国道433号
part2

R488湯来出張所前交差点〜R261蔵迫中央交差点
広島市→安芸太田町→北広島町

62.完全な単独区間 63.広島r71交差点 64.水内川沿いを走る
 湯来出張所前交差点を右折するとR488が分岐して完全な単独区間となる。交差点の名称にもなっている湯来出張所はかつては湯来町役場であり、つまり旧湯来町の中心部と言える場所である。中心部と言ってもその範囲はさほど広くなく、基本的には長閑な風景の中を走る。川沿いを走っていると川自体が余り蛇行していないため急なカーブも少なく走りやすい。

65.下五原トンネル 66.広島r177交差点付近からセンターラインがなくなる 67.R191交差点を左折
 2車線快走路を淡々と走っていると下五原トンネルをくぐる。その後広島r177との交差点を通過するが、その辺りからセンターラインがなくなって1.8車線幅にまで狭くなる。その状態で集落を通り抜けて太田川を渡り、その東詰でR191交差点に突き当たる。R433は案内標識に表記されておらずソトバも立てられていないが、左折してR191と重複して益田・加計方面に進む。太田川が市町境となっているため、R191交差点からは安芸太田町に入る。

68.太田川沿いを走る 69.JR可部線の廃線跡 70.おにぎりはR191のみ
 R191交差点からはR191と重複しながら太田川の左岸を走る。100番代国道との重複区間なので交通量は多少増えるが多いという程の数ではない。大きく右にカーブした先ではガードをくぐるが、橋上を走っていたJR可部線は2003年11月に廃線となっている。廃線後も鉄橋が残っており、故に4.1mの制限高もそのままである。

71.急カーブが多い 72.津浪洞門 73.中国道
 集落を繋ぎながら川沿いの2車線道路を走る。勾配はほとんどないが急なカーブは少なくない。それでも2車線道路のため交通量がさほど多くないせいもあって概ね走りやすいと言える範疇に収まっている。右の急カーブの先で津浪洞門に入り内部で左にカーブして抜けでた直後に中国道の高架をくぐる。インターチェンジでの直接の接続はないが、町道を少し東に進むと加計スマートICが新たに設けられている。ただし、広島北JCT方面としか接続していない。

74.R191交差点を左斜め前方に進む 75.異常気象時通行規制区間に入る 76.橋の遺構あり
 ぷらっとホームつなみという道の駅より規模の小さい物産店を通り過ぎるとY字路を左に進んでR191から単独分岐する。ちなみにぷらっとホームつなみは廃線となった可部線の津浪駅があった場所である。道路の左側に見える砂利のあるスペースが廃線跡である。廃線跡に沿って走っていると電光掲示板を通過し、その先で先ほど分岐したR191の跨道橋の下をくぐる。ここでR191は太田川を渡って右岸に移り、川を挟む形で並走しながら北上する。

77.左側には可部線跡がある 78.百々山トンネル 79.R434加計郵便局前交差点を右折
 廃線跡とともに2車線道路を川に沿って走っていると集落に差し掛かり、進むにつれて家屋の数が増えていく。廃線跡が太田川に沿って東の方角にそれていき、その先で百々山トンネルをくぐる。トンネルでセンターラインがなくなり、トンネルを出てからもセンターラインはない。丁川を渡ってすぐにR434加計郵便局前交差点に突き当たる。R433は交差点を右折して豊平方面に進む。なお、この交差点から終点までR434が重複している。

80.旧加計町の中心部を走る 81.長閑な風景の中を走り抜ける 82.北広島町に入る
 加計郵便局前交差点からはR434との重複区間だが、それを示すものは存在せず実質的にはR433の単独区間に見える。旧加計町の中心部を離れれば沿線の家屋は少なく、緩やかなアップダウンとカーブが織りなす2車線快走路を淡々と走る。加計郵便局前交差点から約4.6km走ると町境を通過して北広島町に入る。

83.町境からも上り勾配が続く 84.塩明谷を渡る 85.広島r308交差点で快走路は終了
 町境が峠ではないため北広島町に入ってからも上り勾配が続いている。急な勾配の箇所もあるが2車線なので走りやすいと言える範疇である。北広島町に入ってから約1.1kmでまだ新しいアスファルト舗装の箇所を走り、広島r308との交差点に至る。舗装が新しいのはr308交差点までで、以降は舗装が元に戻るどころか道幅が1.0車線幅にまで狭くなってしまう。

86.狭いうえに路面状況も悪い 87.直進は旧道でR433は道なりに右へ進む 88.改良工事も行われている模様
 r308交差点からは1.0車線幅と狭いうえに舗装状況が悪く凹凸が激しい。ガードレールのない箇所もあるが、すぐ左手の一段低くなっている場所に集落があり、人里離れた場所ではない。道幅が広くなったと思った矢先に道路が二手に別れるが、看板では右側の道路がR433だと示している。家1軒を通り過ぎた所で合流する事からガードレール沿いの道路が旧道と思われる。その後は1.0車線幅が続いているが、道路拡幅のためと思われる工事現場があるため、改良する意思はあるようだ。

89.鶉木集落 90.町道(林道?)との交差点を右折
 鶉木集落に入ると多少空が開けた状態になり、路面状況もマシになる。鶉木集落のほぼ中央で町道か林道との交差点を通過するのだが、R433は右折しなければならない。右折と言うよりUターンに近いような形状で、ソトバがなければ間違いなく直進してしまうだろう。案内標識は設置されていないのでソトバを見逃さないように注意しなければならない。なお、右折側に「大型車通行困難」の標識が立てられているが、そもそも大型車ではこの鋭角交差点を曲がる事そのものが困難である。

91.旧道の雰囲気が出ている 92.杉林の薄暗さが酷道を盛り上げる 93.離合できる場所は少ない
 鋭角に右折すると急な上り勾配の1.0車線道路が待ち構えている。交差点から100m程は水田(と言っても放棄されているものが多いが)の間を走っているが、それを過ぎれば鬱蒼と生い茂った杉林に入る。ガードレールや退避所は設置されておらず、路上の堆積物やうっすらと生えた苔があるなどまさに酷道と言うに相応しい道路状況と言える。

94.峠部分には石垣がある 95.峠の東側もガードレールのない狭路 96.ガードレールの設置率は低い
 町道交差点から約1.4km走ると石垣に挟まれた名もなき峠を越える。峠以東は勾配は下りになるもののその他の道路状況に変化はなく、ガードレールのない薄暗い1.0車線道路となっている。交通量はほとんどないが、退避所もないので対向車がいた場合は相当な距離のバックか多少広い場所で無理やりすれ違うしかない。

97.牛尾原集落からは2車線 98.広島r301交差点 99.r301交差点以降はセンターラインが見える
 町道交差点から約2.8kmで牛尾原集落に入ると同時に道幅が広くなる。センターラインがないように見えるが、ほとんど消えかけているだけで一応は2車線道路である。2車線道路にも関わらず。路面のひび割れから雑草が顔を覗かせており交通量の少なさを物語っている。勾配が少し急になった所で広島r301との交差点を通過する。安芸太田町方面から来た場合は気付かないが、逆方向から走っていればR433ではなくr301を通るように指示した標識が立てられている。そのr301交差点からは消えかけているとはいえ肉眼で視認できるセンターラインとなり、勾配は緩やかになりさらに走りやすくなった2車線道路を走る。

100.バイパスの跨道橋だろうか 101.広島r40交差点 102.ローカル快走国道
 広島r40交差点の手前には建設中の跨道橋があるが、R433のバイパスなのかr40のバイパスなのかどちらでもない別の道路なのかははっきりしない。アップダウンのある2車線快走路を走るが、広島r313交差点付近からは上り勾配となる。

103.陰陽分水嶺 104.広島r40交差点 105.奥の山肌が見える部分はバイパス工事現場か
 北広島町中原の標高509m地点に石碑と陰陽分水嶺と表示された標識が立てられている場所を通る。峠の北側は江の川水系として日本海へ、南側は太田川水系として瀬戸内海に流れる。日本海と太平洋(瀬戸内海)に流れる川を分ける峠という事で“陰陽分水嶺=中央分水嶺”と言えるだろう。名もなき中央分水嶺の峠からは下り勾配となるが、走りやすい2車線道路が続いている。重複して峠を越えてきたr40が分岐する交差点を通過するが、このr40は広島r308〜r40間の狭路区間をパスできるため、むしろ県道の方が交通量が多い。

106.崩落復旧現場 107.センターラインがなくなる区間あり 108.センターラインが復活すると同時に左急カーブ
 緩やかなカーブとアップダウンの2車線快走路と淡々と走る。センターラインのない1.8車線幅の区間もあるが距離は短く見通しが良いので大型トラックが対向車として現れない限りは問題なく通過できる。

109.北広島町舞綱 110.拡幅工事が進行中 111.R261・R434蔵迫中央交差点を左折
 集落が途切れて北広島町舞綱の標識を通過するが、平成の大合併で舞綱町(村)が北広島町になった訳ではない。R434加計郵便局前交差点から約27.5kmでR261蔵迫中央交差点に至る。R433(とR434)は案内標識に表示されてないが、左折してR261と重複して江津・大朝方面に進む。

国道433号 part3