国道434号
part2

R375交差点〜R261打道交差点
三次市→安芸高田市→北広島町

36.R375旧道との交差点 37.R434(R433)旧道との交差点を道なりに左へ進む 38.式敷大橋を渡って安芸高田市に入る
 R375から分岐してもR433との重複区間は続いており、単独区間になるにはさらに重複区間を走らなければならない。R375交差点の直後に右急カーブを曲がり、以降は江の川の右岸を緩やかなカーブを描きながら2車線道路を走る。途中、R375の旧道との交差点を通過するが、こちらは1.5車線幅の狭路である。式敷大橋の直前に左の直角カーブを曲がるが、そこにはR375旧道に繋がるR434(実質R433)の旧道が交差している。江の川に架かる式敷大橋を渡ると市境を越えて安芸高田市に入る。

39.JR三江線の踏切を通過 40.広島r4交差点をまず左折 41.広島r112交差点を右方向へ進む
 式敷大橋からはセンターラインのない1.8車線幅とやや狭いものの直線的で見通しが良いため走りにくいとはあまり感じない。江の川の左岸を走ってきたJR三江線の踏切を渡り、少し走ると広島r4・r112との交差点に突き当たる。r4との交差点を一旦停止してから左折し、r112との交差点は道なりに右方向へと進む。左方向のr112に進んでしまうと江の川の左岸を走って三次市の市街地に戻ってしまう。

42.r112交差点直後の右カーブの先から2車線道路 43.狭い区間もあるがR375重複区間程ではない 44.野部集落付近には左ヘアピンカーブあり
 r112交差点直後の右カーブを曲がるとセンターラインが現れて、緩やかにアップダウンする2車線快走路となる。しかし上式敷集落を過ぎるとセンターラインがなくなり1.8車線幅とやや狭くなってしまう。とは言え江の川沿いのR375重複区間に比べると道幅は広く、見通しの良い明るい雰囲気とあってさほど走りにくいとは感じない。カーブも緩やかなものがほとんどで、唯一の急カーブは野部集落手前の左ヘアピンカーブくらいである。

45.野部集落以南は2車線 46.名もなき峠で高北広域農道と交差 47.高北広域農道との交差点からは下り勾配
 野部集落を通り抜けるとセンターラインが復活して2車線道路として緩やかな勾配を上る。名もなき峠で高北広域農道との交差点を通過するが、左折の三次市街地方面の広域農道も開通しているのだが、案内標識には行き先どころか道路そのものが表記されていない。広域農道との交差点からは下り勾配となり、旧高宮町の中心部に向かって下っていく。

48.広島r4交差点を右折 49.r4交差点以降も快走路 50.高北広域農道と2ヶ所目の交差点
 R375から分岐して約7.2kmで広島r4交差点に至る。三江線の踏切の南にあった広島r4・r112交差点からここまではr4が重複していたという事になる。R434はR433とともに交差点を右折して北広島・美土里方面に進む。
 緩やかなアップダウンを繰り返しながら2車線と整備された道路を淡々と走る。生田川は蛇行して流れているが、その流れに忠実に沿っている訳ではなく緩やかなカーブが多い。高北広域農道との2ヶ所目の交差点を通過すると上り勾配となる。

51.広島r179交差点 52.2車線快走路を走る 53.広島r323は大型車通行困難
 緩やかな上り勾配が下りに転じた直後に広島r179交差点を通過する。やや急な勾配を下って旧美土里町に入るが、なぜか町境標識は“安芸高田市美土里町”とはなっておらず、“美土里町”のまま残っていた。蛇行具合が緩やかになった生田川沿いの2車線快走路と淡々と走る。安芸高田市美土里町北で交差している広島r323は大型車通行困難な険道だが、R434(実質R433)のこの区間は快走路そのものである。

54.広島r6交差点を右折 55.「北広島17km 邑南町20km」 56.広島r6交差点を左折
 r4が分岐した交差点から約10.6kmで広島r6との交差点に突き当たる。信号機のないこの交差点を右折して北広島・邑南方面に進む。緩やかにカーブを描く2車線快走路を約1.3km走ると、またしても信号機のない交差点を今度は左折して北広島方面に進む。案内標識には「大型車通行不能」と表示されており、R375重複区間よりも酷道である事が容易に想像できる。

57.「3km先 2t車以上通行不能」 58.冬期間(12月1日〜3月15日)通行止を知らせる標識 59.市道とのT字路を右折
 r6交差点を左折すると案内標識の支柱に取り付けられた通行止標識を視界に捉える。しかしこれは12月1日から翌年3月15日までの冬期閉鎖を示すもので現在進行形で二重谷峠が通行止だという意味ではない。その先には「3km先 2t車以上通行不能」という標識が立てられている。r6交差点の案内標識では“大型車”となっていたが、ここでは“2t車以上”と貨物車両としてはかなり小さいサイズまで絞り込まれている。“2t車以上”と“不能”という文字は修正されているのだが、“大型車”、“困難”だったのではないかと推測する。
 r6交差点から約2.7kmで市道とのT字路に突き当たり、左折して北広島方面に進む。市道の方に進むとr6やr64を経て中国道の高田ICや安芸高田市の中心部に行く事も可能であり、二重谷峠の東からの進入であれば最後のエスケープルートである。ただし、市道は決して広い道路ではないが二重谷峠よりはましという事を付け加えておく。

60.右折直後の突き当たりを左折 61.完全1.0車線幅で集落を通過 62.集落がなくなってからも完全1.0車線幅
 件のT字路はバイパスの終わりを意味しており、右折すると1.8車線と狭くなってしまう。その後すぐに再びT字路に突き当たるが、今度は左折である。ここには案内標識が設置されていないが、右折すればr6方面に戻るルートだという事が分かっていれば自然と左折するだろう。そのr6に戻る道路がバイパス開通前の旧道である。
 上城集落を1.0車線幅の狭路で通過する。最後の家屋を通り過ぎると水田の脇を通過する。水田が途切れるまでは比較的明るい雰囲気と言える。道幅は変わらず狭いままで乗用車同士の離合すらままならない。

63.養魚場(?)の先で改めて警告 64.日当たりが悪いらしく苔むしている 65.前を走るスカイラインはカーブの度に10km/hまで減速…
 二重谷川を渡る左ヘアピンカーブの内側に養魚場のような建物があり、カーブの直後は2.0車線幅の広さがある。そこには改めて冬期閉鎖と2t車以上通行不能である旨を警告する標識が立てられている。後者の標識には「この先」となっており、ここが最終転回場としての機能を持っている模様。ただし、あくまで1.0車線ではないというだけで転回に充分な広さを持っているとは言い難い。
 最終転回場からも1.0車線幅の狭路が続いている。谷筋かつ生い茂った樹木に日光を常に遮られており日当たりが悪いようで路面は苔むしている。ガードレールが設置された箇所もあるが設置されていない方が多い。

66.二重谷峠 67.二重谷峠以西も狭い 68.北広島町に入る
 バイパス終了から約2.1kmで二重谷峠を越える。切通しの峠で眺望は全くなく、それどころか日光が当たらないようで苔むした鬱蒼とした雰囲気が漂っている。この二重峠は市町境ではないため境標識は存在しない。
 峠からも完全1.0車線幅と狭い状態が続いている。勾配は下りになるが西側に比べてやや急な勾配である。峠と同様に鬱蒼と生い茂った樹木によって日光を遮られており薄暗く、晴れているにもかかわらず路面は湿り気味である。二重谷川の源流付近を左ヘアピンカーブで通過すると勾配は緩やかになる。なお、峠のどちら側にも二重谷川が流れているが、同一の河川ではなく名称が同じだけで別々の河川である。もっともどちらとも江の川の支流なので水系としては同じである。
 欄干のない橋を含む左ヘアピンカーブを曲がると市町境の川を越えて北広島町に入る。二重谷峠からの距離は約800mである。

69.二重谷峠区間唯一のおにぎり 70.井の内林道が交差 71.典型的な酷道の雰囲気が出ている
 北広島市に入ってすぐにR433のおにぎりが確認できる。この二重谷峠区間で唯一のおにぎりで、反対方向に走っていればその裏面しか見る事ができない。峠付近とは異なり勾配は緩やかになっているが、小刻みなブラインドカーブは多く道幅は1.0車線幅が基本である。ただ、この日は草が刈り取られた後であり生い茂っている時よりも幾分かは走りやすくなっているものと思われる。

72.雰囲気が明るくなってくる 73.町道(林道?)との交差点を直進 74.左側には水田が見える
 頭上を覆う樹木の密度が薄くなってきて日光が差し込む多少なりとも明るい雰囲気になってくると、町道だか林道だかとの交差点を通過する。峠から下りてきた場合は何も気にせず直進するだけだが、峠に向かう場合は狭くて怪しげな国道と広いとまでは言えないが右に下る町道(林道?)の差に驚く事だろう。直進がR433である旨の標識がなければ右折してしまう事もあり得る。
 町道(林道?)との交差点からは道幅は相変わらず1.0車線と乗用車同士の離合もままならないくらい狭いが、空は開けており左側には水田もあり集落が近い事が分かる。

75.上漆原集落に左直角カーブあり 76.集落内も1.0車線幅 77.広島r69交差点を右折
 北広島町側で最初の集落は上漆原で、集落内でも1.0車線幅の狭路が続いている。集落の中ほどで左の直角カーブを曲がり、さらに1.0車線幅の狭路を走っていると左カーブの席でセンターラインが現れて2車線道路になるも広島r69を右折させられる。交差点手前の低い位置に案内標識が立てられているが、これとソトバがなければ2車線のr69に直進してしまっても何らおかしくない。

78.r69交差点の直後から狭路 79.江の川沿いは1.5〜1.8車線幅 80.藤原集落からは2車線
 r69交差点を右折すると1.0車線幅とまたしても狭くなる。右にカーブして江の川沿いとなると多少広くなるがそれでも1.5〜1.8車線と決して余裕のある道幅ではない。蛇行する江の川に沿ってほぼ平坦な狭路を走っていると、藤原集落からはセンターライン付きの2車線になる。

81.広島r311交差点 82.集落がない場所でも2車線 83.浜田道
 藤原集落以西は急カーブもなくなり平坦な2車線道路を気持ちよく走る事ができる。江の川に架かる川戸大橋を渡ってからは上り勾配となるが、特別急勾配という訳ではなく走りやすいと言える範疇にある。上りから下りに転じてやや急な勾配を下っていると浜田道の下を通過するが、センターラインがなくなってしまう。

84.浜田道からは1.8車線 85.R261・R433打道交差点を左折
 浜田道から西は1.8車線とやや狭く、右カーブの先で1.0車線幅にまで狭くなる。その後すぐにセンターラインが復活して新谷橋を渡り、R261・R433打道交差点に突き当たる。案内標識にR434は表記されていないが、R433とともに左折して広島・可部方面に進む。

国道434号 part3