道である。ウォッちずでは2019年4月時点でも国道扱いされているが、沿線の家屋の住民もしくはそれらに用事がある車しか通らないと思われる。

49.水上橋 50.旧道と合流 51.的場橋
 バイパス道路を走っていると水上橋を渡り、その直後で旧道との交差点を通過する。以降も走りやすい2車線道路が続いている。番場橋や的場橋、唐沢橋といった橋を次々に渡っていく。南の山にある道路が旧道と思われるが、この区間はウォッちずでも白色=国道扱いされていない。

52.改良工事のため片側交互通行規制中 53.工事現場からは狭路 54.小刻みなカーブが多い
 2ヶ所目の片側交互通行規制区間を通過するが、こちらは災害ではなく改良工事によるものと思われる。工事箇所を過ぎると1.5〜1.8車線幅の狭路になってしまう。工事用の車両が通るようで広くなっている部分は工事車両の退避場所に指定されている。

55.狭路区間にも集落あり 56.松本市会吉 57.松本電鉄会吉車庫
 狭路区間にも沿線に少ないながらも家屋が建っている。会吉集落そのものは多くの家屋があるが、大部分は会吉川沿いの市道沿線に建っている。また、コミュニティバスとは言えバス路線でもあり、その終着バス停が会吉車庫である。

58.狭路が続く 59.会吉車庫バス停以降も家屋あり 60.落石対策も積雪対策もされていない
 会吉車庫バス停を過ぎてからも狭路が続いており、僅かながらの沿線に家屋が存在している。勾配はさほど急ではないがヘアピンカーブを含めて急なカーブが多い。最後の家屋を通り過ぎると落石防止対策も積雪対策もされていない場所を通るが、冬季閉鎖される区間ではない。

61.勾配は緩やかになる 62.山間部に信号機がある 63.会吉トンネル
 緩やかな勾配ながら急カーブの多い狭路を走っていると左カーブの先で会吉トンネルに至る。トンネルの内部は1.5車線幅で離合できないため、信号機による片側交互通行となっている。山間部の酷道のトンネルでは離合できないにもかかわらず交互通行となっていないものが大半である中、ここは交互通行となっているのはそれなりに交通量があるためと推測される。また、延長は短く直線なので反対側の坑口まで見通せるが、筑北村側が直角にカーブしているためトンネル直後の様子は把握できない。

国道143号 part2