国道479号

R176稲津町交差点〜R26浜口交差点
豊中市→吹田市→大阪市→守口市→大阪市

1.R176・大阪r606稲津町交差点 2.稲津高架橋の側道を走る 3.高架上で合流して下る
 大阪府豊中市の南部に位置するR176と大阪r606との稲津町交差点がR479の起点である。内環状線と呼ばれる大阪市及び周辺の幹線国道とあって400番代後半という番号ながら単独区間で始まっている。R479吹田方面とr606尼崎方面が稲津高架橋で繋がっており、R176から進入する場合はまず側道を走らなければならない。なお、稲津町交差点はR176池田方面からr606尼崎方面に右折する事はできず、一旦左折してR479の側道を進んで十字路を高架下に入ってUターンする形で稲津町交差点に戻ってから直進するという手順を踏まなければならない。
 Uターン用(?)の十字路を過ぎると上り勾配となり稲津高架橋と合流する。高架橋からの本線が下ってきてから合流するのではなく、高架橋の上で合流している。合流と同時に天竺川を渡り対面2車線の高架を下る。

4.S字状にカーブしながら名神の高架下を通過 5.浜交差点から東は4車線 6.吹田市に入る
 高架橋から平面に下りてすぐにやや急な右カーブを曲がり、名神の高架の下を通った直後に今度はやや急な左カーブを曲がる。その先の市道との浜交差点を通り過ぎると車線が増えて4車線道路になる。車線は増えたが右折車線は設けられておらず、また路上駐車車両も多い事から山岳酷道とは異なる意味で走りにくい。稲津町交差点から約1.0kmで高川橋を渡って吹田市に入る。

7.吹田市に入ると白線が見やすくなる 8.電光掲示板には淀川花火大会について表示 9.R423広芝町交差点
 高川の堤防からの勾配を下れば平坦かつ直線的な状態が続く。両方向とも右折車線が設けられていないくせに右折車両が多い大阪r134蔵人交差点付近からは沿線は中高層のビルや商業施設が多くなる。それに伴って路上駐車が多い場所でもある。
 稲津町交差点から約1.9kmでR423広芝町交差点を通過する。新御堂筋と呼ばれる幹線道路であるR423は上下別の跨道橋で交差点をスルーしているが、側道の交通量も非常に多く昼間であれば常に流れの悪い交差点である。また、大阪市営地下鉄・北大阪急行の江坂駅がすぐ近くにあるため、タクシーを始め路上駐車車両が非常に多い場所である。もちろん路上駐車車両が渋滞の一因となっているのは言うまでもない。

10.ビルの間を走り抜ける 11.糸田川も堤防が高い 12.泉町1交差点を左折
 広芝町交差点からもしばらくは中高層のビルの間を走っている。勾配を上ってから新糸田川橋を渡ってから下る。その後も4車線道路を東に向かって走っており、ライフという関西地盤のスーパーマーケットの前で市道との泉町1交差点を左折する。2車線とも左折する事ができるうえに左折矢印信号も設けられており国道が優先的に扱われている。ただし、右側車線に右折車両がいれば左矢印信号が点灯していても左折できないので注意が必要である。

13.泉町1交差点からは片側2車線だが… 14.高架道路の分岐を右へ進む 15.JR東海道本線
 泉町1交差点を左折すると中央分離帯のある片側2車線状態になるが、吹田市役所を吹田市文化会館(メイシアター)の間で跨線橋の上り、橋上で京都方面と大阪方面とに別れる。左側車線の京都方面は大阪r14、右側車線の大阪方面がR479である。よって泉町1交差点からは右側車線を走っていないとR479をトレースできない。r14との分岐の直後で右の直角カーブを曲がり阪急千里線の上を通過してから跨線橋を下る。下り切った所で側道が合流し、JR東海道本線の高架をくぐる。

16.大阪r14吹田簡裁前交差点 17.吹田大橋 18.吹田大橋以南も吹田市域
 側道が合流しているため再び4車線道路となる。右折車線が設置されている交差点は多いが、交通量の多さ故に渋滞している事も多い区間である。まだスーパーマップルに反映されていないr14との吹田簡裁前交差点を通過し、少し走ると緩やかな上り勾配となり吹田大橋で神崎川を渡る。大阪市と吹田市、大阪市と豊中市との境になっている神崎川だが、R479が通っている場所に関しては両岸ともに吹田市である。

19.r14上新庄交差点を左斜め前方に進む 20.上新庄交差点からは片側2車線 21.阪急京都線の上新庄駅の下を通過
 吹田大橋から約400m走るとr14との上新庄交差点に至る。この交差点の手前、北側に市境があり交差点は大阪市東淀川区に属している。R479は上新庄交差点を左前方へ進む。2車線あるうちのどちらの車線でもR479に進む事ができる。なお、案内標識のr14の行き先に表記されている菅原城北大橋は有料となっているが、走行日の約2ヶ月前の2014年6月10日に無料化されている。
 上新庄交差点からは中央分離帯のある片側2車線道路になる。約300m進むと片側3車線道路になり、阪急京都線の上新庄駅の下を通過し、直後の右急カーブを曲がる。そのカーブの先にある小松1交差点からは片側2車線になる。

22.東海道新幹線 23.奥に見えるのが豊里大橋 24.豊里大橋
 片側2車線道路を走っていると東海道新幹線の高架をくぐる。そのすぐ先で幹線道路の大阪r16との大桐2交差点を通過し、引き続き中高層の集合住宅に挟まれた幹線道路然とした片側2車線道路を走る。大桐2交差点の約300m南東からは道路下に大阪市営地下鉄の今里筋線が走っている。今里筋線は2006年12月24日開業と大阪市営地下鉄の中で最も新しい路線である。
 これまでと同じく上り勾配となって堤防と同じ高さに上ってから淀川に架かる豊里大橋を渡る。淀川の左岸は大阪市旭区であるが、堤防高からの勾配を下り切った所で市境を跨ぐため僅か400m程で守口市に入ってしまう。

25.阪神高速12号守口線 26.R1京阪本通1交差点 27.京阪本線
 守口市に入った直後に阪神高速12号守口線の高架の下を通過し、そのすぐ先でR1京阪本通1交差点を通過する。番号に大きな差があるがどちらも幹線道路であり、それらが交差しているため渋滞が頻発している交差点である。早朝のため渋滞していなかった京阪本通1交差点から程なくして京阪本線の下をくぐる。京阪本線とはR479を掘り下げる事によって線路下を通過するアンダーパスとなっている。

28.大阪国際滝井高校の前で右にカーブ 29.清水小学校前交差点 30.R163緑1交差点
 京阪本線のアンダーパスから平面に戻ると大阪国際滝井高校の前で右カーブを通過する。案内標識が設置されていない大阪r161清水5交差点から南は再び大阪市旭区に入る。今里筋線の清水駅を通過し、片側2車線道路を真南の方角に走る。沿線には中高層の集合住宅が多いのもこれまでと同じような風景である。京阪本通1交差点から約2.0kmでR163緑1交差点を通過する。広芝町交差点や京阪本通1交差点ほどではないがこの緑1交差点もよく渋滞する交差点である。

31.花博記念公園西口交差点 32.大阪r8鶴見3交差点 33.坂東大橋でJR片町線と第二寝屋川を越える
 緑1交差点に区境があるため大阪市旭区から次の区に入るのだが、ちょうどR479の上に区境があるため西側(北向き車線)が城東区、東側(南向き車線)が鶴見区となっている。道路状況としてはこれまでと変わらない交通量の多い片側2車線道路が続いている。早朝なので渋滞こそ発生していないが、平日の通勤時間帯を中心に昼間は渋滞気味である事が多い。大阪市〜奈良市間の幹線道路である大阪・奈良r8との鶴見3交差点を通過する。交差点の地下には大阪市営地下鉄の長堀鶴見緑地線の今福鶴見駅がある。
 寝屋川に架かる寝屋川大橋を渡って大阪r168寝屋川大橋南詰交差点を通過し、その南では坂東大橋でJR片町線と第二寝屋川を一気に越える。第二寝屋川から南は完全に大阪市城東区に入る。

34.R308深江橋交差点 35.R308重複区間 36.R308・大阪r24新深江交差点
 坂東大橋の下り勾配から平面に戻ってから程なくして阪神高速13号東大阪線の高架下にあるR308深江橋交差点を通過してR308との重複区間に入る。暗峠で全国に名を轟かせているR308なので忘れがちだが、R479よりも上位国道であり、R479が直進とは言えR308に重複している状態である。R308との重複区間は約1.2kmと短く、新深江交差点でR308が今里方面に右折して行く事によって単独区間に戻る。なお、あのR308とは言えどR170以西は幹線道路として機能している事を付け加えておく。

37.近鉄奈良線・大阪線 38.これと言って特徴のない片側2車線道路が続く 39.平野川を渡ると大阪市平野区
 R308との重複区間が終わっても道路状況が変わる事もなく片側2車線道路を南下する。変わった事を強いて挙げるならば、地下に大阪市営地下鉄千日前線が走っている点だろうか。地上では近鉄奈良線・大阪線の高架をくぐると同時に区境を越えて大阪市生野区に入る。北巽駅の上で大阪r173北巽駅前交差点を通過し、さらに南進すると千日前線の終着駅である南巽駅を通過する。南巽駅前交差点で緩やかに右にカーブし、その後左にカーブして平野川大橋を渡って大阪市平野区に入る。

40.JR関西本線とR25をアンダーパス 41.平野警察署西交差点以南は片側3車線 42.阪神高速14号松原線の平野入口
 平野区に入ってすぐにJR関西本線の下をくぐり、直後にはR25・R165の平野警察署西交差点をアンダーパスする。平野警察署西交差点の案内標識は立てられているが、R479の南向きからR25の両方向ともに行く事はできない。同様にR25からR479豊中方面に行く事もできない。関西本線のアンダーパスの手前に側道があるが、そちらに進んでも線路を越えられず平野警察署西交差点に行く事ができない。
 平野警察署西交差点からの側道が合流すると片側3車線となる。阪神高速14号松原線の平野入口で3車線のうち右側の2車線が高架の下に、左側の1車線が側道とに別れる。平野入口から阪神高速に入るには左端車線を走っている必要がある。

43.大阪r5・r186流町1交差点は右端車線が右折専用車線になる 44.流町1交差点以南は本線2車線+側道1車線 45.側道合流後は片側3車線
 平野入口を通過すると2本の本線車線と1本の側道車線とに別れる。しかし本線車線のうちの右側車線は大阪r5・r186流町1交差点で右折専用車線になってしまうので、R479トレースには本線の左側車線を走っている必要がある。突然右折専用車線になる感があり、急に車線変更してくる車両が散見されるので左側車線を走っていても油断はできない。流町1交差点から南は意外にも本線2車線+側道1車線が続いている。阪神高速の高架の橋脚がなければ流町1交差点にちゃんと右折専用車線が追加で設けられていた可能性がある。その後平野入口が阪神高速の本線に合流するとその橋脚が必要なくなるため、通常の片側3車線の状態に戻る。

46.左端車線が左折車線として分岐 47.R309・大阪r179瓜破交差点を右折
 喜連瓜破出口の橋脚の手前で左端車線が橋脚の外側に分岐する。喜連瓜破出口が合流した直後にR309・大阪r179瓜破交差点を右折する。案内標識では直進がR309で右折がR479と案内されているが、厳密にはこれは誤りで右折もR309でなければならない。重複距離が200m程度と短いため余計な混乱を避けるためあえてR479と表示しているのだろう。ちなみに流町1交差点から瓜破交差点の間は市営地下鉄谷町線が走っている。

48.R309重複区間 49.R309喜連西池交差点
 瓜破交差点を右折してR309との重複区間に入るが、前述の通り約200m西の喜連西池交差点でR309が平野馬場・平野区役所方面に右折する。R309の平野馬場交差点〜喜連西池交差点とR479の平野警察署西交差点〜瓜破交差点は200m弱の距離をあけて並走している状態だが、道路状況としては明らかにR479の方が整備されている。その事は喜連西池交差点の案内標識でR309の行き先が平野馬場と平野市役所というローカルさからも想像できるだろう。

50.今里筋との湯里6交差点で右側車線が右折専用車線になる 51.近鉄南大阪線 52.長居公園の南側を走る
 瓜破交差点から続く片側3車線状態は大阪市東住吉区に入ってすぐの今里筋との湯里6交差点で右端の車線が2本の右折車線になる事で終わる。以降は片側2車線道路でほぼ真西の方角に進む。阪神高速の高架のようなカラーリングの近鉄南大阪線の高架をくぐる。その後少し走ると大阪r26長居公園東口交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、以降は長居公園の南側を走る。長居公園のある北側は東住吉区だが南側は住吉区となっており、ここでもR479が区境を走っている。

53.JR阪和線 54.大阪市住吉区南住吉 55.南海高野線
 大阪r28長居交差点を過ぎると長居公園から離れる。JR阪和線の高架をくぐり、2車線道路を西進する。大阪r30千躰交差点を過ぎてすぐに南海高野線を通過するが、これまでの鉄道とは異なり踏切となっている。南海高野線は通常5本/時間で最多7本/時間の電車が運行されている。

56.阪堺電軌阪堺線 57.南海本線 58.R26浜口交差点
 南海高野線の踏切が唯一の踏切ではなく阪堺電軌阪堺線も踏切となっている。こちらは通常13本/時間、最多20本/時間で運行されており、南海高野線以上に通勤時の渋滞が酷そうである。阪堺電軌の西からは大阪市住之江区に入り、南海本線の高架をくぐる。なお、南海本線は通常4本/時間、最多7本/時間と高架の割に運行本数は少ない。
 南海本線の高架から約300m西に進んだ所で終点のR26浜口交差点に至る。400番代後半の国道ながら山岳酷道的な要素は一切ないが、渋滞が酷く別の意味での酷道と言えなくもない。なお、稲津町交差点〜瓜破交差点は内環状線と呼ばれているが、瓜破交差点〜浜口交差点は長居公園通と呼ばれている。