国道401号
part1

R49北柳原交差点〜博士峠
会津若松市→会津美里町

1.R49・R118・R121・R294北柳原交差点 2.「須賀川78km 南会津48km」 3.旧道との交差点
 福島県会津若松市の市街地の北部に位置するR49R118R121R294北柳原交差点がR401の起点だが、R118及びR121に重複しているため案内標識におにぎりは表記されていない。西の新潟方面はR49とR121の重複区間、東の郡山方面はR49とR294の重複区間であり、R118とR294はこの交差点が終点である。
 北柳原交差点からR118とR121との重複区間を南に向かって進む。中央分離帯はないものの上下合わせて4車線あり、昼間は交通量が多い区間である。約800m走ると市道との交差点を通過するが、この市道はかつては国道であった。直進の4車線道路が市道であり、対面2車線道路の国道と入れ替えられている。この旧道は対面2車線道路とは言えホームセンターや会津若松駅の東口に接しているため交通量は少なくない。

4.旧道との交差点で左側車線がなくなる 5.4車線道路が復活 6.R118・R121・R252・福島r325神明通り北交差点を直進
 4車線道路を約500m走ると会津若松駅の東で旧道との交差点を通過する。この交差点で左側車線は左折専用車線となる。交差点の直後こそ南向き車線は1車線のみだが、反対側車線の右折車線の起点を過ぎると車線が増えて4車線道路に戻る。4車線道路をさらに約1.0km走るとR118・R121・R252・福島r325神明通り北交差点を通過する。R118とR121の重複区間は続くが、R252はこの交差点が終点のため重複しない。神明通り北交差点でも左側車線が左折専用車線になる。

7.アーケード街を走る 8.神明通り南交差点以南はアーケードなし 9.鶴ヶ城の傍には自転車通行帯がある
 神明通り北交差点からはアーケード街の対面2車線道路を走る。アーケードの屋根を結んだロープに提灯が取り付けられているが、これは2週間後に開催される会津まつりのものである。祭りの当日は神明通り北交差点交差点から鶴ヶ城の南西にかけて交通規制が敷かれるため、R118、R121、R401のトレース活動が不可能になる。
 神明通り南交差点からはアーケードのない普通の対面2車線道路になるが、センターラインに広いゼブラゾーンがあり幅に余裕がある。鶴ヶ城の東には短いながらも自転車通行帯が設置されている。

10.大橋 11.R118・R121城西交差点を右折
 湯川に架けられた大橋を渡った後に自転車通行帯が復活するが、湯川新水路に架かる馬橋の南で終わる。自転車通行帯が終わってすぐに城西交差点を右折して会津美里方面に進んでR118とR121から分岐して単独区間になる。北柳原交差点からの距離は約4.5kmである。

12.単独区間になると片側2車線になる 13.日吉跨線橋 14.会津若松市門田町飯寺
 城西交差点からは単独区間になるが、道路状況は片側2車線と100番台国道との重複区間よりも良くなる。日吉跨線橋でJR只見線と会津鉄道の上を通過してからも片側2車線道路が続く。

15.R118若松西バイパスとの交差点 16.高田橋 17.会津若松市北会津町東小松
 城西交差点から約2.0kmでR118若松西バイパスとの交差点を通過するが、ここで右側車線が右折専用車線になる。このバイパスは全線が開通しているも、その両端はR118の現道に接続していない。
 阿賀川に架かる高田橋の東側の下に福島r392が通っているが、これは会津若松熱塩温泉自転車道線という自転車道である。橋を渡ってからも平坦で直線的な2車線道路が続いており走りにくさは感じない。

18.福島r72交差点 19.長閑な風景が広がる 20.会津美里町に入る
 平坦な2車線道路を走っていると福島r72との交差点を通過し、さらに西に進むと氷玉川という小さな河川に架かる鶴沼橋を渡って会津美里町に入る。直後に宮川橋を渡るが、河川としては宮川の方が大きい。

21.福島r152交差点 22.福島r152交差点以降は1.8車線幅 23.JR只見線の高田街道踏切
 会津美里町の中心部の手前で福島r152を通過すると道幅が1.8車線と狭くなる。交差点以東だけが拡幅されて右折車線も設けられたため、直進しつつも右にカーブしなければならない。1.8車線幅道路を少し走るとS字状にカーブしながらJR只見線の高田街道踏切を通過する。

24.町道との交差点は道なりに右へ進む 25.融雪水パイプがセンターライン代わり 26.福島r22・r220交差点を左折
 高田街道踏切のすぐ先で町道との交差点を道なりに右方向へ進む。左折の町道は会津美里町の中心部の東側を並走しており、バイパスの機能を持っている。町道との交差点からもやや狭い道幅が続いており、会津高田駅の南で福島r22・r220交差点を左折して昭和方面に進む。r220が停車場線で約100m先に駅がある。

27.会津美里町の中心部を走る 28.右、左のS字カーブあり 29.福島r53交差点と福島r130交差点
 福島r22・r220交差点からは会津美里町の中心部を走る。センターラインこそないが融雪水パイプがその代わりを果たしており、乗用車であればさほど苦もなく走れる程度の道幅は確保されている。S字カーブを通過してさらに南下すると福島r53交差点と福島r130交差点を相次いで通過する。r53は1.0車線幅の狭路区間があるためか案内標識が設置されていない。r130交差点の案内標識はT字形状となっているが、実際には十字形状である。西に向かう町道はr53よりも広くて走りやすい。

30.福島r23交差点 31.福島r23交差点の50m南から大型貨物車等は通行禁止 32.カーブが多く見通しが悪い
 福島r23交差点を過ぎて50m走ると大型貨物車等の通行禁止区間に入る。交差点からが規制区間となっていないのは50m南までは大型貨物車等を通す必要があったのだろう(工場か何かがあった?)。大型貨物車等通行禁止区間に入ると車線幅が狭くなる。強烈に狭い訳ではないが見通しが悪く走りにくく感じる。歩道は設置されているものの片側にしかなく幅が非常に狭く、歩行者同士のすれ違いも難しい。

33.福島r330交差点 34.猫がのんびりと横断 35.琴平神社の前をS字状に通過
 福島r330交差点を通過してからも小刻みなカーブが連続している2.0車線幅道路が続く。前述のとおり、宮川寄りの町道がセンターライン付きの2車線道路でバイパスの機能を持っているせいか、国道の交通量は少ない。

36.バイパス機能を持つ町道との交差点 37.道幅が広くなり沿線の建物も少なくなる 38.福島r128交差点
 バイパス機能を持つ町道との交差点を過ぎると大型貨物車等禁止区間が終わる。交差点の直後にセンターラインが復活し、その後沿線の家屋が少なくなる。センターラインの消えた2車線道路を走っていると宮川の左岸を少しだけ走って福島r128交差点と福島r329交差点を相次いで通過する。

39.幅員減少の警戒標識はフェイク? 40.沿線の家屋が少なくなる 41.徐行しなければならない状況ではない
 福島r329交差点から少し走ると緩やかな上り勾配が始まり、宮川の谷筋区間へと入る。沿線の集落も少なくなると同時に規模も小さくなる。大室集落に至る町道との交差点を過ぎた先に徐行標識が設置されているが、道路状況はセンターライン付きの2車線道路であり徐行すべき原因が不明である。

42.魚淵集落 43.胡桃橋 44.「これより先 携帯電話圏外」
 宮川の谷筋を集落を結びながら徐々に上って行く。宮川ダムの下流側で胡桃橋を渡るとその先の新宮川ダムの下に至る道路との交差点の案内標識が設置されており、支柱には携帯電話の電波の圏外である旨が記載された物が取り付けられている。

45.松坂第1トンネル 46.新宮川ダム以南も快走路 47.交通量は少ない
 松坂橋を渡って松坂第1トンネルをくぐる。松坂第2、第3、第4トンネルと4つのトンネルがあるが、全てのトンネル間がスノーシェッドで覆われているためひとつのトンネルであるかのように見える。新宮川ダムのダム湖畔は全てトンネルで通っているため湖面は一切見えない。前回走行時(2012年6月6日)は松坂第4トンネルを出てから狭路区間が始まったが、11年が経過して博士トンネルが開通した後という事もあって走りやすい2車線道路に整備されていた。博士峠バイパスの供用が2023年9月10日と、僅か1週間前とあってまだ認知されていないのか、早朝という時間帯のせいか、道路状況の割に交通量は極めて少なかった。

48.ロックシェッドあり 49.現道との交差点を右折 50.博士トンネル
 緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると短いロックシェッドをくぐり、2ヶ所目のロックシェッドの手前で現道との交差点がある。案内標識も信号機も右折車線もなく、普通に走っていれば博士トンネルに進まされてしまう。前述のとおり開通して1週間しか経過していないせいもあって博士峠を越える現道も国道の指定を受けたままである。よって右折して現道へと車を進める。博士トンネルの北側坑口は交差点からも視認できる。

51.工事用仮設道路がまだ残っていた 52.道幅は1.5車線幅程度 53.離合できない場所も多い
 現道は1.5車線幅と決して広いとは言えない道路状況である。博士トンネルの坑口付近に繋がっている工事用の仮設道路との交差点を通過するが、バイパスが開通したため今後撤去されるものと思われる。舗装の状態が悪いが白いスプレーでマーキングされておりその距離も結構長い。おそらく舗装工事のためのもので、バイパス開通後も保守管理が行われるという証左だろう。今後、国道の指定を外れる可能性は高いだろうが閉鎖はされないのかもしれない。

54.拡幅された場所もある 55.木材の集積場所がある 56.勾配は緩やか
 桑沢谷沿いになると道幅が1.8〜2.0車線幅と少し広くなるが、ヘアピンカーブを含む急カーブが多くなる。天狗岩付近を通る林道(作業道?)が交差しているヘアピンカーブ付近には切り出された材木が置かれており、ここまでは大型車両の通行があるものと考えられる。

57.交通量は非常に少ない 58.昭和村に入る 59.会津美里町向きにはおにぎりが設置されている
 所々に現れる連続ヘアピンカーブ区間を通りながら緩やかな勾配を上って行く。バイパス分岐直後は1.5車線幅と狭かったが、1.8〜2.0車線幅の割合も多い。バイパス分岐から約5.9km走ると博士峠を越えて昭和村に入る。ここまでおにぎりは設置されていなかったが、境標識の近くに会津若松方面向きの車線側におにぎりが設置されていた。

国道401号 part2