国道472号
part6

高山市清見町麦島〜R156城南交差点
高山市→郡上市

267.麦島峠方向を撮影 268.右側が国道 269.舗装の境目が端点と思われる
 60km強、1時間強の迂回を経て旧清見村川の端点に到着する。こちら側の端点もR257走行時は西に延びる砂利道が国道色に塗られていたが、今回は塗られていなかった。もっとも国道扱いされていたとは言えチェーンが張られており車両での進入は不可能である。チェーンの手前に工事看板が設置されているが、これはバイパス工事のものではなく治山工事のものである。岐阜r73から来て直進する方向にも砂利道があるが、これは飛騨森林管理署が管理する林道である。それらの道路の分岐地点の傍の舗装とダートの境目が端点と思われる。

270.端点付近は1.0車線幅 271.沿線に集落あり 272.交通量は極めて少ない
 端点をから走行を再開すると1.0車線幅の狭路を走る。沿線に何もなかった旧庄川町側の端点と比べていくつかの家屋が建っている。定住者がいないものもあれば別荘のようなものもあり、その中には比較的新しいものも見られる。離合できない場所が多く集落があるものの交通量はほとんどない。

273.左カーブの先で橋を渡る 274.岐阜r73交差点を右折
 左カーブを曲がって馬瀬川に架かる橋を渡った先で岐阜r73交差点に突き当たる。案内標識は設置されていないが、左折がr73高山市街方面で右折がR472(実質R257)郡上方面である。端点からの距離は約800mである。迂回のために端点に進入する場合は信号機のない交差点を曲がらなければならないため通り過ぎてしまわないように注意を要する。

275.分断区間を挟んでR257と重複している 276.馬瀬川の流域を快走 277.楢谷集落
 三尾河交差点から分断区間を挟んでR257が重複しており、岐阜r73交差点の直後に串刺しおにぎりが立っている。迂回の際はこのおにぎりが目印になる。馬瀬川流域を走っておりアップダウンしているものの勾配は緩やかで急なカーブもないため非常に走りやすい。交通量は少ないが、紅葉期の休日は混雑する事もあるようだ。家屋が点在する楢谷集落を走っていると岐阜r453交差点を通過する。

278.栃洞橋 279.高山市清見町大原 280.R257交差点
 短いロックシェッドをくぐり、馬瀬川を何度も渡りながら南下を続ける。対岸にある狭路が旧道と思われる。大杉橋を渡ると比較的開けた場所にある大原集落を走行する。大原集落の南部でR257交差点を通過して単独区間となる。富山県富山市でR471に重複して以来、R360R41R158そしてR257と上位国道との重複が続いたが、その距離は100kmを超えている(分断区間を除く)。

281.道の駅「パスカル清見」 282.坂本峠旧道は閉鎖されている 283.坂本トンネル
 R257交差点を過ぎて少し走ると道の駅「パスカル清見」を通過する。天気の良いお盆休み期間中だったため多くの車両で賑わっていた。道の駅を過ぎると沿線の建物がなくなり緩やかな上り勾配となる。坂本峠を越える旧道との交差点を通過するが、交差点のすぐ傍のゲートが閉鎖されており進入できなくなっている。坂本トンネルはかつては有料道路であったが、償還の終わった2010年に無料開放され、その後に旧道が閉鎖されたようである。なお、旧道は1.0車線幅で急カーブが多い峠道でかなりの酷道区間であった事を付け加えておく。
 旧道との交差点のすぐ先で坂本トンネルに入る。このトンネルは市境のトンネルであり手前に郡上市の境標識が設置されている。坑口の左側に見えるのが坂本峠を越える旧道である。

284.「ブレーキテスト」 285.「下り7%勾配」 286.左ヘアピンカーブを曲がる
 坂本トンネルを出ると坂洞橋と水沢上橋、多形橋を次々に渡る。かつては有料道路だったため線形は良いが勾配は7%とやや急である。左のヘアピンカーブを曲がるがセンターライン付きの2車線道路なので走りにくさはさほど感じない。

287.並走する市道はアップダウンが激しい 288.料金所跡を通過 289.坂本大橋
 ヘアピンカーブからも急勾配が続いている。駐車帯が設置されている場所を通過するが、おそらく料金所の跡と思われる。幾分か勾配が緩やかになり急カーブもなくなるため走りやすくなる。ヘアピンカーブが連続している1.0車線幅狭路の旧道とは比べ物にならないほど走りやすい。

290.旧道との交差点を通過 291.小保木集落 292.三原橋
 7%の勾配を下って大村橋を渡った先で坂本峠を越える旧道との交差点を通過する。沿線には集落が存在するため左折は可能だが、こちら側も峠の入口にゲートが設置されていて進入できない。旧道と合流してからも道路状況が悪くなる事もなく走りやすい2車線道路が続く。吉田川流域の小さな集落を通り抜けながら緩やかな勾配を下り続ける。

293.鍛冶屋谷橋 294.「郡上八幡18km 岐阜73km」 295.二間手集落
 中央分離帯のある鍛冶屋谷橋を渡った後に岐阜r86交差点を通過する。その後も吉田川に沿った下り勾配の2車線快走路が続いている。郡上市と高山市のそれぞれの中心部を結ぶルートではあるが交通量は少ない。

296.道の駅「明宝」 297.岐阜r82交差点 298.明宝大橋
 旧明宝村の中心部だった場所を走っていると道の駅「明宝」を通過する。その後緩やかな勾配を下っていると岐阜r82交差点を通過して明宝大橋を渡る。r82は分断区間が存在するが道路そのものは繋がっており旧白鳥町まで行く事ができる。左カーブを曲がって緩やかな勾配を下っていると岐阜r320小久須見交差点を通過して神谷橋を渡る。以降は右岸のR472と左岸のr320で吉田川を挟む形で南下する。

299.ゆずり車線区間にはラバーポールが設置されている 300.吉田川の右岸を走る 301.「岐阜61km 郡上八幡6km」
 勾配はさほど急ではないが距離が長いため上りとなる反対側車線にはゆずり車線が設置されている。その区間はセンターラインにラバーポールが設置されている。ゆずり車線が終わってからも走りやすい2車線道路が続いている。対岸の岐阜r320の沿線には多くの家屋が建っているが、R472の沿線には少ない。

302.郡上市八幡町初納 303.久しぶりのコンビニ 304.郡上市の市街地に近付く
 市営初納団地付近を通り過ぎると周辺の家屋が増えてくるが、道路状況に変化はなく走りやすい2車線道路である。市の中心部に近付くため商業施設も増えるが市街地と呼べるほどではない。

305.下小野交差点を左折 306.R256八幡大橋南交差点を右折
 郡上市の市街地の東で市道との下小野交差点に突き当たり、左折して岐阜・下呂方面に進む。吉田川に架かる八幡大橋の南詰でR256八幡大橋南交差点に突き当たる。案内標識にR472のおにぎりは表記されていないが、右折して岐阜・白鳥方面に重複している。

307.郡上市の市街地を走る 308.乙姫トンネル 309.R256・R472の串刺しおにぎりあり
 八幡大橋南交差点のすぐ先で岐阜r320交差点を通過する。その後郡上市役所の前を通るが、山裾に位置しており駅や中心部から少し離れている。市役所から程なくして乙姫トンネルをくぐる。市街地の南の山裾を走っており沿線の建物の数の割に交通量は多い。

310.交通量は増える 311.R156・R256・岐阜r327城南交差点
 長良川鉄道の郡上八幡駅の北でR156・R256・岐阜r327城南交差点に至る。この交差点がR472の終点である。案内標識にはR156しか表記されていないため、R256も起点もしくは終点に思えるが、R156の岐阜方面に重複している。

 楢峠と言えば格上(?)の国道のR471の酷道峠として有名だが、楢峠を除けば酷道区間のほとんどないR471に比べると他に酷道区間を有するR472の方が酷道度は高い。なお、迂回を含めて走破には6時間半ほど掛かっている(参考までにR471は4時間半程度)。