国道485号
part1

R9矢田IC〜七類港
松江市

1.R9/E9山陰道との矢田IC 2.側道から右に分岐して本線に向かう 3.松江JCTを美保関・境港方面に進む
 R485の終点は島根県松江市のR9/E9山陰道の矢田ICである。元々は松江駅の南のR9現道との西津田交差点が終点だったが、松江だんだん道路に一本化された際に終点も移動されている。
 矢田交差点から出雲・宍道方面の側道を走っていると右に分岐して本線に入る。山陰道は自動車専用道路のため、歩行者はもちろん軽車両と125cc以下の2輪も通行できないため、これらでのR485トレースは不可能である。
 本線に合流してすぐの松江JCTで左の側道に進んで美保関・境港方面に向かう。矢田ICの合流車線がそのままジャンクションの分岐になるのではなく、一旦本線に合流してから分岐する。なお、R9/E9山陰道の松江JCTを挟む区間(東出雲IC〜松江玉造IC)は無料で通行できる。

4.R9/E9山陰道の本線の上を通過 5.遮音壁に挟まれた高架道路 6.津田ICが合流
 ランプ部を右にカーブしてR9/E9山陰道の本線の上を通過した後に山陰道の出雲方面からの側道が合流する。遮音壁に挟まれた高架道路を走っているため景色は一切見えない。JR山陰本線、R9現道の上を通過した直後に津田ICの側道が合流する。松江JCTでの標識にあった通り、津田ICは川津IC方面とのみ接続しているハーフインターチェンジである。

7.縁結び大橋 8.島根r260西尾IC 9.和久羅トンネル
 縁結び大橋になると周辺に家屋がなくなるためか遮音壁もない状態になる。松江だんだん道路は自動車専用道路だが、縁結び大橋には西側だけではあるが歩道が設置されている。縁結ぶ大橋を渡り終えると島根r260との西尾ICを通過し、西尾農免農道の米坂跨道橋の下をくぐった先で和久羅トンネルに入る。

10.南下高架橋 11.松江だんだん道路は川津ICまで 12.中嵩橋
 和久羅トンネルを出ると南下高架橋を通過するが、その下にはさきほどくぐった西尾農免農道が通っている。終点の川津ICまで900m地点を過ぎると中嵩橋を渡る。トンネルからは長い下り勾配となっている。

13.長い勾配を下る 14.R431川津ICを右折
 中嵩橋を渡り終えると勾配がややきつくなり、南向き車線には登坂車線が設置されている。勾配を下り切った所でR431川津ICに突き当たる。案内標識にR485のおにぎりは表記されていないが、右折してR431との重複区間を美保関・境港方面に進む。松江だんだん道路に一本化される以前は松江市街方面も重複区間であった。

15.「美保関26km 境港19km 七類港19km」 16.旧道との交差点 17.おにぎりはR431のみ
 川津ICからは片側2車線道路になる。地域高規格道路ながら上下線合わせて2車線の松江だんだん道路は朝夕の渋滞が激しいが、川津IC以降は交通量が減少するせいもあって流れは良い。緩やかなカーブを描く片側2車線道路を走っていると旧道と思われる市道との交差点を通過する。

18.正面の道路も旧道 19.本庄方面の市道も旧道 20.左側車線が減少
 ウオッちずでは国道扱いされている旧道との交差点を過ぎると緩やかな上り勾配となる。左にカーブしながら勾配を下って旧道と合流する。その直後にウオッちずでも国道扱いされていない旧道との交差点を過ぎると左側車線が減少して対面2車線道路になる。

21.島根r252交差点 22.道の駅「本庄」 23.中海沿いを走る
 対面2車線道路を走っていると島根r252交差点と島根r260交差点を相次いで通過する。r260の一部はR485(実質R431)の旧道でもある。r260交差点を過ぎてすぐに道の駅「本庄」を通過する。メインの建物にコンビニが入っており、駐車場がそれほど広くないため、ただのコンビニと勘違いしてしまいそうである。道の駅からは中海沿いを走る。

24.緩やかなカーブとアップダウンの快走路 25.手角地区ふるさと農道との交差点 26.松江市手角町
 中海の北岸を走っていると手角地区ふるさと農道との交差点を通過する。鳥取県境港市に行くには農道から島根r338、江島大橋を利用した方が便利なため、右折する車両が多い。農道との交差点以降も走りやすい2車線道路が続いているが、中海の上(?)を通っている農道の方が見通しが良くさらに走りやすい。

27.島根r152交差点 28.美保関総合運動公園付近は急カーブが連続 29.島根r338(?)交差点
 島根r152交差点から急カーブが連続しており、r152もカーブの途中に接続している。美保関総合運動公園を過ぎると島根r338交差点を通過するが、案内標識にはr338のヘキサが消されていたので県道の指定を外れている可能性もある。

30.松江市美保関町下宇部尾 31.アップダウンのある快走路 32.松江市役所美保関支所は旧道沿いにある
 交通量が少なくなった2車線道路を淡々と走る。下宇部尾集落ではやや急な右カーブがあるものの走りにくいと感じる程ではない。松江市役所の美保関支所の出入口に当たる道路との交差点を通過するが、その道路は旧道と思われる。市役所の支所があるものの周辺に集落どころか家屋も存在しない場所であり、別の場所にあったものが移転したものと推測できる。

33.新森山トンネル 34.おにぎりはR431のみ 35.造船会社を過ぎると中海沿いになる
 美保関支所を過ぎると緩やかな勾配を上って新森山トンネルをくぐる。旧森山トンネルは南にあるものと思われるが、旧道にプレハブの災害備蓄倉庫が置かれており廃止されている可能性が高い。新森山トンネルを出て緩やかな勾配を下り、造船会社の前を通り過ぎると左カーブを曲がって中海沿いとなる。

36.中海沿いを快走 37.所々に急カーブあり 38.森山集落
 中海越しに境港市街や大山を見ながら2車線道路を快走していると左、右と急カーブを曲がる。その後程なくして森山集落を通過するが、家屋が建ち並んでおり歩道がないため狭苦しく感じる。集落内は急カーブこそないもののカーブ自体は多く見通しはあまり良くない。

39.右前方に見えるのはR431の境水道大橋 40.山上に高尾山分屯基地のレーダー施設が見える 41.森山岸壁は右折
 境水道に沿って走っていると右前方に境水道大橋が見えてくる。この橋はR431の橋でかつては有料であった。橋の他に航空自衛隊の高尾山分屯基地のレーダー施設も視認する事ができる。森山岸壁の対岸付近には境港があり、隠岐諸島の各島を結ぶフェリーと高速船が就航している。JR境線の境港駅も近く公共交通機関で隠岐諸島に行くには便利に思えるが、フェリー、高速船ともに午後出港、夕方入港なので旅行の一日目がほぼつぶれてしまうのがもったいない。翌日から行動する予定であれば利便性は高いかもしれない。

42.境水道大橋に近くなる 43.大江集落 44.R431交差点を左折
 県境でもある境水道の北側を走っていると徐々に境水道大橋が近付いている。航空自衛隊の高尾山分屯基地の前を通り過ぎて、左、右とS字状の急カーブを曲がった先でR431との交差点を左折して単独区間になる。境水道大橋は直進して島根r2交差点を左折した先である。

45.R431交差点からは上り勾配 46.七類トンネル 47.4〜8月と12月は駐車禁止(2輪車を除く)
 R431交差点を左折してすぐに上り勾配となる。ほとんどカーブのない直線基調の2車線道路を上っていると七類トンネルをくぐる。トンネルと出ると下り勾配になると同時に駐車禁止区間が始まる。この駐車禁止は4〜8月と12月のみで2輪車は対象外である。七類トンネルは1969年に供用されたが、それ以前は七類隧道が現役であった。南側は航空自衛隊のレーダー基地があるため通行可能だが、トンネルは閉鎖されており、北側の道路は廃道と化している。

48.やや急な下り勾配 49.七類集落 50.島根r37交差点
 トンネルを出た直後に右カーブを曲がりやや急な勾配を下る。左カーブを曲がると集落に差し掛かるが多くの家屋は国道と反対側の市道側に玄関がある。勾配が落ち着き始めると右カーブを曲がるが、その途中に島根r37交差点がある。北上してきた場合は道なりに右にカーブするだけだが、逆方向の走行であれば一旦停止が必要である。R485松江市街方面とr37が優先という訳ではなくr37からR485に入る際も一旦停止しなければならない。

51.フェリーターミナルの入口を直進方向に進む 52.フェリーターミナル入口以降は1.5車線幅 53.左の建物はフェリーターミナル
 島根r37交差点からは平坦な2車線道路を走ると100m強で七類港フェリーターミナルの入口となり、センターラインがなくなる。R485の海上区間の港の入口なので左折が国道と思ってしまいそうだが、ウオッちずでは直進方向に国道が続いている。よって左折せずに直進して1.5車線幅と少し狭くなった道路へと進む。道幅は狭くなってしまうが、交通量が少ないためさほど気にならない。

54.島根r181(?)交差点 55.R485七類港側端点
 緩やかな勾配を下っていると島根r181(?)との交差点を通過する。ウオッちずでは県道色に塗られているが、案内標識やヘキサはなく県道としていない地図も見られる。そのr181交差点の直後に港湾道路(?)との交差点があるが、そこがR485の七類港側の端点である。交差点の北にフェリー乗船車両用の駐車場があり、狭路になる手前を左折しても結局ここから入る事になる。

56.フェリー乗船車両用駐車場 57.停泊中のフェリーとフェリーターミナル
 国道のルートとしては七類港の次は西ノ島の浦郷港だが、両港を結ぶ航路は2007年頃に廃止されているため七類港から西ノ島の西郷港のフェリーに乗船しなければならない。七類港〜島前〜島後のフェリーは2往復あるが、七類港から隠岐の島の西郷港に直接向かう便と、知夫島の来居港、西ノ島の別府港、中ノ島の菱浦港を経由して西郷港に至る便がある。R485のトレースであれば西ノ島に寄らなければならないため、必然的に後者のフェリーに乗船する事になる(約2時間30分)。起点のある隠岐の島から走行を開始する場合は直接西郷港に行くという選択肢もあるが、帰りは別府港に寄るフェリーに乗船する必要がある。
 乗船するフェリー、日時が決まったら繁忙期でなくても電話等で事前に予約しなければならない。記入した自動車航送申込書と車検証を受付に提示して料金を支払うという流れは一般的なフェリーの乗船手順と同じである。乗船車両の駐車は番号が振られた縦長の列に順に停めるというものが一般的だが、隠岐汽船は結構アバウトで白線(消えかけて見にくい)に沿って何となく並ぶという感じで、乗船時刻になると係員の指示に従って移動させる。閑散期の平日だったので適当だったが、繁忙期だともうちょっときっちりしているのかもしれない。

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