国道2号
part12

R250伊部東交差点〜R179太子東交差点
備前市→
→上郡町→赤穂市→相生市→たつの市→太子町→たつの市→太子町

541.伊部東交差点からは上り勾配 542.片山トンネル 543.宮山トンネル
 R250R374R484伊部東交差点からもJR赤穂線と並走状態が続いており、直線道路を上って行くと片上トンネルをくぐる。西片上駅の北を通過した先で宮山トンネルをくぐる。駅やトンネルの南側に備前市の市役所を含む市街地があり、R250が通っている。

544.「神戸116km 姫路54km 相生33km」 545.備前市東片上 546.大東交差点
 宮山トンネルを出るとJR赤穂線から徐々に離れて行く。備前片上駅の北を通り過ぎた先で市道との大東交差点を通過するが、この市道はそのルートからしてR2の旧道と思われる。また、この交差点から東の10kmの区間は連続雨量250mm超で通行止となる。

547.山陽新幹線 548.登坂車線が終わる 549.西向き車線にも登坂車線あり
 大東交差点を過ぎてすぐに車線が増えて4車線道路になり、その直後に山陽新幹線の下を通過する。雨量通行規制区間に入ったとは言っても沿線には集落があり、一桁幹線国道とあって道路状況も特別劣悪という訳ではない。名もなき峠に達すると登坂車線が終わって下り勾配となるが、反対の西向き車線には登坂車線が設置されている。

550.岡山r261伊里中交差点 551.岡山r261閑谷学校入口交差点 552.持手川沿いを走る
 対面2車線道路に戻ってから緩やかな勾配を下っていると岡山r261伊里中交差点を左にカーブしながら通過し、伊里川を渡った先でr261閑谷学校入口交差点を通過する。閑谷学校は岡山藩によって開かれた学校で講堂が国宝に指定されている。この交差点から北に約4km余り、閑谷トンネルに旧道沿いにある。その後のR2は伊里川の支流の持手川の流域を走る。

553.長い上り勾配が続く 554.山陽道の備前橋 555.岡山r260八木山ランプ
 持手川の左岸を2車線道路で上って行く。沿線の家屋は少ないが、旧道と思われる道路沿いの川に近い場所には多くの家屋が建っている。山陽道の備前橋の下を通過すると下り勾配となり、岡山r260との八木山ランプを通過する。r260を南下すると岡山ブルーラインと呼ばれる岡山r397に接続しており、r397と併せてR2のバイパスとしての機能を持っている。そのためR2からr397もしくはr397からR2に向かう車両も少なくない。

556.八木山ランプの側道分岐後は片側2車線 557.山陽道・備前IC 558.左側車線の減少しつつ備前ICの流出路が合流
 八木山交差点への側道が分岐した直後に車線が増えて片側2車線道路になる。しかし、山陽道の備前ICへの流入路が分岐してすぐに左側車線が減少し、同時に備前ICからの流入路が合流してくる。交通量の少ない深夜早朝はともかく昼間であれば合流の難易度は上がるかもしれない。

559.兄坂 560.弟坂 561.三石第二隧道
 備前ICを過ぎると緩やかな勾配を上った後に下りとなり、市道との交差点を通過後に再び上りと下りを繰り返す。市道の交差点を挟んで南が兄坂、北が弟坂という名称があるようだ。弟坂の下りから上りに転じた後に三石第二隧道をくぐる。トンネルを出てすぐに岡山r96との交差点を通過するが、r96の本線は跨道橋でオーバーパスしており立体交差点となっている。

562.「神戸106km 姫路44km 相生23km」 563.三石第一隧道 564.県境まで上り勾配が続く
 金剛川を渡って以降は上り勾配となり、三石駅付近で三石第一隧道をくぐる。三石駅は岡山市から備前市にかけて並走していたJR赤穂線ではなく山陽本線に属する駅であり、これより東は山陽本線が並走している。

565.船坂トンネル 566.兵庫県上郡町に入る 567.兵庫県側も雨量通行規制あり
 県境とは思えない緩やかな勾配を上っていると船坂トンネルをくぐって兵庫県上郡町に入る。並走しているJR山陽本線も同名のトンネルで県境を越えている。また、境標識のすぐ先に雨量通行規制区間の起点を示す標識が立てられているが、規制値は岡山県側と同じ連続雨量250mmである。

568.閉鎖用ゲートを通過 569.一桁国道ながら景色は長閑 570.上郡町梨ヶ原
 兵庫県側の勾配も緩やかであり、またカーブも緩やかなので走りやすい道路状況と言える。トンネルを出てから約1.1kmで閉鎖用ゲートを通過し、旧道らしき道路との交差点を通過する。沿線に家屋は少ないが、旧道沿いには集落が形成されている。梨ヶ原川の流域を大きく左にカーブして一時的に北の方角に進む。

571.兵庫r5交差点 572.赤穂市に入る 573.鯰峠の東にも登坂車線がある
 右にカーブして梨ヶ原川を渡った先で兵庫r5との交差点を通過する。r5交差点の直後から登坂車線が設置されているが、勾配はそれほど急という訳ではない。鯰峠を越えて赤穂市に入ると下り勾配となる。反対側車線に登坂車線が設置されているが、上郡町側と同様に勾配は緩やかである。

574.赤穂市西有年 575.兵庫r90有年小学校南交差点 576.兵庫r90東有年交差点
 対面2車線道路を緩やかに下っていると集落に差し掛かる。ほぼ平坦になった所で兵庫r90との有年小学校南交差点と東有年交差点を通過する。2つの交差点の間の約500mはr90重複の区間である。

577.有年橋 578.R373有年原交差点
 東有年交差点を過ぎて東有年集落と山手集落の間を走っていると緩やかな右カーブを曲がり千種川に架かる有年橋を渡る。橋を渡り終えてすぐの場所でR373有年原交差点を通過する。県境を越えて少し通った上郡町域だが、その中心部はR373の沿線にある。

579.兵庫r457有年駅前交差点 580.山裾を走る 581.相生市に入る
 有年原交差点を過ぎてすぐに矢野川を渡り、その直後で兵庫r525交差点を通過する。さらに少し進むと兵庫r457有年駅前交差点を通過する。交差点の名称からしてr457が停車場線と思えなくもないが、駅までの道路は市道であり、r457は駅と反対の南に向かって伸びている。有年駅前交差点からはJR山陽本線と荒山に挟まれた場所を走り、有年跨線橋の上で市境を通過して相生市に入る。

582.多車線化工事が進行中 583.車線が増える 584.制限速度は60km/h
 相生市に入ってからはほぼ平坦ながら小刻みにカーブしている2車線道路を走る。道路脇で多車線化工事が行われており、兵庫r449若狭野交差点を過ぎた所からは片側2車線道路になる。アスファルトがまだ新しいように見える事から多車線化されてそれほど年月が過ぎていないと思われる。

585.遮音壁の外に歩道がある 586.兵庫r44・r715竜泉交差点 587.山陽道の竜泉橋
 片側2車線の整備されたバイパス道路ながらカーブとアップダウンが多い。とは言うものの交通量はさほど多くなく走りやすい道路状況と言える。兵庫r44・r715竜泉交差点を通過する。右折の相生市街方面がr715なのだが、案内標識にヘキサが表記されておらず代わりに3.3m制限高の標識が表記されている。なお、r715自体は約1.6km南までしか標要されておらず、制限高のある地点(JR赤穂線のガード下)は市道である。竜泉交差点を過ぎてすぐに山陽道の竜泉橋の下をくぐる。

588.山陽本線の他にJR山陰本線と赤穂線が並走 589.相生駅の北側を通過 590.兵庫r121相生陸橋交差点
 苧谷川の対岸のJR山陽本線が川を渡っている所で山陽新幹線とJR赤穂線も並走状態となり、相生駅の北側を通過する。駅の近くを通っているがあまりに近すぎてロータリー等が設置されておらず、車で相生駅を利用するには南側に回る必要がある。駅を通り過ぎた直後に兵庫r121相生陸橋交差点への側道が分岐する。

591.「神戸78km 姫路21km」 592.兵庫r121・r442交差点 593.たつの市に入る
 JR山陽本線と並走しながら東進していると兵庫r121池ノ内交差点を通過するが、ウォッちずではこの道路は県道として扱われていない。山陽本線と少し離れた状態になった後に兵庫r121・r442交差点への側道が分岐し、交差点の上に架かる跨道橋の手前で市境を通過してたつの市に入る。ここで交差しているr121はバイパスであり、池ノ内交差点に接続しているのが現道(旧道?)である。

594.JR山陽本線の竜野駅を通過 595.兵庫r120・r441正条交差点 596.揖保川大橋
 たつの市に入ってからもしばらくは山裾を走っておりアップダウンとカーブが連続している。視界が開けると同時に周囲の建物が増え、JR山陽本線の竜野駅の北側を通過する。相生駅と同様に竜野駅もR2に近接している。また、市役所を含む市街地の最寄駅は本竜野駅であり、これは山陽本線ではなく姫新線の駅である。兵庫r120・r441正条交差点を通過した後に緩やかな勾配を上って揖保川大橋を渡る。

597.兵庫r29西溝交差点 598.兵庫r29・r725門前西交差点
 揖保川大橋を渡ってからも片側2車線道路が続いており、兵庫r29西溝交差点を通過する。西溝交差点を過ぎると西向き車線が高架道路となるが、東向き車線は平面道路のままである。r29門前西交差点を通過した直後に兵庫r725への側道が右に分岐する。太子町の中心部を通るr725とR179はR2竜野太子バイパスの旧道に当たる。

599.兵庫r437片吹ランプ 600.阿曽ランプ 601.R179福田ランプ
 門前西交差点からは竜野太子バイパスと呼ばれるバイパス道路で歩行者・自転車・軽車両はもちろん125cc以下の2輪車も通行できない。そのため規制対象は最初のランプの片吹ランプから流出しなければならない。また、盛土もしくは高架道路のため制限速度は70km/hに設定されている。
 林田川大橋を渡ると太子町に入り、町道に接続している阿曽ランプを通過する。さらに走るとR179福田ランプを通過する。300m手前の案内標識は通常の十字形状の交差点となっているが、R2から見れば立体交差点である。側道が分岐し切った所で市町境があるため交差点はたつの市域にある。

602.福田トンネル 603.太子北ランプ 604.王子トンネル
 福田ランプからは再びたつの市域を走り、ランプの前後で大きく右にカーブした後に福田トンネルをくぐる。上下線で別々のトンネルだが名称はどちらも同じである。トンネルの東側坑口付近に市町境があり、トンネル以東は太子町域を走る。
 トンネルを出てすぐに町道に接続している太子北ランプを通過し、緩やかな勾配を上っていると王子トンネルをくぐる。このトンネルも上下線が分離しており、どちらも同じ名称である。

605.太子上太子JCT 606.城山トンネル 607.R2姫路バイパス・R179太子東ランプ
 王子トンネルからはごく緩やかな下り勾配の片側2車線道路を走り、程なくして太子上太子JCTを通過する。案内標識にはR29姫路西バイパスと表記されているが、厳密に言えばR29の起点はひとつ北の上太子ランプなのでその間はR2の支線とも言うべき区間である。
 太子上太子JCTを過ぎると城山トンネルに入る。全長は1000mを越えておりR2のトンネルの中でも長い方である。トンネルを出ると太子東ランプとなるが、このランプは太子竜野バイパスと姫路バイパスの境である。太子竜野バイパスは無料開放の際に旧道はR179と兵庫r725に降格したが、姫路バイパスの現道は国道の指定を受けたままである。今回は現道を走るため側道に進む。神戸・大阪方面に向かうのであればバイパスを走る方が良いだろう。

608.側道に進み現道を走る 609.R179太子東交差点を左折
 側道に進み左急カーブを曲がった後に右にカーブしながら勾配を下りるとT字路に突き当たる。明らかに相当古いと思われる案内標識には左右どちらもR2となっているが、相生・太子方面は姫路バイパスの出口である山田交差点までがR2で、それ以西はR179である。R179はこの交差点が起点ではなく、R2との重複区間が約900mある事から、姫路市に入った所の青山西5交差点と思われる。

国道2号 part13