国道427号
part3

R419大名草上交差点〜R9大垣交差点
丹波市→朝来市

72.ローカル快走国道の雰囲気が漂っている 73.兵庫r276交差点 74.加古川沿いを走る
 大名草上交差点からはR429が重複しているが、串刺しおにぎりなど重複区間である事を示すものは存在しない。酷道として名高いR429と重複しているが、快走路そのものであり見通しが良く走りやすい2車線道路が続いている。信号機どころか案内標識も設置されていない兵庫r276との交差点を通過してすぐに川沿いを走るようになる。上戸田南交差点でR175から分岐する直前に新西脇橋で渡ったあの加古川である。

75.加古川を渡る 76.兵庫r7小倉交差点を左折 77.おにぎりはR427のみ
 加古川の左岸に移って少し走ると兵庫r7小倉交差点を左折して豊岡・朝来方面に進む。直進のr7には北近畿豊岡道と遠坂トンネルに加えて大阪と明石が案内されている。大阪はR176を、明石はR175を経由してのものを思われる。ちなみに小倉交差点付近には子午線が通っており、交差点の南西にはその事を示すオブジェが立てられている。小倉交差点の直後は家屋が密集した中を走っており狭苦しさを感じなくもないが、少し走ると家屋の密度は低くなる。

78.R429中佐治交差点 79.中佐治交差点以北も快走路 80.小刻みな起伏あり
 大名草上交差点から約6.7km走り、中佐治交差点でR429が分岐する。R429福知山方面も大型車通行困難の酷道であるが、生野方面の青垣峠に比べて福知山方面の榎峠の方がより酷であり、大型車の通行は困難ではなく不可能だと言っておく。R427に目を向ければ酷道たるR429との重複の有無にかかわらず2車線の走りやすい道路が続いており、遠坂川沿いの集落を結びながら緩やかなアップダウンしながら北西の方角に進む。右手には山裾を走っている道路が見えるが、これはR483である。R483は北近畿豊岡道と呼ばれており、R483と呼ばれる事は滅多にない。

81.「丹波市内災害通行注意!」 82.R483(北近畿豊岡道)の遠坂IC 93.遠坂集落
 R483(北近畿豊岡道)を右手に見ながら遠坂川の右岸を快走していると、中佐治交差点から約4.8kmで北近畿豊岡道の遠坂ICを通過する。遠坂ICは遠坂トンネルが単独で開通していた頃の名残か、トンネル側のR483朝来方面としか接続していない。北近畿豊岡道の氷上IC〜和田山JCT間が開通する前は遠坂トンネル区間はR427・R483重複区間となっていたが、開通後はR427の指定は外されている。よってR427のトレースであれば遠坂峠を越えるルートを選択しなければならない。

94.R483の高架をくぐる 95.「丹波の森街道」 96.遠坂トンネルの近くで高架をくぐる
 遠坂集落が途切れるのとほぼ同時にR483の高架の下をくぐり、垣谷川を挟んで並走した後に再び高架下をくぐる。2回目の高架下のすぐ近くには遠坂トンネルの抗口が見える。全長2858mの遠坂トンネルは有料道路であり、北近畿豊岡道と一体化しているが、料金の徴収はネクスコ西日本ではなく兵庫県道路公社によって行われている。

97.意外にもセンターライン付きの2車線 98.雨量通行規制を示す標識も地味 99.おにぎりもちゃんと立てられている
 遠坂トンネルの抗口付近からは本格的な峠道区間に入り、勾配がきつくなるが急なカーブは少ない。有料のトンネルを掘ったくらいだから本格的な酷道峠のように思われるが、意外にもはっきりとセンターラインが見える2車線道路である。ガードレールも完備されており垣谷川へ転落してしまう可能性も低いだろう。遠坂トンネルが有料のため無料で通行できる遠坂峠を通る車両が少なくないためか、この手の道路としては意外に交通量がある。

100.遠坂峠 101.峠のすぐ先にはホテル好楽圓がある 102.眺望は良好
 左のヘアピンカーブとその前後の急カーブを通過してから程なくして遠坂峠を越えて朝来市に入る。遠坂ICからの距離は約3.8kmである。峠からすぐにホテル好楽圓を通過する。2車線とは言え急勾配・急カーブの峠の直下にも関わらず結構大きな建物と敷地を持っている。ホテル付近は眺望が良く旧山東町の市街地を思われる場所を望む事ができる。

103.朝来市側にもおにぎりあり 104.朝来市側はヘアピンカーブが多い 105.料金所の北側を通過
 丹波市側と比べて朝来市側は川沿いの谷筋を走っているという点においては共通しているが、ヘアピンカーブを含む急カーブの数が非常に多いのが特徴である。ただし、狭い箇所はなくカーブであろうとなかろうと2車線道路なので酷道と言うには何か欠けていると言わざるを得ない。R483遠坂トンネルの西側抗口付近からは急カーブは少なくなり、柴川を挟んでR483と並走するように西進する。

106.料金所の西でR483の下をくぐる 107.朝来市山東町柴 108.朝来市側も2ヶ所R483の高架をくぐる
 料金所の北を通過してすぐに左にカーブしてR483の高架をくぐり、その直後で右の急カーブを曲がる。勾配を下りながら柴集落を通り抜けて再びR483の高架をくぐる。下り勾配が続いているが、緩やかなため走りにくいと感じる事はない。

109.R483(北近畿豊岡道)山東ICは市道を経由しなければならない 110.朝来市山東町早田 111沿線に家屋は多いが線形は良い
 北近畿豊岡道の朝来市側のインターの山東ICはR427とは直接接続しておらず、約300m程市道を走らなければならない。山東IC口の交差点のすぐ先には兵庫r275との交差点があり、信号機こそないものの案内標識が設置されているが、僅か1.1km程度と非常に短い県道である。県道が終わっても道路自体は続いており、なぜその区間だけ県道に指定されたのかは不明である。r275交差点からは家屋が密集している中を走っているが、直線的な2車線道路となっている。

112.兵庫r136交差点を道なりに右方向へ進む 113.旧山東町の中心部を走る 114.R9大垣交差点
 粟鹿川を渡った直後の旧山東町役場前で兵庫r136交差点を道なりに右へ進み、その後は直線道路を走る。遠坂峠から約7.0kmでR9大垣交差点に到着する。旧山東町の中心部からも現朝来市の中心部からも少し離れた、京都府との県境に近い位置にあるこの交差点がR427の終点である。