国道476号
part3

R417交差点〜R157交差点
池田町→福井市→大野市

100.池田町市 101.福井r117交差点 102.横断歩道の線は4本
 R417との短い重複区間が終わってからも融雪水パイプが埋め込まれた1.8車線幅道路が続いている。越前市との境付近が分断されている福井r117との交差点を通過して稲荷橋を渡ると池田町の中心部を走る。中心部も道幅は狭いが、足羽川寄りにセンターライン付きの2車線道路が供用されておりバイパスとしての機能を持っている。そのため町の中心部を通っている割に交通量は多くない。

103.池田町の中心部を過ぎると快走路 104.福井r175交差点 105.町道との交差点の前後でずれている
 中心部を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路となり走りやすくなる。福井r175との交差点付近から若干狭くなるが町の中心部寄りは広い。r175交差点のすぐ先の町道との交差点は直進ながら前後で若干ずれている。

106.谷口集落 107.スノーシェッド 108.福井r2交差点
 1.8車線幅やや狭い道路で集落を通り抜ける。集落が途切れると同時にセンターラインが復活し、前述のバイパスとして機能している町道との交差点を通過する。足羽川沿いを走っていると短いスノーシェッドをくぐる。信号機のない福井r2との交差点を通過してからはr2が重複した状態となる。案内標識に福井まで31km、大野まで28kmとなっているが、後者はR476ではなくR158を利用した場合の数字と思われる。

109.現道との交差点を通過 110.新持越橋 111.持越トンネル
 左カーブを曲がって新持越橋を渡るが、カーブ部分に接続している道路は持越バイパスの現道である。案内標識も設置されておらず道なりに走っていればバイパスに進まされるが、ウオッちずではまだ国道扱いされていた(2021年7月時点)。足羽川の左岸を走っていると持越トンネルをくぐる。

112.持越バイパスは延伸工事が行われている 113.松ヶ谷集落 114.福井r34交差点
 持越トンネルを出ると工事現場を通過するが、おそらく持越バイパスを延伸する工事と思われる。足羽川の左岸を走っていると白粟橋を渡って松ヶ谷集落に差し掛かるが、集落内は2車線道路ながらやや狭苦しい。狭苦しい状態を脱して快走路を走っていると緩やかな左カーブを曲がりながら福井r34との交差点を通過する。r34は松ヶ谷宝慶寺大野宣という路線名で大野市まで繋がっているが、市町境を含む区間が狭いため大型車両は通行不能とされている。

115.福井市に入る 116.集落間にスノーシェッドあり 117.僅かながら幅員が減少
 福井r34との交差点を過ぎてすぐに松ヶ谷橋を渡ってから福井市に入る。県庁所在地に入ったとはいえ平成の大合併以前は美山町だった場所であり、福井市の中心部まで20km以上離れている。
 足羽川に沿って走っているとスノーシェッドが設置された右カーブを曲がる。それ以外は急なカーブもなくセンターライン付きの2車線道路のため走りやすい道路状況と言える。幅員減少の警戒標識が立っているが、歩道がなくなる程度で乗用車であれば難なく通行できる。

118.福井r2交差点を右折 119.「大型車(5Km先より車長8.0mをこえる車)通行不能」 120.緩やかな上り勾配の2車線道路
 R417との交差点から約11.5kmで福井r2交差点を右折する。起点の大野市は直進のr2に案内されており、R476には「大型車通行不能」という文字が確認できる。交差点の直後に河原橋を渡ると大型車通行不能の予告標識が設置されている。それによると5km先から車長8mを超える大型車が通行不能の対象だと分かる。
 河原橋を渡り終えると上り勾配となり左カーブを曲がる。右のヘアピンカーブまではセンターラインがなくなる箇所もあるが、道幅が2.0車線程度ある。ヘアピンカーブ以降は概ね走りやすい2車線道路となっている。

121.ロックシェッド 122.福井市上当見町 123.河内方面への市道との交差点
 上味見川に沿った谷筋を走っておりしばらくは集落のない場所を走る。谷筋から開けた場所に出てからは小さな集落を繋ぎながら東の方角に向かって走る。勾配は非常に緩やかでカーブも緩やかなものが多いうえに交通量が少ないため非常に走りやすい状況と言える。河内集落や聖徳寺方面への市道との交差点を緩やかな左カーブを曲がりながら通過する。この市道は擂鉢峠を越えて大野市まで繋がっているが車両が通行できる道路かは不明である。

124.福井市南野津又町 125.集落が途切れると狭くなる 126.道幅は1.5〜1.8車線程度
 上味見川の支流の野津又川の流域を走っていると福井県側最後の集落の南野津又集落を通り抜ける。家屋がある場所までは消えかけているとは言えセンターライン付きの2車線道路だが、集落が途切れるとセンターラインがなくなり道幅も狭くなる。道幅は1.5〜1.8車線と強烈に狭い訳ではないがヘアピンカーブが多く、車長8m以上の大型車の通行が規制されているのも納得できる。

127.こしょうずの湧水 128.カーブが多く見通しは悪い 129.南野津又隧道
 ヘアピンカーブ区間が終わって少し走るとこしょうずの湧水の前を通る。ふくいのおいしい水に選ばれているようで飲用も可能と思われる。よく手入れされており水を汲みやすい状態である。狭路のため路上に駐車する事はできないが、南野津又集落寄りのすぐ近くに乗用車2,3台が停められるスペースがある。そこから野津又川に下るとこしょうずの滝がある。
 源流付近の野津又川を渡ってからは等高線に沿った緩やかな勾配を上って行く。いくつかの急カーブを曲がった後に南野津又隧道をくぐる。トンネルには3.8mの制限高が設定されているが、事前の予告はされておらずここにきて初めて高さの制限がある事が分かる。大型車両が通行不能と警告されているため車高3.8m超の車両も来ないと考えられているのだろうか。

130.野津又隧道からはさらに狭くなる 131.ガードレールが足りていない 132.丁隧道
 南野津又隧道からも等高線に沿った緩やかな上り勾配の狭路を走る。見通しの悪いカーブは多いものの急なものは少ない。南野津又隧道から約1.3km、右カーブの先で丁隧道をくぐって大野市に入る。トンネルの手前には作業道のような道路が交差しており、交差点付近には石碑が立てられている事からそれなりに歴史のある道だと思われる。約1.5km北に新丁トンネルが存在しているが、それはR158のバイパスのトンネルである。なお、“丁”は“ようろ”と読む。

133.視界が開けている 134.交通量は極めて少ない 135.ヘアピンカーブ区間は1.0車線幅
 丁隧道を出た直後に左直角カーブを曲がる。正面にはこれから向かう大野市の市街地が見えている。直角カーブの先には制限高を示すバーが設置されているが、色褪せており数字を読み取る事ができない。トンネルの福井市側には設置されていない事から南野津又隧道と同じ3.8mと思われる。バーから先は生い茂った樹木によって視界を遮られる場所もあるが、福井市側に比べると開けているため日光の当たる場所も存在している。ヘアピンカーブ連続区間に入ると道幅が1.0車線幅にまで狭くなってしまう。

136.連続ヘアピンカーブで標高を下げる 137.酷道区間にもおにぎりあり 138.中丁集落
 連続するヘアピンカーブで標高を下げる。道幅は1.5車線幅と多少広くなる。丁隧道を出てから約3.4kmで視界が開けると同時に集落に入って右直角カーブを曲がって家屋に挟まれた1.0車線幅狭路を走る。なお、福井市の南野津又集落〜大野市の丁集落の間は冬季閉鎖区間である。

139.2車線快走路になる 140.R158交差点を左折 141.R158犬山交差点を右折
 中丁集落からはセンターライン付きの2車線道路となって田畑の間を走り抜ける。これまでの狭路酷道区間とは打って変わって平坦でカーブも少なく非常に走りやすい道路状況である。山裾を走っていると左カーブを曲がってR158交差点に突き当たる。信号機どころか案内標識も設置されていない交差点であり、100番台国道との交差点とあって起点と思ってしまうかもしれないが、この交差点は起点ではない。左折して直後の犬山交差点を右折して100m強の短い重複が終わる。かつては南に200m弱進んだ所から東に延びている道路がR476に指定されていたが、犬山交差点から東に延びるバイパスが開通して経路変更が行われている。

142.越前大野城が見える 143.市道との交差点を右折 144.右折側の道路が旧道
 犬山交差点からは新設のバイパスとあって平坦な直線道路なので非常に走りやすい。戌山橋を渡った直後に市道とのT字路に突き当たり、右折して大野市街方面に進む。このT字路から100m進んだ所で旧道との交差点がある。

145.水門の前を左折 146.狭苦しい2車線道路 147.めいりん南交差点を左折
 旧道と合流してすぐにセンターラインがなくなり、水門の前の交差点を左折しなければならない。案内標識が設置されておらず直進の道路も似たような道幅なので事前にルートを確認してないと真っすぐ進んでしまう可能性が高い。ソトバは設置されているが、池田町方面から走行してきた場合は確認しにくい位置にある。
 水門前のT字路からはセンターライン付きの2車線道路となるが車線幅が狭く蛇行しているため走りやすいとは言い難い。約400m走るとめいりん前交差点に至る。案内標識が設置されておらず直進の道路が2車線のためこのまま真っすぐ進んでしまいそうになるが、実は国道に指定されているのは左折して北に向かう道路である。事前にルートを確認していないと直進してしまう可能性が極めて高い。

148.有終西小学校の南東の交差点を右折 149.市道との突き当りを右折 150.結ステーション前交差点を左折
 めいりん前交差点を左折して100m弱先、有終西小学校の南東の交差点を右折しなければならない。この交差点にも案内標識が設置されておらず、数字が消えているソトバだけが頼りである。
 約100m東に進むと市道とのT字路に突き当たり、ここもソトバを頼りに右折する。さらに50m程南の結ステーション前交差点を左折する。この交差点を右折すると約100m西にめいりん前交差点に至る。つまり左折、右折、右折、左折という迷走ルートとなっているが、国道にこだわらなければただ真っすぐ進むだけ良いのである。

151.福井r240三番六間交差点 152.越前大野駅の手前で自転車通行帯が終わる 153.上神明交差点を左前方へ進む
 結ステーション前交差点からは自転車通行帯のある2車線道路を走る。かつては4車線道路だったが歩道を拡幅したうえで自転車通行帯が造られて車道は2車線道路に減っている。福井r240三番六間交差点を通過して少し走ると歩道を含む道路全体の幅が狭くなるが、自転車通行帯は続いている。自転車通行帯が終わると右カーブを曲がってJR越美北線の越前大野駅の前を通過する。
 ごく普通の対面2車線道路を走っていると上神明交差点を左斜め前方に進む。岐阜方面と金沢方面の道路はかつてのR157であり、この交差点はR476の起点であったが、R157大野バイパスの開通後に市道とR476に降格している。

154.かつてR157だった区間 155.東中交差点
 上神明交差点からも対面2車線道路が続いている。市街地と言える場所だが交通量はさほど多くない。約500m東で東中交差点を通過するが、ここから北西に延びている市道がかつてR157であった道路である。

156.「岐阜103km 金沢85km」 157.R157菖蒲池交差点
 東中交差点以降も平坦で直線的な2車線道路が続いている。清滝橋を渡って右カーブを曲がった後にR157R418菖蒲池交差点に至る。上神明交差点からの距離は約1.1kmである。大野バイパスに一本化される以前の上神明交差点はR418の起点でもあったため、R476の延伸に伴ってR418の起点も移動している可能性がある。もっとも移動していたとしてもR157岐阜方面に重複しているため案内標識に表記されておらずおにぎりも設置されていない。なお、R418が単独区間になるのは県境の温見峠を越えて岐阜県に入った、70km以上も離れた場所である。