国道384号 |
part2 |
有川港〜奈良尾港 |
新上五島町 |
15.有川港端点 | 16.強烈な狭さ | 17.町道との交差点を直進 |
有川港から中通島に上陸する。フェリー乗場の出口から有川港側端点までは約300m離れている。距離は近いが端点は非常に分かりにくく、事前に確認しておかないと国道の端点だと認識するのは不可能と思われる。No.15の写真のオレンジ色の車がいる道路は国道ではなく町道で、国道はグレーの車の前方にある路地である。 交差点からR384に進むと両側を家屋に挟まれた1.0車線狭路が待ち受けている。車同士の離合はもちろん車と人との離合も難しい道路状況である。少し進むとアスファルト舗装からタイル舗装に変わり、車道らしさがさらに減少する。約150m進むと町道との交差点を通過する。赤色のタイルは右の道路に続いているように見えるが、そちらは町道でありR384は直進して灰色のタイル舗装の方へ進む。 |
18.左直角カーブ | 19.赤色タイル区間よりも広い | 20.新上五島警察署の前をS字状にカーブ |
灰色タイルになってからは道幅が若干広くなるがそれでもまだ狭路と言える範疇である。約100m進んだ所で左の直角カーブを曲がり、さらに200m弱進んだ新上五島警察署の西でS字状にカーブする。警察署の前にはR384のおにぎりが設置されている。 |
21.中央図書館の前の突き当りを右折 | 22.長崎r62高崎交差点 | 23.長田橋 |
警察署に隣接する中央図書館の南でT字路に突き当たり右方向へ進む。センターラインはあるものの消えかけており、案内標識のないため事前にルート確認していないと右折するのは難しい。逆方向のトレースであれば直進して町道に進んでしまってもおかしくない。 T字路の直後に長崎r62高崎交差点を通過する。r62に指定されているのは左方向の小川原郷方面のみで右方向は町道である。高崎交差点を過ぎるとアスファルト舗装となり、勾配を少し上って長田橋を渡る。橋上では乗用車同士の離合もできないし、橋の前後に退避スペースがある訳でもない。歩道は設置されているので歩行者と接触する可能性は低い。 |
24.西原橋 | 25.山裾を走る | 26.側溝が工事中だった |
長田橋を渡り終えて勾配を下った後に緩やかな右カーブを曲がり、西原橋を渡る。長田橋よりは広いが離合が容易にできる程の幅ではない。橋の前後は多少広くなっているので離合はそちらで行う事ができる。西原橋を渡り終えてからも右にカーブして小高い山を東から北を経て西に回り込むように進む。道幅は1.5車線とこれまでよりも広くなっている。新上五島簡易裁判所付近からは緩やかな勾配を上る。走行した日は道路工事(側溝改良?)が行われていた。 |
30.茂串交差点からは普通の2車線道路 | 31.長崎r22蛤交差点 | 32.七目トンネル |
茂串交差点からはごく普通の対面2車線道路となっている。有川港と新上五島町役場を結ぶルートでもあり、交通量が多くなる。非常に緩やかな上り勾配でカーブも緩やかなので走りやすい道路状況と言える。家屋と店舗が混在している間を走っていると右にカーブしながら長崎r22蛤交差点を通過する。路線名の有川奈良尾線からも想像できるようにr22も有川港と奈良尾港を繋いでいる。ただし、カーブが多く狭路区間もあるので走りやすさはR384の方が上である。蛤交差点を通過してすぐに七目トンネルをくぐる。 |
33.浦浜トンネル | 34.長崎r32浦桑交差点 | 35.浦桑交差点からは上り勾配 |
七目トンネルを出ると少し下った後に上りに転じて潮目橋を渡り、再び下り勾配となる。海沿いの平坦な道路を少し走って緩やかな勾配を上って浦浜トンネルをくぐる。平成の大合併以前は有川町と新魚目町の境だった場所で、トンネルの両側の坑口にそれぞれ町境標識の“町”の文字を消したものが付けられている。浦浜トンネルを出ると以外に商業施設が多い場所を走っている。長崎r32浦桑交差点を通過する。上り勾配となり右に左に急カーブが連続している。 |
36.青方峠 | 37.青方峠の西も意外に急勾配 | 38.新上五島町役場の前を通過 |
急カーブ区間を抜けてからも上り勾配が続いて青方峠を越えると下りに転ずる。この峠は新魚目町と上五島町の町境だった場所で、有川町・新魚目町境と同じように“町”の文字が消された境標識が立っている。 青方峠からのやや急な勾配を下ると旧上五島町の中心部で現在の新上五島町の中心部に差し掛かる。町役場の前を通過するが、これはかつての上五島町役場をそのまま利用していると思われる。 |
39.長崎r170港橋交差点 | 40.中心部の西に左直角カーブあり | 41.海沿いを走る |
交通量の多い街の中心部を走っていると長崎r170港橋交差点を通過し、その先で左の直角カーブを曲がる。カーブの奥には海があり新上五島町の中心部の西端でもある。潮見橋と迎橋を渡って右カーブを曲がると上り勾配となり海沿いの少し高い位置を走る。海に沿って左にカーブした先で緩やかな勾配を下る。かつては青方港の相河フェリー乗場が国道沿いに合ったが、相河川の対岸に移転しているようである。周りに店もないフェリー港だが福岡港を発着するフェリーが寄港している。 |
42.三日ノ浦バイパスが建設中 | 43.相河郷集落内は1.8車線幅 | 44.相河郷と三日ノ浦集落の間にも狭路区間あり |
勾配を下り切った所で三日ノ浦バイパスの接続予定地点を通過する。バイパスは橋梁とトンネルを含んでおり、現道とは異なるルートで造られている。バイパス接続予定地点を過ぎるとセンターラインがなくなって道幅は1.8〜2.0車線とやや狭くなる。相河川の右岸を少し走った後にヘアピンカーブしながら橋を渡る。相河川の左岸に移ると上り勾配となり集落から離れる。 |
45.カトリック跡次協会 | 46.跡次集落 | 47.三日ノ浦バイパスの接続予定地点は交互通行規制中 |
三日ノ浦バイパスのトンネルの坑口付近の上を通過して左にカーブするとカトリック跡次協会の近くを通過する。五島列島には多くのカトリック教会があり、観光の目玉の一つとなっている。広狭が混在している跡次集落を通り過ぎると三日ノ浦バイパスの西側の接続地点を通過する。トンネルを出た直後に接続するようで現道も工事が行われており片側交互通行規制が敷かれていた。 |
48.三日ノ浦橋 | 49.今里郷集落は快走路 | 50.今里郷集落以降は上り勾配 |
バイパス接続予定地点を過ぎると改良された走りやすい2車線道路に変化する。三日ノ浦橋も近年架け替えられたようで舗装や欄干がまだ新しかった。三日ノ浦橋を渡り終えて緩やかな勾配を上った先に三日浦憩いの広場という駐車スペースを通過する。その後しばらくは細長い湾に沿って走る。湾の向こう側に小学校のある集落が見えるが、国道沿いの家屋はほとんどない。大きく右にカーブして湾の南端を過ぎると緩やかな勾配を上る。 |
51.今里トンネル | 52.西海国立公園に入る | 53.道土井湾沿いを快走 |
緩やかだが長い勾配を上っていると今里トンネルをくぐって下りに転ずる。緩やかな左カーブを曲がっていると西海国立公園に入る。入ったと言っても五島列島や平戸島等にいくつか存在する国立公園の敷地のひとつであり、かなりの範囲に渡って広がっている。海を見ながら緩やかな勾配を下っていると平坦になり、海沿いを快走する。 |
54.旧若松町に入る | 55.旧道との高仏交差点とこんぴらトンネル | 56.荒川集落 |
海沿いを走っていると旧若松町に入る。若松島という名称の島があるのでその島=若松町と思っていたが、中通島の一部も若松町域だったようである。道土井湾に沿って南下していると湾から離れると同時に旧道との交差点を通過し、こんぴらトンネルに入る。旧道の沿線にも集落が存在しており、高速船が寄港する郷ノ首港もある。こんぴらトンネルを出た直後に旧道との合流して再び海沿いを走る。大きく右にカーブして荒川集落を通り過ぎる。 |
57.荒川トンネル | 58.湾に沿っているためダム湖畔のように見える | 59.海沿いながら急勾配箇所あり |
荒川集落を過ぎると緩やかな勾配を上って荒川トンネルをくぐる。海沿いを走っているものの湾内という事もあって海の向こうに陸地が見えるため海沿いというよりもダム湖畔を走っているような感じがする。海岸線に沿っていくつかの急カーブを曲がりながら意外にアップダウンのある2車線道路を走る。 |
60.アップダウンが多い | 61.大浦交差点 | 62.大浦トンネル |
中ノ浦集落の南部でカトリック中ノ浦教会の前を通過し、緩やかにアップダウンしながら一時的に内陸部を走る。湾の最奥付近を走っていると町道との大浦交差点を通過する。その後は緩やかな勾配を上った後に大浦トンネルをくぐる。大浦トンネルにも旧道が存在しているが、なぜかウォッちずでは未だに国道色に塗られている。 |
63.中五島高校の下を通過 | 64.長崎r46交差点 | 65.「佐尾11km 奈良尾5km」 |
大浦トンネルを出て海沿いになった所で中五島高校の下を通過する。高校が立地している割に周辺には大きな集落は存在しない。高校のすぐ近くに桟橋らしきものがある事から若松島等から船で通学している生徒もいるのかもしれない。高校から南は少し内陸に入り、山間部を走っているような雰囲気になる。アップダウンとカーブを繰り返しながら走っていると長崎r46交差点を通過する。r46自体は隣の若松島まで指定されていないが、以降は長崎r169を利用する事で若松島を横断して有福島と日島まで行く事ができる。r46交差点以降も内陸部を走っておりしばらく海が見えない風景が続く。 |
66.旧奈良尾町に入る | 67.白魚峠の南側にはヘアピンカーブあり | 68.勾配は緩やか |
アップダウンを繰り返しながらカーブの多い2車線道路を走っていると白魚峠を越えて旧奈良尾町に入る。峠の南側の勾配も比較的緩やかだが1ヶ所ヘアピンカーブがある。ヘアピンカーブ以降も緩やかな下り勾配が続いている。 |
69.長崎r22交差点 | 70.標高7,80m付近を走っている | 71.下り8%勾配 |
下り勾配を走っていると長崎r22交差点を通過して上り勾配に転ずる。その後は比較的海に近い場所を走っているが標高は70〜80mと高く時折海面や福見鼻や萱場崎などが視界に入る。晴れていれば本土も見えそうである。奈良尾港の北で右にカーブして8%の急勾配を下る。 |
75.奈良尾港フェリーターミナルビル | 76.フェリー乗船車両待機場 | 77.奈良尾港を出港 |
中通島(奈良尾港)〜福江島(福江港)の間は海上区間となっており、佐世保港〜有川港と同様に九州商船のフェリーが就航している。ただし、佐世保港を発着する便とは別系統で長崎港〜奈良尾港〜福江港(奈留港に寄港する便もあり)間を結んでいる航路の一部である。奈良尾港は途中で寄港する港であり、乗船方向が通常とは異なる。奈良尾港で下船する車両が下りた後にバックで乗船する事になる。No.76の写真ではコルトは右を向いて停まっているが、バックで乗船するため本来は左を向いた状態で停めなければならない。乗船券を購入後に前後を逆に停めるようにとの指示がありました。以上の事は看板等に表示されておらず、初見で前進駐車が正しいと気付くのは無理からぬことである。 |
国道384号 part3 |