国道389号
part5

R266白木河内交差点〜R3多田交差点
天草市…
…長島町→阿久根市

186.おにぎりはR266のみ 187.熊本放送のラジオ中継局 188.天草市河浦町
 白木河内交差点からはR266と重複しながら牛深方面に向かう。おにぎりはR266しか設置されておらず一般人にはR389が重複しているという認識は持たれていない可能性がある。山裾の平坦な2車線道路を快走していると水の浦集落を通過して海から離れて内陸に進む。

189.早浦川の谷筋を走る 190.熊本r288交差点 191.松山集落
 緩やかな勾配を上って九重越を通過すると緩やかな下り勾配となる。小古江集落を通過する際はほぼ平坦な状態だが、路木川を渡ってから早浦川に沿って内陸に進む。早浦川に沿って谷筋を南下していると熊本r288との交差点を通過するが、その前後にやや急なカーブがある。松山集落から内の原集落にかけても早浦川沿いだが、平坦な部分の幅が広いため谷筋感は薄い。

192.桜並木を走る 193.久玉トンネル 194.久玉トンネルの南は急勾配・急カーブ
 内の原集落を過ぎると再び谷筋となり沿線の家屋が途切れるが、道路状況は走りやすい2車線道路が続いている。緩やかな勾配を上っていると久玉トンネルをくぐる。トンネルの南側はやや急な勾配で急カーブもあるためゆずり車線が設置されている。

195.天草市久玉町 196.久玉浦の北東を右直角カーブ 197.市道との交差点を左折
 久玉川の西側を走っていると視界が開けるのと前後して勾配がなくなって平坦になる。規模の大きい久玉集落を走っていると熊本r26久玉町交差点を通過し、交通量のある歩道付きの2車線道路を南下し、海の手前で右直角カーブを曲がり、海沿いを少し走ってから牛深高校の南の交差点を左折する。直進して突き当たったT字路を左折しても牛深市街方面に行く事は可能である。

198.久玉浦に沿って南下 199.右直角カーブ再び 200.大池田交差点
 久玉浦に沿って交通量の多い2車線道路を走っていると牛深警察署の前で緩やかなカーブを曲がり、その先で再び右の直角カーブを曲がる。その直後に大池田交差点を通過するが、牛深高校南の交差点を直進してから突き当たりを左折して山裾を走っていればこの大池田交差点に至る。

201.山王神社の南の交差点を道なりに左へカーブ 202.天草海上保安署の西の交差点を左折 203.商店の間を通り抜ける
 大池田交差点からすぐに今度は左の直角カーブを曲がるが、このカーブには案内標識が設置されていない。センターラインが左に曲がっているので直進する可能性は低いと思われる。ミスコースに気をつけなければならないのは100m程先の天草海上保安署の西にある交差点である。この案内標識のない交差点を左斜め前方に進まなければならないのである。直進は市道で牛深港の西に出てしまう。

204.熊本r35交差点を左折 205.R389牛深港端点
 商店の間を約300m南下すると熊本r35との交差点に突き当たる。R389(とR266)は左折でr35交差点の直後の交差点が牛深港側の端点となっている。R389は牛深港から蔵之元港までの航路を経て阿久根市まで続いているのだが、R266はこの牛深港が起点のため重複もここで終わりである。


206.牛深港 207.フェリー乗り場には天草市の市境標識が立てられている 208.蔵之元港に到着
 熊本県天草市の牛深港と鹿児島県長島町の蔵之元港の約7kmは三和商船によるフェリーが就航している。およそ30分という航海時間は島鉄フェリーと同じである。所有する船舶が1隻のみのため有明フェリーや島鉄フェリーに比べて少ない10往復程度しかない。そして、特筆すべきは牛深港のフェリー乗り場には天草市の市境標識が設置されている点だろうか。熊本県の標識もあれば完璧だったのだが。対して蔵之元港には鹿児島県、長島町どちらの境標識も設置されていない。


209.フェリー港を出てすぐにカーブが端点 210.国道3号まで25km 211.アップダウンが激しい
 蔵之元港に着いてフェリーから降りると乗船待ち車両の横を通り抜けて町道との交差点を道なりに右へ曲がる。その先で急は左カーブかつ上り勾配となる場所があるが、そこがR389の蔵之元港端点である。ちゃんとおにぎりが立てられており非常に分かりやすい。端点からの上り勾配は海に近いとは思えない急勾配で、登坂車線が設置されている。蔵之元郵便局を通過してから程なくして登坂車線が終わるが、以降は意外なほどアップダウンしている2車線道路を走る。

212.古墳が多いらしくモニュメントが置かれている 213.小浜港付近では海が見える 214.鹿児島r379交差点
 海から少し内陸に入った場所を走っており海が見える場所は少ないが、小浜港付近では海が見える。ただし、海岸線沿いを走っている訳ではなく、海面に対して高い位置のため海が見えるという表現の方が正確である。小浜港で鹿児島r379との交差点を通過し、以降は海沿いを走る。

215.道の駅「長島」 216.海の近くでもアップダウンを繰り返す 217.アップダウンだけなくカーブも多い
 蔵之元港の端点から約3.6kmで道の駅「長島」の前を通過する。R389は雲仙温泉街を通り、苓北町から天草市河浦町にかけての下島の沿岸区間はサンセットラインと名付けられており観光ルートでもあるのだが、長崎・熊本両県に道の駅はない。2015年4月現在はこの「長島」(旧長島町)と同じ長島町内にある「黒之瀬戸だんだん市場」(旧東町)の2ヶ所のみである。

218.直線道路をアップダウン 219.長島町唐隈 220.いい感じにカーブする2車線道路
 アップダウンとカーブが多い2車線道路を淡々とひたすら南の方角に向かって走る。沿線の家屋はさほど多くないが町道沿線には多くの家屋が建っており人里離れた場所という訳ではない。唐隈港付近からは斜面に畑が目立つようになる。

221.海に近い割に海が見える場所は限られている 222.風車とおにぎり 223.右前方に見えるのが黒之瀬戸大橋
 潟集落の北を通過して汐見川を渡ると左の急カーブを曲がり、海沿いの高台を少し走ってから左カーブを通過して海から離れて内陸を走る。田尻西の北側を通過し、隣の田尻東集落の手前で左にカーブして進行方角を北に転ずる。右前方にトラス橋が見えてくるが、これから渡る黒之瀬戸大橋である。

224.鹿児島r47交差点を道なりに右へカーブ 225.有料道路時代の名残(?) 226.道の駅「黒之瀬戸だんだん市場」
 鹿児島r47との交差点を道なりに右にカーブしながら通過する。直前の案内標識は右カーブにr47が交差しているという表記だが、250m手前のものは右折するかのような表記となっている。交差点に花壇のようなものが隣接している事から黒之瀬戸大橋が有料道路だった時代はちゃんとした右折だったのかもしれない。
 r47交差点からすぐに有料道路時代から設置されていると思われる通行車両の制限を示す標識が立てられている。もっともこの制限は無料化された後も有効なのかもしれない。r47交差点からの右カーブを走っていると約500mで道の駅「黒之瀬戸だんだん市場」を通過する。その場所から想像するに恐らく料金所跡を改修して道の駅にしたものと思われる。

227.黒之瀬戸大橋 228.大橋を渡り終えた直後に右急カーブ 229.阿久根市黒之上
 道の駅からは緩やかな左カーブとなり、その先で黒之瀬戸大橋を渡る。かつて有料道路だっただけあって歩道は両側に設置されている。橋長は502mと決して長い方ではないが、川を渡っているのではなく黒之瀬戸という海峡を渡っている。海峡の幅は500m程度ながら長さが4km程あるため、日本三大急潮に数えられている。大橋は長島町と阿久根市の境でもあり、東側は阿久根市である。橋を渡り終えると緩やかな上り勾配の急カーブを曲がるが、曲がり切った所にバス停がある。バスの本数は1時間に1本もない程度だが、見通しが悪いカーブの先に国道本線に停めるタイプのバス停をなぜ設置したのかと問い質したくなる場所にある。バス停からは緩やかなカーブが続く2車線道路となっている。

230.R3多田交差点の6.8km手前に案内標識がある 231.鹿児島r365・r378八郷入口交差点 232.阿久根市鍋石
 大橋を渡ってから約1.1km走るとR3多田交差点の案内標識が現れる。大橋から多田交差点まで意外に近いなと思ったが、その標識は交差点から6.8kmも手前に設置されている。通常はそんな手前に設置しないものだが、これも有料道路時代の名残と言えるのだろうか。
 その後は海から離れてやや急なカーブの多い状態を走る。海沿いを走る鹿児島r365・r378八郷入口交差点を通過し、さらに進むと鹿児島r367宮崎神社前を通過する。交通量はそこそこあるが信号が少ないため流れは比較的良好である。

233.見通しの良い直線区間 234.肥薩オレンジ鉄道をオーバーパス 235.R3多田交差点
 直線道路になるとセンターラインがオレンジ線から白破線に変わる。緩やかな左カーブを描きながら肥薩オレンジ鉄道を跨線橋で越える。跨線橋を降りてから緩やかな右カーブを走っているとR3多田交差点に突き当たる、と言いたいところだが、2015年3月29日に南九州道の阿久根北IC〜阿久根ICが供用されたことにより、T字形状から十字形状に変わっている。案内標識そのものは修正されていないが支柱には南九州道が直進である事を示す標識が追加されている。