国道439号
part7

R197北川交差点〜R381田野々交差点
津野町→四万十町

300.北川交差点からは狭路 301.集落内の1.0車線狭路 302.市道との交差点を一旦停止してから直進
 北川交差点を左折してR197から分岐して単独区間となった途端に1.5車線幅と狭くなってしまう。大田集落に入るとさらに道幅は狭くなる。集落内の1.0車線狭路を走っていると少しだけ勾配を上って町道との交差点に至る。この町道は北川2号橋の南詰でR197・R439に交差していた道路で、国道に一時停止の義務があるという事は町道の方が走りやすい道路という事だろう。

303.広狭が混在している 304.香城集落 305.「落石注意」
 町道との交差点からは異常気象時通行規制区間に入る。矢筈トンネル区間と同じ連続雨量50mm超、時間雨量200mm超で通行止となる。道幅は1.0車線幅と狭いが、家屋がない場所は既に改良されておりセンターライン付き2車線道路になっている。香城集落に入るとセンターラインがなくなり1.0車線幅となり、以降は1.0〜1.5車線幅の狭路となる。惰行する北川に沿っているためカーブは多いが勾配はほとんどない。

306.小さな集落を繋いでいる 307.檮原町に入る 308.檮原東津野林道との交差点
 北川に沿って存在する小さな集落を結びながら交通量もひと気もない山間部の狭路を走る。鬱蒼とした杉林の日当たりの悪い状態を走っていると町境を通過して檮原町に入る。檮原町に入ってすぐに右ヘアピンカーブを曲がり、北川に沿ってカーブしながら狭路を走る。北川の支流の高野川に架かる橋の手前で檮原東津野林道との交差点を通過する。林道に檮原町役場が案内されているが、この林道はただの山岳林道ではなく緑資源幹線林道という舗装済みの林道である。

309.異常気象時通行規制区間の終点 310.北川の左岸に移る 311.影野地集落
 林道との交差点からは高野川沿いを走り、その高野川が北川に合流する付近で異常気象時通行規制区間が終わる。その後2車線快走路になる、というのがよくあるパターンだが、ここでは道幅も周辺の風景も一切変わらない。S字状にカーブして北川を渡って左岸に移ってからも道路状況に変化はなく、1.5車線幅の狭路を川に沿って走る。ガードレールのない区間も多いが、落ちても死ぬ可能性は低いだろう。

312.「大正37km 中平7km」 313.大野地バス停(?)にはすごい場所にトイレがある 314.大野地以西は集落が途切れる
 惰行している北側に沿って走っていると大野地バス停(?)を通過する。バスの待合所と思われる建物は男性用小便器が外に付けられているという斬新な造りをしている。大便器は小便器に隣り合うように建物内に設置されていると思われるが、中を見る勇気はなかった。
 バス停のすぐ先に町道が交差しているが、町道の先に大野地集落がある。この大野地集落からはしばらく集落が途切れてしまう。そのせいという訳ではないだろうが、ガードレールの設置率は低くなったように感じられる。

315.路面に落石・落木が目立つようになる 316.単なる拡幅工事ではなくかなりの大規模な工事見えたが… 317.こちらは拡幅工事?
 平坦だがカーブの多い狭路をひたすら走る。舗装のひび割れや凹凸はないがさすがに落石や落木の類が皆無ではない。初瀬ダムの南東で工事現場を通過したが、対岸に重機を置けるようにしておりかなり大規模な工事であった。さらに進むと2ヶ所目の工事現場を通過するが、こちらは単純な拡幅工事のように見えた。

318.檮原川第二発電所の対岸を通過 319.高知r26交差点 320.中平トンネル
 北川の左岸を走っていると檮原川第二発電所の対岸を通過し、左にカーブした先でセンターラインが現れる。2車線道路になってすぐに高知r26との交差点を通過し、さらに進むと中平トンネルをくぐる。1995年頃に開通したトンネルだが、旧道も一部は少し荒れているものの通行可能なようである。

321.八百轟橋 322.高知r322交差点 323.狭くなってから異常気象時通行規制区間が始まる
 中平トンネルを出た直後に日ノ地橋を渡り、さらに八百轟橋を渡る。高知r26交差点からは北川が檮原川に合流しており、檮原川の流域を走っている。久保谷川を渡ってすぐに高知r322との交差点を通過する。r322交差点付近には食事処(パン屋)や物産展、ガソリンスタンドがある。
 その後も2車線快走路が続いているが、松原集落を通り過ぎるとセンターラインがなくなり1.5車線と狭くなってしまう。そして異常気象時通行規制区間の起点を通過する。この区間も時間雨量50mm超。連続雨量200mm超で通行止となる。

324.檮原川沿いを走る 325.日当たりは良くない 326.影地集落
 高知r26以北の狭路区間と同じような道路状況が続いている。舗装状況は比較的良好で交通量が極めて少ない。離合できない1.0車線幅区間もあるが、その割合はさほど多くない。影地集落は家屋が密集しているという訳ではないが、拡幅されておらず1.0車線の軒先酷道の雰囲気がある。

327.「大正22km」 328.四万十町に入る 329.町境から近い場所に集落がある
 大正まで22km地点を通過すると足川川を渡るが、その川が町境となっており四万十町に入る。四万十町に入ったからと言って道路状況は周辺の風景に変化がある訳でもなく、檮原川沿いの狭路を走る。町境からさほど走らないうちに集落を通過するが、家屋が密集している訳ではないが、1.0車線と非常に狭い。集落を通り過ぎて少し進むと宗海橋という吊橋の南詰を通過する。自動車は通行できない橋だが、対岸の数軒の家屋との往来に利用されている。

330.路肩に落石が溜まっている 331.見通しの悪い狭路が続く 332.下津井橋東詰を左にカーブ
 檮原川に沿って平坦な狭路をひたすら走り続ける。ヘアピンカーブのような急カーブはないが、小刻みなカーブが多く見通しは良くない。檮原川の幅が広くなり津野ダムによるダム湖になった所で下津井橋の東詰を左にカーブする。四万十市から逆方向に走行する場合はY字路となるが、左の下津井橋の方が広いため案内標識を見ていないと左折してしまうかもしれない。

333.下津井集落 334.ダム湖畔も狭い 335.時間制限通行規制は解除されていた
 下津井橋の東詰からは下津井集落を通過するが、直線ながら道幅は1.0車線と狭い。集落を通り過ぎてからも1.0〜1.5車線狭路が続いている。木々に視界を遮られているが、一応はダム湖畔を走っている。一般的にダム湖畔はダム建設に伴って整備されて走りやすい道路になっている事が多いが、R439ではまったくそのような事がない。

336.おにぎりは支柱を挟んで設置されているものが多い 337.舗装を張り替えても拡幅はされていない 338.津賀ダム
 ダム湖畔を走っているためかガードレールの設置率は高く、転落の可能性はほとんどないだろう。下津井橋の東詰から約7.8kmで津賀ダムの脇を通過する。ダムの天端を車両で通行できるが、6tの重量制限がある。ちなみにダムの手前に公衆トイレがあるが、建てられてさほど時間が経過していないようで大野地バス停のトイレよりもかなりきれいである。

339.大正まで12km 340.古味野々集落 341.草が刈られているだけで随分走りやすくなる
 津賀ダムを通過して道幅が広くなる、という事もなく1.0〜1.5車線幅の狭路が続いている。集落があってもなくても道幅に変化はない。ちなみに下津井集落から南は檮原川の対岸には大正森林鉄道の跡がある。

342.法面崩落跡(?)だけ広くなる 343.木屋ヶ内集落 344.いくつかの集落を通過して以降も狭路区間は終わらない
 狭路を走っていると急に道幅が広くなり、快走路区間が始まるかと思ってしまうかもしれないが、すぐに元の狭さに戻ってしまう。おそらく法面崩落の復旧の際についでに拡幅されたのだと推測される。木屋ヶ内集落も1.0車線狭路のままで通り抜け、その後も同じ道幅が続いている。

345.異常気象時通行規制区間の終点 346.2車線区間が始まる 347.小石トンネル
 檮原町から続く異常気象時通行規制区間の終点を通過してすぐに左にカーブして架橋工事現場の脇を通過する。対岸の1軒の家屋のためだけの橋にしては立派過ぎるので、R439のバイパスの橋かもしれない。No.316の写真の大規模な工事はトンネル主体のバイパス工事の一部なのだろうか。
 架橋工事現場を過ぎて少し進むとセンターライン付きの2車線道路になる。この2車線区間はすぐに終わる事もなくしばらく快走路が続いている。檮原川が蛇行している部分は小石トンネル、小石清流橋、江師トンネル、江師鮎踊橋で直線的に通過する事ができる。

348.R381交差点を直進 349.JR予土線 350.旧大正町の西を走る
 緩やかな左カーブの先でR381との交差点を通過する。R439は案内標識に表記されていないが、直進して須崎・四万十町役場方面に進む。その2ヶ所ともR381の行き先として表記されているのであってR439は通過していない。
 R381交差点を過ぎても道路状況は変わらず走りやすい2車線道路が続いている。JR予土線の橋梁の下を通過すると旧大正町の中心部の東側を通過する。中心部の南部で檮原川が四万十川に合流し、以降は本流の四万十川沿いを走る。

351.四万十川沿いを快走 352.轟崎集落 353.R381田野々交差点を右折
 旧大正町の中心部を通り過ぎてからも平坦かつ緩やかなカーブの2車線快走路が続いている。轟崎集落の南でR381田野々交差点を右折してR381から分岐する。交差点の南西に道の駅「四万十大正」があるが、R439に面している場所に出入口は造られていないため、R381須崎方面に少しだけ進まなければならない。ここでようやく終点の四万十市が案内標識に現れてきたが、杓子峠という酷道区間がまだ残っている。

国道439号 part8