国道106号
part1

R455市役所前交差点〜区界峠
盛岡市

1.R455市役所前交差点 2.盛岡市役所と盛岡東警察署の間を走る 3.市道との交差点を左折
 岩手県庁と盛岡市役所の間に位置するR455市役所前交差点がR106の終点であり、ここから太平洋に面した宮古市に向かって走る。交差点の周辺には県庁と市役所だけでなく、盛岡東警察署や放送局、新聞社、銀行本店が集中しており、盛岡市の中心部と言える場所である。ただし、盛岡駅からは2km弱離れている。
 市役所前交差点から南に向かって走るとすぐにT字路に突き当たる。案内標識のないこの交差点を左折する。右折車線があるにも関わらず指定方向外進行禁止の標識が立てられているが、対象が大型と特定中型でありそれら以外の車両は右折可能である。

4.中の橋 5.「宮古94km 区界25km」 6.市街地の東部でS字カーブを通過
 T字路を左折してすぐに中津川に架かる中の橋を渡り、直後に岩手r120交差点を通過する。盛岡駅から離れているが、バスセンターがあり周辺には多くの商業施設が建ち並んでいる。バスセンターを過ぎると沿線の低い建物の割合が多くなる。盛岡八幡宮の手前で左右とS字状のカーブを曲がり、最初のカーブから上り勾配になる。

7.S字カーブの先は下り勾配 8.R4茶畑交差点
 S字カーブを過ぎると下り勾配となり、下り切った所でR4茶畑交差点を通過する。盛岡市の中心部から離れた場所を通っているR4は、元々は市街地を通り抜けていたが盛岡バイパスが共用された事により現在の状態になっている。

9.東向き1車線+西向き2車線 10.西向き車線が1車線になる 11.沿線の家屋は多いが交通量は少ない
 茶畑交差点からは東向き1車線+西向き2車線の変則3車線道路になる。約600m走ると上下線両方とも1車線ずつの対面2車線道路になる。簗川の右岸を走っており周辺の家屋は多いが早朝のため交通量は非常に少ない。

12.簗川に沿って走る 13.左折で盛岡市動物公園、右折で盛岡中央工業団地 14.周辺の家屋が少なくなっていく
 簗川に沿った2車線快走路を淡々と走る。川寄りの右側にも家屋が建っている場所があり川に接している場所は少ない。いくつかのカーブを曲がった後に市道との交差点を通過するが、左折すると盛岡市動物公園、右折すると盛岡中央工業団地と案内されている。その後も2車線道路を走るが、進むにつれて周辺の家屋の数が減っていく。

15.集落が途切れる 16.岩手r36交差点 17.右前方に見えるのは宮古盛岡横断道路の新川目トンネル
 笹森集落を過ぎると一旦集落が途切れるが、簗川に沿った2車線道路という点に変化はなくカーブの多い2車線道路を走る。沿線い集落が復活した直後に岩手r36交差点を通過する。r36に盛岡南ICが案内されているが、それよりはるか手前に宮古盛岡横断道路(都南川目道路)の田の沢ICが接続している。ただし、田の沢ICから西の区間はまだ開通していない。
 r36交差点を過ぎると左にカーブする。簗川を挟んだ対岸に宮古盛岡横断道路が走っており前方には新川目トンネルが見える。供用されているのが一区間だけのため宮古盛岡横断道路の交通量も少ない。

18.川目トンネル 19.岩手r36交差点 20.右側に宮古盛岡横断道路が並走
 簗川に沿って走り集落が途切れてから少し走ると川目トンネルをくぐり、出た先で岩手r36交差点を通過する。信号機もソトバもなくセンターラインの切れ目もないため、案内標識がなければ県道が交差しているとは思えない状態である。

21.右直角カーブを曲がる 22.戸中橋 23.上下線が分離
 戸中集落を通り過ぎてすぐに右の直角カーブを曲がる。カーブの直後に市道が交差しているが、その市道はR106の旧道であり元は真っ直ぐの道路だった。旧道との交差点の先で戸中橋を渡って左の直角カーブを曲がる。カーブの正面にあるのは宮古盛岡横断道路である。左カーブからは上り勾配となり上下線が分離して宮古盛岡横断道路を挟む形になる。片側1車線道路を少し上ると宮古盛岡横断道路の川目ICとなり本線に合流する。

24.川目橋 25.級沢橋 26.大升沢トンネル
 宮古盛岡横断道路の本線に合流してすぐに川目橋を渡り、次いで級沢橋、大升沢橋を渡る。どの橋も300〜400m弱とそれなりの長さだが、もう一つの特徴としてかなりの高所に架けられているという点がある。大升沢橋を渡り切った所に交差点があるが、そちらに進めば大きく回り込んでR106旧道に行く事ができる。その交差点のすぐ先で大升沢トンネルに入る。

27.宇曽沢2号橋 28.岩手r43交差点 29.簗川大橋
 大升沢トンネルを出ると宇曽沢1号橋、宇曽沢2号橋、宇曽沢3号橋を次々に渡る。宇曽沢3号橋の東詰で岩手r43交差点を通過するが、この県道も簗川道路の開通に伴って付け替えられた道路である。旧道は根田茂川の谷筋を走っているがバイパスの開通後に閉鎖されており通行できない。r43交差点から少し進むと簗川大橋を渡る。簗川大橋は簗川道路のシンボル的存在であり、他の橋とは異なりエクストラドーズド橋となっている。また、簗川大橋の下にはr43の旧道と根田茂川がある。

30.境鼻橋と境鼻トンネル 31.水沢トンネル 32.水沢橋
 落合橋と境鼻橋を渡った後に境鼻トンネルをくぐる。さらに短い天狗岩橋を渡った先で水沢トンネルをくぐり、トンネルを出ると水沢橋を渡る。水沢橋の下には旧道が通っている。

33.曽利田トンネル 34.旧道との交差点
 曽利田2号橋を渡った先で曽利田トンネルをくぐり、曽利田1号橋を渡る。曽利田1号橋を渡り終えた直後に交差点があるが、交差している道路は旧道である。旧道に進入する事は可能だが、約1.3km先の採石場までしか通行できない。採石場より西は閉鎖されているが、これは簗川ダムが建設されると水没する区間に該当する。前述のr43の通行不能区間も水没する場所であり、橋梁が高所に架けられていたのはダムが建設されるためである。なお、簗川ダムは2021年の完成を目指して工事が行われている。

35.猫沢橋 36.簗川右岸の高所を走る 37.飛鳥口橋
 旧道との交差点からは簗川の右岸の少し高い位置を走る。川に近い場所には市道(旧道?)があり、沿線には小規模ながら集落が存在している。猫沢橋や中村橋、下桂沢橋、飛鳥口橋といくつもの橋を渡っているが、全て簗川ではなくそれに流れ込む沢を渡るための橋である。

38.標高500m付近では桜が咲いていた 39.ヘアピンカーブあり 40.飛鳥橋
 緩やかな勾配を上り続けて標高500m付近まで来ると桜が咲いていた。飛鳥集落では複数のヘアピンカーブを曲がって標高をさらに上げる。ヘアピンカーブと言いながらも曲線半径は大きめに取られており2車線なので必要以上に減速しなければならないような山岳酷道にありがちなカーブではない。とは言うものの勾配が急なため前走車がトラックだとストレスの溜まる走行となるかもしれない。

41.急勾配が続く 42.短い登坂車線あり 43.源治橋
 飛鳥集落を過ぎてからも勾配が急でカーブの多い2車線道路が続いている。登坂車線が設けられているがその距離は400m程度と短い。左にカーブしている源治橋を渡るが、右側に視界が開けておりこれまで通ってきた場所を見下ろす事ができる。

44.「急カーブ連続注意」 45.舗装状況の悪い箇所もある 46.白ラインが消えていて分かりにくいが登坂車線
 源治橋の直後のヘアピンカーブから先にヘアピンカーブは存在しないが、急なものを含めて小刻みなカーブが連続している。2ヶ所目の登坂車線が現れるが、200mに満たない距離しかないうえにラインが消えかけている。

47.栃沢橋 48.区界トンネル
 右にカーブしている栃沢橋を渡り終えた直後に区界トンネルに入る。トンネルの上部にはJR山田線が交差しているが、道路上からそれを確認する事はできない。区界トンネルで区界峠を越えていると思ってしまうかもしれないが、峠はトンネルの西側坑口を出た所のスノーシェッド内にある。ただし、スノーシェッドを含めて区界トンネルと名乗っているので、区界トンネルが峠を越えているという表現も誤りではない。

国道106号 part2