国道140号
part3

R140BP宮平交差点〜雁坂トンネル
秩父市

88.宮平発電所の送水管の下をくぐる 89.三十槌集落 90.センターラインのない箇所もある
 宮平交差点からすぐに右カーブを曲がって宮平発電所の送水管の下をくぐる。三十槌集落を通り抜けた後にセンターラインのない区間が存在しているが、その距離は短く乗用車であればさほど苦もなく通過できる。

91.集落のない区間の割合が増える 92.秩父地域にはセメント工場が多い 93.前方に見えるのは大久保集落
 これまでと同様に荒川の左岸をひたすら走る。大久保集落の西部では2ヶ所のヘアピンカーブを通過する。標高は上がるが荒川から離れる事なく川沿い状態が続く。尾根を一つ挟んだ中津川流域にバイパスがあるため交通量は少ない、と言いたいところだが紅葉シーズンの休日でもなければどちらの交通量も少ない。

94.大久保集落 95.秩父湖休憩所の前を通過 96.秩父湖大橋
 大久保集落を通り抜けて少し走ると秩父湖休憩所の前を通る。公衆トイレと小さな休憩所があるだけの駐車場だが、かつては物産店が営業していたようである。休憩所の前に制限高3.4m、制限幅2.5mの駒ヶ滝隧道があり、その狭さから信号機による交互通行となっていたが、秩父湖大橋を含むバイパスが開通したため規制は解除されてトンネルは通行止になっている。また、トンネル内で埼玉r278が接続していたが、交差点も秩父湖大橋の東、二瀬ダムの脇に移動している。

97.埼玉r278交差点から狭路区間が始まる 98.公衆トイレのある駐車場を通過 99.旧々道との交差点を道なりに進む
 埼玉r278との交差点を通り過ぎるとセンターラインがなくなって道幅も1.5車線と狭くなる。秩父湖畔を走っているとY字路に至る。手前の案内標識には道なりに進む方が国道となっているが、交差点を道なりに進む右側の道路に進んでしまう。ウォッちずでは甲府方面、栃本方面どちらも国道となっているが、秩父湖に近い方は2018年5月に秩父市道へと降格している。よってここは道なり右側の道路を選択して栃本方面に進む。

100.栃本関跡まで4.2km 101.麻生集落 102.麻生集落内にも広い箇所もある
 旧道との交差点を通過した直後は1.8車線幅程度の道幅が確保されており交通量がほとんどない事もあってさほど走りにくさは感じない。麻生集落に入ると1.0車線幅と狭い区間も存在しているが、2.0車線幅と比較的広い区間も混在している。寺井集落では複数のヘアピンカーブで標高を上げるが景色に変化は見られない。

103.鬱蒼とした樹木の中を走る 104.制限速度は30km/h 105.養護学校の脇を通る
 寺井集落を通り過ぎるとしばらく集落のない状態となるが、道幅は1.5〜2.0車線幅と広狭が混在している。上中尾集落にも離合のできない1.0車線幅区間が存在している。いくつかの集落を通り抜けているとは言え交通量は非常に少ない。また、中津川バイパスもあるため中型以上のトラックの通行はほとんどないと思われる。

106.離合できない箇所も多い 107.台風19号によるものと思われる土砂流出 108.栃本集落の東に公衆トイレあり
 上中尾集落を通り過ぎてからも1.0〜1.8車線幅の狭路が続いている。路上に土砂が堆積した痕が見られるが、これは2019年10月12日に上陸した台風19号で被災したものだろう。この台風によって複数の土砂災害が発生してR140もしばらく通行止規制が敷かれていた。

109.栃本関所跡を通過 110.交通量は少ない 111.R140バイパスとの交差点を右折
 栃本集落内の1.0車線狭路を走っていると栃本関所跡を通過する。西隣の栃本会館の前には日本の道100選の石碑が設置されている。関所跡と石碑の近くも1.0車線幅と狭く路上に車両を停めておくことはできないが、約400m西に駐車場が設置されているのでそこから徒歩で訪れる事ができる。
 栃本集落を通り過ぎてからも狭路が続いている。バイパスの大峰トンネルの上を3回通った後に左カーブを曲がってバイパスとの交差点に突き当たり、右折して雁坂トンネル・山梨方面に進む。この交差点の傍にも公衆トイレのある駐車場が設置されている。なお、宮平交差点からの距離は現道が約10.7kmkmで、バイパスが約10.2kmと大きな差はない。

112.バイパス合流直後に簡易ゲートあり 113.入川渓谷へは左折 114.入川橋
 バイパスと合流してからはセンターライン付きの2車線道路になるが、交差点の直後に簡易ゲートが設置されている。交差点に隣接する駐車場は転回場所にもなるのだろう。入川渓谷に向かう市道(林道?)との交差点を過ぎるとカーブしている入川橋を渡る。

115.「この先急勾配 カーブ注意」 116.見通しの悪い区間が多い 117.食事処あり
 滝川の谷筋を走っておりこれまでの区間に比べて勾配がきつくカーブが連続しており見通しは良くない。沿線に集落は存在しないが1軒だけ食事処がある。その食事処を過ぎてすぐに滝川渓谷休憩所の前を通る。展望所を兼ねた東屋があるだけの狭いスペースだが、物産店だったと思われる建物が残っている。

118.滝川峡隧道 119.土砂流出により片側交互通行規制中 120.沙羅ノ樹橋
 食事処や休憩所を過ぎて少し走ると滝川峡隧道をくぐる。以降もセンターライン付きの2車線道路ながら急なカーブが多くなる。前述の台風19号で被災した箇所もあり山側には巨大土嚢が設置されており片側交互通行規制中であった。

121.ロックシェッドあり 122.天狗岩隧道 123.長い上り勾配が続く
 平日のため交通量の少ない山岳2車線道路を走っているとロックシェッドをくぐって次いで天狗岩隧道をくぐる。このトンネルの辺りで標高1000mを超えており、色付いている木々が多くなる。

124.2ヶ所目のロックシェッド 125.豆焼橋の手前に出会いの丘駐車の入口がある 126.豆焼橋と奥秩父トンネル
 2ヶ所目のロックシェッドを通過した直後に山側の路肩に結構大きな落石があったためここも片側交互通行規制が敷かれていた。規制区間を過ぎると左にカーブして豆焼橋を渡るが、その手前を右折すると出会いの丘というトイレのある駐車場に行く事ができる。豆焼橋を渡ってから奥秩父トンネルをくぐるが、トンネル内はヘアピンに近いカーブとなっている。

127.雁坂トンネル
 奥秩父トンネルを出ると雁坂大橋を渡って雁坂トンネルに入る。埼玉県と山梨県と繋ぐ唯一の車道であり有料道路である。延長は6625mと国道の山岳トンネルとしては最長であり、5000mを超えているため危険物積載車両は通行不能である。また、歩行者や軽車両、小型特殊車両も通行禁止だが、原付は通行可能である。

国道140号 part4