国道448号
part4

R220交差点〜鹿児島r542交差点
大崎町→東串良町→肝付町

140.交通量は激減 141.右折すると道の駅「くにの松原おおさき」 142.大崎町横瀬
 R220から分岐して単独区間になると交通量が激減する。道路状況は平坦かつ直線的で見通しの良い2車線道路である。約1.7km走ると道の駅「くにの松原おおさき」の裏手を通過する。防砂林(?)区間が終わると集落の中を通り抜ける状態になるが、歩道も設置されているため走りやすいという点において変化はない。

143.東串良町川東 144.大型トラックには狭い2車線道路 145.集落内の1.5車線道路
 歩道がなくなってから程なくして町境を越えて東串良町に入る。東串良町においても2車線道路が続いているが、家屋が密集している箇所は大型トラックには少々狭く感じられる幅である。柏原集落に入るとセンターラインがなくなり1.5車線幅にまで狭くなってしまう。比較的規模の大きな集落を通っているため、通学路にもなっているようで路側帯は緑色に塗られており片方にはラバーポールが設置されている。

146.鹿児島r541柏原小入口交差点を左折 147.柏原小入口交差点からも2車線 148.町道との有明橋口交差点を右折
 センターラインが復活し、それまでの平坦な状態から急に下り勾配となり、下り切った所で鹿児島r541柏原小入口交差点に突き当たる。R448は案内標識に従って左折する。柏原小入口交差点からは平坦で走りやすい2車線道路を約500m進み、有明橋口交差点を右折する。ここの案内標識には内之浦ロケットセンターが表記されている。

149.有明橋 150.鹿児島r539波見交差点を左折 151.正面の海上に見えるのは志布志石油備蓄基地のシーバース
 有明橋口交差点という名称が示す通り交差点からすぐに有明橋を渡る。その下を流れる汐入川が町境であり、肝付町に入る。中洲のような場所を走っていると左にカーブして第二有明橋で肝属川を渡り、南詰の鹿児島r539波見交差点を左折する。肝属川の河口付近の右岸を走っていると右にカーブして海岸線を走るようになる。沖合には志布志石油備蓄基地という埋立地がある。

152.水が勢いよく流れている 153.「越波注意」 154.越波対策済み
 波見交差点以降の海沿い区間は海面との高低差が多少あるものの太平洋に面しているせいか越波に注意を促す警告標識が立てられている。柳井谷集落では越波対策として雪国によく見られる防雪柵のようなものが設置されている。

155.一ッ松集落 156.海岸沿いを走っている雰囲気ではない 157.仮屋集落には有明小学校あり
 海沿いの集落を繋ぎながら2車線道路を走る。硯石集落を過ぎると勾配を上って海面より高い位置を走るようになる。緩やかにアップダウンしているが車であればさほど気にならない程度の勾配である。むしろ急カーブが多いのが気になる。カーブは集落の中であろうと外であろうと連続している。

158.集落内でも急カーブが多い 159.線形改良されてカーブが直線化されている 160.ふれあいパーク内之浦には人工衛星自動追尾アンテナがある
 いくつもの急カーブを通りながら集落を通り過ぎる。山下集落を通過するとしばらく集落が途切れた状態を走っており、道路も改良しやすいのか線形が改良されて走りやすくなっている。旧道と交差しながら2車線快走路を走っていると高崎の根元でふれあいパーク内之浦を通過する。トイレのある駐車スペースの志布志市寄りの海側には人工衛星追跡用自動追尾アンテナが2基設置されている。フェンスも何もない道路脇に置かれているものが現役の訳もなく、1966年(昭和41年)から1987年(昭和62年)の間に運用されたものが展示されているだけである。

161.小串集落 162.小串トンネル 163.崩落復旧現場
 勾配はほとんどないもののカーブの多い2車線道路を走る。概ね海沿いと言える場所を走っているが、標高は意外に高く150m程度の場所を走っている。小串集落は海寄りの斜面に家屋が集中しており国道沿いの家屋は少ない。小串公民館を通過して少し走ると旧道との交差点を通過して小串トンネルをくぐる。旧道は沿線に家屋があるため閉鎖されていないが、家屋があるのは両坑口の国道近くのため大部分は管理されていないように思える。小串トンネルを出てすぐに巨大土嚢が積まれた場所を通るが、その山側を見ると結構な規模で崩落が起こった模様。

164.山肌から砂が流れ出たらしい 165.海沿いを走る 166.肝付町北方
 小串集落から南は崩落現場もあるが、その他にも斜面から土砂が流出したと思われる場所が2ヶ所程あった。走行したのはゴールデンウィークであって台風の時期ではなく、数日前までさかのぼっても大雨が降ったという情報は得ていない。垂水集落を通り抜けてからは50m程度の標高を走っている。旧内之浦町の中心部に近付くと緩やかに下って標高を下げて海面に近付く。水尻川を渡ると旧内之浦町の中心部に差し掛かる。

167.内之浦橋 168.鹿児島r548交差点を道なりに右へ進む 169.旧内之浦町の中心部を離れていく
 沿線に家屋が建ち並ぶ旧内之浦町の中心部を走っていると内之浦橋を渡り、肝付町内之浦総合支所の前を通過する。家屋と商店が混在する間を走っていると鹿児島r548との交差点を道なりに右へ進む。交差点でもセンターラインが引かれており、道なりとは言いながらも右折に近い進み方をする。その後しばらくは家屋が建ち並んでいる間を走る。

170.上り7.5%勾配 171.登坂車線 172.内之浦宇宙空間観測所の34mパラボラアンテナ
 広瀬橋を渡ると沿線の家屋がなくなり上り勾配になる。勾配は7.5%とやや急で、カーブも急なものが多いながらも曲線半径は大きいためさほど走りにくいとは感じない。青い高欄のヴィーナスブリッジを渡った直後に登坂車線が現れる。ヴィーナスブリッジとは大層な名称だと思ってしまうが、次の橋はマーズブリッジで、以降ジュピターブリッジ、サターンブリッジ、ユーラナスブリッジと惑星の名前が付けられている。なぜ惑星と思ってしまうが、近くにある内之浦宇宙空間観測所にちなんでいる事は想像に難くない。なお、国道を走っていても宇宙空間に向けられた巨大なパラボラアンテナを視認する事ができる。

173.登坂車線が終わる 174.美濃峠 175.美濃峠の南側に内之浦宇宙空間観測所の出入口あり
 登坂車線が終わってからもやや急な勾配が続いているが、程なくして美濃峠を越える。切通しとなっているこれと言って特徴のない峠だが、南側には内之浦宇宙空間観測所の出入口がある。入口には簡易ゲートがあり、受付を済ませないと中に入れないようになっている。

176.美濃峠からの下り勾配は緩やか 177.整備された快走路が続く 178.宮原ロケット見学場
 美濃峠を越えると下り勾配となるが、等高線に沿っているため勾配は非常に緩やかで、橋梁が多く線形は改良されている。カーブは多いものの交通量の少ない2車線道路のため快走路と言える。美濃峠から約3.0km走ると宮原ロケット見学場を通過する。見た感じはただの駐車場でロケット発射場まで距離があるのだが、ロケット発射時には美濃峠を含むR448に通行規制が敷かれるため、この見学場から見る事になる。

179.海の向こうの陸地に道路があるのが視認できる 180.標高50m付近を走る 181.岸良集落には砂浜あり
 宮原ロケット見学場以降は勾配は緩やかなままながら急カーブが多くなる。川口集落を通過するとこれまで見えなかった海が見えるようになるが、海面との高低差は50mくらいある。比較的規模の大きな岸良集落に向かって海を見ながら緩やかに下っていく。

182.肝付町港 183.集落の中心部に狭路が残る 184.鹿児島r542交差点を左折
 標高が下がると同時に集落に入って家々の間を走る。岸良中学校の南側にはセンターラインのない1.5車線幅狭路が残っているが、交通量が少ないため対向車もなく通行する事ができた。海水浴ができそうな砂浜がある事から夏期には交通量が多いのかもしれない。岸良中学校と岸良小学校のほぼ中間で鹿児島r542との交差点を左折する。

 中途半端な位置だが、このまま続けると長くなりすぎるため一旦ここでパートを区切る。

国道448号 part5