国道360号
part3

R471宮川町交差点〜天生峠
飛騨市

109.岐阜r483交差点を右折 110.R472のおにぎりは設置されていない 111.JR高山本線の番場踏切
 R471R472宮川町交差点を右折した直後に宮川に架かる落合橋を渡り、その西詰で岐阜r483との交差点に突き当り、右折して天生峠方面に進む。左折がr483のはずだがウォッちずでは県道扱いされておらず、現地の案内標識にもヘキサは表記されていない。もっとも案内標識では左折する道路がある事すら表記されていない。
 r483交差点からは2.0車線幅の道路で宮川の左岸を走り、左にカーブしてJR高山本線の番場踏切を通過する。これより南の高山本線はR471やR41に並走しており、この踏切がR360と高山本線の最南端の交差ポイントである。

112.岐阜r483交差点 113.飛騨市河合町角川 114.「R471楢峠 富山県側通行止」
 番場踏切を通過してすぐに岐阜r483交差点を通過し、角川橋を渡る。角川橋の下を流れている川は宮川の支流のひとつの小鳥川であり、以降はこの小鳥川の流域を走る。緩やかな上り勾配のS字カーブを通過し、旧河合村の中心部を走る。周囲の家屋は多くセンターラインのない道路状況だが、道幅は2.0車線程度あり直線的なのでさほど走りにくさは感じない。

115.旧河合村の中心部を走る 116.R471・R472河合町交差点
 旧河合村の中心部を走っていると次第に沿線の家屋が少なくなる。小鳥川に二ッ屋谷が注ぐ辺りでR471・R472河合町交差点を通過する。R360には天生峠が案内されているが、R471・R472には地名が表記されていない。これは県境を含む楢峠区間の通行止が多い事に無関係ではないだろう。

117.新上村橋 118.小鳥川の左岸を走る 119.中澤上集落
 河合町交差点の直後に新上村橋を左にカーブしながら渡る。2.0車線幅程度の道路を走っているとさらに狭くなり1.8車線程度の幅となる。山間部の川沿い道路だが勾配は非常に緩やかで急カーブもない。

120.小鳥川との高低差は大きい 121.保木集落 122.羽根集落内は若干狭い
 南側を流れる小鳥川との高低差は2,30m程あるため川に沿って走っているという印象はあまり持てない。保木集落は2.0車線幅なので狭いと感じないが、次の羽根集落からはやや狭い1.8車線幅道路である。とは言え、交通量は非常に少ない区間なので特別走りにくい状況ではない。

123.集落が断続的に続く 124.上新橋 125.おにぎりの数字が消えかけている
 千島集落を走っていると左にカーブした先で上新橋を渡って右カーブを曲がる。橋上及びその前後は1.5車線幅と狭い。以降は小鳥川の右岸を走っているが、しばらく集落が途切れた状態となり、道幅も決して広いとは言えない。

126.広狭が混在している 127.ロックシェッドあり 128.元田集落
 小鳥川の右岸を走っている区間は1.8〜2車線の広狭が混在しているが、交通量が少ないせいもあってさほど走りにくさは感じない。右カーブを曲がってロックシェッドをくぐった後に元田集落を通過する。

129.元田集落の西にもロックシェッドあり 130.荒田集落 131.岐阜r75交差点
 元田集落を通り過ぎてからロックシェッドを1つ通過するが、こちらはセンターライン付きの2車線道路である。荒田集落に入り、左にカーブしながら岐阜r75交差点を通過してやや急な勾配を下る。

132.小鳥川を渡る 133.「白川村方面(国道360号) 大型車(長さ8.0mをこえる車) 通行不能」 134.市道とのY字路を右方向へ進む
 岐阜r75交差点からの勾配を下り切った所で小鳥川に架かる橋を渡り、左にカーブした後は上り勾配を走る。橋上は離合できない1.0車線幅だが、それ以外は1.5〜1.8車線程度なので強烈に狭い訳ではない。天生集落に差し掛かった所で市道とのY字形状の交差点となるが、R360は右方向へ進む方である。案内標識におにぎりが表記されていないので戸惑うかもしれないが、そのすぐ傍のおにぎり下の補助標識の矢印が右方向を指しているのでルートミスする可能性は低いだろう。誤って市道に進んでしまうとr75に出てしまう。

135.天生集落 136.集落内のヘアピンカーブ付近に片側交互通行規制箇所あり 137.「天生峠 通行注意」
 Y字路を過ぎてすぐに左ヘアピンカーブを曲がり、集落内を走っていると右ヘアピンカーブ、そして左ヘアピンカーブを曲がって一気に標高を上げる。最後の左ヘアピンカーブ付近では工事が行われていたため片側交互通行規制が敷かれていた。天生集落の家屋が途切れる直前に道路情報板が設置されており、そこには「通行注意」とだけ表示されており通行止でない事が確認できた。

138.天生峠の飛騨市川の閉鎖地点 139.通行に注意を促す看板が立てられている 140.雨量通行規制の閉鎖用ゲート
 家屋が途切れた所で右側に大きな看板が立てられており、そのすぐ脇にA型バリケードが置かれている。「国道360号 天生峠」と書かれた下に道路情報の磁石シートが貼られる仕様だが、通行止の際にはA型バリケードが路上に設置される。
 仮設バリケード地点を過ぎると勾配がややきつくなるが急勾配と言う程ではない。いくつかのカーブを曲がった後に右ヘアピンカーブを曲がり、その先に雨量通行規制の閉鎖ゲートが設置されている。手前の看板によると連続雨量60mm超で通行注意、連続雨量80mm超もしくは時間雨量30mm超で通行止となる。簡易バリケード及び閉鎖用ゲートの手前には特に転回スペースは設置されていない。

141.ガードレールの再設置工事が行われた模様 142.路面の堆積物があるが舗装状態は安定している 143.左ヘアピンカーブで沢を渡る
 閉鎖用ゲートを通過してすぐに左ヘアピンカーブを曲がるが、その後のカーブは緩やかなものとなる。勾配も意外に緩やかだが、標高は既に600mを超えている。道幅は1.5〜1.8車線幅だが、ガードレールが道路中心側に移設されている箇所がある。まだ新しい事から設置されたのはごく最近と思われる。雪解け後も通行止が解除されなかったのはガードレールを設置する工事を行っていたのだろう。工事による通行止が解除されたのが9月25日で、その2週間後の走行であり多少の堆積物は見られるが舗装の状態などは良好である。4ヶ所の連続ヘアピンカーブを通過して少し走ると比較的大きな沢に架けられた橋を左にカーブしながら通過する。

144.ガードロープの支柱がはみ出ているのが散見される 145.ガードレールのせいで狭くなっている 146.ガードロープも道路寄りに移設されている
 ガードロープが設置された区間もあるが、それも一部の支柱が建て替えられている。中には1本だけ道路中心側に替えられているのもあり、谷側を走っていると接触しないように注意しなければならなくなっている。ガードレールであれば1本単位で道路中心側に寄ってきている事はないが、複数の支柱に跨って寄っている箇所がある。要するの2018年の夏に行われた工事のせいで走りにくさが向上している。

147.木々が色付き始めている 148.「落石危険のため 駐車禁止」 149.ガードレールが移設されたせいで離合が難しくなっている
 標高1000m付近から断崖路の様相が濃くなるが、ガードレールもしくはガードロープの設置率は高く、転落の危険性は少ない。右、左と2ヶ所のヘアピンカーブを通過し、その辺りに駐車を禁止する看板が設置されているが、その理由は「落石危険のため」となっている。連続ヘアピンカーブ以降は道幅の狭い割合が増えるが、ガードレールが移設されたせいでさらに狭くなっている。

150.ガードレール工事の資材置き場を通過 151.所々におにぎりが設置されている 152.連続ヘアピンカーブ
 ガードレール工事の資材置き場になっている場所を通り過ぎると工事箇所もなくなるかと思いきや、工事が完了している箇所があった。また、ヘアピンカーブを含む急カーブが連続するようになり、勾配自体はさほど急ではないがヘアピンカーブで標高を上げる形になる。

153.標高は1150mを超える 154.送電線が見えてくると峠は近い 155.意外に走りやすい
 天生峠に近付くと道幅は1.5〜2.0車線幅と多少広くなるが、カーブが多いため走りやすい道路状況とは言い難い。高圧電線の下をくぐってから程なくすると急カーブが一旦落ち着いて若干走りやすくなる。

156.薄暗い箇所はほとんどない 157.公衆トイレの前を通過 158.天生峠
 酷道にありがちな薄暗く鬱蒼な雰囲気はほとんど感じられないのが天生峠区間の特徴と言える。河合町交差点から約17.5km、岐阜r75交差点から約9.8km走り、右急カーブを曲がった先で天生峠を越えて白川村に入る。峠の手前には7,80台程度の乗用車が停められる駐車場と公衆トイレが設置されいる。県立天生自然公園として整備されており、物産店もあるようで、登山や散策の基地としての需要があるようだ。当然ながらR360が冬季閉鎖されている期間は利用できない。

国道360号 part4