国道32号
part2

R319買田東交差点〜R192白地交差点
まんのう町→三豊市→
→三好市

45.「高知110km 三好市池田26km」 46.買田歩道橋は4.5mの制限高あり 47.ゆずり車線
 R319R377買田東交差点からはR319が重複した状態で三好市池田方面に進む。これまでの概ね平坦な状態から緩やかな上り勾配となるが、周辺には家屋が多く建っており、まだ山間部の雰囲気ではない。勾配は緩やかで直線的な場所に約650mのゆずり車線が設けられているが、これは登坂よりも大型トラック等の譲りに主眼が置かれていると思われる。

48.道の駅「空の夢もみの木パーク」 49.樅ノ木峠 50.三豊市に入る
 ゆずり車線が終わるとカーブが連続する場所を通るが、その中に道の駅「空の夢もみの木パーク」がある。道の駅を過ぎた先で左カーブを曲がり樅ノ木峠を越えて下り勾配に転ずる。名称のある峠だが非常に緩やかでカーブも比較的少なく見通しが良いので走りやすい。昼丹波川の東を走っていると川と渡って三豊市に入る。

51.香川r197交差点 52.財田川岸区間は集落が途切れる 53.香川r202交差点
 三豊市に入ってすぐにすぐ先で香川r197迫上橋西交差点を通過する。香川r202交差点を通過して財田川の左岸を走るが、河岸区間は集落が途切れている。その後、r202が讃岐財田駅方面に分岐する。

54.香川r218交差点 55.道の駅「たからだの里さいた」と香川r5戸川交差点 56.R319のおにぎり設置されていない
 香川r202が分岐してすぐに香川r218交差点を左にカーブしながら通過する。緩やかな勾配の2車線道路を走っていると香川r5戸川交差点を通過する。交差点の南西に道の駅「たからだの里さいた」がある。道の駅からは上り勾配がやや急になり県境峠道区間に入った事が分かる。チェーン着脱場が設置されているが、これから通る猪ノ鼻峠の標高は550m程度であるものの冬期は凍結・積雪する事もある。

57.「この先 道路工事中 注意」 58.異常気象時通行規制区間の起点 59.安全速度は20km/h
 西讃広域農道との交差点を通過すると異常気象時通行規制区間に入る。対象の区間は徳島県三好市箸蔵までの10.6kmで、連続雨量250mmを超えると通行止になる。谷道川の谷筋の上り勾配の2車線道路を走るが、前方に工事箇所があるため安全速度は20km/hとかなり低く設定されている。

60.新猪ノ鼻トンネルが見える 61.「高知100km 三好市池田15km」 62.財田第一トンネル
 建設中の新猪ノ鼻トンネルの手前で左、右とS字状にカーブする。この不自然なS字カーブは猪ノ鼻道路の建設に伴って造られた道路と思われる。猪ノ鼻道路が開通すれば直線でトンネルに入れるようになるだろう。JR土讃線と谷道川を挟むようにして南下していると財田第一トンネルをくぐる。

63.山肌にこれから通る道路が見える 64.財田第二トンネル 65.ヘアピンカーブで標高を上げる
 谷道川の左岸を走っていると前方に2ヶ所のガードレールが見えてくるが、どちらもこれから通るR32(R319重複)である。最初のヘアピンカーブは左に曲がって谷道川を渡る。勾配がきつくなり2つ目の財田第二トンネルをくぐる。

66.財田第四トンネル 67.財田第四トンネル以降もカーブが多い 68.新手盤橋
 2ヶ所目のヘアピンカーブを右に曲がった直後に財田第三トンネル、次いで財田第四トンネルをくぐる。その橋の前後は左のヘアピンカーブである。財田第一〜第四トンネルはどれも60mに満たない短いトンネルだが、全て3.8mの制限高が設けられている。背の高い大型トラックがセンターラインを越えて走る事もあるので短いと言っても油断できないトンネルである。財田第四トンネルからも上り勾配が続いている。急カーブはないものの小刻みなカーブが続いている。

69.桁下制限高バーの奥に旧道が交差 70.猪ノ鼻トンネル 71.徳島県三好市に入る
 旧道との交差点の手前に桁下制限高のバーが設置されているが、財田トンネル群よりも高い4.5mという数字である。買田東交差点から約14km、緩やかな左カーブの先で猪ノ鼻トンネルに入る。全長は827mでトンネル自体は直線なのだが、内部で勾配が変化しているせいで反対側の坑口まで見通す事ができない。1962年の開通とあって設計が古く、一応は2車線ではあるものの車線幅は狭く歩道も設置されてない。その猪ノ鼻トンネルからの中で県境を越えており南側は徳島県三好市である。

72.込野洞門 73.込野隧道 74.徳島r6交差点
 徳島県に入ってからも急勾配が続いており、カーブにおいては香川県側よりも急なものが多い。込野洞門を通過してすぐに込野隧道をくぐる。込野隧道の北側坑口付近の下にJR土讃線の猪ノ鼻トンネルが通っている。右の急カーブを曲がった直後に徳島r6交差点を通過するが、前述の猪ノ鼻道路に併せてこの交差点も付け替えられる計画である。R32の沿線にほとんど家屋は存在しないが、鮎苦谷川の深い谷筋を挟んだ対岸の斜面にはいくつかの集落が存在する。JR土讃線の坪尻駅も存在するのだが、駅周辺は山林であり秘境駅として知られている。

75.坪尻駅はここから600m 76.北向き車線には登坂車線あり 77.蔵谷第一洞門
 坪尻駅のほぼ真東、坪尻バス停の裏から駅に至る道路が伸びているが、車道ではなく徒歩道である。いや、ハイキングコースといった方がより分かりやすいだろうか。落集落を過ぎると勾配が7%と急になるせいもあって上りとなる北向き車線には登坂車線が、下りとなる南向き車線には緊急退避所が設置されている。待避所を過ぎると反対車線の登坂車線もなくなり、やや急な左カーブを曲がり、進行方角を東に転ずる。勾配は若干緩やかになるものの急カーブが多い。蔵谷第1洞門と第2洞門の間にはかなり急な右カーブがある。

78.異常気象時通行規制区間の終点 79.JR土讃線をオーバーパス 80.徳島r12州津交差点
 蔵谷第2洞門の先で左急カーブを曲がると前方に集落が見えてきてその手前で異常気象時通行規制の終点を通過し、同時に沿線に多くの家屋が見られるようになる。箸蔵駅の近く、北側の山中には箸蔵寺がありそこへ通じるロープウェイも整備されている。JR土讃線をオーバーパスして箸蔵駅の南で徳島r162との交差点を通過する。信号機は設置されているが押しボタン式で案内標識もソトバもないため県道との交差点には見えない。
 r162交差点からは下り勾配の右ヘアピンカーブを曲がるが、カーブの途中に徳島r12州津交差点がある。r12は吉野川の北川を走っている県道で、同じく南側を走るR192に比べると整備度は落ちるが幹線道路として機能している。

81.「高知89km 大豊51km」 82.箸蔵大橋 83.猪ノ鼻道路の南端接続予定地点
 州津交差点からは直線道路を下り、徳島r5州津堂面交差点付近でほぼ平坦になる。徳島r5は路線名を観音寺池田線と言い、香川r5と同一の県道である。つまり三豊市財田町の戸川交差点から猪ノ鼻峠を経て州津交差点まで重複区間である。箸蔵大橋を渡った先で猪ノ鼻道路の南側の接続予定地点を通過する。このバイパスが供用されると現道は降格して香川/徳島r5や香川r12になるのではなかろうか。

84.徳島r267交差点 85.四国中央大橋 86.R192・R319井川池田IC入口交差点を右折
 平坦な状態から少し下り勾配になった先で徳島r267交差点を左にカーブしながら通過し、そのまま四国中央橋を渡る。吉野川を渡った先の南詰でR192・R319池田井川IC入口交差点に至り、左折してR192とR319が重複した状態で高知・四国中央市川之江方面に進む。なお、交差点の名称が示す通りE32徳島道の井川池田ICに接続している。

87.左側車線が徳島r5、右側車線がR32(R192・R319重複) 88.池田第一橋 89.「かずら橋35km 大歩危20km」
 井川池田IC入口交差点からは片側2車線道路を緩やかに下る。南北を結ぶR32と東西を結ぶR192の幹線国道が重複しているため交通量は多い。約500m進むと徳島r5交差点に至るが、ここでは右側車線がR32(R192・R319重複)、左側車線がr5となる。R32とR192はおにぎりが表記されて案内標識が設置されているが、r5には市役所や阿波池田駅等の施設を案内する白地の標識しか設置されていない。
 r5交差点からは対面2車線道路になるが、三好市の市街地を迂回するルートであり沿線の建物は少なく交通量の割に走りやすい道路状況である。右側には相変わらず吉野川が流れている。

90.池田トンネル 91.「高知85km 四国中央市川之江27km」 92.R319のおにぎりは設置されていない
 三好市の市街地の北東で池田トンネルをくぐるが、トンネルの上には大西城跡の諏訪公園がある。トンネルを出てからも市街地と吉野川に挟まれた間を走っているが、国道から出入りできる建物はほとんどない。池田ダムの南を通過してダム湖畔を走るが、樹木に視界を遮られるためほとんど湖面が見えない。また池田湖は通常のダム湖のように複雑な形状をしておらずダム湖らしくない。しかし、香川用水と吉野川北岸用水に水を提供する重要なダム湖である。

93.徳島r5ウエノ交差点 94.三好市池田町ウエノ 95.E32徳島道の池田へそっ湖大橋の下を通過
 三好市の市街地の北西で徳島r5ウエノ交差点を通過するが、この交差点がr5の終点であり、おそらくは現在の国道の旧道に当たると思われる。ウエノ交差点の直後に案内標識が設置されているが、R32とR192のおにぎりとともに行き先が表記されているが、R319は表記されていない。
 市街地を離れて山と川に挟まれた場所を走っているとJR土讃線の丸山トンネルの上を通過してから徳島道の池田へそっ湖大橋の下を通過する。名称は公募によって決められたものだが、“へそ”は旧池田町が四国の中心=へそである事にちなんでいる。井川池田IC入口交差点の北の橋は四国中央橋といい、R192やR319が向かう先には愛媛県四国中央市がある。

96.市街地の外れだが意外に多くの家屋がある 97.R192・R319イタノ交差点を右折
 池田へそっ湖大橋をくぐって少し進むと市道とのイタノ交差点を右折する。山と川の間の狭い場所にある交差点なので右折車線は設置されていない。当然ながら右折する車両が多いのだが、信号機の切替りタイミングが市道とは異なるので右折待ち渋滞が発生しにくいようになっている。

98.池田大橋 99.R192白地交差点を左折
 イタノ交差点の直後から池田大橋を渡るが、その下には吉野川だけでなくJR土讃線も通っている。橋を渡り終える直前にR192・R319との白地交差点を左折して高知・大豊方面に向かう。ここでR192が松山・四国中央市川之江方面に分岐するが、R319の重複は続く。

国道32号 part3