国道438号
part4

R192大須賀交差点〜R11川津交差点
つるぎ町→美馬市→
→まんのう町→丸亀市→坂出市

198.道の駅「貞光ゆうゆう館」 199.吉野川の堤防の内側を走る 200.R192貞光交差点を右折
 大須賀交差点からはR192との重複区間を西に向かって走る。北には吉野川が流れており、その堤防の内側を通っている。道の駅「貞光ゆうゆう館」の前を通って少し走って貞光交差点を右折すると重複区間が終わる。大須賀交差点〜貞光交差点の距離は約1.2kmである。

201.美馬橋 202.美馬市美馬町大宮西 203.徳島r12天神交差点を右折
 貞光交差点の直後から美馬橋で吉野川を渡って再び美馬市に入る。橋を渡ってからも北の方角に向かって走り、短い勾配を上った先の徳島r12天神交差点を右折する。大須賀交差点と貞光交差点では坂出は案内標識には記載されずに別の小さな標識が付けられていたが、この交差点には案内標識に記載されている。

204.徳島r12が重複している 205.徳島r12交差点を左折
 天神交差点を右折して徳島r12が重複している状態を東に向かって走る。r12は吉野川北岸の幹線道路とあって交通量は多い。そのせいかどうかはわからないが、r12の単独のヘキサが設置されている反面、おにぎりは設置されていない。約400m東の交差点を左折して坂出・竜王山方面に進む。直進には鳴門しか案内されていないが、徳島市に行く事も可能である。

206.県境に向かう緩やかな上り勾配 207.E32徳島道・美馬IC 208.「坂出42km 琴南21km」
 徳島r12交差点を左折すると正面に県境の山々が見えるようになり、道路も上り勾配となる。鍋倉大橋を渡ってやや急な右カーブを曲がるとE32徳島道の鍋倉谷川橋の下で美馬ICを通過する。本線の橋梁の直後のため見えにくいが信号機が設置された交差点で、インターチェンジへの左折は常時可能である。
 美馬ICの直後に信号機のない交差点があるが、ここから北に延びる道路はR438の旧道である。1.0車線幅区間も存在しており、現役時は酷道と言える道路状況であったと思われる。なお、市道に降格して年月が経過しているが、2021年5月に撮影されたストリートビューでもおにぎりが確認できる。

209.勾配は急だが道路状況は良い 210.猿坂集落 211.「上り10%勾配」
 整備された2車線道路を左、右と曲線半径の大きなヘアピンカーブを曲がる。勾配もやや急ながら旧道時代に比べると格段に走りやすくなっている。猿坂集落を過ぎると沿線の家屋が途切れるが、その区間に10%の急勾配がある。

212.急カーブが多い 213.正面の斜面に見えるのは立見山集落 214.旧道との交差点
 野田ノ井集落に差し掛かると急カーブが連続するようになるが、センターライン付きの2車線道路なのでさほど走りにくさは感じない。ただし、上り勾配が長く続いているものの登坂車線が設置されてていないため、前走車が遅い場合はストレスの溜まる走行を強いられる可能性がある。竜王山に向かう道路との交差点を通過するが、この市道はR438の旧道に当たる。

215.野田ノ井トンネル 216.三頭トンネル 217.香川県まんのう町に入る
 野田ノ井トンネルを出たすぐに次の三頭トンネルをくぐって香川県まんのう町に入る。三頭トンネルが県境を貫いており、全長は2648mと長大である。R438が制定された当初は県境の前後が点線区間のため車両での往来はできなかったが、1997年に三頭トンネルが供用されて分断が解消された。トンネルを出た直後に香川r154との交差点を通過するが、ハーフインターチェンジのような構造のため、美馬方面からr154へ、r154から美馬方面への行き来はできない。なお、r154の一部は三頭トンネル供用以前の旧道でもある。

218.道の駅「ことなみ」 219.美霞洞トンネル 220.緩やかな勾配とカーブ
 三頭トンネルを出て約600mで道の駅「ことなみ」を通過して美霞洞トンネルをくぐる。トンネルには川沿いの旧道らしき道路があるが、道の駅から続く遊歩道になっており、美霞洞渓谷を楽しむ事ができる。ちなみに美霞洞は“みかど”と読む。
 渓谷を形成する明神川の谷筋を走っており、徳島県側に比べると勾配もカーブも緩やかで走りやすい。異常気象時通行規制区間の終点を通過するが、対象区間の延長は1.7kmである事から県境は含んでおらず道の駅付近までと思われる。時間雨量(30mm超)と連続雨量(150mm超)に加えて積雪深が20cmを超えた場合も通行止になる。

221.林集落 222.林橋 223.香川r108交差点
 林集落には右、左の急カーブがあり勾配も若干急になる。林橋を渡って明神川の左岸を走っていると香川r108交差点を通過する。r108に徳島県三好市三野と案内されているが、r108は県境の前後が分断されており、広域農道等を利用して越県する事になる。

224.勝川橋 225.土器川の流域を下る 226.犬馬場橋
 緩やかな右カーブを曲がって勝川橋を渡ると土器川の右岸に移り、川に沿いながら緩やかな勾配を下って行く。道路状況の割に交通量は少ないため走りやすく感じる。犬馬場橋を渡って左岸に戻るが、この橋は上下線が分離している。

227.香川r39交差点 228.交通量は少ない 229.天川神社の三本杉
 犬馬場橋から少し進むと香川r39交差点を右にカーブしながら通過し、以降もこれまでと同じ下りではあるもの勾配が随分か緩やかになる。天川神社の近くで上下線が分離するが、その間に三本杉と呼ばれる杉の巨木がある。樹齢は700年とも言われ、国道を拡幅する際に伐採しないで済むように上下線を分離する構造にしたようである。

230.旧道との交差点 231.香川r17内田交差点 232.土器川沿いを快走
 天川神社を過ぎると勾配がなくなって平坦になる。旧道と思われる市道との交差点を通過して少し走ると香川r17内田交差点を通過する。交差点付近が旧琴南町の中心部だが、狭くなる事もなく走りやすい道路状況である。旧道らしき道路と合流してからは土器川に沿って走る。

233.川の反対側にバイパスが開通 234.香川r199交差点 235.炭所大橋
 土器川に沿って走っていると川の反対側に造られた短いバイパスを通過する。川沿いだった道路は既に進入できなくなっていた。香川r199交差点を通過して炭所大橋を渡って右岸に移る。この後しばらくは対岸にr199が並走している。

236.「R18.8」 237.「坂出19km」 238.土器川の右岸を走る
 炭所大橋を渡り終えてすぐに「R18.8」とペイントされているのが確認できる。徳島県内の山間部区間で見られた路面表示のキロポストに見えるが、そうであれば「R438-18.8」となるはずである。18.8という数字が距離を示すとすれば終点の川津交差点までの距離と推測できるが、17km弱と若干差がある。坂出市役所までであればちょうど18.8kmくらいである。

239.香川r190交差点 240.「R17」 241.天神集落
 土器川の右岸を北西に向かって走っていると香川r190交差点を通過する。左折して長炭橋を渡ると香川r199との交差点がある。その後もしばらくは土器川にすぐ傍を走るが、川から離れると歩道がなくなってしまう。とは言うもののセンターライン付きの2車線道路で勾配もカーブもほとんどないので歩行者や自転車等がいなければ走りやすい。

242.200m先に右直角カーブがあるように見えるが… 243.香川r46・r197長尾交差点を右折
 城山の山裾の平坦な2車線道路を走っていると香川r46・r197長尾交差点に至り、右折して坂出方面に進む。200m手前の案内標識には直角カーブがあるかのような描き方だが、実際はよくある十字形状の交差点である。

244.「坂出14km」 245.丸亀市に入る 246.香川r195交差点
 長尾交差点からは北の方角に向かって走り、打越池の南東で市町境を越えて丸亀市に入る。池の東岸を走り終えると香川r195交差点を通過する。右折して市道を走るとレオマリゾート(NEWレオマワールド)に行く事ができる。

247.丸亀市綾歌町岡田上 248.香川r278岡田下交差点 249.高松琴平電鉄・琴平線
 香川r195交差点からも見通しの良い2車線道路が続いている。香川r278岡田下交差点を通過した後に高松琴平電鉄琴平線を越える跨線橋を通過する。線路の手前の勾配は4%とさほど急ではないが、奥の勾配は10%とかなり急である。

250.香川r282岡田交差点 251.R32・R377中新田交差点
 跨線橋の急勾配を下り切ると香川r282岡田交差点を通過し、その直後に香川r47交差点を通過する。2つの交差点は数十メートルしか離れておらず、岡田交差点には信号機が設置されている一方でr47交差点には設置されておらず主要地方道との交差点には見えない。
 2つの県道との交差点から程なくしてR32R377中新田交差点を通過する。案内標識にR377のおにぎりは表記されていないが、R32の高知・高松の両方面に重複している。なお、岡田交差点で交差しているr282はR32の旧道である。

252.ガードレールにおにぎりシールが貼られている 253.R438岡田バイパスとの岡田下交差点 254.王子神社付近に急カーブあり
 中新田交差点からも対面2車線道路が続いているが、交通量が明らかに増えているのが分かる。約600mでR438岡田バイパスとの岡田下交差点を通過するが、このバイパスはR32より南の区間が供用されていない。
 讃岐富士と呼ばれる飯野山を正面に見ながら住宅地の中の2車線道路を北上していると、王子神社付近で連続している急カーブ区間を通過する。それ以外に急カーブはなく走りやすい道路状況である。

255.讃岐富士を望む 256.香川r22島田交差点 257.歩道のない2車線道路
 王子神社からしばらくは平坦な直線道路を走る。緩やかな右カーブ辺りで沿線の建物が増える。交通量が多く歩道がないため若干の走りにくさを感じる。香川r22島田交差点を過ぎてからも道路状況に変化はない。

258.香川r18川原交差点 259.「坂出5km E30瀬戸中央道4km 国道11号4km」 260.R438飯山バイパスとの交差点を右折
 建物が密集する中を走っていると西側に歩道が現れた後に香川r18川原交差点を通過する。大束川の傍の左カーブの先でR438飯山バイパスとの交差点に至る。岡田バイパスとの交差点と同様に案内標識が設置されていないが、右折して坂出方面に進む。この飯山バイパスも全線供用には至っておらず、香川r22より南の区間が未供用で現在は工事中である。

261.飯山バイパスとの交差点からは片側2車線 262.坂出市に入る 263.香川r191井手ノ上交差点
 飯山バイパスとの交差点からは片側2車線道路になり、讃岐富士の東の山裾を走る。坂出市に入った直後にE11高松道の大束川高架橋をくぐる。高架橋の下で香川r191交差点を通過して100m北でもr191との井手ノ上交差点を通過する。

264.香川r189・r191六反地交差点 265.角山を望む 266.R11・R319・香川r19川津交差点
 片側2車線道路を北上していると香川r189・r191六反地交差点を通過する。E11高松道付近で2ヶ所交差していたr191だが、ここで交差しているのは東に300m程しか県道に認定されておらず、中途半端な区間だけ供用されたバイパスの可能性がある。
 坂出市の市街地の手前にある角山を望みながら片側2車線道路を走っていると緩やかな右カーブを曲がり、その先でR11R319・香川r19川津交差点に至る。この交差点がR438の終点である。起点もR11との交差点であったが、両交差点間の距離はR438が約160km、R11が約100kmである。距離もさることながら道路状況もR11の方がはるかに良いため時間も圧倒的にR11の方が短くすむ。なお、R319はこの交差点が起点で、R11松山・丸亀方面に重複している。