国道58号
part1

R331明治橋南詰交差点〜R329世冨慶交差点
那覇市→浦添市→宜野湾市→北谷町→嘉手納町→読谷村→恩納村→名護市

1.R331・R332明治橋南詰交差点 2.R329明治橋交差点 3.R330・R390・R507旭橋交差点
 国場川の河口付近に架かる明治橋の南詰がR58の終点である。便宜上、交差点と称したが交差している道路がある訳ではない。しかし、この明治橋の南詰はR58の終点であり、かつR331とR332の起点となっている。中央分離帯にはR58とR331・R332の終点もしくは起点を示す石碑が立てられている。
 終点からすぐに明治橋を渡り、その北詰でR329明治橋交差点を通過し、さらに200m程進んだ所でR330R390R507旭橋交差点を通過する。2つの交差点は各国道の終点の交差点である。R58自体は片側3車線と整備されており、県庁や市役所、バスターミナルが近いとあって交通量の多い場所である。

4.片側3車線道路を北上 5.沖縄r29泊交差点 6.軽車両と二輪は左端車線を走る必要あり(19:00-17:30)
 旭橋交差点を通過した直後にゆいレールの旭橋駅を通過し、ゆいレールと並走しながら緩やか右カーブを曲がって沖縄r47泉崎交差点を通過する。その先でゆいレールが東に逸れていくため並走状態が終わる。片側3車線と非常に整備された道路状況が続いており、交通量も多い。北向き車線においては19:00-17:30の間は軽車両と二輪は左端車線を走るように規制されている。19:00-17:30という表記に瞬時に意味が分からず、19:00から翌日の17:30までの22時間30分が規制時間だと分かるまでに少し時間を要した。

7.沖縄r82安謝交差点の跨道橋は右側の2車線のみ 8.跨道橋は片側2車線 9.キャンプキンザーを通過
 離島向けの航路が就航している泊港付近を通過して緩やかなカーブの3車線道路を走っていると沖縄r82安謝交差点の手前で左側車線が側道になり、右側の2車線が安謝橋となって交差点の上を通過する。安謝橋から降りれば交差点からの平面道路が合流するため再び片側3車線道路となる。安謝橋の下を流れている安謝川は市境のため渡河後は浦添市内を走る。その後は米軍施設のひとつであるキャンプキンザーの東側を北上する。

10.浦添市城間 11.R58浦添宜野湾バイパス・沖縄r153牧港交差点は直進してバイパスへ進む 12.跨道橋が終わると片側3車線
 キャンプキンザーを通り過ぎると集合住宅や商業施設が混在する間を走る。R58の現道と宜野湾バイパスが分岐する牧港交差点では左端車線が側道となり、中央車線と右側車線はそのまま跨道橋に進み牧港交差点をオーバーパスする。交差点の構造だけ見ると跨道橋に進む方がバイパスのように思えるが、実は側道の方がバイパスである。今回は道なりに進み現道を走っている。
 跨道橋の下りに入ると市境を通過して宜野湾市に入り、跨道橋から完全に平面道路に戻ると牧港交差点から来た側道と合流して片側3車線道路に戻る。現道とは言え沿線には商業施設が多い。浦添宜野湾バイパスも沿線には沖縄コンベンションセンターや宜野湾海浜公園、ショッピングセンターがあり、交通量も多い。ちなみに、現道の南東に米軍の普天間基地がある。

13.普天間飛行場の出入口の大山交差点の南向き車線が渋滞気味 14.R58浦添宜野湾バイパスと合流 15.右手にはキャンプ瑞慶覧
 普天間飛行場の出入口の大山交差点では基地に入る車両が多く渋滞気味であった。沖縄r81伊佐交差点以降はキャンプ瑞慶覧の西側を通行し、程なくして浦添宜野湾バイパスと伊佐北交差点で合流する。伊佐北交差点からすぐに北谷町に入り、キャンプ瑞慶覧に沿って北上を続ける。普天間飛行場と異なり隣接しているため、国道からも基地内を見る事ができる。

16.沖縄r130北谷交差点 17.嘉手納町に入る 18.沖縄r74交差点
 キャンプ瑞慶覧の北西端で沖縄r130北谷交差点を通過するが、沖縄本島の南部内陸部を縦断するR330とを結ぶルートにある県道のため、右折する車両も多く右折車線は2本設置されている。r130からR58に流入する車両も多い。北谷交差点のすぐ先で白比川を渡り、直後に沖縄r24謝苅交差点を通過する。r24はカーブが多い2車線道路で、道路状況はr130に比べて劣っている。
 謝苅交差点からはキャンプ桑江の西側を北上し、基地を通り過ぎてから程なくして嘉手納飛行場の西側を通過する。飛行場の滑走路の延長線上付近で町境を通過して嘉手納町に入る。基地があるせいもあって沿線の建物は少ないが交通量は多い。飛行場に沿って右に大きくカーブしてから左にカーブし、その先で沖縄r74との交差点を通過する。この交差点で右端車線が右折車線となってしまうため、R58を走り続けるには左側の2車線のうちのどちらかを走っている必要がある。かつては交差点の西の嘉手納ロータリーが国道に指定されていたが、再開発の際に現在の形になっている。広場や店舗にロータリーの名前が残っているものの車道だった場所に沖縄防衛局の建物が建てられている。

19.嘉手納ロータリー旧道と交差 20.比謝川に向かって下る 21.沖縄r16大湾交差点
 沖縄r74交差点前後の左カーブが終わる地点で嘉手納ロータリー旧道との交差点を通過して右にカーブする。右カーブからは比謝川に向かって勾配を下り、川を渡って読谷村に入り、緩やかな勾配を上り沖縄r16大湾交差点を通過する。大湾交差点を左折してr16に入って少し走るとR58のバイパスである読谷道路に至るが、約1.4kmしか部分開通しておらず、R58現道とは直接繋がっていない。

22.道の駅「喜名番所」 23.徐々に交通量が減っていく 24.恩納村に入る
 片側2車線道路を北上していると沖縄r12喜名交差点の手前で道の駅「喜名番所」を通過する。道の駅の西側に道路があり、そのルートから旧道と思われる。喜名交差点を左折した先にも部分開通しているR58読谷道路があるが、前述の沖縄r16とr6の間とも離れており、こちらも現道に接続していない。
 喜名交差点以降も2車線道路が続いており、緩やかなカーブとアップダウンを繰り返しながら北の方角に進む。沿線の建物は随分少なくなり、それに伴って交通量も少なくなっている。米軍施設の弾薬庫付近を走っていると恩納村に入る。

25.辺戸岬まで84km 26.前方に海が見えてくる 27.沖縄r6仲泊南交差点
 恩納村に入ってからも沿線に建物が少ない状態を緩やかにアップダウンとカーブしながら片側2車線道路を走る。山田城址付近で緩やかに右にカーブしている勾配を下っていると前方に海が見えてくる。那覇市から走り始めて以来初めて見る海面である。勾配を下り切った所で沖縄r6山田交差点を通過し、少し走ると仲泊南交差点で左前方にr6が分岐する。

28.R58恩納南バイパス・沖縄r73仲泊交差点を道なりに進む 29.仲泊交差点の先で左側車線がなくなる 30.車の流れは悪い
 仲泊集落の東側を走っていると立体交差化された沖縄r73への側道が分岐し、沖縄r6の上を通過し、その先でR58恩納南バイパスとr73との仲泊交差点を通過する。右斜め前方に進む道路が恩納南バイパスだが、沖縄科学技術大学院大学付近までの約3.8kmしか開通していない。そのため2015年8月時点でのR58トレースは道なりに現道に進む必要がある。
 仲泊交差点を通過した直後に左側車線がなくなり、以降は対面2車線になってしまう。車線の減少箇所での渋滞こそなかったものの道路状況に比して交通量が多いためか車の流れは相当悪かった。

31.海沿いを走っている 32.この交差点を右折すれば恩納南バイパスの開通済み区間に行ける 33.ゆっくり車線
 以降はリゾート施設等が点在する海沿い区間を走る。恩納村谷茶で村道との交差点を通過するが、右折して約400m進むと開通済みの恩納南バイパスの北端に至る。谷茶集落を通り過ぎるとゆっくり車線と名付けられた譲り車線が現れる。ゆっくり車線の距離はは900m程度である。

34.車線増設直前? 35.R58恩納バイパス・沖縄r88恩納交差点を左折して現道へ進む 36.海沿いの2車線道路を走る
 広いゼブラゾーンを持つセンターラインの2車線道路を走っていると中央分離帯代わりのガードレールが置かれた片側1車線状態になる。ガードレールが途切れた先でR58恩納バイパス・沖縄r88恩納交差点に至る。恩納バイパスは全通しており道なりに直進してもR58トレースは可能だが、海沿いの現道もまだ国道の指定を受けているため敢えて左折して現道へと進む。現道は対面2車線道路だが、バイパスへ進む車両が多いため交通量はさほど多くない。

37.恩納村の中心部を通り抜ける 38.樹木があるため余り海は見えない 39.R58恩納バイパスとの瀬良垣交差点を左折
 恩納中学校の南で右にカーブすると海から離れて少し内陸を走る。緩やかにアップダウンする2車線道路を走っていると恩納村役場のある中心部を通り抜ける。村の中心部ではあるが、特に狭くなる事もなくスムースに通過できる。その後は海岸線沿いを走る箇所もあるが樹木に視界を遮られるせいもあって、海沿いを走っているという印象は薄い。緩やかに下りながら右カーブを曲がった先で恩納バイパスとの瀬良垣交差点に突き当たり、名護方面に左折する。

40.バイパス合流後も2車線 41.海岸沿いを走る 42.リゾート施設が点在
 恩納バイパスに合流してからも2車線道路が続いているが、路側帯が広くアップダウンもカーブも緩やかなので走りやすい道路状況と言える。沖縄r104安富祖交差点を通過して少し進むと海岸線に沿うようになる。沖縄らしく海水浴場もあるしその近辺には飲食店等も多い。

43.恩納村名嘉真 44.所々にコンビニがある 45.名護市に入る
 交通量はさほど多くないものの流れの良くない2車線道路を海岸に沿って北上する。前述の通り、飲食店やコンビニが点在しており、村を走っているという通常のイメージとは異なる風景が広がっている。かりゆしビーチ付近で名護市に入る。

46.喜瀬ビーチ 47.許田ICまで1km 48.沖縄道・許田IC
 名護市に入ってからも道路状況と周辺の様子に特に変化はない。海岸線に沿ってカーブの多い状態を走っていると沖縄道の許田ICを通過する。許田ICは沖縄道の起点であり、那覇方面にしか行けない。

49.沖縄道の高架下で沖縄r71許田交差点がある 50.許田IC合流後は片側2車線 51.道の駅「許田」
 許田ICの名護市街方面の流出路の高架を間に挟んで上下線が分離し、高架下の沖縄r71許田交差点を通過する。その後流出路が合流すると片側2車線道路になり、高速道路と合流しているため交通量が多くなる。海岸線沿いを走っていると道の駅「許田」を通過する。

52.名護湾に沿って走る 53.R329世冨慶交差点
 交通量の多い片側2車線道路を名護湾に沿って走っているとR329世冨慶交差点を通過する。R58は案内標識に従って普通に直進するだけだが、実は右折してR329を約500m進むとR58のバイパスの名護東道路の世冨慶ICがある。走行日時点では国頭方面しか開通していないが、名護市街地をパスできるとあって世冨慶交差点を右折する車両も多い。なお、世冨慶交差点はR329の起点であり、終点の明治交差点から沖縄本島の東側を通ってここに至る国道である。

国道58号 part2