国道369号
part2

R25針インター交差点〜R368敷津交差点
奈良市→宇陀市→曾爾村→御杖村

48.針インター交差点以南も2車線道路 49.奈良r781白石交差点 50.ローカル快走国道を走る
 名阪国道の針ICに接続している針インター交差点からも対面2車線道路が続いている。幹線道路たる名阪国道とのインターを通過しているせいもあって交通量はやや多い。奈良r781白石交差点を過ぎると沿線の家屋は少なくなり、見通しが良く走りやすい道路状況が続く。

51.集落が途切れる 52.香酔峠を越えると宇陀市 53.北向き車線には登坂車線あり
 笠間川に沿って走っていると上り勾配となり香酔峠を越えて宇陀市に入る。峠の奈良市側は緩やかな勾配だったが、宇陀市側の勾配がややきつくヘアピンカーブを含む急カーブもある。それゆえか北向き車線には登坂車線が設けられている。

54.集落に入っても下り勾配が続く 55.榛原バイパスとの交差点は右斜め前方の現道へ進む
 香酔峠からの勾配を下り続けていると集落に差し掛かり、新興住宅地の東で榛原バイパスとの交差点に至る。案内標識を見ると道なりに左へ進む道路だけがR369であるかのような表現だが、右斜め前方に進む道路もR369である。前者は榛原バイパスで後者は現道である。今回は現道へ進んでいる。

56.福地交差点まではセンターラインなし 57.R165・R370福地交差点を右折
 榛原バイパスとの交差点からはセンターラインのない1.8車線幅道路とやや狭くなる。約200m進むとR165R370福地交差点に突き当たる。案内標識にR369とR370が表記されてないが、どちらも右折して橿原・桜井方面のR165に重複している。

58.R165・R370重複区間 59.R165・R370萩原交差点を左折 60.近鉄大阪線を挟んで3本の国道が交差
 福地交差点からはR165・R369・R370重複区間となっているが、おにぎりはR165しか設置されていない。近鉄大阪線に沿って約600m走るとR165・R370萩原交差点に突き当たる。ここでR165は北に伸びて桜井方面に、R370は左折した直後の近鉄のガードの南を南西に伸びて大宇陀方面に、そしてR369はR370とともに左折して近鉄のガードの南を南東に伸びて御杖方面に進む。その他市道も交差している萩原交差点は信号の切替タイミングによって交通を捌いているため、それぞれの待ち時間は長めで流れが悪い事が多い。R369針方面〜R369御杖方面の往来は榛原バイパスを利用すれば萩原交差点をパスできる。

61.萩原交差点の直後は1.8車線幅 62.R369榛原バイパスとの交差点 63.内牧川に沿って走る
 萩原交差点からは単独区間となり、1.8車線幅のやや狭い直線道路を走る。宇陀川に架かる橋まで狭いが橋を渡り終えるとセンターラインのある2車線道路になる。宇陀川の右岸を走っていると榛原バイパスとの交差点を通過する。榛原トンネルを含むバイパスを走れば、前述の通り萩原交差点を通らずに曾爾・御杖方面に行く事ができる。室生湖に至る市道との交差点を通過して少し走ると宇陀川の支流の内牧川の左岸を走るようになる。

64.キロポストが540!? 65.奈良r218交差点 66.カーブは多いが概ね快走可能
 内牧川の流域をカーブの多い2車線道路で走る。アップダウンを繰り返しているが勾配は緩やかで走りやすい道路状況と言える。曾爾村に至る幹線ルートのひとつだが交通量は極めて少ない。奈良r218交差点付近からは進行方角が東になるが、道路状況や周辺の風景などに変化はなく淡々と2車線道路を走る。

67.栂坂峠まで上り勾配 68.弁財天トンネル旧道との交差点 69.弁財天トンネル
 内牧集落を通り抜けると集落が途切れて上り勾配となる。とは言え勾配は緩やかでセンターライン付きの2車線道路なので走りにくさは感じられない。弁財天トンネルの手前では左側に道路が交差しているが、この道路はR369の旧道である。旧道には奈良r28が交差しているため閉鎖されていない。一部の地図では旧道を国道扱いしているが、スーパーマップルでは東側を県道として表記している。

70.奈良r28(R369旧道)と交差 71.奈良r28(R369旧道)が分岐。奥に見えるのは石楠花トンネル 72.栂坂トンネル
 弁財天トンネルを出ると旧道の奈良r28と交差し、100m強重複して室生方面に分岐する。この室生方面のr28もR369の旧道に当たるが、約1.0km進んだ辺りで本来のr28と旧国道に別れる。スーパーマップルでは栂坂峠旧道を国道として表記しているが、現地の案内標識はr28として扱われている。全長1827mの栂坂トンネルは市村境でもあり、トンネルの東は曾爾村である。

73.左側に旧道が走っている 74.峠からの勾配を下り続ける 75.奈良r81交差点を右折
 栂坂トンネルを出ると左側に旧道が並走しており約400m先で合流する。こちらは村道に降格しているためか案内標識は設置されていない。なお、栂坂峠の旧道は一部狭い箇所があるものの強烈な酷道という訳ではない。
 栂坂トンネルからは下り勾配が続く。山粕川に沿って見通しの良い2車線道路を淡々と下って行く。右の急カーブの前後で山粕川を4回渡ってから奈良r81との交差点を右折して松阪・御杖方面に進む。ここまで来てようやく終点の松阪の名が出てくる。

76.道路情報板には積雪・凍結時の注意を表示 77.御杖村に入る 78.奈良r31交差点
 奈良r81交差点からも走りやすい2車線道路が続く。蛇行する青蓮寺川の左岸に沿っていくつかのカーブを通過しながら走っていると村境を越えて御杖村に入る。御杖村に入ってからも青蓮寺川沿いという状態は変わらない。意外にも村境からさほど離れていない場所で最初の集落を通り抜けており、人里離れた山奥のイメージとは一線を画す。奈良r31との信号機のない交差点を通過するが、このr31は東吉野村との境が分断されている。

79.奈良県内の大部分は奈良まほろばサイク∞リングに指定されている 80.土屋原トンネル 81.奈良r783交差点
 蛇行する青蓮寺川とは異なりR369の線形は良好である。アップダウンしているものの整備された2車線道路のため走りやすい。やや急な上り勾配を走っていると土屋原トンネルをくぐり、それを出てから奈良r783交差点付近まで緩やかな勾配を下る。このr783も南の三重県松阪市との県境が分断されている。

82.桜峠 83.御杖村役場の前を通過 84."野生"の鹿に注意
 奈良r783交差点からは青蓮寺川の支流の笹及川沿いを走る。緩やかな勾配を上っていると桜峠を越える。景色も見えず何の特徴もない峠だが意外にも標高は560mもある。桜峠を越えてすぐに御杖小学校の前を通過し、村の中心部まで緩やかに下る。村役場を通過してすぐに菅野川を渡るが、以降は上り勾配となる。

85.牛峠 86.トイレ・休憩所 87.下り7%勾配
 バイパス然とした切通しの谷筋を走っていると牛峠を越える。この峠の標高も560mである。牛峠以東の下り勾配は7%と数値の上では急勾配の範疇だが、整備された2車線道路のため車両であればさほど苦もなく走る事ができる。左に大きくカーブして山裾を走り、右にカーブした先で神末川を渡る。

88.上り8%勾配 89.下り7%勾配 90.R368・R422敷津交差点を右折
 神末川を渡ってからは上りとなるがその勾配は8%と急である。が、この上りも整備状況の良さから数値よりも緩やかに思える。名もない峠を越えると7%勾配を下る。この下り勾配も…(以下略)。
 緩やかに左にカーブしながら勾配を下り切った所でR368R422敷津交差点に至る。交差点の西には道の駅「御杖」が立地しており、交差点が出入口となっている。案内標識にR369は表記されていないが、右折して松阪方面に進む。交差点の北の名張方面はR368・R422が重複、南はR369単独、そして東はR368・R369・R422の3国道が重複している。なお、R369はこの先終点まで表に出てくる事はなく、この敷津交差点が実質的な終点と言える。

国道369号 part3