国道378号
part1

R56伊予警察署前交差点〜R197交差点
伊予市→大洲市→八幡浜市

1.R56伊予警察署前交差点 2.ごく普通の対面2車線道路 3.愛媛r22伊予農高北交差点を左折
 愛媛県伊予市の中心部の北部の伊予警察署の西に位置するR56伊予警察署前交差点がR378の起点であり、ここからおおむね海に沿った場所を通りながら宇和島市に向かう。伊予警察署前交差点から西に約200m進むと愛媛r22との伊予農高北交差点を左折する。ごく普通の対面2車線道路である。

4.伊予農高北交差点からも対面2車線道路 5.愛媛r215伊予市駅前交差点 6.市道の跨線橋の下を通過
 伊予農高北交差点からも対面2車線道路が続く。伊予農業高校の東にだけは歩道が設置されているが、未設置の区間が多く若干の走りにくさを感じる。緩やかに右にカーブした後に市道との銀杏通交差点を通過し、さらに走ると伊予市役所の西側を通過する。
 右側に伊予鉄道郡中線が接近してきて、郡中港駅の真ん前で愛媛r215伊予市駅前交差点を通過する。交差点名称の由来となって伊予市駅はJR予讃線の駅であり、すぐ東にある。伊予鉄道とJRの駅に挟まれた場所だが、駅周辺の喧騒はあまり感じられない。左側に予讃線が並走した状態を走っていると市道の跨線橋兼跨道橋の下をくぐる。

7.宮ノ下交差点 8.市街地を離れると快走路になる 9.豊永橋以南は山裾を走る
 JR予讃線に沿って大きく左にカーブしながら市道との宮ノ下交差点を通過する。この辺りからは沿線の建物が少なくなり市街地を脱したと言えるだろう。S字カーブを通過した後は予讃線から少し離れた位置を南下する。予讃線の向こう側にはR56が走っており、そのためR378の交通量が少ないものと思われる。R56とを繋ぐ市道との中村交差点を過ぎると交通量が増える。森川に架かる豊永橋を渡るとやや急な左カーブを曲がり、その後は緩やかな上り勾配となる。

10.銭尾峠の南を通過 11.清掃センターの前に左ヘアピンカーブ 12.急勾配を下る
 緩やかなカーブを描く緩やかな上り勾配を走っていると銭尾峠を越える。と言っても厳密に言えば峠は旧道にあり、バイパスが越えるのは銭尾峠とは言えないかもしれない。峠(?)を越えてからは緩やかな勾配を下って行くが、大きく右にカーブしている辺りから勾配がきつくなり、清掃センターの前で左にヘアピンカーブを曲がる。その後もやや急な下り勾配が続く。

13.海沿いを走る 14.海面との高低差も小さい 15.小網集落
 右カーブを曲がってから程なくして前方に海が見えてくる。左にカーブして以降は海岸線沿いを走る。海との距離も近く、また海面との高低差が小さいため、強風時には波飛沫が路面に届く可能性がある。高野川集落からは山側にJR予讃線が並走しているが、少し高い位置にあるため国道からは見えにくい状態である。

16.愛媛r221双海駐在所交差点 17.道の駅「ふたみ」 18.愛媛r243交差点
 旧双海町の中心部に入ると上灘川を渡った後に愛媛r221双海駐在所交差点を通過する。交差点からすぐに道の駅「ふたみ」を通過する。道の駅の敷地の中ほどで愛媛r243交差点を通過し、伊予上灘駅付近は国道より少し高い位置を並走している。

19.伊予市双海町大久保甲 20.左折すれば下灘駅に行ける 21.愛媛r54交差点
 道の駅を通過してから少し走ると周囲の建物が少なくなる。JR予讃線と並走しながら海岸線に沿った2車線道路を快走する。交通量は少なく速いペースで流れているが、海水浴シーズンはもう少し交通量が多いのかもしれない。下灘駅付近を通過してから程なくして愛媛r54交差点を通過する。r54交差点は下灘駅と串駅のちょうど中間だが、周辺には多くの家屋が建っている。

22.串駅付近を通過 23.「八幡浜31km 長浜7km」「三崎港61km」 24.大洲市に入る
 串駅付近を通過し、海岸線沿いの2車線道路と淡々と走る。案内標識にR378の行き先である八幡浜と長浜(大洲市長浜町)に加えてR197の行き先である三崎港が付加されている。
 横松郷川という小さな川を渡ると大洲市に入る。山寄りにJR予讃線の喜多灘駅があるが、市境を跨いでおりホームには境を示す線と市名が描かれている。大洲市に入った直後にゆうやけこやけライン休憩所が設置されており、広くない駐車スペースにベンチと2段の展望台が置かれている。

25.「高波注意 夜間早朝路面凍結注意」 26.「高波」 27.どちらもJR予讃線のトンネル
 大洲市に入ってからも道路状況に変化はなく、海岸線に沿った走りやすい2車線道路が続いている。ただし、海面との高低差が小さい場所もあり、高波に注意を促す標識がいくつか立っている。貝垣川を渡ってからは海側に埋立地(?)があるため海岸線沿いではなくなる。

28.大洲市長浜町晴海 29.旧長浜町の中心部の手前に左直角カーブ 30.伊予長浜駅の前を通過
 工場や倉庫のある埋立地(?)とJR予讃線の間を走っていると旧長浜町の中心部に差し掛かり、左の直角カーブを曲がる。そのすぐ先で伊予長浜駅の前を緩やかに右にカーブしながら通過する。JR予讃線は肱川の右岸を内陸に向かうため、以降は並走状態ではなくなる。

31.愛媛r24交差点 32.左直角カーブ 33.火あり直角カーブ以降は歩道あり
 伊予長浜駅前のカーブのすぐ先で愛媛r24との交差点を通過する。長浜港の南を走っていると市道が交差している左直角カーブを曲がる。右折の市道を走れば伊予長浜駅の北の直角カーブに行けそうな気がしないでもないが、それぞれで交差している道路は繋がっていない。左直角カーブからは旧長浜町の中心部の西部を南進する。

34.新長浜大橋 35.愛媛r43交差点 36.「八幡浜25km 伊方25km 八幡浜(保内)20km」
 緩やかな勾配を上った後に新長浜大橋で肱川を渡る。橋の中央部が最も高い構造であり、南側は下り勾配となっている。上流に架かっている長浜大橋が開閉橋なので船舶の通行を考慮しての事だろうか。
 新長浜大橋を渡り終えてからは海岸線沿いを走り、程なくして愛媛r43交差点を通過する。r43の路線名は長浜中村線というが、この中村は高知県の旧中村市ではなく大洲市内にある中村を指している。また、伊予長浜駅の近くで交差した愛媛r24の路線名は大洲長浜線と言う。r43、r24どちらも旧長浜町中心部と大洲市中心部を結ぶ県道だが、前者は肱川の左岸を、後者は右岸を通っている。道路状況はr24の方が良好なようである。

37.異常気象時通行規制区間 38.須沢大橋 39.愛媛r240交差点
 集落が途切れた海岸線沿いの2車線道路を走っていると異常気象時通行規制区間に入る。海の近くのため強風時に規制が掛かるのを想像するが、強雨時に落石等の危険があるためとなっている。時間雨量が40mm、連続雨量が200mmを超えると規制が掛かる。
 1km程度の短い規制区間が終わると長浜町須沢集落を通過するが、海上に架けられた須沢大橋で集落をパスしている。その後しばらく集落が途切れた状態が続き、長浜町櫛生集落の手前で右にカーブしながら愛媛r240交差点を通過する。交差点の形状やルートからしてr240の一部はR378の旧道と思われる。

40.集落のない場所でも快走路 41.大洲市長浜町出海 42.八幡浜市に入る
 大きく左にカーブしながら長浜町櫛生集落を通り過ぎると緩やかな勾配を上り、海面からやや高い位置を走る。海沿いを走っているという状況は変わらず、快適なシーサイド国道が続く。長浜町出海集落の海寄りを通り過ぎ、海岸線沿いを走っていると市境を通過して八幡浜市に入る。市境付近も標高は10m強とやや高い位置を走っている。

43.「三崎港44km 八幡浜15km」 44.小谷橋 45.アップダウンが多くなる
 八幡浜市に入ってからも2車線快走路が続いているが、緩やかながらアップダウンを繰り返すようになる。小谷橋を渡って左にカーブした後は保内町磯崎集落に向かって勾配を下る。

46.上り6.3%勾配 47.磯崎トンネル 48.「強風注意」
 保内町磯崎集落を過ぎると6.3%の勾配を上り、磯崎トンネルをくぐる。トンネルを出る手前から右カーブとなり、出た後もカーブしている。カーブが終わると7%の勾配を上る。強風注意の警戒標識が立てられているが、橋上ではない点を考えると相当強い風が吹くのだろうか。

49.喜木津トンネル 50.愛媛r255交差点と瞽女トンネル 51.緩やかな勾配を下る
 海岸線より少し内陸に入った場所を走っていると喜木津トンネルと瞽女トンネルを相次いでくぐる。トンネルの間には愛媛r255との交差点が2ヶ所あり、喜木津トンネルに近い方はR378伊予方面と、瞽女トンネルに近い方はR378八幡浜市街方面と接続している。瞽女トンネルを出ると宮内川の流域を緩やかに下って行く。

52.「三崎港36km 八幡浜7km」 53.意外に交通量は少ない 54.R197交差点を左折
 交通量が少なく走りやすい2車線道路を淡々と下って行く。新枇杷谷橋と新両池橋を相次いで渡った後に短い上り勾配を通過する。その後再び下り勾配となるが、すぐにやや急な上り勾配となり、上り切った所でR197との交差点に突き当たる。R378は案内標識に表記されてないが、左折してR197との重複区間を大洲・八幡浜方面に進む。

55.愛媛r249宮内交差点 56.R197名坂道路との保内IC 57.R197現道との重複が続く
 R197交差点からの緩やかな勾配を下った後に平坦な道路を走っていると宮内橋を渡って左カーブの先で愛媛r249宮内交差点を通過する。少し東に進んだ所で旧道との交差点を通過し、山崎橋の東詰でR197名坂道路との保内ICを通過する。インターチェンジを名乗っているものの北側の区間が供用されておらず、2018年1月の時点ではただの平面交差点である。名坂道路は無料で通行できるため以降は交通量が減少すると踏んでいたが、意外にも交通量が多いままであった。

58.愛媛r28交差点 59.狭苦しい2車線道路を走る 60.名坂トンネルは歩道トンネル付き
 カーブしているほぼ平坦な2車線道路を走っていると愛媛r28交差点を通過する。r28はR197&R378の旧道に当たるが、その区間は200m程で以西の区間は市道になっている。r28交差点の直後に右にカーブして勾配を上って行く。標高65mの名坂峠の下に掘られた名坂トンネルはラジオが再送信されているものの、内部はセンターラインがなく乗用車と大型車との離合は困難で、大型車同士の離合は不可能と思われる。歩行者や自転車は西側の名坂歩道トンネルを通行する。

61.名坂道路の大平高架橋 62.斐光橋の下を通る 63.R197名坂道路との八幡浜IC・愛媛r249大平交差点
 名坂トンネルを出てすぐにS字カーブを描きながら勾配を下ると前方にR197名坂道路の大平高架橋が見えてくる。橋の下を通ると名坂道路と少し並走した後に斐光橋の下を通って右にカーブした所でR197名坂道路との八幡浜IC/R197現道・愛媛r249大平交差点を通過する。2018年1月時点の名坂道路は保内IC〜八幡浜ICの一区間しか開通していないが、こちらはインターチェンジを想定した構造となっている。また、2度目の交差であるr249は概ね海沿いを走っている県道である。

64.愛宕山トンネル 65.緩やかなカーブを描く勾配を下る 66.R197・R380・愛媛r27江戸岡交差点
 大平交差点から緩やかな勾配を上るとすぐに愛宕山トンネルに入る。トンネルを出ても下り勾配が続いており、緩やかなS字カーブを曲がった先でR197R380・愛媛r27江戸岡交差点を通過する。R197が左折して松山・大洲方面に進み、R378は直進して宇和島方面に進む。案内標識に表記されてないR380はR197大洲方面に重複している。

国道378号 part2